iPadの手書きメモ・ノートアプリのおすすめ7選!Apple Pencil対応で更に便利に!

iPadの利点は、その大きな画面です。そのため、手書きのメモを入力するには便利です。思いついた時に、さっとiPadを取り出し、アプリを起動して手書きのメモを取る、というのはiPadではとても使い易くなっています。そんな時に便利なアプリをご紹介します。

iPadの手書きメモ・ノートアプリのおすすめ7選!Apple Pencil対応で更に便利に!のイメージ

目次

  1. 1iPadの手書きのおすすめのメモ帳・ノートアプリの選び方
  2. スキャン機能
  3. 共有機能
  4. 録音機能
  5. 検索機能
  6. 2iPadの手書きにおすすめのメモ帳・ノートアプリ比較表
  7. 無料アプリ
  8. 有料アプリ
  9. 3iPadの手書きにおすすめのメモ帳・ノートアプリ【無料】
  10. シンプルにまとめれる「Microsoft OneNote」
  11. 書きやすい「Bamboo Paper 」
  12. Evernoteとの同期も可能な「Penultimate 」
  13. 4iPadの手書きにおすすめのメモ帳・ノートアプリ【有料】
  14. 無限に書き続けられる「Notability」
  15. カスタマイズ性に長けた万能アプリ「Noteshelf」
  16. Apple Pencilの書き味は随一「Note Always」
  17. 管理がしやすい「GoodNotes 5」
  18. 5iPadの手書きにおすすめのメモ帳・ノートアプリを使ってみよう

iPadの手書きのおすすめのメモ帳・ノートアプリの選び方

メモ帳のイメージ

紙にペンで記録する手書きのメモは、その簡便さや速さ、自由度においては今もなお最も扱いやすい記録手段と言えます。一方、大量に集まったメモの扱いはなかなかに大変な作業となり、情報の整理についてはパソコンの方が便利なのは自明の話です。

そこで、その両者の良いところ取りをしたのがiPadの手書きメモと言えます。iPhoneですと、iPadと比較しても画面のサイズが小さく、書けるメモの量に制限がありますが、iPadくらいの大きさがあれば、かなりの量のメモを記入することが出来ます。

さらに、iPadにはApple Pencilという入力補助のアイテムもあります。Apple Pencilを活用すれば、手書きのメモはさらに入力しやすくなります。他のスタイラスペンと比較しても、Apple Pencilは書きやすさも扱いやすさも優れています。

また、複数のメモや資料を関連付けることもiPadなら可能ですし、クラウドを使えば他者と共有することも可能となります。iPadの手書きメモにはメリットが一杯です。

そんなiPadの手書きメモの長所をまずご紹介します。

スキャン機能

スキャナのイメージ

iPadにはカメラがありますから、会議で配られた資料をその場で撮影してスキャンすることが可能です。もちろん、スキャンした資料に書き込むことも可能です。

専用のスキャナに比較し、カメラでのスキャンはやや荒くはありますが、手軽さにおいては比較になりません。迅速に資料をデータ化出来るメリットから考えても、iPadは大変有利です。

さらに、元の資料に書き込む事も必要も無いため、オリジナルの資料は残りますし、複製もいくらでも作れます。言ってみれば、コピー機の側で会議に参加するようなもの。現実ではあり得ないシチュエーションですが、そのくらい便利です。

iPadのカメラ
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共有機能

共有のイメージ

周囲の人間とメモを共有するというのは、次々とコピーした書類を配るようなものですが、現実的ではありません。手間もコストも大変です。ですが、共有機能を使い、その場にいる人達で資料やメモを分け合うのは今のクラウドならお手の物です。

さらには、離れたところにいる人とも瞬時に情報が共有出来るので、会議の進行状況から新たな資料を引き出したりと、使い方はそれこそ無限に出てきます。この機能はさすがに紙へのメモでは実現することが出来ません。

録音機能

録音のイメージ

やや特殊な機能になるかもしれませんが、iPadのメモアプリの中には、iPad本体で録音を録りながらメモを取ることも出来ます。この機能があれば、会議のために幾つもの機材を持ち込む必要がありません。

さらに、アプリによっては、録音とメモを同時に記録し、メモを記録した時点での録音を聞くことも出来ます。後々メモを見直した時、この走り書きは何の話の時に書いたのだろう、と思い出せないことがありますが、このアプリではそんな悩みも解決してくれます。

まさに、iPadと手書きメモの高度な融合機能と言えるでしょう。

検索機能

検索のイメージ

手書きのメモだけではまだ実現し難い機能ですが、最近の高度な認識エンジンを使ったアプリですと、手書きの文字をテキストに変換してくれるアプリもあります。こういったアプリならば、会議の後のメモ書きの中より、必要な部分を探し出すにはとても頼りになります。

