2019年08月14日更新
「eSIM」とは?スマホに埋め込んだSIMの仕組みとメリット/デメリットを解説!
現在話題を呼んでいる次世代のSIM規格「eSIM」とはどういった機能なのか知っていますか?これからは「eSIM」時代が到来します。「eSIM」とはどういったものなのか、また「eSIM」を取り扱っているキャリアとは、など「eSIM」に関するすべてを解説します。
目次
eSIMとは?次世代SIMサービスを理解しよう!
次世代SIMサービスとして現在話題を呼んでいる「eSIM」ですが、みなさんは「eSIM」とはどういったSIMカードサービスなのかを知っていますか?
本記事冒頭の本章では、「eSIM」とはどういった仕組みなのか、どういったSIMカードサービスなのかを詳しく解説しています。現在利用しているSIMカードの既成概念とは大きく異なる「eSIM」サービスの内容を理解しておきましょう。
eSIMの仕組みとは?
スマホが普及する前の携帯電話には、SIMカードという概念が存在していなかったのを知っていますか?スマホが普及する前は、携帯電話端末それぞれに「ネットワーク識別用」のユーザーアカウントが搭載されていました。その後、スマホが普及するに連れて、SIMカードへ移行してきたという時代背景があります。
そんな中、数年前から「eSIM」という技術が注目を浴びており、2019年頃から徐々に脚光を浴び始めています。「eSIM」とは、通常のSIMカードではなく、埋め込み式のSIMカードとなります。スマホの中に「eSIM」を埋め込みソフトウェアがSIMの代わりになるというもので、埋め込み式SIMのように、その都度SIMカードの交換が不要になります。
iPhone XR・XS・XS MaxからeSIMに対応
すでに埋め込み式「eSIM」のサービスは日本でも開始されており、「IIJmio」が「eSIM」を取り扱い有名なプロバイダとなっています。
しかし、「eSIM」に対応しているスマホを持っていなければ「eSIM」を利用することができません。iPhone XS・iPhone XS MAX・iPhone XR以降のiPhoneスマホは「デュアルSIM」「eSIM」に対応していますが、その他スマホは事前に「eSIM」に対応しているかを確認しておく必要があります。
eSIMのメリット
本章では「eSIM」サービスを利用するメリットを紹介します。「eSIM」のメリットは下記のリスを参照してください。
eSIMを利用するメリットその1 | 埋め込みeSIMでスマホのSIM交換が不要に |
eSIMを利用するメリットその2 | 海外旅行でもSIMを交換せずにスマホが利用できる |
eSIMを利用するメリットその3 | SIMカードの到着を持つことが不要に |
eSIMを利用するメリットその4 | プライベート・仕事用のSIMを使い分けられる |
上記それぞれの「eSIM」メリットを個別に紹介していきます。「eSIM」サービスを利用したい人は、参考にしてみてください。
埋め込みeSIMでスマホのSIM交換が不要に
「eSIM」を利用する大きなメリットとして、SIMカードの交換が不要になります。これまでは、携帯キャリアを変更する毎に、新たなSIMカードを挿入する必要がありましたが、この手順は不要になり、キャリアの乗り換えは非常に簡単になるというメリットがあります。
海外旅行でもSIMを交換せずにスマホが利用できる
海外旅行・海外出張の際も、海外の携帯プロバイダとネット上で契約することで、専用のデータをスマホにインストールしてしまえば、簡単に海外の異なるプロバイダを利用することも可能となります。
SIMカードの到着を持つことが不要に
格安SIMと契約する際に厄介なのが、SIMカードが郵送されるまでスマホが利用できないという点です。しかし、「eSIM」システムを利用することで、ネット上から必要なSIMデータをダウンロードするだけなので、SIMカードの到着を待つ必要がなくなります。
eSIMのデメリット
続いて気になる「eSIM」機能を利用するデメリットを確認しておきましょう。
大手携帯キャリアに大きなデメリットあり
結論から述べると、「eSIM」を利用する上でユーザーにとっては大きなデメリットはありませんが、大手携帯キャリア会社には大きなデメリットとなります。「eSIM」が普及することで、ユーザーが簡単に携帯キャリアの乗り換えが可能となるためデメリットが大きく、日本国内の携帯キャリア会社からは、「eSIM」を敬遠する声が多く上がっています。
そのため、日本国内での「eSIM」の普及率は非常に低く、「eSIM」を取り扱っているのは格安SIM「IIJmio」キャリアのみとなっています。今後、大きな変革が起きるのは間違いないですが、それには時間が必要で、各大手携帯キャリアの動向に注目が集まっています。
IIJmioでeSIMのデータ通信サービスが開始
前の章でもすでに述べましたが、「IIJmio」ではすでに「eSIM」サービスを開始しています。本章では、「IIJmio」の「eSIM」サービスについて解説していきます。
「IIJmio」の「eSIM」機能の特徴1 | モバイル回線を二重で利用できる |
「IIJmio」の「eSIM」機能の特徴2 | オンラインで簡単に「eSIM」の 手続き・発行が可能 |
「IIJmio」の「eSIM」機能の特徴3 | デザリング・LINE・インターネット利用が可能 |
「IIJmio」の「eSIM」機能の特徴4 | 大手携帯キャリアと併用することで 年額の料金が安くなる |
「IIJmio」の「eSIM」機能の特徴5 | 6GB/月プランがたったの1,520円(税別)! |
IIJmioで「eSIM」の新規申し込みする方法は非常に簡単で、下記のIIJmio公式サイトから簡単に新規登録と「eSIM」発行が可能となります。
「au」「docomo」「Softbank」などの大手携帯キャリア会社で契約している人でも、二重で「eSIM」を1つのスマホに登録することができるので、実際にiPhone XR・iPhone XS・iPhone XS MAXを持っている人は、IIJmioで「eSIM」の契約を検討してみてはどうでしょうか。
2019年7月18日からIIJmioではお得な「eSIM」プランキャンペーンを開催しています。通話機能が利用できませんが、6GBの月額プランがたったの1,520円で利用することができます。「eSIM」を利用できる上に、格安SIMの利用メリットをすべて受けることができるので、下記のIIJmio公式サイトで詳細を確認しておきましょう。
デュアルSIM対応スマホが必要なので要注意
「eSIM」の契約を進める前に、自分のスマホが「デュアルSIM」に対応しているかしっかりと確認しておきましょう。「デュアルSIM」に対応しているスマホでなければ、「eSIM」を利用するメリットを受けることができない、及び「eSIM」自体が利用できないという事態が発生します。
「eSIM」を利用する場合は、お持ちのスマホが「デュアルSIM」に対応している必要があります。iPhoneモデルの場合は、iPhone XR・iPhone XS・iPhone XS・MAX以降のスマホデバイスが必要です。Androidスマホをお持ちの方は、自分のAndroidスマホが「デュアルSIM」に対応しているかメーカーホームページで確認しておきましょう。
次世代規格の埋め込み型eSIMは画期的システム!活用してみよう!
本記事では、現在話題を呼んでいる次世代のSIM規格「eSIM」とはどういった機能なのか、また「eSIM」を取り扱っているキャリア会社「IIJmio」を紹介しました。これからは「eSIM」時代が到来します。「eSIM」とはどういったものなのかを理解して、更にお得にスマホを利用していきましょう。