2019年07月22日更新
機種変更してもLINEのトーク履歴を引き継ぐ方法!【iPhone/Android】
機種変更をしたときに、LINEのトークの履歴の引き継ぎは諦める人が多いようです。実は意外に簡単にできるLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法をiPhone端末、Android端末それぞれ紹介します。次の機種変更のときのためにぜひご覧ください。
目次
- 1機種変更後LINEトーク履歴の引き継ぎはスマホだけでできるか?
- ・スマホだけでトーク履歴を含むLINEの引き継ぎは可能
- 2【PC要】機種変更時のLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法〜AndroidからAndroid〜
- ・旧端末でトーク履歴のバックアップをする
- ・バックアップファイルをPC上へ移す
- ・バックアップしたトーク履歴ファイルを新端末に設置
- ・新端末でトーク履歴をインポート(復元)する
- 3【PC不要】機種変更時のLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法〜AndroidからAndroidへ〜
- ・旧端末でトーク履歴をGoogle Driveにバックアップ
- ・バックアップしたファイルを新端末に設置する
- ・新端末でトーク履歴をインポート(復元)する
- 4【PC要】機種変更時のLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法〜iPhoneからiPhone〜
- ・旧iPhoneでメールアドレス登録・アカウント引き継ぎ設定をする
- ・iTunesを最新バージョンにする
- ・旧iPhoneとPCを接続する
- ・iTunesで暗号化バックアップを開始する
- ・新しいiPhoneにバックアップデータを復元する
- ・新しいiPhoneのLINEで本人確認、2段階認証、電話番号認証をおこなう
- ・トーク履歴の復元に失敗した場合
- 5【PC不要】機種変更時のLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法〜iPhoneからiPhoneへ〜
- ・旧端末でトーク履歴をiCloudにバックアップ
- ・バックアップしたファイルを新端末に設置する
- ・新端末でトーク履歴をインポート(復元)する
- 6トーク履歴の引き継ぎに失敗した場合と対処法
- ・バックアップしたデータが移行途中で壊れた
- ・トーク履歴ファイルを格納すべきフォルダに正しく移行できていない
- ・LINEアプリやOSが最新バージョンになっていない
- ・LINEアプリに端末の各機能へのアクセス許可をしていない
- 7【iPhoneからAndroid・AndroidからiPhone】へ機種変更する場合の引き継ぎ方法
- ・テキストベースのトーク履歴をメールに添付
- ・Evernote等にテキストベースのトーク履歴を保存する
- ・LINEのキープ機能を使って、大事なメッセージだけバックアップ
- 8LINEのトーク履歴はこれで大丈夫!安心して機種変更しよう!
- ・LINEの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
機種変更後LINEトーク履歴の引き継ぎはスマホだけでできるか?
LINEアプリを長く利用している方の中には、LINEアプリがスマホの機種変更後に初期化されてしまい、LINEトークが消えてしまったという経験があるのではないでしょうか。LINEスタンプや友達の引き継ぎは、機種変更前にLINEアカウント登録をし、機種変更後も引き継げば容易に引き継ぎができます。LINEトークの引き継ぎのために、やるべきことを解説します。
スマホだけでトーク履歴を含むLINEの引き継ぎは可能
でたー!丁寧に携帯のデータ移し替えたのに、バックアップミスってLINEのトーク履歴全部消すやつー。_| ̄|○
— しょうきち@でちゃう!次期エース (@dechau_shokichi) December 2, 2018
機種変更後のLINEのトーク履歴などの引き継ぎは、これまでPCが必要でしたが、最近ではiPhoneもAndroidもそれぞれのクラウドへ保存することで、機種変更時にスマホだけで引き継ぎができるようになりました。iPhoneとAndroidのそれぞれの端末でのLINEトークのデータ引き継ぎと移行について説明します。
【PC要】機種変更時のLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法〜AndroidからAndroid〜
機種変更時にLINEのトーク履歴データをバックアップし移行するのは、LINEアプリ内の全LINEトーク履歴を一度にまとめて引き継ぎはできません。1つのLINEトークごとに、バックアップデータを作成し移行します。PCを利用したAndroidからAndroidへのLINEトーク履歴のバックアップデータの引き継ぎ方法から説明します。
