Windows7の自動ログオン方法！起動時のパスワード入力を省略(解除)する方法！

Windows7をログオンする、つまりパソコンを起動させる際のパスワードの入力はセキュリティ上大切なことです。ですが、そのパソコンを使用しているのが自分一人だけの場合は毎回パスワードを入力するのは手間がかかり煩わしく感じるものです。

Windows7の初期設定（デフォルト）では、パソコンを起動すると必ずパスワードの入力を要求されます。パソコンを起動→ログオン画面の表示→パスワードの入力という手順が必要です。パソコンを使用するのが自分一人でもユーザー登録を複数行っている場合は、パソコンを起動してからまずユーザーを選択し、さらにそのパスワードを入力しなくてはいけません。

ログインとログオンの違いについて少し説明します。ログイン／ログオンともよく目にする単語ですが、結論からいうとログインもログオンも同じ意味で違いはありません。

Windowsではログインのことをログオンと呼んでいる、という認識で問題なく、一般にWindowsに関係するログインを「ログオン」、それ以外のソフトや端末に関しては「ログイン」と使い分けていることがほとんどです。

自動ログインの設定をしておくと、パソコンを起動してから、パスワード入力のためのログイン画面の表示と、パスワード入力の手間が省略できるためすばやくパソコン作業に取りかかることがきでます。

誰でもパソコンの電源さえ入れれば設定してあるアカウントに自動でログインできるため、第三者がパソコンを立ち上げることができる環境にある場合、セキュリティ面での危険性が大変高くなります。

パソコンを起動してからパスワードの入力を省略(解除)し、自動でログオンさせるための手順を説明していきます。まず初めに、「Windows」キー＋「R」で「ファイル名を指定して実行」を開きます。「名前」に「control userpasswords2」または「netplwiz」と英数字とも半角で入力し、「OK」をクリックします。

「ユーザーアカウント」ダイアログが開き、ユーザーアカウントの一覧が表示されます。複数ある場合は、どのユーザーで自動ログインしたいか選び、その選んだユーザーを1回クリックしてから「OK」をクリックします。

「自動ログオン」のダイヤル画面が開きますので、自動ログオンのためのパスワードを設定します。設定したいパスワードと確認のためのパスワードを入力し、「OK」をクリックすれば自動ログインの設定は完了です。これでログオンのためのパスワード入力は省略（解除）されました。

Windows7の自動ログオンを設定する際に注意しなくてはいけないことは、パスワードの設定に関してです。自動ログオン設定の手順で最後にパスワードを2回入力しますが、このパスワードは2回の入力が同じであればそのまま自動ログオンが設定できてしまいます。

小文字で入力したつもりが大文字になっていたとしても、パスワードと確認用パスワードがどちらも相違なく入力されていると設定ができてしまい、設定したはずのパスワードと実際入力したパスワードが合致しないということも起こります。メモ帳などに入力してからパスワード欄にコピペすると間違いも起きませんのでおすすめです。

自動ログインを設定すると、パソコンの起動時にパスワード入力が省略できますが、同時にユーザーの選択画面も省略されますので、パソコン起動時のユーザーの選択ができなくなります。ユーザーを切り替えたい場合は、一度パソコンを立ち上げてからユーザーの切り替える手順が必要です。

Windows7の場合、「スタート」＞「▶」＞「ユーザーの切り替え」をクリックしてユーザーを切り替えます。同じWindows7でもWindows7 Staterの場合「ユーザーの切り替え」は表示されません。「スタート」＞「▶」＞「ログオフ」をクリックし、自動ログインで省略したユーザー選択画面を表示させ、そこからユーザー切り替えを行います。

パソコン作業にとって起動に時間や手間がかかるのはとてもストレスなことです。Windows7の自動ログオン機能は設定も簡単ですので、セキュリティ面を考慮した上で活用し、効率化を図りましょう。