2019年10月26日更新
ヤフオク!の入札取り消し方法!交渉するときの注意点やペナルティについて解説
ヤフオク!の入札取り消し方法をご存知ですか?商品を間違えてしまい、どうしてもキャンセルしたい場合もあることでしょう。本記事ではヤフオク!の入札取り消し方法、出品者と交渉する際の注意点やキャンセルに伴うペナルティについて紹介していきます。
目次
- 1ヤフオク!で間違えて入札したとき取り消しはできる?
- ・入札者側からは基本的にキャンセルできない
- ・出品者にお願いしてみよう
- 2ヤフオク!で入札を取り消す方法とテンプレート
- ・【落札前】出品者に質問で依頼する
- ・【落札後】出品者に落札キャンセルの依頼をする
- 3ヤフオク!で入札取消しの依頼をするときの注意点
- ・入札を削除する出品者に不利益があることを理解して
- ・お願いは誠意が伝わるようにすること
- ・質問に返答がこなくても焦らない
- ・一度キャンセルしたら再入札はできない
- 4ヤフオク!で入札取り消しをするペナルティ
- ・落札後のキャンセルは非常に悪いの評価がつく
- ・相手のブラックリストに登録されることがある
- ・どうしてもペナルティを回避したいときは
- 5ヤフオク!の入札取り消しは誠意をもって!
ヤフオク!で間違えて入札したとき取り消しはできる?
ヤフオク!で間違えて入札してしまったことはありませんか?サイズを間違えていたり勘違いして希望と違うものを入札してしまった際、入札を取り消したいと思うことでしょう。しかし出品者や他の落札者等への影響も考えると簡単にはいかなそうです。ヤフオク!で間違えて入札した場合、取り消しはできるのでしょうか?
入札者側からは基本的にキャンセルできない
残念ながら入札者側からは基本的にキャンセルはできません。ヤフオク!の発表でもその旨が記載されています。出品者等へ迷惑がかかり、トラブルの元になったり、円滑なオークション運営に支障をきたすからでしょう。この事実を踏まえて次回以降入札する際は出品内容をしっかり確認してから行う必要があります。
出品者にお願いしてみよう
入札者側からのキャンセルはあくまで「基本的に」できないだけです。どういうことかというと、出品者にお願いしてOKをもらうことで、キャンセルすることができます。つまり勝手にキャンセルはできないが、出品者に直接かけあえば対応次第で、入札を取り消しできる可能性もあるということです。
ヤフオク!で入札を取り消す方法とテンプレート
ヤフオク!で入札を取り消す唯一の方法は出品者と交渉してOKをもらうことです。出品者側にとって入札の取り消しという行為はデメリットしかないので、基本的に断られると思っておいた方がいいでしょう。わずかな可能性にかけて誠心誠意お願いをする、というスタンスです。テンプレートを紹介しますので、交渉の仕方に自信のない人は参考にしてください。
【落札前】出品者に質問で依頼する
落札の前であれば、質問で取り消し依頼をしましょう。入札を取り消したい商品ページを開きましょう。画面右下の「出品者へ質問」をクリックしましょう。
上の赤枠部分に、出品者へ取り消し依頼を希望する旨を記載しましょう。その後「確認する」をクリックして先へ進みましょう。テンプレートは下に載せましたので、初めて入札取り消しをする人や自信のない人は必要な部分だけ書き換えて使用してください。自分のミスで相手に入札取り消しをお願いするので、腰を低くしてお願いすることがポイントです。
【落札前】出品者への入札取り消し依頼のテンプレート
○○様
先ほど入札させていただいた○○です。
商品名:○○ (オークションID:○○)について大変恐縮ではありますが、入札を取り消していただけないでしょうか。理由は○○○○で、間違えて入札してしまったためです。
ご迷惑をおかけしまして大変申し訳ありませんが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
出品者から返信されると文面が公開されるので注意
この方法で入札取り消し依頼を行った場合、注意点が1つあります。それは出品者から返信されると依頼の文面が公開される点です。複数のユーザーが同じ質問をしてこないように、と出品者の回答の手間を考慮した仕様でしょう。質問内容を公開されたくない場合は、「回答は不要です。」という文言を依頼の文面に記入しておくのを忘れないようにしましょう。
【落札後】出品者に落札キャンセルの依頼をする
依頼を受けて出品者が入札取り消し対応してくれれば、それが一番いいですが対応してくれない場合はどうしたらいいのでしょうか。入札取り消しされずに最高落札者となった場合は、取引ナビで落札取り消しの交渉をすることができます。最高落札者が落札を行うのが当然なので、この場合も申し訳ないという気持ちを持って交渉しましょう。
落札キャンセルにはペナルティが伴う