旧端末でトーク履歴のバックアップをする
機種変更する前の旧端末で、LINEトークの履歴のデータをバックアップをするから説明します。機種変更前の端末の操作手順は以下の通りです。
1)トーク画面の右上のアイコンをタップし、メニューを一覧表示させます。
2)メニューの中の”トーク設定”をタップします。
3)トーク設定の画面へ遷移し、”トーク履歴をバックアップ”をタップします。
4)ポップアップ表示があらわれますので、ここでは”すべてバックアップ”をタップします。
”すべてバックアップ”をタップすると、またポップアップ画面が表示されます。今回はメールで送信はしませんので、”いいえ”をタップします。これで、トーク履歴のバックアップデータができました。
バックアップファイルをPC上へ移す
機種変更前に旧端末で作成した、LINEトーク履歴のバックアップデータをPCへ移動します。PCへ移動させるには、SDカードまたはUSBケーブルを使用します。先ほど、旧端末でLINEトーク履歴のデータのバックアップ手順を紹介しました。その際の、最後のポップアップ表示をもう一度ご覧ください。「トーク履歴のファイルが”LINE_Backup/LINE_Android……”にバックアップされました」というメッセージです。
メッセージの中に記載されている「LINE_Android-backup-shat4531328950e.zip」というものは、先ほどの操作で作成されたLINEトーク履歴のバックアップファイルの名前です。このバックアップファイルがどこに保存されたかというと、「LINE_Backup」という場所です。SDカードを使用しているものは、SDカードに保存される場合があります。
今回はスマホ本体の内部ストレージというところの、「LINE_Backup」に保存されていますので、USBケーブルでつなぎ「LINE_Backup」から「LINE_Android-backup-shat4531328950e.zip」というファイルを一時的に、PCで保存します。これで、機種変更前の引き継ぎの準備は整いました。
バックアップしたトーク履歴ファイルを新端末に設置
ここからは、新端末に機種変更した後の作業です。旧端末で作成したLINEトークのバックアップデータを、新端末に移行する引き継ぎ方法を説明します。その前の準備として、新端末ではどこにLINEトーク履歴のバックアップデータが作成されるかを確認します。確認する方法は、先ほどの機種変更前の操作と同様にLINEトーク履歴のバックアップデータを作成すれば、LINEトーク履歴のバックアップファイルの名前とLINEトーク履歴のバックアップデータの保存先がわかります。
機種変更後の新端末のLINELINEトーク履歴のバックアップデータの保存先を確認したら、その保存先へ旧端末から移行してきたLINEトーク履歴のバックアップファイルを移動します。その際に、保存先を確認するために作成したLINEトーク履歴のバックアップファイルは削除しておきます。
新端末でトーク履歴をインポート(復元)する
機種変更前の端末でLINEトーク履歴のバックアップをしたときと途中までは同じ操作です。LINEトーク履歴のバックアップデータを移行したい友達とのトーク画面を開き、メニューの中からトーク設定画面を開き、今度は”トーク履歴をインポート”をタップします。「トーク履歴をインポートしますか」のポップアップメッセージが表示したら、”はい”をタップします。これで、新機種の方へ旧機種のトーク履歴を引き継ぎました。
【PC不要】機種変更時のLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法〜AndroidからAndroidへ〜
それでは、次はPCを必要としない方法を紹介します。AndroidからAndroidへのLINEトーク履歴の引き継ぎ方です。AndroidからAndroidへの引き継ぎですので、PCを使用する代わりにGoogle Driveを使用しての方法です。データの引き継ぎ前には、念のため見ていない動画や写真がある場合は、一度、見てから別の場所へ保存をしておくと、もしもバックアップできなかったときに安心です。
旧端末でトーク履歴をGoogle Driveにバックアップ
先ほどのPCを使用した方法は、ひとつのトークにつきバックアップデータをひとつずつ作成し、トークごとに引き継ぎしていく方法でした。しかし、Google Driveを使用して引き継ぐ方法は、一括でトーク履歴のバックアップデータの引き継ぎができます。まずは機種変更前の端末でLINEアプリの設定画面を開き、”トーク”をタップします。トーク画面に遷移したら”トーク履歴のバックアップ、復元”をタップします。
