英単語アプリ「ターゲットの友」の使い方!正しい勉強方法とおすすめの便利機能を紹介!
受験生におすすめの英単語の勉強ができるアプリには「ターゲットの友」があります。しかし「ターゲットの友」は正しい使い方をしなければ学習効果が全く上がらなくなります。この記事ではテスト機能などターゲットの友について詳しく解説します。
目次
ターゲットの友は英単語の勉強におすすめ!
受験生にとっては受験勉強にどのようにスマホアプリを活用するのか、というのは効率的な勉強法を考える上でとても重要なポイントです。アプリだけでは正しい受験勉強はできませんが、テスト機能が充実しいてるアプリを正しく使うことで勉強したことが定着しているかどうかの確認テストを効率的に進められるようになります。
大学受験生にとって最も勉強法に困るのが英単語の勉強です。理系、文系に関わらず受験勉強をするのなら英単語という関門は避けては通れません。英単語を勉強するのにおすすめのアプリに「ターゲットの友」というアプリがあります。
この記事では「ターゲットの友」とはどのようなアプリで、「ターゲットの友」を使った正しい勉強法とはどのような勉強法なのか、ということについて詳しく解説します。
ターゲットの友とは?
「ターゲットの友」というのは旺文社から発売されている英単語集の「ターゲット」の学習を手助けするためのスマホアプリです。英単語集の「ターゲット」というのは大学受験をする人には最もおすすめの単語集です。学校で共同購入をして全員に配られることも多い英単語集です。
大学受験用の英単語集はいろいろと発売されていますが、英単語集の「ターゲット」は徹底的に大学受験を分析して作られており、系列の問題集や練習ノートなども発売されていて、徹底的に反復練習がしやすいように作られているという点が大きなメリットになっています。
「ターゲットの友」は、本の「ターゲット」だけでは学習しきれない単語のリスニングや単語の復習がやりやすいスマホアプリとしてリリースされています。「ターゲットの友」は「ターゲット」シリーズと合わせて利用するのが基本的な使い方と言えます。
1900・1400・1200の違いとは?
英単語集の「ターゲット」にもスマホアプリの「ターゲットの友」にも、「1900」、「1400」、「1200」と種類が3種類あります。この「ターゲット」シリーズの「1900」、「1400」、「1200」という数字の違いは何を表しているのかというと、レベルの違いを表しています。
「1200」が最も簡単なレベルで、「1400」はこの3種類の中では真ん中のレベル、「1900」は最上級レベルになります。「1200」は中学英単語レベルからセンター試験で4割から5割程度の点数が取れるレベルの単語になります。
「1400」は主にセンター試験を念頭に置いて作成されているもので、センター試験対策を中心に対策したい人におすすめのレベルです。中堅レベル程度の大学受験に対応しています。「1900」は「1400」よりも上のレベルを目指したい人におすすめです。難関レベルや英検2級のレベルをクリアしたい人は必ず「1900」を使いましょう。
大学のレベル別に言えば、「1900」は関関同立やマーチレベルから最難関私立、国公立の2次対策レベルになります。「1400」は日東駒専レベル、「1200」はセンター模試や進研模試で英語の点数が半分に届かない初心者向けの教材です。
実力に合わない「ターゲット」や「ターゲットの友」を使っていても勉強ははかどりません。まずは模試の英語で半分以上取れるかどうか、取れるのならばどこを目指して勉強していくのか考えて、どのレベルを勉強するのか考えて選びましょう。
ターゲットの友でできることとできないこと
「ターゲットの友」で勉強するときには、正しいアプリの使い方、勉強の仕方を考えて使わないと勉強の効果が全く得られません。
「ターゲットの友」の正しい勉強の仕方を身に着けるためには、「ターゲットの友」でできることとできないことを頭に入れておくことが必要です。こちらでは「ターゲットの友」でできることとできないことについてみていきましょう。
ターゲットの友だけではできないこと
まずは「ターゲットの友」だけではできないことを見ていきましょう。実は「ターゲットの友」だけではスペルを覚えるといった受験勉強に大切な勉強で、できないことがいろいろとあります。これを理解せずに「ターゲットの友」だけを使って勉強していると、本番になって慌てることになるので気を付けましょう。
反復学習での暗記には向いていない
英単語を覚えるためには、反復学習で暗記をするしかありません。何度も何度もスペルを書き写したり、単語や例文を音読したりすることが英単語を暗記するためには大切です。しかし、「ターゲットの友」だけではスペルを書いたり、音読したりする反復学習ができません。
