iPad版クリスタで漫画を描く!CLIP STUDIO PAINTのメリットデメリットを解説!

iPad版クリスタで漫画を描きましょう。今回はiPad版クリスタで漫画を描く上での、メリット・デメリットについて解説します。漫画を描くには最適なアプリであるクリスタですが、iPad版を使う前にメリット・デメリットについてよく理解しておきましょう。

目次

  1. 1iPad版クリスタが登場!
  2. 漫画を描くアプリ「CLIP STUDIO PAINT」とは
  3. iPad版クリスタの料金プラン
  4. 2iPad版クリスタのメリット
  5. クリップスタジオの機能が全てついている
  6. 他の液タブより描き心地が良い
  7. ショートカットに対応している
  8. 3iPad版クリスタのデメリット
  9. プロ用途としては向いていない
  10. iPad Proしか対応していない
  11. 重い作業には耐えられない
  12. 4iPad版クリスタの基本操作
  13. 描く操作
  14. タッチジェスチャーの設定
  15. 作品の管理
  16. 他のデバイスとの共有方法
  17. 5iPad版クリスタで漫画を描こう!

iPad版クリスタが登場!

「クリスタ」というイラスト・漫画作成アプリを知っていますか?世界的にその機能・操作性が認められている、大好評のイラストレイティングアプリです。この「クリスタ」は愛称で、原名を「CLIP STUDIO PAINT」といいます。この「CLIP STUDIO PAINT」のiPad版が2017年よりリリースされ、好評を得ています。

今回はこのiPad版クリスタについて、料金体系・機能・メリット・デメリットなどについて解説します。

漫画を描くアプリ「CLIP STUDIO PAINT」とは

「CLIP STUDIO PAINT」とは、プロ仕様の描画機能を持つ「イラスト・漫画制作」アプリです。また、「CLIP STUDIO PAINT」はプロレベルのアニメ作成も行えます。「CLIP STUDIO PAINT」はワールドワイドなユーザー層を持ち、日本国内では「クリスタ」の愛称で親しまれています。

「クリスタ」は、日本語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、中国語(繁体字)、英語、韓国語に対応しており、PC版はWindows版・macOS版、ともに用意されています。

世界中の400万人のクリエイターが活用している「クリスタ」ですが、2017年11月に「CLIP STUDIO PAINT for iPad」という名称でiPad版クリスタがリリースされました。

対応スペック

iPad版クリスタの対応スペックは「iOS 11.0以降」となっており、iPadのみ対応(iPhoneは対応外)となっています。

ただ、「iPad対応」となっていますがiPadとiPad Proでは、利用できる機能に違いがあります。以下にその対応表をまとめました。

主な機能・用途 必要最低限デバイス環境
高解像度のイラスト・漫画などの作成 iPad Pro 12.9inch、11inch、10.5inch
標準サイズのイラスト・web用漫画などの作成 iPad Pro 9.7inch、iPad(5 or 6th)、iPad Air 2
web用イラストなどの作成 iOS 11が動作するiPad

また、対応描画ペンとしては、「Apple Pencil」「Wacom Bamboo Sketch(iPad用)」「Wacom Bamboo Fineline 3(iPad用)」が挙げられます。

「クリスタ」の特長

「クリスタ」を利用すると、クラウドストレージサービスを使って作品ファイルの管理ができるので、データをクラウドに保存することによってPCとiPadの両方で編集作業ができます。

また、イラスト・漫画を作成する際の秘訣・裏技(TIPS)共有したり、描画に利用できるブラシ・トーン・イラスト下描き用3Dモデルなどを無料ダウンロードできたりします。

デジタル描画初心者でも、デジタルツールを使ったイラストレイティングを学べる「使い方講座」を参考にして「クリスタ」を活用できます。

「クリスタ」のプロが認める機能

「クリスタ」のプロが認める機能・メリットについてまとめました。まず、描画に利用できるペン・ブラシが豊富なラインナップでそろっています。その数は数千点です。また描画できる作風も自在にカスタマイズでき、水彩風・油彩風・セルアニメ風など自由に表現できる機能が用意されています。

ペンタッチに関しては、Apple Pencilなどの専用描画ペンを使うことで、筆圧に合わせてイラストレイティングのタッチを自動調整してくれ、描線のブレが生じた場合は補正してくれる機能が装備されています。

細かい機能としては、描線の始めと終わりを微調整する「入り抜き」機能、隙間の塗り残しを防ぐ「隙間閉じ」機能、複数の小さな塗り残しを一括で全塗りする「塗残し埋め」機能などが利用できます。

カラーリングに関しては、過去に使用した色調整をすぐに確認できる「カラーヒストリー」機能、色調整に便利な「色調補正レイヤー」機能などがあります。

その他の機能としては、複数操作を一度に行える「オートアクション」機能、印刷用「CMYK形式」の変換、フォトショップファイルの変換、PDF出力などの機能がそろっています。

「クリスタ」のイラスト好きにとって便利な機能

イラスト好きにとっても「クリスタ」は魅力的なアプリです。クリスタにはデッサンが苦手な人でもイラスト作成にトライできるように定規機能やデッサン人形機能が用意されています。また、イラスト・漫画に活用できる多数の描画素材が用意されているので、それらの素材を利用することで作品のレベルを上げられます。

他には、「クリスタ」にはイラスト好きが集うSNSに簡単に投稿できる機能も装備されています。

iPad版クリスタの料金プラン

iPad版クリスタの料金プランは2つ用意されています。上位グレードの「CLIP STUDIO PAINT EX」と一般グレードの「CLIP STUDIO PAINT PRO」です。おおまかな目安として上位グレードの「CLIP STUDIO PAINT EX」はプロ仕様、一般グレードの「CLIP STUDIO PAINT PRO」は趣味仕様となります。

当然料金体系は上位グレードの「CLIP STUDIO PAINT EX」の方が割高になりますが、「CLIP STUDIO PAINT EX」の方は「6ヶ月無料サービス」の特典が適用されます。

CLIP STUDIO PAINT EX

プロ仕様の上位グレード版「CLIP STUDIO PAINT EX」の料金体系は、基本料金が月額980円になります。また年間コースが用意されており、年間契約料金は7800円で、1ヶ月あたりの料金を計算すると650円になります。年間契約では料金が33%の割引になります。

「CLIP STUDIO PAINT EX」は「6ヶ月無料サービス」の特典が付与される点が大きなメリットです。

「CLIP STUDIO PAINT EX」では、イラスト作成が基本的な目的として設定されている「CLIP STUDIO PAINT PRO」の機能に加え、複数ページの管理・出力を行える機能やプロ仕様のアニメーション作成機能などが追加されています。

CLIP STUDIO PAINT PRO

趣味仕様の一般グレード版「CLIP STUDIO PAINT PRO」の料金体系は、基本料金が月額480円になります。また、「CLIP STUDIO PAINT PRO」でも年間コースが用意されており、年間契約料金は2800円で、1ヶ月あたりの料金を計算すると240円になります。年間契約では料金が51%の割引になります。

「CLIP STUDIO PAINT PRO」には「6ヶ月無料サービス」の特典は付与されませんが、「CLIP STUDIO PAINT PRO」の継続利用を考えている場合は、契約申し込みを「CLIP STUDIO PAINT EX」で行い、無料サービス期間内の6ヶ月の間に「CLIP STUDIO PAINT PRO」に切り替えるというお得なやり方があります。

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この記事のライター
KOUSUKE
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