2019年02月13日更新
Twitterで過去ツイートを遡る!自分・他人の過去ツイートの検索方法は?
Twitterが2006年7月にサービスを開始してから既に10年以上の月日が流れ、最初期からTwitterユーザーはもちろん、後から参加したユーザーも過去のツイートが溜まりに溜まっているでしょう。今回は、月日を遡り過去のツイートを確かめる方法をお教えします。
目次
- 1自分や他人のTwitterの過去のツイートを遡る方法
- ・Twitterの過去ツイートを遡る限界は最新3200件
- ・公式Twitterから期間を指定して検索する
- ・公式アプリのTwitterデータから確認する
- ・外部サービスを使って検索をする
- 2自分のTwitterデータを見たい時は?
- ・自分の過去の全てのツイートを見たい時は全ツイート履歴を取得
- ・Twitterに保存されている自分のデータが見たい時はTwitterデータから
- 3自分のTwitterの過去ツイートを削除する方法
- ・1つずつ選択して削除する
- ・外部サービスを利用して削除する方法もある
- 4過去ツイートを簡単に削除できる外部サービスの紹介
- ・ツイートの一括削除ツール
- ・twitools
- ・黒歴史クリーナー
- 5黒歴史クリーナーを使ってTwitterの過去ログを削除する方法
- ・全ツイート履歴から削除する
- ・期間を指定して削除する方法
- 6見られたくない昔のツイートは消してしまおう
- ・Twitterのこの記事が気になった人へのおすすめ!
自分や他人のTwitterの過去のツイートを遡る方法
しばらく、あるいは長年Twitterを続けていると、誰しもが自分の過去のツイートやリプライ、フォローアカウントの昔のツイートや回ってきたはずの懐かしいリツイートを読み直したくなることがあります。
それとは逆に、忘れてしまいたい昔のツイートや葬り去りたい過去のツイートが、他人の手で掘り返されてのでは、という不安を感じることもあるはずです。
それでは実際に自分の過去のツイートや他人の昔のツイートを過去ログから検索できるのか、できるとしてそれはいつ頃まで遡ることが可能なのか、といったことについて説明いたします。
Twitterの過去ツイートを遡る限界は最新3200件
Twitter社は、過去のツイートを遡る限界は最新の3200件までと公表しています。1日10件ツイートしていたとして11ヶ月弱までは遡ることができるのです。これについては多くの人が思ったより少ないと感じることでしょう。
ただしTwitter社がデータを開放しなくとも、それ以前のデータは残っています。それにインターネット上のどこかには、他人にも見られる形で過去ログが残っているかもしれません。それが嬉しいことなのか悲しいことなのかは、受け取る人によって変わってくるでしょう。
公式Twitterから期間を指定して検索する
ではTwitter社に蓄えられた過去ログから、自分の見つけたあなたの、もしくは他人の過去のツイートを検索するにはどんな方法があるのでしょうか?
Twitterで複雑な検索をするには、コマンドという書式を使います。今回はあなたの過去のツイートを検索するので、検索窓にツイートの発言アカウントを絞るコマンドと期間を絞るためのコマンドを入力します。
まず発言アカウントを絞るには「from:ユーザー名」と入力します。
さらに期間を指定するために、「いつから」なら「since:yyyy-mm-dd」、「いつまで」なら「until:yyyy-mm-dd」(yyyyは年、mmは月、ddは日)を加えて検索します。
たとえば2018年の正月三が日に、自分がどんなに浮かれたツイートを投稿していたかを知りたければ、「from:あなたのユーザー名 since:2018-01-01 until:2018-01-03」で検索すればいいわけです。
あなたが自分の過去ログを頻繁に検索するたちでしたら、年月日以外の「from:あなたのユーザー名 since: until:」の文字列を「かころぐ」などと言ったわかりやすい読みで単語登録します。そうすれば、過去ログを検索したくなるたびに登録単語を呼び出し、日付を入力するだけで簡単に昔のツイートを発掘できます。
ただし、あなたのユーザー名に対しては他人も同じ操作が可能なことは忘れないでください。
なおTwitterの検索コマンドには他にも便利なものがたくさんありますので、以下のリンクを参照してください。