「トーク履歴のバックアップ、復元」に画面が遷移したら、”Googleアカウント”が設定されているかどうかを確認します。”未設定”の場合は、”未設定”をタップし使用するGoogleアカウントを選択します。ここで選択するGoogleアカウントは、新端末へバックアップのデータの引き継ぎをするときにも使用します。Googleアカウントを選択すると、先ほどの”未設定”となっていた部分にGoogleアカウントを表示します。続いて、”Google ドライブにバックアップする”をタップします。
”Google ドライブにバックアップする”をタップすると、Wi-Fiに接続していない場合には、「Wi-Fi接続されていません。モバイルデータを利用して続行しますか?」と表示されますので、”はい”か”いいえ”を選択します。”はい”を選択するとすぐにバックアップが始まります。バックアップデータの量が多い場合は、Wi-Fi接続に切り替えたときにバックアップをします。
バックアップデータがGoogle Driveへ保存されると、「トーク履歴のバックアップ、復元」画面の”前回のバックアップ”という項目に、今回のバックアップデータを作成した日付と、データの容量が表示されます。
バックアップしたファイルを新端末に設置する
LINEトーク履歴のバックアップファイルが保存できましたので、次は機種変更後にGoogle Driveから新端末へ設置する方法です。機種変更後に新端末へ引き継ぎする前に、新端末の初期設定を終え、LINEのアカウントを引き継いでおきます。
新端末でトーク履歴をインポート(復元)する
機種変更後の新端末で、LINEアプリの設定画面の”トーク”をタップし、トーク画面に遷移したら”トーク履歴のバックアップ、復元”→”復元”の順にタップし画面を進めます。バックアップ時に選択したGoogleアカウントを選択すると保存したトーク履歴がGoogle Driveから引き継ぎされます。
【PC要】機種変更時のLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法〜iPhoneからiPhone〜
つづいて、iPhone同士でLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法を説明します。LINEのトーク履歴の引き継ぎは、旧端末から新端末へLINEのアカウントを引き継いではじめます。まずは機種変更前に旧端末で、LINEアカウントの登録をします。
旧iPhoneでメールアドレス登録・アカウント引き継ぎ設定をする
機種変更前の旧iPhoneで、LINEアカウントを登録します。LINEアカウントを登録するには、LINEアプリを起動し、”友だち”をタップし歯車の設定アイコンをタップします。アカウント画面に遷移しますので、”メールアドレス登録”をタップし、メールアドレス登録の画面で、メールアドレスを入力します。同じ画面で、パスワードも設定します。
すると、LINEアプリの方はメールアドレス登録の画面で、認証番号入力を求められます。この認証番号は、先ほど登録時に入力したメールアドレス宛にメール送信されます。
LINEからの「メールアドレス登録確認メール」を確認します。メールに記載されているURLをタップするとLINEアプリに戻りメール認証が行われます。そして登録が完了し、LINEに登録したメールアドレスが画面に表示されます。メールアドレス登録画面で”確認”をタップすると、アカウント画面へ遷移し、メールアドレス登録の下に「登録完了」と表示されれば登録完了です。
iTunesを最新バージョンにする
ここで紹介するiPhoneからiPhoneへのLINEトーク履歴の引き継ぎを、PCを使用して行う場合には、iTunesアプリを使って引き継ぎをします。そのため、PCで使用するiTunesは最新バージョンにしておきます。バージョンは、iTunesのヘルプから確認できます。
旧iPhoneとPCを接続する
PCの準備が整ったら、機種変更前の旧iPhoneとPCをケーブルでつなぎます。iPhoneとPCが接続されると、上部のメニューのすぐ下に表示されているiPhoneのアイコンか、画面左側のメニューにデバイスとして○○のiPhoneと表示されます。表示されたiPhoneのアイコンか、左メニューの○○のiPhoneクリックします。
すると、接続しているiPhoneについての情報が表示されます。表示されている右上の部分でiPhoneのOSのバージョンがわかります。「お使いのiPhoneソフトウェアは最新です」と表示されていれば最新バージョンです。前述したiTunesとiPhoneのバージョンが最新でない場合には、更新プログラムを確認し最新のバージョンにします。
iTunesで暗号化バックアップを開始する
接続されているiPhoneの情報画面にあるバックアップの設定項目の中の、左側の「自動的にバックアップ」に関する項目を設定します。ここでは、「このコンピュータ」と「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れます。
ここで、注意する点があります。自動的にバックアップをするようになっていても、iCloudの無料範囲が5GBの容量までです。それを超えた場合にはバックアップできない場合があります。その際には、お知らせメールが届きますので、有料版に切り替えるか不要なデータを削除するなどし空き容量を作ることで回避できます。
