2019年03月09日更新
Windows8の初期化方法!PCをリセットして初期状態に戻そう!
Windows 8の初期化方法を解説します!どうしてもPCの不具合が解決できないときはWindows 8をリセットして初期状態に戻す方法があります。ただし、Windows 8の初期化は解決方法としては最終手段です。初期化の注意事項をよく理解しておきましょう。
目次
Windows 8の初期化をする前に準備すること
今回はWindows 8の初期化について解説します。まず、Windows 8の初期化を行うにあたって、事前に準備しておく必要がある要点について説明します。
PC内のデータをバックアップ
Windows 8の初期化を行うにあたって、事前にPC内のデータをバックアップしておくことは必須です。言うまでもありませんが、Windows 8の初期化はハードウェアを出荷前の状態に戻すため、ハードディスクの状態もリセットされ、自分が保存した一切のデータが消去されます。
自分が保存したデータとは、具体的に言うとアプリ・写真・動画・音楽・文書などのデータのことです。
データをバックアップする基本的な方法は、外付けハードディスクに必要なデータをコピーして保存しておくことです。保存するデータが少ない場合は、DVDやCDなどの媒体にデータを保存する方法もあります。
また、Windows 8の初期化と合わせて新しいPCを購入する予定がある場合は、Windows 8を初期化する前に新しいPCを用意しましょう。新しいPCにデータ移行してからWindows 8の初期化を実行すれば、段取り良く作業できるので、手間を最小限に収めることができます。
セットアップで設定した情報を控える
また、Windows 8を初期化すると、自分が保存したデータが消去されるだけでなく、PCにセットアップした各種設定情報もリセットされます。具体的に言うと、アカウント情報(MicrosoftやGoogleなど)、WiFi接続のパスワードなどが挙げられます。
これらの設定情報は一度設定するとPCが記憶するので、次回以降は入力することがありません。そのため記憶もあいまいな場合が多く、意外にメモしていないものです。Windows 8を初期化してPCをリセットした後に、各種設定を以前の状態に戻す必要があるので、PCにセットアップした各種設定情報は事前に控えておくようにしましょう。
Windows 8の初期化をする時の注意点
次に、Windows 8を初期化するときの注意点について解説します。
解決策がPCの初期化で正しいかを確認
Windows 8の初期化を試みる動機としては、PCの何かしらの不具合を解消できず、最終手段としてWindows 8の初期化を行う決断をしている場合が多いのではないでしょうか。ただ、Windows 8の初期化が有効な問題解決の方法となるのは、不具合の原因がOSやソフトウェア関係である場合に限られます。
ハードウェアが元々消耗していたり、破損している場合はWindows 8の初期化を試みても、問題解決にはなりません。その点を十分に考慮して今一度、今抱えている不具合・問題を解決する方法としてWindows 8の初期化が妥当な方法であるかを判断しましょう。
HDD・CPU・マザーボードなどの不調に心当たりがある場合は、修理に出すという方法も選択肢に入れるべきです。
時間に余裕のある時に行う
Windows 8の初期化には時間と手間がかかります。自分の作業時間だけでなく、PC自体の初期化稼働時間も想像以上にかかると考えた方が無難です。Windows 8の初期化を行う際は、十分時間に余裕がある時に行うべきです。
電源コードを使う
ノートPCでWindows 8の初期化を行うときに気を付けたいのが、電源とつないだ状態で初期化を行うということです。電源コードを使わず、バッテリーのみの電力で初期化を行うのは無理があります。冷静に考えれば気づける注意点ですが、いつもの習慣でうっかり電源につながずに初期化作業を行ってしまう可能性はあります。
PCの初期化稼働中にバッテリーが切れてしまうと正常な初期化が行われません。ともすれば、かえってトラブルを生む可能性もあります。ノートPCでWindows 8の初期化を行う際は、電源コードを使うことを忘れないようにしましょう。
Windows 8のリフレッシュ方法
Windows 8の初期化以外に、不具合を解決する方法として候補に挙げられるのが、OSを再インストールしてWindows 8をリフレッシュする方法です。
OSの再インストールでPCを正常な状態に戻す
PCのリフレッシュを行うと、OSの再インストールが行われ、OSを正常な状態に戻すことができます。PCをリフレッシュした場合、個人データ(アプリ・写真・動画・音楽・文書など)や各種設定情報(アカウント情報・パスワード関連)を保持したままPCをリセットすることができます。
