Amazonマーケットプレイス保証の申請方法！条件や返金処理の流れを解説

Amazonマーケットプレイス保証制度とは、マーケットプレイスで出品されている商品の品質や配送状況を出品者ではなくAmazonが保証するプログラムです。Amazon.co.jpのヘルプページを参照すると、以下のような文言があります。

マーケットプレイスはAmazon以外の出品者から購入する仕組みなため、「商品が届かない」「不良品が届く」などのリスクもあります。保証制度について知っておくことで、安心してショッピングを楽しむことができます。

ところで、Amazonマーケットプレイス保証制度を利用するには購入者による申請と少々の条件をクリアする必要があります。以下、詳しく説明していきます。

Amazonマーケットプレイス保証制度を利用するためには、購入者自身による申請と、Amazonが定めた5つの規約への同意が必要です。以下に規約の内容を簡単に説明します。
 

1. 対象となる商品について、Amazonのアカウントサービスを通して出品者と連絡をとる。
2. Amazonマーケットプレイス保証の規定を読み、理解する。
3. 虚偽の申請は犯罪行為であることを理解する。
4. 保障請求にともなうAmazon側からの調査に協力する。
5. 出品者に対する請求権をAmazonに譲渡する。

顧客満足指数は、Amazonマーケットプレイスで出品者のアカウントを持つと表示される、ユーザーの出品者としての健全性（つまり、安全・安心な出品者であること）を表す指標です。購入者のレビュー評価や商品の遅配率、対応の早さなどから算出されます。

顧客満足指数は商品の売れ行きに直結（指数が低いと商品が売れにくくなる）します。また、指数が大きく下がるとアカウント凍結や最悪の場合アカウント閉鎖につながりますので出品者にとっては重要な指標です。

Amazonでは、購入者からマーケットプレイス保証の申請が行われると、顧客満足指数が下がる仕組みになっています。このようなペナルティを設けることによって、Amazonはマーケットプレイス上での取引の安全性を保っているわけです。

Amazonマーケットプレイス保証制度は、Amazonマーケットプレイスを利用した取引で、出品者が配達完了の表示が出たのに商品が届かない・商品が意図としたものと異なり返品したい・出品者が返品に応じないなどのトラブルに見舞われた際に申請することができます。

ここでは、実際にAmazonマーケットプレイス上での取引で、購入者に不利益が生じたときに保証を申請する方法について順を追って説明していきます。

出品者との連絡は、Amazonマーケットプレイス保証を申請する条件として規約に明記されています。出品者に連絡をして、2営業日までに返信が来なかった場合、保証の申請が可能になります。

Amazonマーケットプレイス保証は、購入者を守る仕組みですが、出品者の信用を大きく下げる仕組みでもあります。出品者の悪意ではなく、何か事情があるケースもありうるので、申請に踏み切る前に一度出品者と連絡を取る必要があります。

出品者とは以下の2つの方法で連絡をとることができます。

1. アカウント＆リスト→注文履歴→（該当する商品の）注文に関する問題ボタンをクリック
2. （該当する商品の）商品詳細のページ→出品者名をクリック→質問するボタンをクリック

出品者に連絡をとった上で３日経っても返信が来なかった場合、以下の方法によりAmazonマーケットプレイス保証の申請手続きに移ります。

申請手続きは注文履歴から行います。注文履歴画面を開くと、これまでに購入した商品が一覧表示されます。マーケットプレイスで購入した商品には、Amazonが出品した商品と異なり、以下の画像のように注文に関する問題ボタンがあります。

注文に関する問題ボタンをクリックすると、「商品が届かない」「破損している」など、問題点を特定するメニューが出てきますので、該当する問題を選択します。

問題点を選択すると、コメントを入力するフォームと、返金をリクエストボタンが出てきますので、問題点に関するコメント（書かなくてもOK）を入力して、返金ボタンをクリックします。これで申請手続きは終わり、Amazonによる調査が開始されます。

Amazonマーケットプレイス保証の申請をして、すぐに返金処理が行われるわけではありません。Amazonのヘルプページを参照すると、返金リクエストの申請が受理されてから、「調査に最大1週間かかる」とあります。