また、”iPhoneのバックアップを暗号化”にチェックを入れた場合、暗号化パスワードの設定が求められてきます。その際にはパスワードを登録します。また、設定したパスワードはデータを復元するときに必要ですので、必ず忘れないように控えておきます。
機種変更前の端末でパスワードを登録した後、自動的に旧iPhoneの中のデータのバックアップが始まります。もし、パスワード設定をしてもバックアップが始まらないときには、「手動でバックアップ/復元」の項目下の”今すぐバックアップ”をクリックします。ここでのバックアップは、LINEのトーク履歴だけでなく、iPhoneの中の画像や電話帳などのそれぞれのデータもバックアップします。そのため、PCの処理能力や、データ量などによりますが30分から1時間半程度時間がかかります。
機種変更前の旧iPhoneのデータのバックアップが完了したら、iTunesの上段メニューバーの中にある”編集”メニューの中の”設定”をクリックし「デバイス環境設定」を開きます。「デバイス環境設定」が開いたら”デバイス”をクリックすると、デバイスのバックアップ情報を表示します。きちんとバックアップファイルができれば、旧iPhone名と日時が表示されます。きちんとできていれば、旧iPhoneをPCから接続解除します。これで機種変更前の旧iPhoneでの操作は終了です。
新しいiPhoneにバックアップデータを復元する
次は機種変更後の新iPhoneに、LINEのトーク履歴のバックアップデータを引き継ぎ移行する方法です。新iPhoneを起動し、iOSの初期設定をすませます。そして、「iPhoneを設定」という画面が現れたら、”iTunesバックアップから復元”をタップします。すると、PCに接続しiTunesと接続するように促す表示がでますので指示に従いPCとiPhoneを接続します。
PCとiPhoneが接続できたら、続いてiTunesが起動してきます。(もし、起動しないときには、手動で起動します)すると、「新しいiPhoneへようこそ」という画面が表示します。画面左側の”このバックアップから復元”の方へチェックを入れ、右側に先ほどバックアップデータを作成した、旧iPhone名が表示されていることを確認します。”続ける”をクリックすると、「iPhoneソフトウェアの使用許諾契約」という画面が表示されますので、契約内容を一読し「iPhoneソフトウェア使用許諾契約を読んだ上で同意します」の左にチェックを入れ”続ける”をクリックします。
新しいiPhoneのLINEで本人確認、2段階認証、電話番号認証をおこなう
「iPhoneソフトウェア使用許諾契約」に同意し、”続ける”をクリックすると暗号化パスワードを要求されます。このパスワードは機種変更前の旧iPhoneでバックアップデータを作成するときに決めたパスワードです。パスワードを入力した後に、”OK”をクリックします。すると「iPhoneをバックアップから復元中」というメッセージが表示され、バックアップデータの引き継ぎが始まります。データの復元が完了すると、「アップデートが完了しました」というメッセージが表示されれば、機種変更前の旧端末からのデータの引き継ぎは完了です。
トーク履歴の復元に失敗した場合
機種変更後にバックアップデータを移行している途中で、「パスコードでロックされているため…」というような、パスコードに関するエラーが出る時があります。そのときには、PCではなくiPhoneの方でパスコードの入力をし、PCのエラーメッセージには”キャンセル”をクリックします。その後はiPhoneの設定を行えば問題ないようです。
旧iPhoneは使わないのなら初期化するか管理を徹底しよう
iPhone端末は世界的に人気があるため、機種変更後に旧iPhoneの状態によっては、高く下取りして貰うこともできます。使用していたiPhoneが機種変更後に、第三者の手に渡るかもしれないことを前提に考え使わないiPhoneは初期化するなど、管理を徹底することが大切です。
「クローンiPhone」という言葉が、最近とても話題になっています。芸能人のトークの情報が週刊誌などにとりあげられるのも、この「クローンiPhone」によるものという説もあります。今では、LINEアプリもアップデートによって、同時にログインし利用することができなくなっています。しかし、こういった事態を避けるためにも、使わないときにはバックアップデータの引き継ぎ後には初期化することをお勧めします。
【PC不要】機種変更時のLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法〜iPhoneからiPhoneへ〜
ここまではPCを使用して、iPhoneからiPhoneへの機種変更時のバックアップデータを移行する方法でしたが、次はPCを使わずLINEのトーク履歴のバックアップデータを移行し引き継ぎする方法を説明します。