公式アプリのTwitterデータから確認する
あなたのTwitterの過去ログは「Twitterデータ」という形で保存されています。このデータは機械用のデータなので、そのままではあなたが過去のツイートを確認できません。
「Twitterデータ」については、また後ほど章を立てて詳しくお伝えします。
外部サービスを使って検索をする
「公式Twitterから期間を指定して検索する」でお伝えしたように、アプリやブラウザからの過去ログ検索はなかなか面倒なものです。そこでオススメするのが外部サービスの利用です。
代表的な外部サービス3点を紹介します。
twilog
過去のツイートといってもごく最近のツイートでよければ、ログインなしで最新の100件のツイートを検索する「twilog」が最も手軽です。加えて、あなたのTwitterユーザー名でアプリ連携すれば、自分の3200件のツイートをすべて遡ることが可能です。
スマホからでもPCからでも、ほぼ同じ操作が可能です。
twilogにアクセスすると水色の背景部分にTwitterのユーザー名を記入する欄があります。ここにあなたの、もしくは調べたいユーザー名を入力します。
そのユーザーがtwilogに登録してなければ最新100件の、もし登録していれば3200件の過去ツイートまで遡ることが可能です。
ツイートの一覧の右側には日付が並んでおり、そこから自由に昔のツイートを調べられます。
検索相手が登録ユーザーであれば、カレンダー形式や月ごとのアーカイブ形式で過去ログを遡ることも可能です。
もちろん過去ログのツイートは、さらにツイートに含まれる単語でも絞り込めます。
twilogは登録しなくても気軽に使え、登録すればさらに便利になる嬉しいサービスです。ただし登録してアプリ連携すると、あなたのツイートは他人にも3200件が検索されることは覚悟してください。
frikaetter
Frikaetterは文字通り、あなたの過去のツイートを振り返るサービスです。アプリ連携することで、あなた自身のツイートだけでなく他人のツイートであっても、非公開ユーザー以外のTwitterアカウントのリプライを含む過去のツイート3200件をすべて表示できます。
ただし、すべての過去ログが延々と表示されるだけで、twilogのように過去ログの中から改めて単語で絞り込むことはできませんし、すべてを表示させるためには何度もスクロールして続きを読み込ませなければなりません。
利便性には欠けますが、すべてのTwitterアカウントの昔のツイートを見られるありがたいサービスです。
Topsy
TopsyはTwitterのすべての過去のツイートを検索・分析可能なサービスでした。
残念なことに2015年いっぱいでサービスを終了しました。
自分のTwitterデータを見たい時は?
あなたが自分のつぶやいた昔のツイートをすべて手許で確認したい場合は、Twitterが提供している「全ツイート履歴」機能を利用するのが一番です。スマホの公式アプリでは対応していませんので、ブラウザからのアクセスが必要です。
自分の過去の全てのツイートを見たい時は全ツイート履歴を取得
ブラウザでTwitterのサイトにアクセスしたら、右上のプロフィールアイコンをクリックしてプルダウンメニューを表示します。そのあと、その中から「設定とプライバシー」を選びます。
表示される「ユーザー情報」の項目の一番下にある「ツイート履歴」横の「全ツイート履歴をリクエストする」ボタンを選択します。
確認ウインドウがポップアップしますので、閉じます。
数分後に「ツイート履歴をご確認ください」というタイトルのメールが届きますので、中身を見て「ダウンロードする」ボタンを押します。
ブラウザが開かれ「全ツイート履歴」のページが表示されますので、上の方にある「ダウンロード」ボタンをクリックします。
とても長いファイル名のzipファイルがダウンロードフォルダにダウンロードされていますので、解凍してindex.htmlをブラウザで開きます。
ブラウザ上であなたの3200件(もしくはそれ以下)のツイートが月ごとに表示されます。
右上の検索窓に検索ワードを入力することで昔のツイートを絞り込めますが、コマンドを使えないのでいつからいつまでのツイートという探し方はできませんし、月をまたいでツイートを遡ることもできません。その代わりに検索窓の下に、月ごとにアーカイブしたツイートが確認できますので、見たい時期のツイートの当たりが取れます。