調査の結果は、Amazonに登録のアドレス宛にメールで通知が来ます。また、リクエストのステータス、つまり進捗状況を以下の方法でチェックすることができます。

アカウント＆リスト→注文履歴→（該当する商品の）注文の問題

Amazonマーケットプレイス保証を申請するためには以下のうち、いずれかの条件を満たしている必要があります（全ての条件を満たしている必要はありません）。

１．商品が届かない
２．商品が説明内容と異なる
３．返品または返品希望したが出品者から返信が無い

以下、この3つのケースについて説明していきます。

ここでいう「商品が届かない」とは、2つの場合を指します。
 

1. 「お届け予定日」の最終日から3日が経過しても届かない
2. 「配送完了」の表示が出てから3日が経過しても届かない

マーケットプレイスに出品されている商品も、他のAmazon取り扱いの商品と同じく商品詳細のページがあります。商品詳細のページの記載内容と商品が異なる場合、Amazonマーケットプレイス保証の対象となります。

商品説明は以下のようにいくつかポイントがあります。

商品名が同じでも、型番が古かったり色違いの商品が届くケースがあります。書籍では異なる版であれば注文した商品とは異なることになります。これらのケースは保証申請の対象となります。

購入した商品と違うものが届くケースも、もちろん返品の案件、保証の対象となります。

たとえば電子機器の電源コードなど、商品紹介のページに付属品の同梱が明記されていながら、それが入っていなかったり足りなかった場合は保証申請の対象となります。

電源を入れても動かないなど、購入した商品が不良品であった場合も保証申請の対象となります。

商品が届いた時点で商品に破損箇所が見られる場合も、保証申請の対象となります。

Amazonマーケットプレイスで購入して、届いた商品が購入者の想定と違っていた場合、まず購入者は出品者に対し、Amazonのフォームを通して返品のリクエストをします。返品リクエストの方法は以下の通りです。

アカウント＆リスト→注文履歴→商品の返品ボタン（画像参照）

返品リクエストが送られると、出品者は2日間の間に商品の返品に関する対応をとることになっています。もしも3日経っても出品者から連絡がない場合は、Amazonマーケットプレイス保証の申請の対象となります。

Amazonマーケットプレイス保証は購入者が不利益を被らないように円滑に返品・返金ができるプログラムですが、いつでも・いつでも保証申請が可能なわけではありません。Amazonマーケットプレイス保証には申請が可能な期間があります。

「商品が届かない」・「商品に問題がある」など、Amazonマーケットプレイス上での取引に問題が発生した際、購入者はまず出品者と連絡を取ります。連絡はAmazonのサイト内のフォームで行います。

購入者からリクエストが来ると、出品者は返品・返金に関する対応をとることが求められます。問題解決のために出品者に与えられる期間は2日間です。

対応期間を超えた、つまり購入者が3日待っても連絡・対応が無い場合、出品者はAmazonマーケットプレイス保証の申請を行うことができます。

Amazonマーケットプレイス保証は、保証申請が行える期間が決まっています。期間を過ぎるといくら商品に問題があっても保証を申請する権利を失ってしまいます。購入者がAmazonに対して保証を申請できるのは購入時に表示されたお届け予定日の最終日から90日後までです。

Amazonマーケットプレイス保証の返金は、現金のほかにオプションとしてAmazonギフト券で行うことができます。ここではAmazonマーケットプレイス保証の返金処理について説明していきます。

現金での返金を希望する場合は、即日返金が行われるわけではありません。規約によりAamazonによる調査が入るからです。Amazonによると、マーケットプレイス保証の申請をしてから調査に最大1週間かかるとあります。

調査の結果はAmazonからEメールで送られてきます。保証が認められれば返金処理が行われます。

Amazonマーケットプレイス保証の返金のオプションとして、Amazonギフト券による返金があります。Amazonギフト券による返金の場合、Amazonによる調査が行われず、即日返金となります。

早く返金したい場合、Amazonでの購入予定がある場合などはこのオプションを行使する方法も有効です。

Amazonのマーケットプレイス保証は、不正な出品や詐欺行為から購入者を守るプログラムです。申請をするメリットは、購入者が返金を受けられるだけではありません。悪意ある出品や詐欺を働く出品者をマーケットプレイスから締め出し、健全化することにもつながります。

トラブルがないことに越したことはありませんが、もしトラブルに巻き込まれた場合は泣き寝入りをせずに保証の申請をしてみましょう。