AmazonのFire TV Stick 4KとFire TV Stickを比較!違いや選び方を紹介!
Amazon Fire TV Stick 4Kは、Amazonプライム・ビデオを始めとする動画配信をテレビで観るのに最適なセットトップボックスです。今回はこの安価で高性能なAmazon Fire TV Stickを4Kモデルと比較、その選び方などを説明します。
目次
- 1Amazon Fire TV Stick 4Kはどんな人におすすめ?
- ・Amazonプライム・ビデオを4Kで見る人におすすめ
- ・Netflixなどの動画配信を大画面TVで見る人におすすめ
- ・旅行や出張の宿泊先で動画配信を楽しみたい人におすすめ
- 2Amazon Fire TV Stick/4K/Cubeの比較
- ・画質に違いアリ
- ・音質に違いアリ
- ・性能に違いアリ
- ・インターネット回線の速度に違いアリ
- ・保証期間に違いアリ
- ・電源には違いナシ
- ・リモコンに違いナシ
- ・Alexa対応にも違いナシ
- 3Amazon Fire TV Stick/4K/Cubeの3つからの選び方
- ・4Kテレビがある(もしくは購入予定がある)
- ・4Kテレビがない
- 4Amazon Fire TV Stick 4Kの動画配信以外の使い方
- ・スマートフォンやタブレットをミラーリングする
- ・アプリでゲームをするのもおすすめ
- ・Amazonプライムミュージックを楽しむ
- ・YouTubeを楽しむ
- ・プライムフォトで写真を見る
- 5Amazon Fire TV Stick 4Kを安く手に入れる
- 6Amazon Fire TV Stick 4Kはおすすめのセットアップボックス
Amazon Fire TV Stick 4Kはどんな人におすすめ?
Amazon Fire TV Stick 4KとAmazon Fire TV Stickは、テレビでインターネットの動画配信サービスを利用できるようにするための、セットトップボックスと呼ばれるデバイスです。Amazonプライム・ビデオを始めとして、Netflix、Hulu、DAZN、AbemaTV、YouTubeといった各種動画配信サービスを、テレビの大画面で高画質に楽しめます。
なかでもAmazon Fire TV Stick 4Kは、わずか6,980円で高画質の4K HDR映像と高音質のサウンドを楽しめるようになる、2019年10月現在最強のセットトップボックスです。このAmazon Fire TV Stick 4Kは、動画配信サービスを高画質で楽しみたい利用者なら万人に勧められるデバイスですが、その中でも特におすすめしたいのは以下のユーザーです。
Amazonプライム・ビデオを4Kで見る人におすすめ
手軽に4K映像を楽しみたい人には、安価で利用できるAmazonプライム・ビデオとAmazon Fire TV Stick 4Kの組み合わせしか考えられません。Amazonプライム・ビデオなら月408円、もしくは500円で利用できますし、Amazon Fire TV Stick 4Kはわずか6,980円です。
2019年10月現在で4K映像を楽しめる主な動画配信サービスには、Amazonプライム・ビデオ以外にもNetflix、U-NEXT、dTV、YouTubeがありますので、これらを手軽に楽しむにも、Amazon Fire TV Stick 4Kはおすすめできます。
Netflixなどの動画配信を大画面TVで見る人におすすめ
動画配信サービスはスマホやタブレットでも便利に利用できますが、予算をかけて作られているNetflixのオリジナルドラマや、DAZNのスポーツ中継などは迫力満点の大画面のテレビで視聴したいものです。最近では始めから動画配信サービスに対応しているテレビも増えていますが、Amazon Fire TV Stick 4Kはより多くの動画配信サービスに対応しています。
動画配信サービスの映像を大画面で楽しむなら、Amazon Fire TV Stick 4K、あるいはAmazon Fire TV Stickは非常におすすめです。
旅行や出張の宿泊先で動画配信を楽しみたい人におすすめ
Amazon Fire TV Stick 4KとAmazon Fire TV Stick 4Kは、付属するリモコンの方がはるかに大きい、わずか10cmほどの小さなデバイスです。そのため、旅行などの際にも持ち運ぶのが簡単で、宿泊先のテレビのHDMI端子に挿し込み、電源を取ることで、家にいるのと同じ視聴環境を調えられます。
たとえば、Jリーグのファンなら旅先でもDAZNの中継が観られますし、毎週のドラマ・アニメ配信を楽しみにしているのであれば、地上波では観られない地域に旅しても欠かさずに最新回を楽しむことができますし、友人宅で一緒に観ることも可能です。自宅の視聴環境を外に持ち出したい人もAmazon Fire TV Stick 4Kはおすすめできます。