旧端末でトーク履歴をiCloudにバックアップ
PCを使わない代わりに、iCloudを利用して引き継ぎをします。まず、はじめに大切なのは新iPhoneも旧iPhoneもどちらもiOSが最新バージョンであるかを確認し、最新でない場合には最新バージョンにアップデートしてから始めます。機種変更後の新機種だからといって、購入前にアップデートがあった場合には、バージョンが古くなっていることもあります。機種変更後でも新機種のOSやLINEアプリが最新バージョンなのを確認してから移行します。
まずはiPhoneでiCloudを使用するために、機種変更前の旧iPhoneでiCloud Driveをオンに設定します。設定方法はiPhoneの設定からユーザー名をタップし、iCloudをタップします。「iCloud Drive」をオンにします。
バックアップしたファイルを新端末に設置する
旧iPhoneでiCloud Driveをオンにして接続したら、LINEアプリを起動します。友だちの画面から右上の歯車アイコンをタップします。設定画面に遷移したら、”トーク・通話”→”トークのバックアップ”と順にタップします。トークのバックアップ画面で、”今すぐバックアップ”をタップするとバックアップデータの作成が始まり、LINEのトーク履歴がiCloudに保存されます。終了すると「バックアップ完了」と表示されます。
Android端末では、トークひとつに対してひとつずつバックアップデータを作成し引き継ぎましたが、iPhoneではLINEトーク履歴をすべて一括で引き継ぎできます。
#iOS 版 #LINE、トーク履歴をiCloudにバックアップ可能に https://t.co/MYEern6oIY pic.twitter.com/tGmwcIMs4v
— 週刊アスキー (@weeklyascii) June 27, 2016
新端末でトーク履歴をインポート(復元)する
旧iPhoneでLINEトーク履歴のバックアップデータが、iCloudに保存できたら新iPhoneへデータを移行します。まずは、新iPhoneで初期設定を終えて、iOS、LINEアプリともに最新バージョンであることを確認します。つづいてLINEにログインして、アカウントの引き継ぎをします。
LINEのアカウントの引き継ぎが完了すると、トーク履歴の復元画面が現れます。”トーク履歴をバックアップから復元”をタップすると、トーク履歴の復元が始まり、その後、年齢確認のステップへ画面が変わるとデータの引き継ぎは完了しています。
トーク履歴の引き継ぎに失敗した場合と対処法
LINEトーク履歴のデータは、ユーザーにとって大切なデータですが、やはり確実に引き継ぎができるとは限りません。ここからは、もしトーク履歴の引き継ぎに失敗したときのために、4種類の主な原因と対処方法を説明します。また、もし大切なデータがなくなってしまってからでは取り返しがつかないので、機種変更するしないに関わらず、日頃からデータのバックアップなどはこまめに取っておくことをおすすめします。
バックアップしたデータが移行途中で壊れた
機種変更前にバックアップデータをGoogle DriveやiCloud Driveに移行して保存するときには、ネットワークの通信環境が原因する場合があります。というのは、どちらもネットワーク上のDriveにデータをおくるため、インターネットの接続状況がよくないと、途中でデータが壊れる可能性があります。また、LINEトーク履歴の容量が大きい場合も、うまくデータを移行できない場合があります。
機種変更前に旧端末で、LINEトーク履歴のバックアップがきちんと完了していない状態で、新端末へLINEアカウントの引き継ぎを失敗すると、旧端末に戻ってもバックアップはできません。機種変更前に旧端末のバックアップデータの移行が正常に完了できたか確認してから、新端末でLINEアカウントの引き継ぎをした方が確実です。
トーク履歴ファイルを格納すべきフォルダに正しく移行できていない
機種変更後の新端末にLINEアカウントを引き継ぎ、トーク履歴をインポートしようとしても、「バックアップファイルがみつかりません」などのエラーになってしまう場合があります。その場合の原因は、新端末へトーク履歴のバックアップデータを移行する際の移行場所に相違があるためです。再度、確認し正確な場所へトーク履歴のバックアップデータを移行します。
LINEアプリやOSが最新バージョンになっていない
ここまでで何度か述べましたが、Android、iPhoneのそれぞれのOS、またLINEアプリのバージョンが最新でなければバックアップがきちんとできない場合があります。バックアップデータを作成する前には、旧端末、新端末それぞれのOSとLINEアプリのバージョンを最新にすることで、きちんとトーク履歴データの移行に失敗するのも少なくなります。
LINEかアップデートされ
— ルンルンちなてい大好キング (@eternalexplorer) February 1, 2019
トーク履歴のバックアップとインポートが出来なくなった
アップデートされる前にバックアップとれば履歴残せるけど