ヤフオク!のルール上、落札キャンセルにはペナルティが伴います。それは落札者の評価が「非常に悪い」になってしまうことです。落札キャンセル時点で強制的に評価が「非常に悪い」になります。出品者側もこれを変更することはできません。ヤフオク!の評価が下がると信頼を失って今後の取引に支障をきたすので、このペナルティは非常に厄介です。
ヤフオク!のシステム上では落札キャンセル処理は行わず、実際は商品のやり取りを行わないという方法なら評価は下がりませんが、ヤフオク!から出品者に手数料が請求されてしまいます。システム上キャンセルしないのであれば通常通り取引は成立したことになるので、当然といえます。手数料を肩代わりすることで出品者も納得してくれるかもしれません。
このように落札キャンセルには2つの選択肢があります。元々自分に責任があるので、評価が「非常に悪い」になるペナルティを受け入れて落札キャンセルを申し出るか、ペナルティを受けるのを避けて出品者に請求される手数料を肩代わりするかです。いずれの場合も結局取り消しできるかどうかは出品者の対応次第です。テンプレートを2つ載せておきます。
【落札後】出品者への落札取り消し依頼のテンプレート
「非常に悪い」評価を受ける(手数料を支払わない)場合
○○様
商品名:○○ (オークションID:○○)を落札させていただいた○○です。
質問にて連絡させていただいたのですが、○○の理由によって、間違って入札してしまいました。
大変申し訳ございませんが、落札をキャンセルしていただくことは可能でしょうか。
お手数おかけして本当に申し訳ございませんが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
【落札後】出品者への落札取り消し依頼のテンプレート
「非常に悪い」評価を受けない(手数料を出品者の代わりに払う)場合
○○様
商品名:○○ (オークションID:○○)を落札させていただいた○○です。
質問にて連絡させていただいたのですが、○○の理由のため、間違って入札してしまいました。
大変申し訳ございませんが、今回の落札をキャンセルさせていただけませんでしょうか。
もちろん落札代金にかかる出品手数料はこちらが全て負担させていただきます。評価のこともございますので、できればシステム上ではキャンセルをせずこのままにしていただけませんでしょうか。
こちらの事情で勝手な申し出をしてしまい申し訳ございません。
ご迷惑をおかけしますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
ヤフオク!で入札取消しの依頼をするときの注意点
ヤフオク!で入札削除の依頼をする際は、様々な注意点を心得たうえで実行する必要があります。各方面の人に迷惑がかかるからです。この章を読んでおくと依頼に対しての出品者がとった対応の理由がわかるかもしれません。
入札を削除する出品者に不利益があることを理解して
当然ですが、入札を削除する出品者に不利益があることを心得ておきましょう。ただ単に入札削除の処理が面倒なだけではありません。詳しく見ていきましょう。
1人認めると他のキャンセルも認めないといけない
1人入札の取り消しを認めると他の人の入札の取り消しも認めなければなりません。「じゃあ、私もやめます。」というように便乗して次々と入札者が取り消し依頼をしてくる可能性もあります。これだとオークションが成り立たなくなってしまいます。
次点の落札者はもう他の商品を探しているかも
最高落札者が抜けると、2番目に高値で入札していた人が繰り上がりで最高落札者となります。この人に購入意思があればそれで話は終わりですが、もう他の商品を探したり、既に入札しており、もう購入する意思がない場合も考えられます。そうなるとその人の入札も削除しなければならなくなります。1人OKするとこれを繰り返していく可能性があります。
オークションの仕切り直しにも手数料がかかる
当該オークション自体を削除し仕切り直すにしても、出品者へのペナルティとしてキャンセル手数料が課せられます。落札者の都合でオークション自体を削除する羽目になったのに、手数料もかかるとなると踏んだり蹴ったりです。
出品者が価格吊り上げ操作をしたように見える恐れ
最高落札者の入札を削除したことで、出品者が意図的に価格のつり上げを行ったのではないかと疑われてしまう可能性もあります。そうなると出品者の評価の低下にもつながってきます。
お願いは誠意が伝わるようにすること
出品者へ入札取り消し依頼をする際の文面は誠意が伝わるように書くことを心掛けましょう。こちらの非で迷惑をかけて本当に申し訳ない、できることなら取り消しをお願いしたい、という気持ちが大切です。
断られたり文句を言われても絶対に喧嘩腰にならない
紹介してきたように出品者に様々な迷惑がかかるので、入札取り消し依頼が断られることは少なくありません。断られたり文句を言われても絶対に喧嘩腰にならないように心がけましょう。依頼を無視する出品者もいる中で時間を割いて対応してくれていることにも目を向けましょう。敵対するような態度はとらないように注意しましょう。
