Macユーザーの方で、OS次第ではまだ利用している人がいる日本語入力エンジン「ことえり」とはどういったものなのかを紹介してきます。日本語入力エンジン「ことえり」の使い方や設定方法を紹介していくので、ことえりを利用しているユーザーは参考にしてみてください。
そもそもMacで利用できる日本語入力エンジン「ことえり」とは何なのでしょうか?本記事冒頭の本章では、Macの日本語入力エンジン「ことえり」とはどういったものなのかについて紹介していきます。
「ことえり」とは、AppleのOS(オペレーションシステム)の日本語版にインストールされていた日本語入力プログラムの名前です。mac OS XのMavericks以前のバージョンにインストールされており、mac OS XのYosemiteからは、あたらしい「日本語IM」と呼ばれる日本語入力エンジンがインストールされています。
「ことえり」の由来 | 【源氏物語】の一巻・帚木にある「文を書けど、おほどかに言選りをし」 から由来しており、言葉を選択するという意味を持っています。 |
前にも述べた通り、日本語入力エンジン「ことえり」はMac OS専用の日本語入力エンジンとなっており、Windowsパソコンにはインストールされていない日本語入力エンジンです。
Mac OS ver.8から新たにインストールされた「ことえり2」では、辞書や固有名詞分野において、サードパーティ製品の上回ったものの、入力される文脈から適切な単語が変換できないなどの問題が続いていました。その後Mac OS X ver10.0から搭載された「ことえり3」からは単語変換にAI機能を導入し変換効率が大幅に向上したという背景を持っています。
「ことえり4」がローンチされ「アイヌ語」が入力できるようになり、話し言葉・「関西弁」などの方言の入力が可能になり、キーボードショートカットを使った関連文字への変換機能を搭載し、これまでの「ことえり」の評価を覆したという背景があります。
2014年10月に公開されたOS X Yosemite(OS X バージョン10.10)からは、
日本語入力プログラム・日本語IM (Japanese Input Method)に置換えられて、ことえりは終了しました。
「ことえり」が利用できるのは、Mac OS X Yosemite以前までのOSバージョンとなっています。本記事では「ことえり」の使い方や設定方法を紹介しますが、OS X Yosemite(OS X バージョン10.10)以降のOSバージョンにはインストールできないので覚えておきましょう。
続いて本章では、「ことえり」の使い方とはどのようにしたらよいのかという疑問に答えるべく、「ことえり」の使い方や設定方法を紹介していきます。
「ことえり」の使い方を解説する前に、入力エンジンソースから「ことえり」を有効に設定しておく必要があるので、設定方法を確認しておきましょう。
ことえりの設定方法1 | 画面上部の「Appleアイコン」をクリックしてください。 |
ことえりの設定方法2 | 表示されるメニューから「システム環境設定」を選択します。 |
ことえりの設定方法3 | 「言語とテキスト」>「入力ソースタブ」を選択してください。 |
ことえりの設定方法4 | 入力ソース一覧に「ことえり」があるので チェックを入れて有効にします。 |
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