iPhoneではFaceTimeでの通話機能は進歩しているのに、電話や留守電機能は退化している嫌いがあります。にもかかわらず、auではiPhoneでの留守電は有料対応なのが現状です。そんなiPhoneのauでの留守電設定方法と無料での利用方法をお教えします。
iPhoneに掛かってきた電話に出られない場合には、留守電に録音してもらうのが普通です。しかし、残念ながらiPhoneには、かつてのガラケーのような本体での留守電=伝言メモ機能はありません。そのため、キャリア側で留守電に記録してもらい、それをiPhoneから改めてキャリア側に電話して留守電に残されたメッセージを確認する必要があります。
この際、留守電への対応はキャリアによって異なり、2019年5月現在、auでは現行のiPhoneでの留守電機能は有料対応となっています。
auでは、通信方式が3GだったiPhone 4Sまでは無料の「お留守番サービス」が自動で利用可能です。3分までの留守電を20件まで、48時間保持するという、オーソドックスな留守電サービスですが、7年半前に発表されたiPhone 4Sを元号が改まった現時点まで使い続けている方はあまり多くはないのが現状です。
それに対し、iPhone 5以降の4G方式のiPhoneでは有料サービスの「お留守番サービスEX」もしくはこのサービスを含む「電話きほんパック」「電話きほんパック(V)」を申し込まなければなりません。「EX」を名乗るだけあって、20件→99件、48時間→1週間と機能は拡張されていますが、申し込みが必要かつ有料というのはマイナスポイントです。
それでは実際にauでiPhoneの留守電を設定する方法をお教えします。
auでは、先に3G方式と4G方式で対応が異なることをお伝えしましたが、実は4G方式の中でも音声通話をデジタルで行うVoLTEに対応しているか否かで通信方式が分かれます。
同様にVoLTEのiPhoneであれば、月額300円の「お留守番サービスEX」、もしくは月額400円で「お留守番サービスEX」のほかに「割込通話」「待ちうた」「三者通話サービス」「迷惑電話撃退サービス」も利用できる「電話きほんパック(V)」が利用できます。
続いて、iPhoneの上記サービスの利用をauに申し込みます。申し込み方法には以下の3つがあります。
そして留守電サービスを設定するiPhoneを選択すると、「オプションサービス変更」画面が表示されます。そこで、「電話きほんパック」か「電話きほんパック(V)」あるいは「お留守番サービスEX」の項目で「追加する」を選択して、画面の一番下にある「同意して次に進む」を選びます。
続く確認画面で「次へ」を選ぶと、再度確認画面に変更される結果が表示されますので、内容を確認した上で「この内容で申し込む」を選択します。これで、WebからのMy au経由での留守電サービスの申し込みは完了します。
なお、先にも記したようにiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6S、iPhone 6S Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SEは、VoLTEの使用と非使用を選択できます。これを選択、もしくは確認するには、まずiPhoneで「設定」を立ち上げ、「モバイルデータ通信」から「通信のオプション」をタップします。
その上で「4Gをオンにする」を選ぶと、VoLTE使用の「音声通話とデータ」か、VoLTE非使用の「データ通信のみ」を選択できます。
このiPhone上での選択結果に合わせて「電話きほんパック」と「電話きほんパック(V)」を使い分けてください。
auの留守電サービスは、iPhoneから1417に電話することで伝言が再生されます。また141への電話で総合案内が始まりますので、最低限141さえ覚えておけば、auの留守電サービスを一通り受けられます。
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