アプリが自動アップデートされてたら諦めるしかない
前バージョンのapkがあっても
上書き出来ないのでアウト#LINE#改悪
LINEアプリに端末の各機能へのアクセス許可をしていない
また、セキュリティの関係でLINEアプリが使用してもよい機能を、ユーザーが許可する、しないを設定するようになっています。デフォルトでは、ほぼアクセスを許可されていない機能が多いので、新端末で設定画面のアプリの設定画面から権限の設定をそれぞれ設定します。
【iPhoneからAndroid・AndroidからiPhone】へ機種変更する場合の引き継ぎ方法
これまでは、iPhoneからiPhone、AndroidからAndroidのように、同じOSへ機種変更するときのの引き継ぎ方法について説明しました。異なるOSの端末に機種変更したときのデータの引き継ぎ方では、今までのようにバックアップをとって復元するという方法で引継ぎができません。最後に別のOSからの引き継ぎ方法を説明します
テキストベースのトーク履歴をメールに添付
iPhone端末もAndroid端末も、ひとつのトークごとの操作です。移行したいトーク履歴を、テキストファイルでメール送信する方法です。Androidは「【PC要】機種変更時のLINEのトーク履歴の引き継ぎ方法」で述べた方法で、4)のところでバックアップファイルではなく、テキストを選択しメール送信できます。
iPhoneの場合も同様の操作で、移行したいトークの右上メニューから、”設定”をタップしトーク設定の画面で、”トーク履歴を送信”をタップします。すると、送信する方法を選択する画面が表示します。その中で”メール送信”をタップするとメーラーが起動し、トーク履歴のテキストファイルを送りたいアドレス宛に添付してメール送信できます。またメールは送信せず保存すれば、端末に下書き保存されます。
Evernote等にテキストベースのトーク履歴を保存する
次の方法は、Evernoteに履歴を保存する方法です。Evernoteは、これまで使用したGooglle DriveやiCloud Driveと異なり、ストレージサービスというものでノートを作成し利用できます。大きな相違点は保存したものを検索し見つけられるという点です。まずは、端末にEvernoteのアプリをインストールする必要があります。
トーク履歴の引き継ぎの方法は、メール送信した方法とほぼ同じ引き継ぎ方です。メール送信を選択した画面で、Evernoteを選択します。すると、Evernoteのノートにテキストファイルが保存されます。保存されるときには、添付ファイルとして追加されます。
LINEのキープ機能を使って、大事なメッセージだけバックアップ
LINEキープという機能があり、これもEvernoteのようなストレージサービスです。次はこのLINEキープを使って、トーク履歴の引き継ぎ方を説明します。LINEアプリの機能なので、機種変更後には新端末のLINEにログインすることで、バックアップしたものをインポートしなくても、すぐにトーク履歴が見られます。LINEキープには不便な点があり、テキストファイルしか保存できず、そのまま区別せずに保存すると、保存したトーク履歴が誰とのトークなのかがわからなくなる場合があります。
LINEキープへトーク履歴を保存する方法も、ひとつのトーク履歴ごとに操作します。トーク画面で保存したいメッセージを長押しします。すると、iPhone端末では、メニューが横並びに表示され”Keep”をタップ、Android端末では”Keepに保存”をタップすればLINEキープへ保存完了です。メッセージは複数選択すれば同時に複数のメッセージを保存できます。機種変更後の新端末で、LINEアプリの自分のプロフィール画面を開き、”Keep”をタップすると見られます。
LINEのトーク履歴はこれで大丈夫!安心して機種変更しよう!
代表的なLINEトーク履歴のバックアップの方法と、データの引き継ぎ方法を紹介しました。Android端末もiPhone端末も基本的な操作方法は変わりません。
- PCで引き継ぎするには、バックアップデータを作成し、PCへ保存した後に新端末へ引き継ぎをする。
- PC不要の引き継ぎ方法は、Android端末はGooglle Driveへ、iPhone端末はiCloud Driveへバックアップデータを保存し、新端末からインポートし引き継ぎをする。
- 異なるOSの端末同士の場合には、EvernoteやLINEキープで引き継ぎができる。
機種変更前の注意点は、以下の通りです。
- それぞれのOSとLINEのバージョンは最新のものにアップデートしておく。
- バックアップは正確に保存できたことを確認しておく。
- LINEのアカウントの登録をしておく。
バックアップできない場合は、以下の原因が考えられる。
- バックアップは、インターネット接続の通信環境の良い場所で行う。
- ファイルの格納場所の指定を間違えないようにする。
- 新端末で、LINEアプリの各機能へのアクセス権を許可してからデータ引き継ぎをする。