【注意】Amazonを名乗る詐欺メッセージが急増中!手口や見分ける4つのポイントを解説!
Amazonから届いたメッセージを開いて書かれている手順通りに操作したら実は詐欺メッセージだった、という手口が再び急増し始めています。この記事ではAmazonを名乗る詐欺メッセージを見分けるポイントや、詐欺メッセージが届いた場合の注意点などをお伝えします。
目次
Amazonを騙る詐欺メッセージが再び急増中!
以前はAmazonを騙る詐欺メッセージによる被害が多発していましたが、いったんは下火になりました。ところがここへ来て再びAmazonを騙る詐欺メッセージが急増しています。この記事では、ここ最近の偽のAmazonからのメッセージの特徴や、偽メッセージ詐欺の手口、偽物と本物を見分けるポイントについて見ていきましょう。
詐欺メッセージの内容や手口とは?
Amazonを騙る偽の詐欺メッセージの内容や手口についてまずは見ていきましょう。
未納料金を請求するもの
Amazonを騙る偽の詐欺メッセージには、支払うべき料金が未納だという連絡があります。未納の料金があるので、貼ってあるリンク先へ入って、支払い情報を更新して未納料金を支払うようにといって、クレジットカード情報を入力させようという手口です。
支払い情報の変更を促し偽サイトへ誘導するもの
Amazonを騙る偽の詐欺メッセージには、何らかの理由でAmazonでの支払いが出来なくなってしまったので、住所やクレジットカードなどの支払い情報を変更するようにと偽サイトに誘導する手口があります。こちらも Amazonそっくりの偽物のサイトへ誘導して、クレジットカード情報や名前や住所などを入力させる手口です。
Amazonにそっくりの偽サイトへの誘導
上の画像はAmazonの本物のサイトですが、最近ではAmazonそっくりのサイトを作って、そちらに誘導して、ログイン情報や支払い情報を入力させるという手口も流行っています。
サイトの作り方がAmazonそのもので、ログイン画面や決済画面もそのままなので、ついうっかりとログインして購入手続きをしてしまいます。しかし、偽サイトなので当然購入した商品が家に届く事はありません。
添付ファイルを開くことやソフトのインストールを促すもの
Amazonを騙るメッセージがメールで届く場合には、添付ファイルを開くように促されたり、何らかのソフトウェアをインストールするように促されるという手口もあります。Amazonを騙る偽メールに添付されているファイルにはもれなく何らかのウイルスが仕込まれています。
スパムメールからインストールするソフトウエアにも、もれなくウイルスが付いてきます。PCやスマホにセキュリティソフトがしっかりと入っていれば、インストールする前にブロックできますが、セキュリティが甘い端末では開いてしまうこともあります。注意しましょう。
日本語がおかしいメッセージ
Amazonを騙る詐欺メッセージは海外から発信されているものも多く、日本語がおかしいメッセージもたくさん届きます。日本語ができる人がいない犯罪集団の場合には、翻訳ソフトで翻訳しただけのメッセージをそのまま送ってくることもあります。わけのわからない日本語のメッセージが届いた場合には、速やかに削除することをおすすめします。
Amazonを騙る詐欺メッセージを見分けるポイントとは
Amazonを騙る詐欺メッセージが届いた場合ににおけるポイントについて見ていきましょう。
SMSなら電話番号を確認する
Amazonを騙る偽メッセージがSMSで届いた場合には、発信されている電話番号を確認してみましょう。AmazonではSMSを送るときの発信先をAmazonのヘルプで公表しています。Amazonが公式に公表している発信先以外から送られてきたSMSは偽メッセージなので開かずに速やかに削除しましょう。
2019年12月現在Amazonから公表されているSMSの発信先は次の通りです。
- 09090097540
- 08021585817
- 01085264515445
- Amazon
- TheDrop
メールならメールアドレスを確認する
Amazonからメールが送られてきた場合に、本物か偽物か見分けるためのポイントは、Amazonが公表しているドメインからメールアドレスが送られてきているか確認することです。ドメインというのは、メルアドレスの@の後の文字列のことです。
@の後の文字列が次の文字列の場合には、Amazonから送られ来た本物のメールだと見分けることができます。これらのドメイン以外のメールはすべて偽物なので注意しましょう。
- amazon.co.jp
- amazon.jp
- amazon.com
- amazonbusiness.jp
- email.amazon.com
- marketplace.amazon.co.jp
- m.marketplace.amazon.co.jp
- gc.email.amazon.co.jp
- gc.amazon.co.jp
- payments.amazon.co.jp
該当する注文が履歴にあるか確認する
料金が未納だというメッセージがAmazonから届いた場合には、料金未納に該当する注文が本当にあるのか、Amazonの注文履歴を確認してみましょう。そもそも、Amazonで購入したものは料金の支払いをしないと届きません。未納では発送されないことになっています。デジタルコンテンツも料金未納ではダウンロードできません。
未納のままで支払い期限を迎えた場合には、自動的に注文はキャンセルになります。慌ててクレジットカード情報を入力する前に、そもそもその注文をしているのかどうかは注文履歴を見れば簡単に見分けることができます。まずは注文履歴を確認することを心がけましょう。
記載されている業者の連絡先電話番号を検索してみる
Amazonから届いたメッセージに業者の電話番号が記載されている場合には、その電話番号をWebで検索してみましょう。詐欺業者や怪しい業者の場合には、多くの人が検索をかけて、ネット上に何らかの情報を書き込んでいることがよくあります。詐欺業者の場合には検索窓に電話番号だけして検索すれば何らかの情報が得られるはずです。
Amazonからのメッセージが偽物だった場合には?
