ヤフオク!の転売で違法にならないための6つのポイント！逮捕事例も合わせて紹介！

ヤフオクでの転売で逮捕者が出たというニュースが時々流れることがあります。また違法性を問われる逮捕まで行かなくても、ヤフオクで転売したことで、Yahoo!アカウントが凍結されてしまい、Yahoo!の他のサービスも使えなくなってしまったという声もあります。

この記事ではヤフオクでの転売が違法なのか、禁止されているのか、ということについて詳しく解説します。

ヤフオクで転売をすることは実は違法ではありません。また、フリマアプリなどでは転売は禁止していて規約違反になってしまう場合もありますが、ヤフーオークションでは転売も容認しています。

最近では副業でAmazon転売やヤフオク転売にさん有する人がとても増えました。中には、限定品をアルバイトに全て買い占めさせるような、倫理的にどうなのかと思うような転売をする人が増えているということで、「転売ヤー」と揶揄されることもあります。

しかし、ビジネス全般が転売の繰り返しといってもいいのが本当のところです。メーカーは原材料を材料メーカーから転売してもらって商品を組み立てています。材料メーカーはさらにその素材を扱っている会社から転売してもらっています。

商店はどこもメーカーや問屋から転売してもらったものを、さらに消費者に転売することでビジネスを成立させています。実はビジネスというのは全てが転売の繰り返しといってもいい状況なのです。

そんな状況で、実はヤフーオークションというのは、転売出品者も容認しています。本来のヤフオクの趣旨は、不用品の処分だったかもしれません。しかし、現状ではヤフオクに出品するために仕入れたものを出品する転売も容認しています。ヤフオクで転売することは、規約違反にはなりません。

しかし、ヤフオクでは転売は容認されていますが、メルカリなど他のアプリでは転売を禁止している場合もあります。あくまでもメルカリは不用品の処分や手作り品の販売など、個人間での取引を円滑に進めるためのプラットフォームという位置づけです。

そのために、メルカリで販売をするためにあえて商品を仕入れる転売は規約違反だと明確にしています。ヤフオクでは転売はできても、メルカリでは規約違反になるという点にはよく注意しましょう。

ヤフオクでは転売を容認していませんし、転売は違法ではありません。しかし、売り方によっては違法性のない転売でもヤフオクの規約違反になってしまうことがあります。また、転売が法律で禁止されている商品もあり、違法となる場合もあります。

売り方や商品の種類によっては、違法性や規約違反になってしまうことも十分にあり、いきなりアカウント凍結や逮捕ということにもなりえます。転売をする場合には、規約や法律によく注意をして規約違反や違法にならないように注意しましょう。

ヤフオクなどで転売をしたことで逮捕された人もいます。転売で逮捕された事例についてみていきましょう。

ヤフオクでシャンプーを売って逮捕された事例があります。しかし、ドラッグストアなどで仕入れたシャンプーをヤフーオークションに出品して売っても逮捕はされないので安心しましょう。逮捕された事例は、美容室向けのシャンプーの製造番号を削って販売したというものです。

美容室向けのシャンプーのなどの商品は、メーカーが厳しく販売先や出品を監視しています。その監視の目をかいくぐるために製品番号を削り、成分などが書かれた外箱を外した状態で販売しました。成分が書かれた外箱を外したことが医薬品医療機器法違反に問われてしまい、逮捕されてしまいました。

コンサートチケットの転売が大きな社会問題になっています。人気アーティストのチケットは抽選になることもあり、抽選から外れた人にとっては、高額転売されたチケットでも購入したいプレミアムが付く商品になります。

そのために、行かないのにチケットを購入して高額転売する人が後を絶ちませんでした。しかし、現在は法律でチケット転売は規制されて禁止されています。実際にチケット転売された人が逮捕された事例もあります。今後はチケット転売はヤフーオークションに限らず違法で逮捕されるので絶対に手を出さないようにしましょう。

ブランド品の偽物を出品したことで逮捕された事例もあります。商標登録されり意匠登録されたブランドロゴや商品の形状、デザインなどは知的財産権を認められたものとなります。偽物は違法とされます。知的財産権を法的に認められたものの偽物を製作したり販売したりすると、違法性を問われて逮捕されます。

ブランドロゴなどは簡単にコピーして偽物が作れてしまいますが、偽物を出品することは違法です。偽物と販売すると逮捕されることもあるので注意しましょう。

ヤフオクやメルカリのIDを大量に持っていると転売する上で何かと便利です。しかし、最近では1アカウントにつき1つの携帯電話番号が必要なので、複数のアカウントを作成することが難しくなっています。

そこで、携帯電話販売店でデモ機として使われていたスマホを使って、アカウントを大量に作成して、そのIDを販売するという手口が現れました。この事例では他人名義の携帯電話を利用してアカウントを作成したということで、電磁的記録不正作出と共用の罪に問われて逮捕されました。

不正に転売用のヤフオクなどのアカウントを作成することも違法に問われるので絶対にやらないようにしましょう。

音楽や映像などのデジタルコンテンツも知的財産権で保護されています。違法にコピーした海賊版を販売して逮捕された人もたくさんいます。違法にコピーした海賊版の転売も絶対に手を出してはいけません。

ヤフオク転売で違法にもならずに、違法にもならないために覚えておきたいポイントについてみていきましょう。

長期的にヤフオクで転売をしていくのであれば、古物商許可証を取得しておきましょう。B to Bの取引が明確ではない場合には、B to CやC to Cとみなされます。B to CやC to Cで一度誰かの手に渡ったものは、新品未開封であっても、中古品とみなされてしまいます。

もちろん、新品未開封品として販売する上では何の問題もありませんが、法的に見ると中古を扱っているとみなされてしまうことがあります。古物商許可証を取得しておけば違法性は問われないので安心です。取得方法はこちらの警視庁のホームページでご確認ください。

