2019年03月23日更新
Windows10のタスクバーの使い方まとめ!設定やアイコンをカスタマイズする!
Windows10のタスクバーの使い方をまとめて解説します!Windows10の基本的なタスクバーの使い方は無駄なアイコンや機能を隠すことです。「タスクバーは必要のない表示を隠す」という使い方をすることで、無駄な機能に意識をとらわれず、目的に集中できます。
目次
Windows10のタスクバーの設定を開くには?
Windows10のタスクバーの設定を開く方法を知っていますか?今回は、Windows10のタスクバー設定の方法と、自分の使用に合わせたタスクバーの使い方について解説します。自分にとって必要な機能だけをタスクバーに表示することで、機能的なパソコンワークが実現します。
タスクバーの設定を使ってみよう
Windows10のタスクバーは自由にカスタマイズできます。デフォルトでは画面下方に横並びでアイコンが表示されており、そのスタイルをそのまま使用し続ける人も多いでしょう。確かにデフォルトの横並びスタイルは誰でも使いやすく、ゴールデンスタンダードといえるかもしれません。
しかし、Windows10を使いこなしてくると、自分なりにカスタマイズしたくなるものです。作業効率を考えると、いつも表示させておきたいアイコンやタスクバーの位置にこだわりたくなります。
Windows10は、自分のニーズに合ったタスクバー環境を構築できます。タスクバーの設定について熟知することで、タスクバーをより機能的に活用できます。
Windows10のタスクバーの機能とは?
Windows10のタスクバーの機能とは、例えるなら絵を描くときのパレットのようなものです。自分が絵を描く上でよく使う色をパレットの上にあらかじめ準備しておくように、自分のパソコンワークでよく使うアプリや機能を目につくところに表示させて、いつでも立ち上げられるように準備しておくスペースです。
Windows10のタスクバーの基本機能
Windows10のタスクバーの基本機能について解説します。Windows10のタスクバーには、従来のWindowsから継承している機能、Windows10から新しく搭載している機能があります。タスクバーの使い方を追求してカスタマイズされていますが、自分使用に合わせて調整する使い方もできます。
(1)スタートボタン
「スタートボタン」はWindows10のタスクバーの司令塔にあたる機能です。「スタートボタン」を介してWindows10の各種設定やアプリにアクセスしたり、ファイル・データを検索して開いたりできます。
「スタートボタン」を左クリックするとビジュアル的な操作が可能です。開いたウインドウの左側には、設定・アプリのアイコンがアルファベット・あいうえお順に一覧表示され、右側では一覧とは別に、タイル表示で機能選択ができるようになっています。
「スタートボタン」を右クリックすると、従来のWindowsのスタイルを継承したテキストメニューから操作が可能です。従来のWindowsの操作に慣れた人はこちらの方が使い勝手がいいかもしれません。
(2)Cortana
従来のWindowsにはなく、Windows10のタスクバーで新しく加わった機能として、「Cortana」(コルタナ)があります。「Cortana」はAI技術をWindows10に取り入れた機能です。テキスト入力や音声指示に対してWindows10が答えてくれます。
「Cortana」の名前の由来は、マイクロソフトがXbox用に発売したシューティングゲームに登場する人工知能の名前を引用しています。他社の同種のAIサービスを挙げると、Apple社の「Siri」、Goolgle社の「Google Now」があります。
(3)タスクビュー
「タスクビュー」は複数のデスクトップを設定することで、デスクトップ画面を切り替えながら効率よく作業できる機能です。
設定したそれぞれのデスクトップで平行して作業を進められるため、マルチタスク作業に適した機能です。
また、過去に使用した「アクティビティ(Windows10の設定・アプリなどの使用履歴)」も閲覧・復元できるので、過去に使った機能を再利用することもできます。
(4)タスクバーボタン
「タスクバーボタン」はタスクバーの中で最もよく使用する機能です。タスクバーにピン止めされたアプリ・機能のアイコンをクリックするとすぐに起動できます。
また、アプリ・機能の作業中にカーソルをアイコンに合わせると、同時に開いているウインドウが表示され、表示されたウインドウを選択することで表示ウインドウの切り替えが可能です。
また作業中にアイコンを右クリックすると、過去に利用したファイルやホームページの一覧が表示されるので必要に応じて一覧から選択すれば、再度、過去に利用したファイルやホームページを開けます。
(5)タスクトレイ
「タスクトレイ」は各種設定や常駐アプリ・機能のアイコンが表示されるスペースです。バッテリー状態・WiFi・音量調節・文字入力切替等のアイコンが表示されます。「DropBox」などの常駐アプリをインストールした場合はここに表示されます。
(6)アクションセンター
「アクションセンター」は各種通知を確認できる機能です。アイコンを左クリックすると通知履歴のウインドウが開き、Windowsの更新プログラム・セキュリティー関連情報や常駐アプリから受け取った通知、新着メールなどを確認できます。
(7)ツールバー
「ツールバー」は3種類用意されており、「ツールバー」を利用することでWindows10内の情報にアクセスしやすくなります。
種類は「アドレス」、「リンク」、「デスクトップ」があり、「アドレス」はURLを入力するとすぐにホームページにアクセスできます。「リンク」はInternet Explorerの「お気に入り」でリンク設定したホームページを表示します。「デスクトップ」はデスクトップ上のファイル・アプリなどのアイコンを表示します。
Windows10のタスクバーをカスタマイズしてみよう!