ただ、一部例外的に消去されるデータもあります。Windows Liveメールのデータなどがその例です。またMicrosoft Officeのライセンス認証もリフレッシュ後、再度行わなくてはいけません。
アプリに関してはWindowsストアからダウンロードしたアプリはリフレッシュ後も残りますが、一般のホームページやDVDなどからダウンロードしたアプリは消去されます。
リフレッシュの手順
PCのリフレッシュを行う手順は、まずPC画面の右上隅にカーソルをあてると右側面にメニューが表示されるので、その中から「設定」を選びます。
次にメニューが切り替わるので、「PC 設定の変更」をクリックします。
次のPC設定の画面で「保守と管理」クリックします。
次の「保守と管理」の画面で「回復」をクリック、「PCをリフレッシュする」の項目の「開始する」をクリックします。その後、指示に従って操作を進めれば、PCをリフレッシュできます。正常にリフレッシュ処理が完了するとPCが再起動します。
Windows 8の初期化方法
PCをリフレッシュしても不具合が改善しない場合は、Windows 8を初期化することで、完全にPCを出荷前状態に戻すことができます。Windows 8の初期化方法について説明します。
PCを完全に初期状態に戻す
前述したとおり、Windows 8を初期化すると、自分が保存した一切のデータ(アプリ・写真・動画・音楽・文書など)が消去されます。また、PCにセットアップした各種設定情報(アカウント情報・パスワード関連)もリセットされます。初期化処理をする場合は、事前のデータバックアップや各種設定情報の控えを忘れないようにしましょう。
設定から初期化する手順
PC上の「設定」からWindows 8を初期化する通常の手順は、PCをリフレッシュする手順と同じ手順で、「保守と管理」画面まで進みます。
「保守と管理」の画面で「回復」をクリックし、「すべてを削除してWindowsを再インストールする」の項目の「開始する」をクリックします。
次の画面で「次へ」をクリックします。
次の画面で初期化するドライブを聞いてくるので通常、「Windows がインストールされているドライブのみ」をクリックします。
次の画面で、引き続きPCを使用する場合は「ファイルの削除のみ行う」をクリックします。誰かにPCを譲渡するなど、完全にリサイクルする場合は「ドライブを完全にクリーンアップする」をクリックします。
初期化の準備ができると「PCを初期状態に戻す準備ができました」というメッセージが表示されます。「初期状態に戻す」をクリックするとWindows 8の初期化作業が開始されます。初期化作業の途中、「PCを初期状態に戻しています」というメッセージが表示され、初期化処理が終了するとPCが再起動します。
PCが再起動するとWindowsの開始画面が表示されるので、指示に従って初期設定を行います。
Windows 8が起動せずリセットボタンから初期化する手順
Windows 8はOSが2回連続で正常に立ち上がらないと、自動修復機能が作動します。この自動修復機能からWindows 8を初期化処理することもできます。自動修復機能を立ち上げるには、Windows 8起動中に「電源ボタン」を長押ししてPCを強制終了する作業を2回繰り返します。
2回強制終了を繰り返すと、自動修復機能が立ち上がるので、「詳細オプション」をクリックします。
次の「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」を選択します。
次の画面で「PCを初期状態に戻す」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
次の画面で初期化するドライブを聞いてくるので通常、「Windows がインストールされているドライブのみ」をクリックします。
次の画面で、引き続きPCを使用する場合は「ファイルの削除のみ行う」をクリックします。誰かにPCを譲渡するなど、完全にリサイクルする場合は「ドライブを完全にクリーンアップする」をクリックします。
初期化の準備ができると「すべて準備できました」というメッセージが表示されます。「初期状態に戻す」をクリックするとWindows 8の初期化作業が開始されます。初期化作業が完了するとWindowsの開始画面が表示されるので指示に従って初期設定を行います。
Windows 8の初期化は最終手段に!PCの不具合は原因を調べよう!
Windows 8の初期化は、PCの不具合を解決する方法としては最終手段になります。Windows 8の初期化を考える前にPCの不具合の原因をよく調べて、最適な対処法を探すようにしましょう。