なお、ダウンロードしたデータの中にはあなたの昔のツイートを、表計算ソフトやテキストエディタで扱えるCSVファイルという形で収めたtweets.csvが含まれています。
これをExcelやGoogleスプレッドシートなどに読み込むことで、昔のツイートを日付や含まれる単語、リンクのアドレスなどによって細かい検索・絞り込みが可能です。
Twitterに保存されている自分のデータが見たい時はTwitterデータから
先に「公式アプリのTwitterデータから確認する」でお話ししたように、あなたのTwitterの完全な過去ログは「Twitterデータ」という機械用のデータ形式で保存されています。このデータをきちんと利用するにはプログラミングなどの上級者の知識が必要です。
そのため、以下ではあくまで参考として簡単に紹介します。
まずメニューから「Twitterデータ」を選択し、指示に従ってパスワード入力などツイート履歴のダウンロードに比べて高いセキュリティを通ったのち、ツイート履歴同様に届くメールでの連絡に従ってファイルをダウンロード・解凍します。
ツイート履歴に比べて大量のファイルが含まれており、説明のREADME.txtも和文だったツイート履歴と違い英文で記されています。
昔のツイートだけでなく、ツイートに添付したファイルやDMから、Twitter利用時の位置情報、広告などに利用されるツイートやフォローの傾向などに至るまで、まさに完全なデータが入手できますが、悲しいからそのままではほとんど理解できません。
唯一「tweet_media」フォルダに収められている、ツイートに添付した動画や画像はそのまま見られます。ただしTwitter側で勝手につけられたファイル名に変わっていますので、目的のメディアを探すのは困難でしょう。
ほとんどの人にとって必要な昔のツイートデータは「ツイート履歴」で十分で、解読する手間を思えば「Twitterデータ」を取得するメリットはほとんどないでしょう。JSON形式のファイル処理に自信がある人のみ手を出してください。
自分のTwitterの過去ツイートを削除する方法
ここまで紹介した手段を使うことで、あなたは無事、目的のツイートを見返せたでしょう。おめでとうございます。
しかし探していたツイートが他人に見られたくないツイートで、それを削除する必要があるのなら、まだまだ道のりは遠いままです。
ここからはあなたの過去のツイートを削除する方法をお伝えします。
1つずつ選択して削除する
他人に見られないために削除しようと検索したあなたの過去のツイートであっても、普通のツイートと同様、ツイート右上の「∨」ボタンで表示される「ツイートを削除」を選択することで1件ずつ削除できます。
しかしこの方法では、ツイートを一つずつ削除して、延々とタイムラインを遡る必要があります。一括でツイートが削除できればいいのですが、Twitterにはそんな仕様は備わっていないのです。
外部サービスを利用して削除する方法もある
公式サイトや公式アプリでは不可能な過去ツイートの一括削除が本当に必要であれば、外部サービスの利用をお勧めします。
ただし、Twitterとの連携を承認してツイートを一括削除可能な外部サービスは、同時にあなたのタイムラインに自由に介入でき、スパムツイートを送る可能性もあることは忘れないでください。
過去ツイートを簡単に削除できる外部サービスの紹介
それでは以下に、他人にも自分にも見られたくない、あなたの過去のツイートを簡単に削除してくれる外部サービスを3点列挙いたします。
ツイートの一括削除ツール
「ツイートの一括削除ツール」は、その名の通り各種条件を設定して、あなたの過去のツイートを一括削除する外部サービスです。
全ツイートの削除はもちろん、メニューでの検索で絞り込みができるため、かなり自由な削除ができます。
検索結果のプレビューがないためどのツイートが削除されるのかを一つ一つ確かめることはできませんが、そういう場合は公式アプリや公式サイトを利用するか、他の外部サービスを使うべきでしょう。
twitools
ツイートの一括削除のみならず、フォローチェックや片思われなどのチェックもできる外部サービスです。
Twitterとの連携を許可すると、最大1000件の過去のツイート中から不要なものにチェックマークを入れて一括削除できます。
ただし、範囲指定して「ここからここまでのツイートを削除する」ということはできず、一つ一つチェックしなければなりませんが、公式サイトや公式アプリで1件1件プルダウンメニューを表示して削除していくよりはずっと手間がかかりません。