上記の見分けるポイントで、Amazonからきた連絡が偽物だとわかった場合の対処法について見ていきましょう。
メールで受け取った場合の注意点
メールでAmazonを騙る偽メールを受け取った場合には、絶対に記載されているリンクや添付ファイルを開いてはいけません。すぐにメールを削除しましょう。
また、余裕があれば次のAmazonへの連絡用のメールアドレスへそのメールを転送して、Amazonへ偽メールが届いた旨を連絡してください。
[email protected](受信専用)
万が一、リンクや添付ファイルを開いてしまった場合には、速やかにセキュリティソフトでウィルススキャンをかけてPCを保護してください。
SMSで受け取った場合の注意点
SMSでAmazonを騙る偽物のメッセージを受信してしまった場合にも、リンクや添付ファイルを開かずに速やかにメッセージを削除しましょう。
もしも開いてしまった場合には、携帯電話会社が設定している迷惑メール設定機能で同じ電話番号からSMSや着信を受信しないように設定してください。迷惑メール設定機能の使い方は、契約している携帯電話会社へお問い合わせください。
心配なら問い合わせてみよう!
Amazonを騙るメールやSMSで怪しい連絡を受信してしまい、上記の対策を取っても心配な場合にはAmazonなどに問い合わせをしてみましょう。問い合わせ先は次の問い合わせ先がおすすめです。
Amazonカスタマーセンター
Amazonを騙るメッセージなので、まずはAmazonカスタマーセンターに相談してみましょう。Amazonカスタマーセンターに問い合わせてみると、万が一添付ファイルを開いてしまった場合などの対処を具体的に教えてくれます。
Amazonへの問い合わせ方法はこちらの記事で解説しています。ぜひAmazonへ問い合わせるときの参考にしてみてください。
国民生活センター
Amazonに限らず、迷惑メールや迷惑メッセージに関する相談は国民生活センターでも受け付けてくれます。国民生活センターでは誰でも簡単にSOSを発信できるようにするためのホットラインを設けています。
このホットラインに電話すれば、Amazon偽メールだけではなく、生活上の消費トラブル全般の相談に乗ってくれます。ぜひAmazonの偽メールに困っている場合には、一度相談してみることをおすすめします。ホットラインの電話番号は「188(イヤヤ)」です。
警察
Amazonを騙る詐欺メールで、実際に金銭的な被害を受けてしまった場合には、迷わずに警察に連絡しましょう。警察に連絡して、事件性があると判断されれば捜査して立件してくれます。
警察には、Amazonからの偽メッセージで具体的な被害が出ないと相談できませんが、詐欺事件になれば警察に頼るしかないので、速やかに最寄りの警察へ連絡を入れましょう。
Amazonを騙る偽メッセージはすぐに削除しよう!
この記事ではAmazonを騙る偽メッセージの手口と対処法についてみてきました。最近ではサイトをAmazonそっくりに作るなど、詐欺集団の手口も巧妙化しています。しかし、Amazonのメールアドレスや電話番号が使われているかどうかを確認すれば、偽物かどうか見分けることはできます。
Amazonではなく偽物だった場合には、そのメッセージは速やかに削除しましょう。削除すれば何も問題は起こりません。万が一開いてしまい、問題が起きた場合には速やかにAmazonなどに連絡をして、対処して問題が広がらないように対処しましょう。