「ターゲットの友」の主な機能はテスト機能です。覚えているかどうかを確認することはできても、スペルを書いたりして覚えるという勉強はできない点をよく気を付けましょう。
スペルを書く練習はできない
ただ、反復学習はできなくても、何度も「ターゲットの友」を使っていると単語の意味は覚えることができるでしょう。しかし、「ターゲットの友」だけでは絶対にできないことがあります。それはスペルを書く練習です。
センター試験だけで受験する人やマーク式のテストだけで大学受験を乗り切ろうという人はスペルを書く練習が必要ないと思っている人もいるかもしれません。しかし、2020年度からセンター試験が大きく変わり、民間試験の受験が必須になります。英検やGTECなど、高校生が受験する英語の民間試験の多くが英文の記述が求められる試験内容になっています。
スペルを正しく書く、という勉強をしていないと正しい英文が書けるわけはありません。しかし、「ターゲットの友」だけではスペルを書く練習はできません。スペルを書くためにはやはりスペルをひたすらノートに書き写して練習するという勉強が必要です。
スペルを書く練習をしない受験勉強はありません。「ターゲットの友」だけではスペルを書く練習はできないので、「ターゲット」を使ってスペルを書く練習を行いましょう。
ターゲットの友でできること
「ターゲットの友」だけではスペルを書いたり、暗記するための反復学習をしたりといった基本的な勉強はできません。しかし、本の「ターゲット」だけではなかなか勉強しにくいことが「ターゲットの友」ではできるのは事実です。こちらでは「ターゲットの友」でできることについてみていきましょう。
ネイティブの発音でのリスニング機能
「ターゲットの友」だけでもできることにはネイティブの発音でのリスニングがあります。例文のリスニング機能は有料版にしないと利用できませんが、単語だけの発音なら無料版でも利用できます。現在のセンター試験の英語の配点はリーディングが200点、リスニングが50点ですが、2020年から始まる新しい大学入学共通テストではそれぞれ100点ずつとなり配点の比率が1対1になります。
リスニングの重要性が今までの2倍になるということです。普段からリスニングの勉強も心掛けて続けていかないと、リスニングが重視される大学入学共通テストに対応できません。「ターゲットの友」を活用して、単語の暗記をしながらリスニング力も強化していきましょう。
英単語を覚えているのか確認できるテスト機能
「ターゲットの友」で最も活用したい機能がテスト機能です。英単語の意味を覚えているかどうかを確認できるテスト機能は「ターゲットの友」はとても便利な機能です。書いたり読み上げたりして勉強していても、覚えているのかどうかを自分でテストすることはできません。
その点、「ターゲットの友」ではそれぞれの単語に対して正しい意味を4択から選ぶテストを行うことができます。スペルを書くテストはできませんが、意味を覚えているかどうかを確認するテストはできます。このテスト機能が「ターゲットの友」の最も重要な機能と言ってもいいでしょう。
ぜひ「ターゲット」でしっかりと勉強したら、「ターゲットの友」でテストしてみて覚えた単語が定着しているかどうかを確認してみましょう。
また、覚えても復習しなくては忘れてしまいますが、「ターゲットの友」で繰り返しテストをすることで、また思い出しやすくなります。「ターゲットの友」を使うと反復の復習も簡単にできるというメリットがあります。
ターゲット選手権で全国の受験生と競える
受験勉強を続けていくためにはモチベーションを高めて、保つことがとても重要になります。「ターゲットの友」には孤独で辛い受験勉強のモチベーションをあげていくためのおすすめの機能もあります。「ターゲットの友」には「ターゲット選手権」というランキング機能があります。
「ターゲット選手権」というのは「ターゲットの友」の学習成果がランキングで表示されるという機能です。しかも志望校別に表示されるので、同じ大学を目指しているライバルたちと比べて、自分がどの位置にいるのかがわかります。
同じ目標を持つ顔も名前も知らないライバルたちと切磋琢磨してモチベーションを上げられる機能というのは、スマホアプリならではのおすすめ機能と言っていいでしょう。
ターゲットの友の正しい使い方
「ターゲットの友」のアプリを最大限生かすためには、正しい勉強法に沿って使わなくてはいけません。「ターゲットの友」を使った正しい勉強法とはどのような勉強法なのか、ということをここから見ていきましょう。
英単語の勉強はあくまでも本を使う
