2019年10月15日更新
法人・個人事業主向けのAmazonビジネスのメリット・デメリットを紹介!
法人・個人事業主向けのAmazonビジネスを契約して利用するメリットやデメリットを解説します。Amazonビジネスの評判や法人や個人事業主の登録・契約方法についても説明していきますので、利用したいと考えている方やまだ迷っているという方も参考にしてください。
目次
- 1法人・個人事業主向けのAmazonビジネスとは?
- ・ビジネス購買専門サイト
- ・基本サービスは無料
- ・Amazonビジネスで購入できないもの
- 2法人・個人事業主向けのAmazonビジネスの評判
- ・法人・個人事業主はメリットが多い
- ・個人アカウントとの統合はしない方が良い
- 3法人・個人事業主向けのAmazonビジネスの登録について
- ・法人でAmazonビジネスを利用
- ・個人事業主でAmazonビジネスを利用
- 4法人・個人事業主向けのAmazonビジネスのメリット
- ・品ぞろえが豊富
- ・法人向けの割引価格を受けられる
- ・1品からでも送料が無料
- ・請求書払いができる
- ・複数ユーザーで利用できる
- ・Businessプライムを利用できる
- ・購買履歴を把握できる
- 5法人・個人事業主向けのAmazonビジネスのデメリット
- ・再ログインする必要がある
- ・Businessプライムを新たに登録する必要がある
- 6法人・個人事業主向けのAmazonビジネスを利用してみよう!
法人・個人事業主向けのAmazonビジネスとは?
法人や個人事業主向けの「Amazonビジネス」とはどういったものかその概要から解説していきます。
ビジネス購買専門サイト
大前提として、Amazonビジネスはビジネス購買専門サイトで、一般の個人が使っている通常の通販サイトのAmazonにビジネス向けの付加サービスを充実させた内容となっています。
対象となるのはビジネスをしている人・企業で、個人事業主からいわゆる大手の法人企業といった幅広い人と企業がAmazonビジネスを利用できるようになっています。
基本サービスは無料
簡単な登録さえ済ませてしまえば、Amazonビジネスの基本サービスは無料で利用できます。
Amazonビジネスで購入できないもの
基本的にAmazonビジネスで購入できる物と通常のAmazonで購入できる物は同じなのですが、一部例外としてAmazonビジネスアカウントでは購入できない物と利用できないサービスがありますので注意が必要です。
ビジネスアカウントで購入・利用できないもの
- 定期おトク便
- 1-Click注文
- Amazonギフト券のデジタルタイプ
- Kindle本
- Amazonプライムビデオ
法人・個人事業主向けのAmazonビジネスの評判
続いて、法人・個人事業主向けのAmazonビジネスの評判について見ていきましょう。
法人・個人事業主はメリットが多い
法人・個人事業主がAmazonビジネスを使うことで得られるメリットは非常に多いとされており、むしろビジネスをしているのであればAmazonビジネスを利用しない手は無いというような評判も多く見られます。
個人アカウントとの統合はしない方が良い
これまで個人でAmazonを利用していた人がAmazonビジネスを利用しようとする時、新しくビジネス専用のアカウントを個人アカウントとは別に作るか、個人アカウントを統合して情報などをそのままにビジネスアカウントにするかを選択することになります。
この時、特に個人アカウントでAmazonプライム会員になっている人は、個人アカウントをビジネスアカウントと統合するのはやめておいた方が賢明です。
なぜなら、個人アカウントでプライム会員になっている場合、お急ぎ便などの配送での特典以外に、プライムビデオやプライムミュージックといった特典も利用することができますが、ビジネスアカウントのBusinessプライム会員では配送以外のビデオやミュージックを利用できません。アカウントを統合してしまうとこれまで使えていたサービスが利用できなくなってしまいます。
また、過去に個人アカウントで購入した商品履歴もビジネスアカウントに引き継がれるので、購入履歴が思いがけない形で他の人に知られてしまう可能性があります。特に、契約したビジネスアカウントを2人以上で利用する可能性がある人はこの点にも注意しておきましょう。
法人・個人事業主向けのAmazonビジネスの登録について
では、ここからは法人と個人事業主のそれぞれがAmazonビジネスに登録する時の手順を解説していきます。これからAmazonビジネスのアカウント登録したいという方はぜひ参考にしてください。