Windows10のタスクバーをカスタマイズする方法を解説します。
タスクバー設定の使い方
タスクバーを設定するには、まず、タスクバー設定の画面を開きます。タスクバー上の空白の部分にカーソルをあてて右クリックし、開いたメニューウインドウ内で「タスクバーの設定」をクリックします。
(1)タスクバーを固定
「タスクバー設定」の画面で、タスクバーの各種設定を行えます。「タスクバー設定」の画面の「タスクバーをロックする」をオン設定にすると、タスクバーの現設定を固定できます。うっかりして設定が変わってしまうというリスクを回避できます。
タスクバーの固定は、タスクバー上の空白の部分を右クリックして、メニューから「タスクバーを固定する」をクリックしても設定できます。
(2)デスクトップモードで自動的に隠す
「デスクトップモードで~自動的に隠す」をオン設定にすると、作業中はタスクバーを隠すことができます。タスクバーを設定している面にカーソルを近づけると、隠れたタスクバーが現れます。
(3)タブレットモードで自動的に隠す
使用している端末がタブレットの場合、「タブレットモードで~自動的に隠す」をオン設定にすると、作業中はタスクバーを隠すことができます。タスクバーを設定している面にスライドすると、隠れたタスクバーが現れます。
(4)小さいタスクバーボタンにする
「小さいタスクバーボタンを使う」をオン設定にすると、アイコンの大きさ・タスクバーの高さなど全体が縮小して表示されます。タスクバーにクリップ止めするアプリが多くなったときに、お勧めの機能です。
(5)カーソルを置いたときデスクトッププレビューをする
「タスクバーの端にある~をプレビューする」をオン設定にすると、タスクバーの左端にカーソルを合わせ際に、デスクトップ画面のプレビューを表示できます。
カーソルを外すと元の画面に戻ります。
(6)コマンドプロントをWindowsPowerShellに置き換える
「「スタート」ボタンを右クリックするか~に置き換える」のオン・オフの切り替えで、「スタート」ボタンを右クリックしたときもしくは「Windows」キー + 「X」キーを押したときに表示されるメニュー内表示を一部カスタマイズできます。
具体的には、オン設定にした場合は「Windows PowerShell」を、オフ設定にした場合は「コマンド プロント」をメニューウインドウの中に表示します(下図参照)。自分の普段使いに合わせて切り替えましょう。
(7)タスクバーボタンにバッジを表示する
「バッジ」とは通知・メールやアラーム機能の状態を示す補足表示で、通知・メールを受け取ってまだ未読のときは未読メッセージの数を表示し、アラームが設定されているときはベルマークを表示します。それぞれ各アイコンに重ねるように右端に表示します。
「タスクバー設定」の画面の「タスクバーボタンにバッジを表示する」のオン・オフを切り替えることでバッジの表示を設定できます。
(8)画面上タスクバーの位置を変える
「画面上のタスクバーの位置」の設定を変更することで、タスクバーの表示位置を自分の好みに合わせて、上下左右に変更できます。
デフォルトではタスクバーは画面下方に表示されていますが「画面を縦に広く使いたいのでタスクバーはサイドに移動したい」、「タスクバーは上に合った方が都合が良い」など、ユーザーの作業環境によってタスクバーの位置を変更したい場合は、この設定を使いましょう。
タスクバーボタンを結合する
アプリで複数のウインドウを開いているとき、すべてのウインドウを1つのタスクバーボタン(アプリアイコン)に結合するか、開いたウインドウの数だけタスクバーボタン(アプリアイコン)を表示するか設定できます。「タスクバーボタンを結合する」で設定を選択します。
3つの選択肢から選択
