ポケモンGOが重い・カクカクする原因と軽くする対処法を解説！

ポケモンGOはAR機能を搭載していることもあり、見た目よりもスマートフォンに負荷をかける重いアプリです。そのため、プレイをしていると動きがカクカクしたり、反応が鈍くなったり、場合によってはポケモンGOが落ちることもあります。

そんなポケモンGOの動作を軽くするためには、メモリを解放したり、電波をしっかり掴んだり、スマートフォンのパワーアップを図ったりする必要があります。本記事では、ポケモンGOがカクカクする主な原因を説明したのち、ポケモンGOの動作を軽くする方法をお伝えします。

ポケモンGOがカクカクする原因は、大きく分けて3つあります。
 

1. スマートフォンのメモリが足りない
2. スマートフォンの通信環境が悪い
3. スマートフォンのマシンパワーが足りない

ポケモンGOがカクカクする場合に、まず考えられるのがポケモンGOの使えるメモリの空き容量が足りないということです。ポケモンGOはメモリを大量に使う重いアプリですから、スマートフォンのメモリが足りなくなれば、どうしても動作は重くなり、最悪ポケモンGOが落ちることになります。

通信電波の届きにくい場所では、ポケモンGOのホストとの情報のやり取りがうまくいかず、ポケモンGOの動作が重くなります。またGPSからの電波が受け取りづらい場所でも、「GPSの信号をさがしています」という表示とともに、動作が停まることがあります。

通信電波が届きにくい場所でのプレイと同様、スマートフォンのSIMに通信速度制限がかかっていると、やはりホストとの通信に時間がかかって、ポケモンGOの動作が重くなります。

バッテリーの充電残量が少なくなると、スマートフォンのバッテリーセーブ機能が働いて、それ以降の電池の消費速度を抑えるために動作を遅くすることがあります。そうなると、当然ポケモンGOの動作も鈍くなります。ポケモンGOはバッテリーの消費が激しいため、この状態に陥るパターンが少なくありません。

ポケモンGOのバッテリー消費の速さに堪えかねて、電力節約アプリをインストールしていると、そのせいでポケモンGOの動作が重くなることがあります。

スマートフォンを使いつづけていると、スマホのスペックが相対的に低くなっていることがあります。ポケモンGOも2019年8月現在でリリース3周年となりました。初期のポケモンGOであれば十分軽快に動作していたスマートフォンでも、度重なるバージョンアップでより重くなったポケモンGOにはスペックが足りず、カクカクしてしまう可能性もあります。

ここまで、ポケモンGOが重くなり、最悪の場合にはアプリ自体が落ちる原因をお伝えしました。そこで以下では、そんな事態に陥ったときにポケモンGOの動作を軽くするための対処法をお教えします。

ポケモンGOの動作を軽くするときに限らず、スマートフォンの動作が重くなったときにはスマートフォンの再起動がよく効きます。スマートフォンは再起動することで、RAMの空き容量を増やしたり効率的に使えるように内部のメモリ配置を組み換えたりします。そのため、再起動によってポケモンGOの使えるRAM容量が増え、動作を軽くすることができます。

先にも記したように、再起動はポケモンGO以外のアプリにも有効ですので、最低でも1日1回は再起動することをおすすめします。特にAndroidスマートフォンは、再起動でメモリ配置をクリアすることで、より快適に利用できます。

次に説明する「スマホの空き容量を増やす」とも関連しますが、ポケモンGO以外のアプリのキャッシュを削除することで、ポケモンGOの使える領域が広くなり、ポケモンGOの動作が軽くなります。iPhoneの場合は、設定画面などで一度にアプリを消すことはできず、アプリを一つずつ立ち上げてキャッシュを削除する必要があります。

一方Androidスマートフォンなら、設定を立ち上げて「ストレージ」を選択し、「その他のアプリ」をタップします。するとアプリ本体とキャッシュの使用量が大きい順に表示されますので、上のアプリからアプリの詳細画面を開き「キャッシュの削除」を選んでください。こうしてキャッシュを削除することでポケモンGOの動作が軽くなるはずです。