Amazon Fire TV Stick/4K/Cubeの比較
さて、前章でお伝えしたようにAmazon Fire TV Stick 4Kは非常に優秀なセットトップボックスですが、Amazon Fire TV Stickとの違いがわかりにくいのが難点です。加えて2019年11月5日からは、新たにAmazon Fire TV Cubeも登場すため、さらに混乱が深まります。
そこで本章では、この3つのセットトップボックスを比較して、どのような違いがあるのかを説明します。
画質に違いアリ
Amazon Fire TV Stickとそれ以外のAmazon Fire TV Stick 4K、Amazon Fire TV Cubeを比較すると画質にはっきりとした違いがあります。Amazon Fire TV Stick 4KとAmazon Fire TV Cubeが4K映像に対応しているのに対し、Amazon Fire TV Stickは4K映像に対応していないため、画質が明確に劣ります。
スペックで、上に記した機種にない対応フォーマットを太字にすると、以下のようになり、Amazon Fire TV Cubeが最も高画質なことがわかります。
- Amazon Fire TV Stick……H.264 1080p30 H.265 1080p30
- Amazon Fire TV Stick 4K……Dolby Vision、HDR-10、HLG、H.265、H.264、VP9
- Amazon Fire TV Cube……Dolby Vision、HDR10、HDR10+、HLG、H.265、H.264、VP9
ただし、2019年10月の時点では4Kで撮影された番組はさほど多くありませんし、4K映像のみ配信してHDやSD映像はないという作品はほとんどありません。したがって画質にこだわらないのであれば、Amazon Fire TV Stickで観ることができない作品はほぼゼロと言っていいでしょう。
また、配信される映像が4Kでない場合は、残念ながらAmazon Fire TV Stickとそれ以外の機種で比較しても、画質に違いはありません。画質に差が生じるのは、あくまでも4K映像が観られる場合のみです。
音質に違いアリ
音質について比較した場合も3機種には違いがあります。正確にはAmazon Fire TV Stick 4KとAmazon Fire TV Cubeの音質に差はありませんが、Amazon Fire TV Stickとは新しいサラウンドのDolby Atmosへの対応の点で差が生じます。
- Amazon Fire TV Stick……AAC-LC、AC3、eAC3(ドルビーデジタルプラス)、FLAC、MP3、PCM/Wave、Vorbis
- Amazon Fire TV Stick 4K……AAC-LC、AC3、eAC3(ドルビーデジタルプラス)、FLAC、MP3、PCM/Wave、Vorbis、Dolby Atmos(EC3_JOC)
- Amazon Fire TV Cube……AAC-LC、AC3、eAC3(ドルビーデジタルプラス)、FLAC、MP3、PCM/Wave、Vorbis、Dolby Atmos(EC3_JOC)
そのため、Amazon Fire TV Stickと比較して、上位2機種の音響面での迫力は大きく向上します。ただしそれを実感するには、できれば天上スピーカーも含めた7.1.4chが望ましく、最低でもDolby Atmos対応のバーチャルサラウンドバーが必要です。
性能に違いアリ
性能を比較すると、すべての面から見て、3機種で順に少しずつ性能がアップしているのがわかります。
項目 | Amazon Fire TV Stick | Amazon Fire TV Stick 4K | Amazon Fire TV Cube |
---|---|---|---|
CPU | 4コア 1.3GHz | 4コア 1.7GHz | 6コア(4コア2.2GHz+2コア1.9GHz) |
GPU | Mali450 MP4 | IMG GE8300 | Mali G52-MP6 |
メモリ | 1GB | 1.5GB | 2GB |
ROM | 8GB | 8GB | 16GB |
この性能差は、操作時の反応の軽快さにも反映されますが、その中でも特にAlexaによる音声入力による性能に大きな影響を与えます。
インターネット回線の速度に違いアリ
4K映像は、フルHDの1080pと比較すると4倍の情報量を持ちます。そのため転送されるデータ量も大きくなり、インターネットの回線速度も速くなければなりません。Amazonプライム・ビデオでは最低回線速度として15Mbpsが求められますし、Netflixでは20Mbpsが必要とされます。