法人でAmazonビジネスを利用
まず、法人でAmazonビジネスアカウントに登録する方法です。
アカウントを新しく発行
まずは、Amazonアカウントを新しく発行しましょう。Amazonビジネスの登録ページは以下のリンクから開くことができます。
「無料登録はこちら」をクリックします。
利用するEメールアドレスを入力して「次に進む」をクリックします。この時、個人で利用しているAmazonアカウントを統合する場合は、既にアカウント登録しているアドレスを入力すれば良いのですが、先述の通り、アカウントの統合はデメリットの方が大きいので別のアドレスでAmazonビジネスアカウントに登録することをおすすめします。
Amazonビジネスで利用する名前とパスワードを入力して「次に進む」をクリックします。すると、法人・事業情報登録のページに遷移しますので以下の必要情報を入力し、同じく「次に進む」をクリックします。
- ご担当者氏名
- 会社・機関名
- 代表電話番号
- 住所(郵便番号、都道府県、市区町村、丁目番地、建物 名・階)
- 事業形態
Amazonビジネスアカウント登録情報の確認には少し時間がかかります。通常3営業日以内に確認が完了し、登録完了の旨がメールで届きますが、状況によっては電話での在籍確認があったり書類の提出が必要になったりする可能性があります。また、この画面でアドレスを入力することで最新の状況を確認できます。
アカウントにログインする
登録完了後、「Amazonビジネスへようこそ」というメールが届いたらAmazonビジネスアカウントにログインしてAmazonビジネスを利用してみましょう。
個人事業主でAmazonビジネスを利用
続いて、個人事業主がAmazonビジネスを利用する場合ですが、基本的な登録方法は個人事業主も法人と同じです。Amazonビジネスアカウント登録の際、個人事業主と法人とで唯一異なる点は、個人事業主がAmazonビジネスを利用するには書類の提出が必須ということです。
利用契約には提出書類が必要
Amazonビジネスアカウントの利用契約には以下のいずれかの書類の提出が必要です。
- 開業届出書
- 確定申告書B
- 所得税青色申告決算書
- 所得税青色申告承認申請書
いずれかを提出しなければ、個人事業主はAmazonビジネスの利用契約ができないのでご注意ください。
白色申告決裁書だと登録できない
青色申告の書類が提出書類として認められていますが、白色申告の書類では登録することができません。また、確定申告書Bでの登録が可能となっていますが、確定申告書Aでの利用契約もできませんので、合わせて注意が必要です。
Amazonビジネスへのアカウント新規登録方法は、Amazonビジネス公式サイトの登録用資料も参考にしてください。登録情報の入力の詳細や注意事項が細かく記載されていますので資料を見ながらアカウント登録作業をすれば契約手順が分かりやすくなるでしょう。
法人・個人事業主向けのAmazonビジネスのメリット
ここからは法人・個人事業主向けのAmazonビジネスのメリットについて解説していきます。
品ぞろえが豊富
超大手通販サイトのAmazonといえば圧倒的な品揃えで有名です。Amazonビジネスを利用すれば、購入したい商品が簡単に見つかりやすく、また豊富な品揃えの中から最適な商品を選ぶことができるメリットも大きいと言えます。
他の通販会社と比較
ビジネス用品の販売で知られている通販会社と品揃えを比較してみましょう。
- モノタロウ:約1,800万点
- アスクル:約600万点
- Amazonビジネス:約2億点
他社通販サイトと比較すると、圧倒的な商品取り扱い数を誇っていることが分かります。通常の個人が利用するAmazonで購入できる商品に、ビジネス用品がさらに追加されているので購入したい商品がかなりの確率で見つかると言えるでしょう。Amazonビジネスを利用することで、商品の購入先をほぼ1つに絞ることができます。
法人向けの割引価格を受けられる
ビジネスユーザー向けに特別価格や、購入数に応じた数量割引が多くの商品に適用されているので、よりお得な価格で商品を購入できます。また、一覧で複数の出品者の価格を比較できるのもメリットです。
1品からでも送料が無料
Amazonビジネスでは、無料会員であっても2,000円以上であれば1品からでも送料が無料です。Amazonビジネスプライム会員であれば購入商品の金額に関わらず送料は無料で、お急ぎ便・お届け日時指定便が無料で利用できます。