ポケモンGOの動作を軽くするには、使わなくなったアプリや、ほかにバックアップしたり不要になったりした写真や音楽を削除して、スマートフォンの空き容量を増やすのも有効な手段です。スマートフォンの空き容量が一定以上ないと、ポケモンGOに限らずアプリの動作が重くなります。

また、使わなくなったアプリであっても、インストールしているだけでバックグラウンドではいろいろな動作や通信をしていることがあります。それによってポケモンGOの動作が重くなっている可能性も少なくありません。ポケモンGOを快適に楽しむのであれば、不要なアプリを優先的に削除してください。

スマートフォンを初期化するのは、スマートフォンの再起動以上に有効な手段です。アプリや各種設定を元に戻すのが面倒なため、おすすめするのは心苦しいのですが、ここまで紹介した手を使ってもポケモンGOが重くて困る場合は、思い切ってスマートフォンを初期化してください。ただし、初期化する前に必ずバックアップをとることを忘れないでください。

また、LINEなどのアプリはほかのアプリと一括でバックアップが取れず、アプリごとに別々にバックアップを取らなければならない場合もあります。初期化する前にはその点にも注意を配る必要があります。しかしスマートフォンを初期化すると、それだけの手間をかけただけ効果があることも間違いない事実です。

さて、前節まではスマートフォンのマシン側の問題でポケモンGOが重くなった場合のお話でしたが、ここからはGPSや通信環境に問題があった場合の解決法です。「GPSの信号をさがしています」という表示が出て重くなっている場合には、GPSが検出されるまで待つのが妥当です。

しかし30秒以上待っても変化がないようなら、ほかの原因の可能性がありますので、ポケモンGOをいったん終了させて再起動することをおすすめします。

明らかにスマートフォンの通信速度が遅くてポケモンGOが重い場合には、Wi-Fiにつなぐか、速度制限を解除するしかありません。しかし、フリーWi-Fiは必ずしも速くありませんし、そもそもポケモンGOをプレイしているところでWi-Fiが利用できるとは限りません。また速度制限を解除するには、そのためのお金が必要です。

速度制限解除のためにお金を使うか、諦めてのんびりプレイするか、速度制限が解除される日までポケモンGOを我慢するかの三択になります。

バッテリーの充電残量が少なくてポケモンGOが重くなったり落ちることがあったりする場合は、すぐにスマートフォンのバッテリーを充電してください。元々ポケモンGOはバッテリー消費が大きいアプリですから、ある程度ポケモンGOをプレイすると思われるときには、必ずモバイルバッテリーを携帯するようにしてください。

消費電力節約アプリをインストールしている場合には、そのアプリを削除するか、消費電力節約アプリの設定でポケモンGOを監視対象から外してください。ポケモンGOはこの手のアプリとは相性が悪いので、こうしたアプリを採るかポケモンGOを採るかの二者択一だと思ってください。

以上の手段を使ってもポケモンGOの動作が重かったり頻繁に落ちることがあったりする場合は、スマートフォンのスペックが足りないと考えるべきです。ポケモンGOが快適に動作する高スペックのスマートフォンに買い替えることを考えてください。

AndroidのほうがiPhoneよりもポケモンGOの動作が重い、という意見もあります。ただし、これはiPhoneのスペックがある程度一定なのに対し、AndroidはローエンドのAndroidスマートフォンからハイエンドのAndroidスマートフォンまで、さまざまなAndroidをひとまとめにしているため、不具合の声が大きく響くのだとも思われます。

実際、動作が重いAndroidよりも軽いと言われるiPhoneであっても、メモリが1GBしかないiPhone 6／6 PlusではポケモンGOの動作は重い上によく落ちるのが現状です。AndroidでポケモンGOを快適に楽しむのであれば、メモリが3GBは必要、4GB以上あることが望ましいと思ってください。

以上、ポケモンGOが重くなってカクカクしたり、落ちたりする場合の原因と対処法をお伝えしました。ポケモンGOはスマートフォンに高いスペックを求める重いアプリですので、最悪買い替えをにらみつつ、小まめにスマートフォンを再起動したり、ほかのアプリをアンインストールしたりして、ポケモンGO優先のスマートフォン運用を心がけてください。