公式サイトや公式アプリの不便さをちょっとだけ補ってくれるツールとして利用すると良いでしょう。
黒歴史クリーナー
過去を遡り、公式サイトや公式アプリの限界である3200件を超えるツイートを対象に一括削除可能な外部サービスです。
ただし大量のツイートを簡単に削除できる分だけ、誤って削除したくない過去のツイートまで消してしまう可能性も高くなります。詳しい使い方はこの後に章を設けてお伝えしますが、まさしく呪われしツイートを一括削除する、妖刀の切れ味を持つTwitter連携サービスと言えるでしょう。
黒歴史クリーナーを使ってTwitterの過去ログを削除する方法
黒歴史クリーナーを利用するには、最初に「ツイッターでログイン」を選び、連携アプリとして認証します。この時、黒歴史クリーナーにどこまでの権限を与えているかを確認し、納得した上で連携するよう心がけてください。
黒歴史クリーナーにログリンしたら、注意事項を確認の上、「削除設定ページへ」を選択します。
通常の過去ログを削除する場合は、「ツイートの取得方法」で「タイムライン」を選びます。
そして画面一番下の「削除を開始する」を押す前に、必ず「通知設定」の開始・完了メッセージを修正してください。
そうしないと、全てのツイートが消されたタイムラインに、ポツリと黒歴史クリーナーを使用したことを知らせるツイートが残るのです。そうなればフォロワーに「ああ、あの人は黒歴史クリーナーで過去を抹消したんだ」と強く認識されるでしょう。黒歴史を消したはずが、新たなる黒歴史の始まりを生むのです。
そんな悲しい事態を招かないためにも、必ず開始・完了メッセージを「こんにちは〜」「うわぁ〜今日は寒い!」程度の当たり障りのないものか、さもなければ空欄に修正しておきましょう。
「削除を開始する」を選択すると、黒歴史クリーナーは躊躇なく過去ログをクリアします。
削除時間は削除するツイートの数に比例します。また実作業はブラウザ上ではなく、ネットの向こうで行われますので、削除完了までずっと見ていたりブラウザを開きっ放しにしておいたり、それどころかPCやスマホの電源を入れておくことすら不要です。
完了メッセージが届くのを待って確認すれば、あなたが過去に投稿したツイートは消え去っているはずです。
全ツイート履歴から削除する
先にも触れたように、黒歴史クリーナーは公式サイトや公式アプリの限界である3200件を超えるツイートを一括削除の対象にできます。そのためには「自分の過去の全てのツイートを見たい時は全ツイート履歴を取得」でダウンロードしたツイート履歴のzipファイルを使用します。
まず「ツイートの取得方法」をタイムラインから「全ツイート履歴」に変更します。
そして「全ツイート履歴」の「Upload」を選択して、先にダウンロードした長いファイル名を持つzipファイルをアップロードします。
そのあとは通知設定の開始・完了メッセージを修正するのを忘れないようにして、「削除を開始する」を選択すれば、3200件を超えるあなたの過去のツイートがまとめて削除されます。
期間を指定して削除する方法
いくらなんでも「本当に全ての過去ログをクリアする奴がおるかい!」という場合もあるでしょう。その場合は「削除オプション」を用います。
日付を指定すれば、その間のあなたのツイートを一括削除します。Twitterのコマンドと違い、カレンダー入力で簡単に日付を入力できるのも魅力です。
以上で黒歴史クリーナーの説明はおしまいです。
見られたくない昔のツイートは消してしまおう
今回は、あなたの自分には見逃せないツイートや、逆に他人には絶対に見られたくないツイートを検索する方法や、過去のツイートをまとめて検索、ダウンロードする方法、さらにはそれらから選んで削除したり、一括して完全に削除したりする方法をお伝えしました。
就活や婚活に際して、過去の痛かったり痛くもなかったりする腹を探られる危険性を避けたり、他人からの必要以上の注目を避けるために、今回紹介した方法はきっと役に立つでしょう。
その反面、あなたの過去のツイートを遡ることで素敵な過去に出会えるかもしれません。そんな出会いにも今回の方法はお役に立つことでしょう。
いずれにせよ、ネット上のツイートを削除する前には、全履歴をダウンロードしてあなたの手許にバックアップしておくことをお勧めします。人には見せたくないあなたの過去ツイートも、あなたの手許であればきっといい思い出として輝くことでしょう。