選択肢は3つ用意されており、「常に結合~」を選択すると、複数のウインドウを開いていても1つのタスクバーボタン(アプリアイコン)に結合されます。
「タスクバーに~」を選択すると、基本的にウインドウの数だけタスクバーボタン(アプリアイコン)を表示しますが、ウインドウの数が多くなってタスクバーに表示しきれなくなった場合は、1つのタスクバーボタン(アプリアイコン)に結合されます。
「結合しない」を選択すると、ウインドウの数だけタスクバーボタン(アプリアイコン)を表示し、ウインドウの数が多くなってタスクバーに表示しきれなくなった場合は、タスクバーボタン(アプリアイコン)が縮小されて表示され続けます。
Windows10のタスクバーに表示されるアイコンはカスタマイズできる?
Windows10のタスクバーに表示されるアイコンをカスタマイズする方法を解説します。通常のタスクバーボタン(アプリアイコン)は、クリップ留めを外せばタスクバーに表示されませんが、通知領域に表示されているアイコンも表示の設定が可能です。
タスクバーに表示するアイコンは「通知領域」で選択
「タスクバー設定」画面の「通知領域」の項目で、タスクバーの通知領域に設置する、常設アプリ(例えばDropBoxなど)のタスクバーボタンを設定できます。「タスクバーに表示する~」をクリックすると設定画面が開くので、オン・オフを設定することで、表示する常設アプリのタスクバーボタンを選択できます。
システムアイコンのオン・オフ切り替え
「システムアイコンのオン・オフ~」を選択すると、タスクバーの通知領域に設置するシステムアイコンを設定できます。システムアイコンとは、音量・時計・電源などのWindow10の機能を管理するアイコンです。クリックすると設定画面が開くので、オン・オフを設定することで表示するシステムアイコンを選択できます。
タスクバーにPeopleを表示する
Windows10に新設された機能の1つに「People」があります。「People」とは、Windows10版のアドレス帳機能です。GmailやiCloudなどと連携でき、電話番号を入力するとSkypeで通話もできます。Windows10では、この「People」のアイコンをタスクバーに表示できます。
「タスクバー設定」画面の「People」の項目で、「タスクバーに連絡先を~」のオン・オフ設定を行うことで表示を切り替えます。
マイ連絡先の通知を表示する
「People」のアイコンをタスクバーに表示すると、「マイ連絡先の通知」を設定できます。「マイ連絡先の通知」とは任意の連絡先をタスクバーにピン止めしておくと、その連絡先からメッセージを受信した際に受信したことを表示できる設定です。
「マイ連絡先の通知を表示」のオン・オフ設定によって、表示を切り替えます。
マイ連絡先の通知が届いたときに音を鳴らす
「マイ連絡先の通知」でメッセージを受信したときに音を鳴らす用に設定することもできます。「マイ連絡先の通知が届いたら~」のオン・オフ設定によって機能を切り替えます。
Windows10のタスクバーをカスタマイズしてみよう!
Windows10のタスクバーをカスタマイズして自分のニーズに合ったタスクバーの使い方を工夫しましょう。タスクバーの機能的な使い方の第一歩は、自分にとって必要のないアイコンを隠すことです。無駄なアイコンを隠すことでタスクバーが整理されます。また、タスクバー自体を隠すことでデスクトップ画面を広く有効に活用するという使い方もできます。
Windows10には多くの機能が搭載されているので、自分に必要な機能・アプリを取捨選択する必要があります。自分にとって必要ないものは極力表示させない・隠すというタスクバーの使い方を実行すれば、無駄な機能に意識を取られなくなり、十分な作業効率の向上が見込めるはずです。