質問に返答がこなくても焦らない
質問に返答がこなくても焦ることはありません。落札者からの質問に対して出品者が返答するとその記録が他のユーザーにも公開されます。交渉記録を公開したくないと考える出品者は返答しない可能性が高いです。そのほかにもいろいろな理由で返答しない出品者がいます。
返答がなくてもキャンセルしてくれることはある
出品者から返答が来ない場合でも入札取り消し依頼に対応してくれることもあります。このように返答がこないのは必ずしも無視されていたり、対応する意思がないからというわけではありませんので、焦る必要はありません。
さらに高い値段で入札する人がでるのを待っているかも
他の落札者が最高額を上回ってくれれば、入札取り消しということ自体考える必要がなくなります。最高落札者を上回る値段で入札してくれる人を待っている可能性もあります。
落札までキャンセルに対応しないと決めている人もいる
オークション開催中に入札者からの依頼を受けて入札取り消しをしても、入札者にはペナルティがありません。入札者の勝手な都合でキャンセルするのに評価が下がらないのは納得いかない、という出品者はオークション終了までは放置して、落札後に入札キャンセルします。説明済みの通り、落札者の評価を「非常に悪い」にすることができるからです。
一度キャンセルしたら再入札はできない
一度入札を取り消しすると、再度同じ商品を入札することはできません。あとから気が変わって考え直した場合でも、再入札はできませんので注意しましょう。
ヤフオク!で入札取り消しをするペナルティ
ヤフオク!で入札を削除した場合、出品者にとっては相当痛手になる、ということを説明してきました。入札依頼を受けた時点で出品者は、他の落札者への影響やどう対応するかの判断等、いろいろなことを考えなければなりません。では、落札者側はどうなのでしょうか。ヤフオク!で入札した場合に課せられるペナルティと回避方法を紹介していきます。
落札後のキャンセルは非常に悪いの評価がつく
既に説明したように、落札前、つまりオークション開催中のキャンセルであれば評価に関してのペナルティは特にありません。しかし、落札後にキャンセルした場合は「非常に悪い」の評価が強制的についてしまいます。取引に入っている段階で「やっぱりやめましょう。」といっているのに、ペナルティがないわけありません。
相手のブラックリストに登録されることがある
相手側のブラックリストに登録される可能性も十分にあり得ます。ブラックリストに登録されるとその出品者が出品するオークションにかかわることができなくなります。具体的に言うと、入札及び質問が半永久的にできなくなります。入札削除依頼に対応してくれたとしても、ブラックリストに登録される可能性はあることを頭に入れておきましょう。
どうしてもペナルティを回避したいときは
相手のブラックリストに登録されてしまうことについては相手の意思次第なのでどうしようもありませんが、非常に悪い」の評価をつくことについては回避できる余地があります。
落札前に取り消ししてもらう
話は単純です。落札後にペナルティがあるなら落札前にどうにか取り消ししてもらいましょう。落札後にも取り消し依頼をすることは可能ですが、ペナルティを避けることを考えれば落札前の段階で取り消し依頼に対応してもらう必要があります。紹介したテンプレートを参考にして謝罪の気持ちを伝えて誠実に、落札前の段階で取り消し依頼をしましょう。
落札手数料を払うことを条件に取引を停止してもらう
ヤフオク!のシステム上では落札キャンセル処理を行うと「非常に悪い」の評価が付きます。逆に言えばヤフオク!のシステム上では行わず、商品のやり取りを行わないよう出品者と交渉できれば評価は下がりません。その場合ヤフオク!から出品者に落札手数料が請求されます。落札手数料を代わりに支払うことを条件に取引の停止を願い出てみましょう。
それでも取り消しできなければ素直に購入する
それでも出品者が入札削除・落札削除に応じなければ、素直に購入するという選択肢もあります。落札額にもよりますが、それほど高価でなければ購入してしまいましょう。そのまま購入した方が出品者側も不利益を被らなくて済みます。評価を落とすことなく手続きが進められるので、選択肢の一つには挙がってきます。
評価については1つや2つほど悪い評価がついても、良い評価をたくさん積み上げていけばそこまで悪影響は出ないと思われます。それでも悪い評価を回避したいのであれば、素直に手続きを先へ進めましょう。購入した商品を今度は逆に自分が出品者として、オークションにかけるのもいいでしょう。人気商品や需要のある商品なら元を回収できるかもしれません。
ヤフオク!の入札取り消しは誠意をもって!
ヤフオク!の入札取り消しは出品者に対して非常に迷惑をかける行為です。キャンセルしたい場合は誠意をもって交渉するようにしましょう。