4K映像を映し出せるAmazon Fire TV Stick 4KやAmazon Fire TV Cubeであっても、回線速度が足りなければ4Kは映し出せず、通常の1080pしか観ることができないので、画質が落ちてしまいます。
保証期間に違いアリ
Amazon Fire TV Stickとほかの2機種を保証期間で比較すると大きな違いがあります。
- Amazon Fire TV Stick……90日
- Amazon Fire TV Stick 4K……1年間
- Amazon Fire TV Cube……1年間
ただし、どの機種でも延長補償に加入できます。延長保証はいずれも2年間なので、元々90日しか保証のないAmazon Fire TV Stickの延長保証のほうが、比較するとお得になります。
電源には違いナシ
電源部分を比較すると、Amazon Fire TV StickとAmazon Fire TV Stick 4Kは、どちらも電源アダプタから取った電源を、本体のサイドにミニUSBコードを挿して使います。一方、Amazon Fire TV Cubeは電源アダプタがもっとしっかりしたものになります。どちらも電源アダプタが外付けですので、電源部による発熱は気にする必要はありません。
しかしAmazon Fire TV StickとAmazon Fire TV Stick 4Kは本体が小さいため、電源を投入するとCPUとGPUの発熱が大きくなり、夏場は熱暴走することも少なくありません。電源が外付けだからと安心せずに、電源を入れると熱暴走するようであればCPU用のヒートシンクなどを使うことも考えてください。
リモコンに違いナシ
2019年10月現在、付属のリモコンは3機種とも同じものです。以前のリモコンにテレビ用の電源ボタンと音量調節ボタンが加わったため、操作がすこぶる便利になりました。また、作品を検索する際に使える音声認識用のマイクとボタンもありますので、使いづらいリモコンの操作ボタンでキーボード入力して作品名を入力する必要もありません。
Alexa対応にも違いナシ
Alexaに対応している点でも3機種に違いはありません。しかしAmazon Fire TV StickとAmazon Fire TV Stick 4Kは、音声認識ボタンを押しながらリモコンに話しかける必要があるのに対し、Amazon Fire TV Cube本体自体がAlexaに対応しています。そのため、リモコンを持たなくても、部屋の中でAlexaに話しかけるだけで各種の操作が可能です。
それというのも、Amazon Fire TV Cubeは実質的に、Amazon EchoとAmazon Fire TV Stickを合体させたデバイスなためです。そのため、テレビ画面を大きなAmazon Echo Showとして使うことも可能ですし、Amazon Fire TV Cubeでエアコンや照明などの調節を音声入力することもできます。
Amazon Fire TV Stick/4K/Cubeの3つからの選び方
ここまでAmazon Fire TV Stick、Amazon Fire TV Stick 4K、Amazon Fire TV Cubeについて説明してきました。つづく本章では、この3つのデバイスからの選び方をお伝えします。選び方のコツは、ずばり4Kを利用するか否かです。また、すでに便利にAmazon Echoを利用している人の選び方はAmazon Fire TV Cube1択と言っていいでしょう。
4Kテレビがある(もしくは購入予定がある)
4K対応テレビをお持ちか、購入予定がある場合の選び方はAmazon Fire TV Stick 4KとAmazon Fire TV Cubeとの間での選択となります。ただし、Amazon Fire TV Cubeの発売日は2019年11月5日ですので、いますぐ4K対応のセットトップボックスが欲しいとなれば、選び方もへったくれもなくAmazon Fire TV Stick 4Kの一択となります。
Amazon Fire TV Stick 4KとAmazon Fire TV Cubeの両者での選び方は、Alexaをどのくらい利用するかにかかっています。すでにAmazon Echoを利用していて、Alexaの便利さに慣れているのであればAmazon Fire TV Cubeがおすすめです。
逆に特にAlexaの必要性を感じない、もしくはAmazon Echoをもう1台増やすのに8,000円はかけたくないのであれば、Amazon Fire TV Stick 4Kを買うべきです。
4Kテレビがない
4Kを持っておらず、将来的にも4K対応テレビを買う予定がない場合の選び方は、Amazon Fire TV Stickに決まりです。ただし、Amazon Fire TV StickとAmazon Fire TV Stick 4Kの価格差はわずか2,000円、それも税込みでのお値段で、です。