大きな法人企業の場合は1度にたくさんの商品を購入することが多いかもしれませんが、個人事業主の場合は必要になったものをその都度購入するということも多いので、1品からでも送料が無料で利用できるメリットはかなり大きく、個人事業主からの評判が良いようです。
請求書払いができる
月末締め・翌月末払いの請求書払いが利用できます。請求書払いは個人アカウントでは利用できない支払い方法で、請求書には電子印が押されているので請求書で経費などを管理したいという事業主にも喜ばれ、良い評判を得ています。
複数ユーザーで利用できる
Amazonビジネスアカウントは1つのアカウントで複数ユーザーが利用可能です。共通の支払い方法を設定できるので、経費管理の手間を省くことができます。また、複数ユーザーが利用できるといっても、決済管理者の承認制度を使えば発注ミスや不正な利用を防げるので安心です。
見積書を作成できる
個人アカウントでは利用できない機能で、ビジネスアカウントで利用できる機能としては見積書作成もあります。Amazonビジネスでは、カートから簡単に見積書のPDFを作成できます。見積書には、発行者としてAmazonの電子印が押されてるので正式な見積書として評判です。
プロジェクトの立ち上げや事業の開始時、新規契約関連、会議等で購入の承認が必要である場合など、見積書を提出しなければならない場面でもAmazonビジネスは簡単に見積書を利用できます。
クリックするだけで見積書が自動発行されるため、見積書発行まで時間がかかることもありません。見積書が急遽必要になった場合でも数分で取得できる点でも評判を呼んでいます。個人にとって見積書はあまり馴染みが無いですが、法人にとっては嬉しい機能でしょう。
Businessプライムを利用できる
最大3ユーザーまでは年会費4900円でAmazonビジネスプライムを利用できるようになってるので大変お得です。Amazonビジネスプライムは、それ以外にもプランがあり、10ユーザーまで、100ユーザーまで、ユーザー数無制限と企業規模に合わせてプランを選択できるようになっています。
ビジネスプライムを利用すれば、購入金額に関わらず商品が送料無料になり無料のお急ぎ便やお届け日時指定便を利用できるので、より便利にAmazonビジネスを使えるようになります。
購買履歴を把握できる
複数ユーザーでアカウントを利用している場合でも、誰がいつどれくらい何の商品を購入したかといったことがわかるようになっています。税金、送料や部門など任意の項目を設定してレポートを作成・ダウンロードできるので帳簿の作成や経費の処理の手間を削減できます。この機能は経費管理者にとってのメリットが大きいと言えるでしょう。
法人・個人事業主向けのAmazonビジネスのデメリット
ここまで、法人・個人事業主向けのAmazonビジネスの良い評判・メリットをご紹介しましたので、続いてはAmazonビジネスのデメリットについても見ていきます。
再ログインする必要がある
日常的に個人のアカウントでAmazonを利用しているという人は、ビジネス用の商品を購入する際、Amazonビジネスアカウントでログインし直さなければならないので、手間がかかってしまうというのがデメリットです。
なお、「アカウント&リスト」から「アカウントの切り替え」を選択すれば、再ログインの手間というデメリットを最小限にできるのでおすすめです。
Businessプライムを新たに登録する必要がある
個人でアカウントを持っていてAmazonプライムの契約をしていた場合でも、新たにビジネスプライムを契約しなければならないということもデメリットとして挙げられます。
とはいえ、評判の高さやメリットの大きさを考えるとこれらのデメリットは小さなものであると言えます。Amazonビジネスを利用する上で、大きなデメリットと言えるものは無いという評判を多方面から得ていることも頷けます。
法人・個人事業主向けのAmazonビジネスを利用してみよう!
Amazonビジネスを利用すれば、個人アカウントでは利用できない請求書払いや見積書の発行を利用できたり、法人価格で商品をお得に購入できたりなど事業をする上でメリットは非常に大きなメリットがあります。一方、デメリットは最小限で、メリットと比較するとデメリットに関してはほとんど考慮しなくてもいいと言えるほどです。
Amazonビジネスアカウントの登録・契約方法は難しくなく、サービスの評判もとても高いので、既に事業をされている方やこれから事業を始めようと思っている方は、Amazonビジネスを利用して、お得に便利にAmazonを活用してみましょう。