iPhoneのメモは、背景に紙のテクスチャを配し凹んでいるように文字を表示する手のかかったアプリです。しかも表の作成やチェックリストを作ることもできるという実は多機能なアプリでもあります。そんなiPhoneのメモアプリの表の作り方から各種機能までを解説します。
iPhoneの標準搭載アプリのメモは、iPhoneユーザーなら一度は使ったことがあるアプリです。その名の通り、簡単なメモを取るのに便利なアプリですが、その実、以下のような多彩な機能を備えた、多機能かつ超便利なアプリでもあります。
iPhoneのメモアプリの表の使い方の第一歩は、表を作る方法です。表を作るには、メモを立ち上げたら、表を作成したい場所にI字カーソルを持っていき、キーボードのすぐ上の左端にある「表」のボタンをタップします。すると、2行×2列の表がカーソルのあった部分に挿入され、左上のいわゆる表のA1に相当するセルにカーソルが移動します。
表のA1にあたるセルにテキストを入力して、「次へ」をタップすると表の次のセル(この場合は同じ行の右の、B1にあたるセル)にカーソルが移動します。この例では1行にふたつしかセルがありませんが、右端のセルまで入力して「次へ」を選ぶと、表の次の行の先頭のセル(A2にあたるセル)にカーソルが移ります。
表の次の行の最初のセル(いわゆるA2)に移っても、テキストを入力して「次へ」を選べば、表の次のセル(いわゆるB2)へとカーソルは移動します。
iPhoneのメモアプリでは、以上の方法で表を作成できます。ただし、表の行や列の幅は自動的に設定されるため、ユーザーのほうで微調整することはできません。そうした細かい作業が必要な場合には、表計算アプリのNumbersやExcelを使ってください。
デフォルトでは2行×2列で作成される表ですが、もちろん行や列を増やしたり減らしたりできます。そこで、まずは行の追加方法をお教えします。一番簡単なのは、表の最後のセルまできたら、そこで「次へ」を選ぶことです。すると表に新しい行が追加され、テキストを入力できるようになります。
しかしこの方法では、表の最後に新しい行を作ることしかできません。そこで、どこにでも行を作成できるもうひとつの方法をお教えします。表のうち、カーソルのある行の左端にある「行選択ハンドル」をタップします。するとメニューがポップアップしますので、そこから「行を追加」を選択します。すると、その行の下に新しい行が作成されます。
下図では最後に行が追加されましたが、表の1行目で「行を追加」をタップすれば2行目に、表の2行目でタップすれば3行目に、それぞれ新しい行が挿入されます。
逆に表から行を削除する場合にも、「行選択ハンドル」を利用します。表の中から削除したい行にカーソルを置き、行の左端にある「行選択ハンドル」をタップし、ポップアップしたメニューの中から「行を削除」を選択します。すると、表の中からその行が削除されます。
iPhoneのメモアプリで表の列を追加したり削除したりする方法も同じです。表に新しく列を作るには、カーソルのある列の上端にある「列選択ハンドル」をタップします。するとメニューがポップアップしますので、そこから「列を追加」を選択します。すると、その列の右に新しい列が作成されます。
下図では表の右端に列が追加されましたが、表の1列目で「列を追加」をタップすれば2列目に新しい列が挿入されます。
逆に表から列を削除する場合にも、「列選択ハンドル」を利用します。表の中の削除したい列にカーソルを置き、列の上端にある「列選択ハンドル」をタップし、ポップアップしたメニューの中から「列を削除」を選択します。すると、表からその列が削除されます。
表の中の行や列を移動させて入れ替える際にも、先に記した「行選択ハンドル」と「列選択ハンドル」が活躍します。iPhoneのメモアプリで表の行を移動させるには、移動させたい行にカーソルを置いて、「行選択ハンドル」を長押しします。するとその行が軽く浮かび上がったような表示になりますので、そのまま行をドラッグすると行が移動します。
同様に表の中で列を移動させるには、移動させたい列にカーソルを置いて、「列選択ハンドル」を長押しします。するとその列が軽く浮かび上がったような表示になりますので、そのまま列をドラッグすると列が移動します。
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