ですから、数年以内になにかの拍子に4Kテレビを買うかもしれませんから、その保険としてAmazon Fire TV Stick 4Kを買うという選び方はアリですし、場合によっては90日間の保証を嫌ってAmazon Fire TV Stick 4KやAmazon Fire TV Cubeを買うという選び方もあり得ます。
Amazon Fire TV Stick 4Kの動画配信以外の使い方
さて、ここまではAmazonプライム・ビデオを中心とした、動画配信サービスを利用するためのデバイスとしてのAmazon Fire TV Stick/4Kを説明してきました。しかし、Amazon Fire TV Stick/4Kは、それ以外にも便利に使うことができます。
スマートフォンやタブレットをミラーリングする
Amazon Fire TV Stick/4Kの便利な使い方のひとつに、スマホやタブレットの画像を大画面に映し出すミラーリングという使い方があります。ミラーリングを使えば、スマホやタブレットのなかの写真や動画、ゲームのプレイ画面などを大画面に映し出して、みんなで眺めることができます。
ただしAmazon Fire TV Stick/4Kは、購入したそのままの状態ではミラーリングができません。ミラーリング用のアプリをAmazonで購入する必要があります。とはいえミラーリング用のアプリの値段は2〜300円ですからたいした金額ではありません。
もっともミラーリングは、スマホやタブレット上の画像・映像を必ずテレビに転送できるわけではありません。動画やゲームによっては、ミラーリングが禁止しているものがあり、これらの画像・映像はミラーリングできません。またWi-Fiルーターなどの設定によってもミラーリングがうまくいかない場合がありますので気をつけてください。
アプリでゲームをするのもおすすめ
Amazonのアプリストアでは、Amazon Fire TV Stick/4Kで遊べるゲームも扱っています。Amazon Fire TV Stick/4Kの性能からカジュアルなゲームしかありませんが、わざわざ別にゲーム機を立ち上げなくてもテレビでゲームができるのは便利です。
Amazonプライムミュージックを楽しむ
Amazonプライム会員なら、Amazon Fire TV Stick/4Kを経由してAmazonプライムミュージックを使うことで、テレビをジュークボックスにすることができます。リビングにわざわざオーディオシステムを、テレビとは別に設定する必要もなく、シンプルに音楽を楽しめます。
YouTubeを楽しむ
Amazon Fire TV Stick/4Kを使えば、NetflixやHuluなどの動画配信サービスのみならず、YouTubeやニコニコ動画などもテレビの大画面で楽しめます。YouTubeには4Kの映像もたくさんアップされていますので、Amazon Fire TV Stick 4KやAmazon Fire TV Cubeを買っておいて良かった、と実感できます。
プライムフォトで写真を見る
Amazonプライム会員なら、Amazonプライムフォトに自分の撮った写真や動画を無制限にアップロードできます。そしてAmazon Fire TV Stick/4Kを使うことで、それを大画面のテレビで観ることが可能です。目的の写真を探すのにちょっと苦労するのが難点ですが、自慢の写真を大画面で楽しめておすすめです。
Amazon Fire TV Stick 4Kを安く手に入れる
Amazon Fire TV Stick/4Kは、それぞれ4,980円、6,980円のお買い得価格です。しかも、これをさらに安く買う方法があるのです。それは、ほぼ毎月開催されるAmazonのタイムセールや、年に一度のプライムデーを利用することです。
タイムセールでは多くの場合、Amazon Fire TV Stickが3,980円に値下がりしますし、Amazon Fire TV Stick 4Kも5,480円に値下げされます。これだけで1,000円、1,500円お得になりますが、2019年7月のプライムデーには2,980円と4,480円と、なんと2,000円、2,500円も値下げされました。
次のプライムデーまではまだ先が長いので、Amazon Fire TV Stick/4Kを安く手に入れたい方は、差し当たっては次のタイムセールを狙ってください。
Amazon Fire TV Stick 4Kはおすすめのセットアップボックス
以上、Amazon Fire TV Stick/4K/Cubeの比較から選び方までをお伝えしました。2019年10月現在、Amazon Fire TV Stick 4Kは、最高のコストパフォーマンスを誇っています。4Kの動画配信サービスにちょっとでも興味があるのなら、今4Kテレビを持っていなくても、将来を見据えてAmazon Fire TV Stick 4Kを買うことを強くおすすめします。