iPhoneは便利なツールですが、インターネトに繋がらなければ用途は非常に限られてしまいます。iPhoneがWi-Fiに接続できないというのは、死活問題とも言えます。今回はiPhoneがWi-Fiに接続できない原因を追跡し、その対処法について詳しく解説します。
iPhoneやiPadがWi-Fiに接続できないというのは、今や死活問題です。インターネット接続をせずに、どれだけのiPhoneやiPadの機能を活用できるか想像してみてください。通話機能、電卓、連絡先、写真や動画撮影など確かにWi-Fiへの接続なしでも活用できるアプリはあります。
しかし日頃iPhoneで頻繁に利用する機能やアプリは、SNS、ネットサーフィン、メールなどではないでしょうか。Wi-Fiへの接続ができなければ利用できない機能やアプリはほかにもたくさんあります。そんなiPhoneに不可欠なWi-Fiに接続できないという問題がユーザーから聞かれることがあります。原因は一体何なのでしょうか。
どんな対処法があるのでしょうか。
iPhoneやiPadがWi-Fiに接続できない原因は、大きく2つに分類できます。1つはiPhoneまたはiPadそのものに問題がある場合、もう1つはWi-Fiルーターに問題がある場合です。まず考えたいのは、iPhoneやiPadといったデバイスに問題の原因がある場合です。
iPhoneやiPadなどのデバイスがWi-Fiに接続できない原因である場合、考えられる原因はiPhoneやiPadなどのデバイスの設定、入力したパスワードが異なる、インターネット未接続などのイージーミスです。しかし原因の中には「不具合」というものもあります。この「不具合」には何十種類もの原因が関係しています。
こうしたテクニカルな問題が原因でWi-Fiに接続できない場合は、問題の確認ができ次第、対処法を探す必要があります。
iPhoneやiPadがWi-Fiに接続できない原因で、もう1つ考えられるものはWi-Fiルーターに問題がある場合です。Wi-Fiルーターは、ローカルエリアネットワーク(LAN)とワイドエリアネットワーク(WAN)という2つの異なるネットワークを相互に接続させる役割を担います。
このWi-Fiルーターのおかげで、インターネット接続や、そこからWebサイトへのアクセスなどが行えます。Wi-Fiに接続できない問題としてWi-Fiルーターが関係している場合、考えられる原因は、設定が違う、機器との相性が悪い、機器の不具合などです。
またWi-Fiルーターの接続方法を変えたり、設定変更をしたり、配置を変えたりすると、その後Wi-Fiに接続できなくなることもあります。いつどのような状況でWi-Fi接続ができない状況が起こり始めたのか、確認する必要があります。
ここまでで、iPhoneがWi-Fiに接続できない原因は、iPhoneやiPadなどのデバイス側にある場合と、ネットワークの接続を担うWi-Fiルーター側にある場合の2つあることを紹介しました。ここでは具体的にデバイス側、Wi-Fiルーター側にある問題にどのように対処できるかを考えます。
まずデバイス側に問題がある場合の対処法から考えます。7つの対処法があるのでこれから1つずつ紹介します。
デバイス側に原因がありWi-Fiに接続できない場合に行える対処法の1つ目は、Wi-Fiのオン・オフを切り替えることです。iPhoneやiPadのWi-Fi接続をオフにし、その後オンにすると、不具合が軽ければリセットされます。
それで、一時的にiPhoneやiPadのWi-Fiが不具合を起こしている場合は、一度接続されているWi-Fiからデバイスを切り離し、もう一度接続を試みることにより、改善を図りましょう。Wi-Fiのオン・オフを行う方法は以下の通りです。iPhoneを開き「設定」→「Wi-Fi」→「Wi-Fi」と進みオン・オフを行います。
デバイス側に原因がありWi-Fiに接続できない場合に行える対処法の2つ目は、機内モードを解除することです。海外旅行の際に、飛行機内で機内モードをオンにしたまま忘れてしまうことがあります。iPhoneやiPadの機内モード設定がオンになっていると、当然Wi-Fiに接続できなくなります。
機内モードの確認方法を説明します。iPhoneのホーム画面を指で下から上にスワイプします。コントロールセンターが表示されますので、その画面にある「飛行機」のマークがオフになっていることを確認してください。
デバイス側に原因がありWi-Fiに接続できない場合に行える対処法の3つ目は、ネットワークの設定をし直すことです。Wi-Fiのネットワーク設定をした際、入力間違いや不具合があるとWi-Fiへの接続ができないことがあります。この場合、一度ネットワーク設定をし直すと改善が見られる場合があります。ネットワークの再設定の方法を説明します。
「設定」→「Wi-Fi」→「Wi-Fi」と進みます。「Wi-Fi」画面には、接続ができていないWi-Fiが表示されていますので、それをタップします。その後「このネットワーク設定を削除」→「削除」と進みます。その後他のWi-Fiに接続するか、再設定を試みます。
デバイス側に原因がありWi-Fiに接続できない場合に行える対処法の4つ目は、DNS設定を「8.8.8.8」に変更することです。DNSとは、IPアドレスとドメインを対応させ、相互解決を図るための仕組みのことです。Googleは無料サービスとして、パブリックDNSサービスを提供しています。
DNSのIPアドレスは「8.8.8.8」です。この「Google Public DNS」をiPhoneに設定することにより、ブラウジングのスピードアップが図れます。またWi-Fiの回線速度も上がります。設定方法を説明します。さきほどの「Wi-Fi」画面に戻ります。接続できないWi-Fiの右横にある「逆ビックリ」マークをクリックします。
その後「DNSを構成」→「手動」→「サーバを追加」と進みます。「DNSを構成」画面にある「DNSサーバ」欄に「8.8.8.8」を入力し「保存」をクリックします。
デバイス側に原因がありWi-Fiに接続できない場合に行える対処法の5つ目は、Wi-Fiパスワードの確認をすることです。単純なことではありますが、iPhoneやiPadに入力したWi-Fiのパスワードが違っていれば、Wi-Fiに接続できないのは当然です。
自宅のWi-Fiルーターに背面か底面に「SSID」「Wi-Fi名」などと記載されていますので、それを参照し、もう一度パスワード入力をしましょう。
デバイス側に原因がありWi-Fiに接続できない場合に行える対処法の6つ目は、iPhoneやiPadの再起動をすることです。iPhoneやiPadを再起動すれば、iPhoneやiPadのデバイスにある不具合がリセットされ、その結果改善が見られる場合があります。
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