OCR(文字認識)機能がなくとも、iPadでは手書きのメモアプリでもテキスト入力の機能はありますから、少しの手間ではありますが、キーワードとして単語を入力しておけば、膨大なメモであっても後々検索して資料として役立てる事ができます。

iPadの手書きにおすすめのメモ帳・ノートアプリ比較表

iPadのイメージ

このように、紙に手書きをするのとパソコンへの入力とを比較すると、両者のメリットを併せ持つのがiPadの手書きメモ・ノートアプリとなります。

さらに、iPadにおいては、Apple Pencilが使えますから、こちらのアイテムを使えばさらに高機能な手書きメモ・ノートとして活用できます。初期投資に少なからぬ金額がかかってはしまいますが、それに見合うだけの価値がiPadの手書きメモ・ノートにはあるのです。

幸い、数多くの手書きメモ・ノートがアプリとしてリリースされていますので、無料で手軽に使えるものから、有料だが高機能・高性能のものまで、著名なところを比較・紹介していきます。

無料アプリ

アプリのイメージ

無料のアプリとなると、有名なところでは下記の3本になります。
 

  • Microsoft OneNote
  • Bamboo Paper
  • Penultimate

機能的には手書きをする部分においては優劣付けがたいですが、「OneNote」を巨大IT企業のMicrosoft社が、「Bamboo Paper」をペンタブレットで人気のワコム社が、「Penultimate」を情報整理ツールのEvernote社がリリースしているように、それぞれ有名な企業のアプリです。

それぞれに特徴があり、単純な比較は難しいですが、下記に比較表を書きますので、参考にしてください。
 
  OneNote Bamboo Paper Penultimate
提供会社 Microsoft社 ワコム社 Evernote社
ペンの種類 5種類 3種類 1種類
1677万色 6色 1色
ノートの方向 縦・横 縦・横
ノートの下地 7種類 3種類 1種類
検索
ノート数 1冊 20冊
専用ペン
連携 Office系アプリ Dropbox他 Evernote他

有料アプリ

アプリのイメージ

有料のアプリでは、下記のアプリが有名です。
 

  • Notability
  • Noteshelf
  • Note Always
  • GoodNotes 5

それぞれに有料だけあって高機能で、それぞれに特色があります。こちらについても比較表を作成してみましたが、比較できないところにそれぞれのアプリの特徴がありますので、詳細の比較は下記の記事をご覧下さい。
 
  Notability Noteshef Note Always GoodNotes 5
ペンの太さ 8種類 8種類 5種類 3種類
ノートの方向 縦・横
検索
テキスト入力
テンプレート
出力 PDF/PNG PDF/PNG PDF/PNG PDF/PNG
連携 Evernote Evernote Evernote Evernote
録音
価格 1,200円 1,200円 1,800円 960円

iPadの手書きにおすすめのメモ帳・ノートアプリ【無料】

会議でのメモ

上記に記した、iPadの無料の代表的なアプリの詳細をご紹介します。

シンプルにまとめれる「Microsoft OneNote」

OneNoteの画像

OneNoteはMicrosoft社がOfficeに同梱しているアプリです。おまけのようなイメージが強いですが、Wordに負けず劣らずの高性能です

Wordとの違いは、Wordが段組や作表などの総合的な編集に向いているのに対し、小回りのきく、画像やPDFへの書き込みを得意とするOneNoteというところでしょうか。

OneNoteの優れているところは、Office系アプリとの連携が簡単なことです。ですから、Wordで作業しづらい写真等やイラストへの書き込みをOneNoteで行い、その結果をWordに反映させるという使い方も出来ます。

また、OneNoteは階層的にメモを管理したり、メモ内のデータを他のOfficeソフトと関連付ける機能が強力です。ですので、OneNoteにWordやExcelのファイルを貼り付けたり、項目ごとのデータを管理したりという事も簡単にできます。

基本的な文字入力についても、ペン先や色の種類が豊富で、文字を書くだけで無く、イラストを描くのも楽に出来ますので、無料のアプリの中では頭一つ飛び抜けた使い勝手の良さと言えるでしょう。無料アプリでは一番のおすすめです。

書きやすい「Bamboo Paper 」

Bamboo Paperの画像

ワコム社のペンタブレットは、パソコンでイラストを描く人の多くが使っている程の人気メーカーです。そのワコム社は、iPad用にスタイラスペン「Bamboo Stylus」を提供しています。このスタイラスペンとアプリの組み合わせが一番相性が良いようです。

ノート自体は、縦書きのみで、デザイン的にもシンプルですので、使い方はさほど難しくはありません。書きやすさ、使いやすさに特化したアプリと言えるかもしれません。気軽に使うにはおすすめです。

残念ながら、検索機能がないため、膨大なメモから捜し物をするのは大変です。ブックマーク機能があるので、必要なメモを優先的に表示は出来ますが、やや使い勝手は悪いと言わざるを得ません。また、データ記録にあたっては、フォルダが一つ(ノート1冊という感覚)しかありません。