「ターゲットの友」はあくまでもテスト機能がメインの機能になります。「ターゲットの友」だけでは単語の暗記はできません。英単語を覚えるための勉強というのはあくまでも本の「ターゲット」を使って行います。
まずは「ターゲット」に出てくる英単語を何度か書き写したり読み上げたりしながら、スペルと意味を覚えていきます。最低でも「ターゲット」は2周は勉強しましょう。2周「ターゲット」を勉強し終わったら「ターゲットの友」に移ります。
ターゲットの友だけでは覚えられない
受験勉強をするために「ターゲット」を使わずに「ターゲットの友」だけで勉強してしまった人は、だいたい英語の成績が伸び悩みます。「ターゲットの友」だけで勉強しても、最難関レベルの1900を勉強し終わったとしても、センター試験で6割から7割程度が限界でしょう。
というのは、「ターゲットの友」では1つの単語に対して1つの意味しか覚えることができないからです。英単語の中には1つの英単語に対して複数の日本語の意味があるものがあります。また、名詞が動詞化したり形容詞化したりした派生語もあります。
「ターゲット」には複数の意味や派生語、動詞の変化、例文が全て載っていますが、「ターゲットの友」でテストできるのは日本語の意味の最初に掲載されているものだけです。派生語や語形変化はテストできません。
センター試験で平均点レベルや日東駒専未満のレベルであれば、1つの英単語に対して1つの意味だけ覚えるだけでもなんとかなるでしょう。しかし、MARCH以上や2次対策が必要な国公立を狙うのであれば、派生語や例文までしっかりと目を通していないと太刀打ちできません。
「ターゲットの友」だけでは高得点を狙うことはできないので、必ず「ターゲットの友」でテストする前に「ターゲット」で基本的な勉強を行いましょう。
「ターゲット」は1200から潰していく
尚、「ターゲット」のレベルには「1200」「1400」「1900」とありますが、それぞれのレベルに収録されている単語は重複がありません。また、長文に出てくる単語の数は簡単なものほど多くなり、難しい単語は少なくなっていきます。
つまり「1200」以前の中学レベルで覚えるべき単語が最も頻繁に英文に出てきて、次に「1200」に出てくる単語、その次に「1400」、「1900」で出てくる単語はもっとも出てくる確率が低い単語だということです。
ということは難関レベルの「1900」ばかり練習しても、「1200」や「1400」に収録されている単語を覚えていないと、長文は読めないということです。「1900」をしっかりと勉強しているはずなのに英語の成績が思うように伸びない、という人は中学英語や「1200」や「1400」に抜けがある可能性があります。
思うように英語の点数が伸びないという人は、本を買う前に「ターゲットの友」の「1200」か「1400」でテストをしてみて、このレベルで抜けがないかどうか確認してみることをおすすめします。「テスト」があまりにもできないようなら、自分のレベルに合った「ターゲット」を購入してしっかりとそこから勉強を進めましょう。
反復学習で覚えたらターゲットの友のアプリでテスト
「ターゲット」でスペルを書いたり読み上げたりする勉強を2周以上行ったら、いよいよ「ターゲットの友」のアプリでテストを行ってみましょう。「ターゲットの友」でのテストは1つの英単語に対して4つの選択肢から意味を選ぶ4択問題です。正しい意味が選べるかどうかを確認していきます。
テストが終わるとこのように結果が表示されます。
「ターゲットの友」では間違えた単語をアプリの中で復習することはできません。間違えた単語はメモしておいて、後から「ターゲット」でよく復習しておきましょう。間違えたものを間違えたままにしておくのはいけません。間違えたものをしっかりと覚えて復習することが、次のステップへの道になります。必ず復習は行いましょう。
繰り返しの復習に利用
「ターゲットの友」では1回のテストで5問ずつ、朝と版に7回ずつのテストができて1日に最大合計70語勉強できます。1900であれば約1か月ほどで1周目が終わります。間違えた単語は次のテストで再出題されることもあるので、1日に70語進められないこともありますが、順調にいけば1か月前後で「ターゲットの友」の1周目が終わります。
1周目が終わって、できなかった単語の復習もしっかりと行ったら、2周目からは繰り返しの復習に利用します。英単語は繰り返し繰り返し復習しないとどうしても忘れてしまうものです。1周目が終わっていれば2周目からはかなり楽になるはずです。
出題時にネイティブが単語を読み上げてくれるので、リスニングの練習も兼ねるつもりで何度も復讐のためにテストを繰り返しましょう。
ターゲットの友の有料プランとは?