尚、古物商許可証は国内での盗品の転売などを防止するためのものです。海外から仕入れるものは必要ありません。中国転売などを行う場合には必要ありません。

逮捕者が出ていることでもわかるように、チケット転売やブランドの偽物、知的財産権で保護されているコンテンツのコピー商品の販売は法律で禁止されています。違法となる商品の販売は決して行わないようにしましょう。

また法律で転売が禁止されている商品や、ヤフオクの規約で出品が禁止されている商品があります。こちらのページに記載されている商品は出品できないので該当する商品がないか確認しておきましょう。

特に注意しなくてはいけない点は、象牙の置物や印鑑、名義変更できなかったり利用制限がかかっている携帯電話でしょう。手作り品も食品は出品できないので注意が必要です。

ヤフオク転売では規約違反などに問われてしまうと、アカウント削除されてしまう可能性があります。アカウントが削除されてしまうと、同じ電話番号や住所では再登録が難しくなります。アカウント削除はできる限り避けたいところです。ヤフオク転売でアカウント削除を避けるためのポイントについてみていきましょう。

出品時にヤフオクので禁止行為を行ってしまうとアカウント削除の危険性が高まります。絶対にオークションへの出品で禁止行為は行わないように注意しましょう。

ヤフオクのガイドラインを見ていると、違法性はないように思うもののヤフオクでは出品が禁止されているものがあります。例えばたばこは定価で売る分には別に構いません。ただし、たばこは専売品なので定価以外の価格で販売すると罰則が適用されます。そのためにヤフオクでは出品が禁止されています。

法律には触れなくても、ヤフオクではオークションに出品できないものがいろいろとあります。出品できないものを出品してしまうと即アカウント停止になってしまうので注意しましょう

ヤフオクで入札してもらうためには、できるだけ目立つ場所へ表示されると有利になります。そこで、本来のカテゴリとは違う場所に登録することを考える人も出てきますが、カテゴリ違いでオークションに出品すると、こちらも即座にアカウント停止になる可能性があります。

故意ではなくミスでカテゴリ違いをしてしまっても、チェックが入ったら即座にアカウント停止になる可能性があるので注意しましょう。

不正にヤフオクのIDを大量に作成することは違法ですが、Yahoo! IDを複数持つことは違法でも何でもありません。普段使いのYahoo! IDとヤフーオークション用のIDを使い分けている人もいます。しかし、価格を吊り上げようと、自分が使っている別のIDから自分が出品している入札したりすると、即座に両方のアカウントが停止される危険性があります。

ヤフオクではYahoo! IDを利用しているスマホやPCの端末、ネット回線のIPアドレスの識別まで行っているので、同一人物の利用はすぐに見破ってしまいます。こういった不正的な行為は行わないように気を付けましょう。

ヤフオクでは偽物を売ったり、禁止されている違反行為や不正行為を行わなくてもアカウントが削除されることがあります。悪い評価ばかりが続いたり、パスワードを盗まれて不正ログインされた場合には、アカウントが削除されてしまい、ヤフオクが利用できなくなってしまいます。

出品するときも入札するときも、相手に悪い印象を与えてしまうと低い評価を付けられてしまいます。お互いに気持ちよく取引ができるように注意しましょう。また、Yahoo!に限らずすべてのサイトやアプリで言えますが、パスワードは予測しにくいものを必ず設定し、携帯電話へのSMS認証でログインする2段階認証を必ず設定しましょう。

ヤフオクでオークションに出品する転売を始めたけれども、偽物を売ったりするような不正をやったわけでもなく、アカウント削除されていないのに、うまく売れない、という人もたくさんいます。ヤフオク転売で失敗した事例についてみていきましょう。

SNSで格安で仕入れた商品などを自慢しすぎたことで、反感を買ってしまい、出品者が特定されてしまいかえってくれなくなってしまったという事例があります。特に、特定のグループなどで買い占めを行い、他の人たちの反感を買ってしまったことで、グループのメンバーが特定されてしまった事例が実際にあります。

ヤフオクというプラットフォームはみんなが気持ちよく利用するためにあります。他の人を小ばかにしたような自慢などは決して行わないように注意しまましょう。

実際に売れるかどうかわからないのに、過剰に在庫を持ちすぎてしまい、売れずに大赤字になってしまったという事例もあります。ヤフオクは利用者が多いのですが、実際に売れるかどうかはテストしてみないとわかりません。最初から大量に仕入れるのではなく、少しずつ様子見で仕入れるようにしていきましょう。

ヤフオクで転売の素人が売りやすい商品は、フィギュアやアニメやキャラクター関連グッズ、中古家電製品などです。逆にファッション関連の時計や財布は安く仕入れられますが、なかなか素人が売るのは難しいのが現状です。売れない商品を仕入れすぎてしまい、在庫の山の中でおぼれそうになる人はたくさんいます。

ヤフオクで転売する商品を海外から仕入れる人もいます。海外でブランドが付いていない商品なら偽物のブランドの心配もなく仕入れ値も安くできます。しかし、不良品を仕入れてしまう危険性もあります。

不良品はやはりオークションでも売れません。返金も英語ができないと難しいところもあり、泣き寝入りするしかない場合もあります。結局大赤字を出して終わり、という場合も少なくありません。

この記事ではヤフオクでの転売は違法なのかどうか、ということについてみてきました。ヤフオクでは転売はできますが、気を付けないと違法性や規約違反でアカウントが削除されてしまうこともあります。

正しい手順で、違反に問われないものを出品することが大切です。不正行為は行わないように、健全にヤフーオークションのアカウントを運用するように心がけましょう。