フォルダを増やすには、別料金(170円)が必要となり、20フォルダ(ノート20冊)まで分類できるようになります。

Evernoteとの同期も可能な「Penultimate 」

Penultimateの画像

Penultimateはメモアプリ(というカテゴリーでは収まりませんが)のEvernote社が提供するアプリで、Evernoteとの連携が一番得意なメモアプリです。Evernoteは膨大なメモや資料を収集し、整理することを目的としたサービスですから、そこに連携するメモアプリだけに使い勝手は優れています。

近頃のメモアプリも大概Evernoteにデータをアップロードできますが、それにはどうしても一手間多くかかりますが、Penultimateはその手間がかかりませんので、次々とEvernoteでメモを収集し、後でパソコン等で整理する使い方をするならおすすめです。

また、Evernote社が専用スタイラスペン「Jot Script」を推奨しており、この組み合わせであればより使い勝手が良くなるようです。

iPadの手書きにおすすめのメモ帳・ノートアプリ【有料】

会議でのメモ

iPad用の有料のメモアプリでは、手書きメモ機能だけではなく、いろいろな特別な機能が追加されています。それぞれに特徴的な機能がありますので、そちらを紹介していきます。

無限に書き続けられる「Notability」

Notabilityの画像

Notabilityの一番のセールスポイントは、メモと録音機能が同期していることです。この機能のおかげで、メモを取った時の会議の音声を頭出しできたり、逆に録音を聞きながら、どんな話を聞いた時に書いたメモかが判ります。録音とメモを融合して整理できます。

他にも、2画面分割をすることが出来るため、片側に資料、反対側にメモという使い方が出来ますから、資料を見ながらメモを書くという使い方も便利です。

手書きの文字をOCRで読み取る機能もあります。正確さはまだ少し弱いようですが、後で検索をする時の為にテキストを文中に入れるには、扱いやすい機能と言えるでしょう。

また、意外と見過ごされがちですが、メモの記録量が膨大であり、ほぼ無限にメモを記録し続けることが出来ます。会議等でメモを取ったり、大量のメモをとり続けるにはおすすめのメモアプリです。

カスタマイズ性に長けた万能アプリ「Noteshelf」

Noteshelfの画像

Noteshelfには飛び抜けた高機能があります。手書きのメモを切り貼りしたり、手書きの線や円といった図形を補正してくれたり、細かなところではユーザーカスタマイズの自由度が極めて高く、使い込めば使い込むほど自分好みにカスタマイズできます。

また、便利な機能として、有料アプリではEvernoteとの連携がもっとも優れています。アイデアを閃くためにも、大量のメモを記録していくのに、Noteshelfは役立ちます。もちろん、手書きメモやノートを記録する機能も多機能です。

さらに、Noteshelfには他のアプリにない凄い機能があります。それは、手書きの文字を検索できるのです。OCRなどのテキスト化による検索ではなく、手書きの文字自体を検索できるという機能です。精度的にはまだまだ改善の余地があるようですが、この機能が実用化されれば鬼に金棒でしょう。

多機能・高機能の手書きメモのアプリとしておすすめです。

Apple Pencilの書き味は随一「Note Always」

Notealwaysの画像

このアプリの最大の特徴はApple Pencilの使用を前提に作られているので、Apple Pencilの性能を最大限に引き出しているてんです。その書き味は、紙に字を書くくらいの書き味に匹敵します。Apple Pencilをお使いなら、使ってみたいおすすめのアプリです。

もちろん、Apple Pencilの書き味だけが特徴ではありません。Apple Pencilの使用を前提にゼスチャーによる編集機能があります。丸で囲んだエリアだけを動かしたり、消したりという全く新しい操作ができるようになっており、新たなメモアプリと言えます。

管理がしやすい「GoodNotes 5」

GoodNotesの画像

GoodNotes5も、Apple Pencilの使用を前提となっているメモアプリです。「5」という数字から判るとおり、長い歴史を持つアプリです。

以前より評判の良いアプリでしたが、新バージョンになってフォルダ分けが無限に出来るようになり、しかもサブフォルダも無限に使えます。これによってメモの整理が一層便利になりました。また、UIが改善され、ツールの使用効率が良くなり、使い勝手も良くなっています。

「録音」以外のメモ帳としての機能は全て揃っているので、多種多様なメモをたくさん記録して残しておくのにおすすめのメモアプリです。

ApplePencilの画像
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iPadの手書きにおすすめのメモ帳・ノートアプリを使ってみよう

会議でのタブレット

iPadにApple Pencil(その他スタイラスペン)という組み合わせは、手書きのメモを作成するには最適のツールとなります。自由なイラスト、キーワード同士の関連性の表示、重要事項の強調など、手書きでないと表しきれない表現はあります。

パソコンだけでは簡単に表現しきれないこと、紙のメモでは管理しきれないこと、情報の共有等々、iPad上の手書きメモの可能性は大きいと言えます。さらに、録音機能との同期や、手書き文字の検索機能など、今後さらに充実が期待できる機能も無限にあります。

初期投資は大変かもしれませんが、手書きメモ・ノートアプリを使い、仕事の効率化や改善を図ってみるのも良いのではないでしょうか。

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この記事のライター
藤江正鎮
疲れた働きネズミです