「ターゲットの友」のアプリは基本的に無料で利用できますが、有料プランもあります。「ターゲットの友」の有料プランには「苦手特訓モード」と「マイリスニングモード」の2種類のモードがあります。こちらでは「ターゲットの友」の有料プランについて詳しくみていきましょう。
苦手特訓モード
「ターゲットの友」の有料プランの「苦手特訓モード」というのは、間違えた単語だけを後から集中的に復習できるモードです。「ターゲットの友」の無料版では、間違えた単語は次のテストでもう一度出題されますが、間違えた単語だけを後から見返す、という機能は付いていません。
しかし、正しい英単語の勉強というのは間違えた単語をしっかりと見直して覚え直していくことです。間違えたものをそのままにして先へ進んでしまっては、何度やっても覚えることはできません。「ターゲットの友」の苦手特訓モードを利用すれば、間違えて苦手な単語だけを後から復習しやすくなります。
苦手な単語の復習がやりやすくなるということで、間違えが多い人にはおすすめのモードです。
マイリスニングモード
「ターゲットの友」の有料プランには「マイリスニングモード」というのもあります。こちらは「ターゲット」に掲載されている例文をネイティブが読み上げてくれるものです。「ターゲットの友」の無料版では単語だけのリスニングはできます。
しかし、単語だけのリスニングができても、実際に出題されるのは文章であることがほとんどです。しかも英語は文章になると単語と単語がくっついて流れるように聞こえるために、単語のリスニングだけ練習していても文章のリスニングになると、途端に聴き取れなくなってしまう人もいます。
本格的なリスニング対策をするためには、単語単位でのリスニングではなくて、最低限、文単位のリスニングの練習を普段から行っておくことがおすすめです。「ターゲットの友」の「リスニングモード」を利用することで、本格的な文章単位でのリスニング練習ができるので、より受験本番に近いリスニング対策ができるようになります。
2つ合わせた必勝パックがお得!
「ターゲットの友」の有料プランの「苦手特訓コース」と「マイリスニング」はそれぞれ価格が480円です。こちらは月額課金ではなく買い切り価格です。それぞれ別々に購入すると合計で960円になるところ、2つ合わせた「必勝パック」というのを購入すると240円もお得な720円で購入できます。
「ターゲット」での学習が終わった後には、「ターゲットの友」を繰り返して単語を定着していくことが大切です。その時に、苦手な単語を集中的に勉強できる「苦手特訓コース」と、本格的なリスニングの練習ができる「マイリスニング」は、学習効率を一気に上げてくれるのでおすすめです。
ぜひ英単語力をもう一段上の段階にアップさせたいと考えているのであれば、両方をお得な価格で利用できる必勝パックを購入することをおすすめします。
ターゲットの友で勝利をつかんだ先輩たちの声
英単語集の「ターゲット」は30年もの歴史があります。その中で2014年にリリースされたターゲットの友を活用して勝利をつかんだ先輩たちもたくさんいます。こちらでは「ターゲット」と「ターゲットの友」を活用することで大学受験に勝利した先輩たちの声をお伝えします。
「マイリスニングを購入して例文を音声の後に続いて自分で声に出して読むシャドーイングをして、リスニング力と発音の練習もしながらセンテンスとして単語を覚えてきました。苦手特訓モードで特に苦手な単語は繰り返し覚えながら、実践的に勉強しました。」
「学校の行き帰りの電車の中のスキマ時間に活用しました。リスニングはスピードを変えられるので、自分で聞き取れるスピードから設定できるのが良かったです。」
「毎日10個でいいから進めること。2年間続けたら結構頑張ってきたことに気が付くはず。」
「本を3周してまずは覚えました。そのあとアプリで5周しました。アプリはどこでも簡単に復習できるのが良かったです。」
「課金も両方購入してもお小遣いで買える範囲なので、ぜひ購入した方がいい。課金したおかげでアプリの使い勝手が良くなった」
「焦らずに一つ一つ確実に進めていくこと。そうすれば絶対に覚えられます。」
ターゲットの友を活用して受験英語に勝利しよう!
この記事では大学受験の英語を勉強するのに欠かせないスマホアプリの「ターゲットの友」について詳しく解説してきました。英単語の勉強に「ターゲット」を利用している人には必須のアプリと言ってもいいでしょう。今後リスニングやスピーキングが重視されてくる大学受験の英語の勉強では、本だけを使った勉強では点数を伸ばせなくなっていきます。
もちろん本を使った勉強も必要ですが、リスニング対策は絶対に必要です。ぜひ「ターゲットの友」を正しく活用して単語の復習だけではなく、リスニング対策もしながら効率的に英単語の勉強を進められるようにしていくことをおすすめします。