iPhoneでのモバイルSuica定期の購入・更新方法！メリット・デメリットも解説！

iPhoneでモバイルSuica定期を購入する方法について解説します。iPhoneでモバイルSuica定期を利用する場合、大きく分けて２通りの方法があります。1つはSuicaアプリを通して直接Suica定期を購入する方法、もう1つは既存のSuica定期をApple Payで読み込んで利用する方法です。

また、iPhoneでモバイルSuica定期を利用できるのはiPhone 7以降の機種に限られます。

iPhoneで直接モバイルSuica定期を購入する場合は、Apple Payの窓口である「WALLET」アプリからでは購入できません。iPhoneでモバイルSuica定期を購入するには「Suicaアプリ」を通して購入します。

「Suicaアプリ」でモバイルSuica定期を作る場合は、まずAppストアで「Suicaアプリ」をインストールします。

「Suicaアプリ」を使ったモバイルSuica定期の支払い方法について説明します。まず、「Suicaアプリ」を立ち上げ、メイン画面右下の「チケット購入・Suica管理」をタップします。

次の「チケット購入・Suica管理」の画面で、「定期券」をタップします。

次の確認の画面で「モバイルSuica定期券」をタップします。

次の画面で「新規購入」・「継続購入」を選択します。

次の画面で、定期券の種類を選択します。通常の通勤定期の場合は「通勤定期券」をタップします。

この後、乗車区間、経路、使用開始日、購入期間を設定すると、購入内容の確認画面が表示されます。この画面の下方に支払い元の選択ボタンが表示されます。左のクレジットカードのボタンを選ぶと「Suicaアプリ」に登録したクレジットカードで支払われ、右の「Apple Pay」ボタンを選ぶとApple Payに登録したクレジットカードで支払われます。

この後、クレジットカードの認証が済むと「定期券購入完了」の画面が表示されます。

既存のSuica定期をApple Payで読み込んで利用することもできます。既存のSuica定期をiPhoneに取り込む方法は「Suicaアプリ」を使う方法と「Wallet」アプリを使う方法の2つの方法がありますが、「Suicaアプリ」を使う場合でも途中から「Wallet」アプリに切り替わって手続きが進むので、実質どちらで手続きを行っても同じ手続きになります。

ここでは「Wallet」アプリを使う方法を例にして説明します。まず「Wallet」アプリを立ち上げ、画面右上の「＋」マークもしくは「カードを追加」をタップします。

次の画面で「続ける」をタップします。

次の画面でカードの種類を選びます。「Suica」をタップします。

SuicaID番号としてSuicaカードの裏面にある専用コードの「下4桁」の番号を入力します。合わせて生年月日も入力します。入力したら画面右上の「次へ」をタップします。

利用条件が表示されるので内容を確認して「同意する」をタップします。

次に、Suicaカードの情報をiPhoneに転送します。画面の指示に従って、iPhone上部をSuicaカードの下半分に重ねるように置きます。

カード情報の転送が完了すると「カードの追加」のメッセージが表示されます。メッセージが表示されたら「次へ」をタップします。

無事にSuicaカードがiPhoneに取り込まれると、完了画面が表示されます。「完了」をタップして手続きは終了です。

SuicaカードをiPhoneに取り込む過程でもメッセージで説明がありますが、SuicaカードをApple Payで取り込んで「Wallet」アプリに追加した後は、現物のSuicaカードは無効化されるので使えなくなります。SuicaカードをiPhoneに取り込んだ後も、Suicaカードの使用を考えていた人は注意しましょう。

iPhoneのモバイルSuica定期更新は「Suicaアプリ」からのみ、手続きが可能です。

iPhoneのモバイルSuica定期の更新方法を説明します。まず、「Wallet」アプリを立ち上げてSuicaを選択し、画面右下の「i」マークをタップします。

次の画面で、「定期券を更新」をタップします。

次の画面で定期券の期間を設定します。

最後に、iPhoneの「ホームボタン」にタッチして、Totch IDによる指紋認証を行えば、購入・支払い手続きは完了です。使用するクレジットカードはデフォルトでApple Payに登録されているクレジットカードが適応されますが、変更する場合は指紋認証を行う前に、「カード」の項目をタップして変更します。

iPhoneのモバイルSuica定期を利用するメリットとデメリットについて解説します。

モバイルSuica定期を活用すると、様々なメリットがあります。モバイルSuica定期を使うことで、各種手続きをiPhoneで済ませることができるだけでなく、特別に付加されるポイントも用意されています。モバイルSuica定期のメリットをよく知ることで、さらにモバイルSuica定期を有効活用できるはずです。

Suica定期の新規購入・更新がiPhoneでできるので、駅まで足を運ぶ必要がありません。自分の時間を有効活用できます。

普通のSuicaカード同様、JR・私鉄・地下鉄・バスで利用可能です。iPhoneを取り出せばすぐに改札や料金口をパスできるので、常にアクティブに行動できます。

モバイルSuicaを使うと、新幹線・グリーン定期も作成可能です。新幹線定期を作成する場合は、iPhoneのSuicaアプリから新規購入はできないので、初め駅窓口で新幹線定期を購入・発行した後、その新幹線定期をiPhoneのモバイルSuicaに取り込むことになります。

グリーン定期を作成する場合、モバイルSuica定期と区間が同じであれば、すぐにSuicaアプリを通してグリーン定期を購入・発行することが可能です。モバイルSuica定期と区間が異なる場合は、一度、JRホームページ内の「専用申込みフォーム」で申請し、送られてくるメールの案内に従ってSuicaアプリで購入・発行が可能です。

モバイルSuica定期で首都圏のバスを利用すると、バス乗車に使ったSuicaの利用金額に応じて「特典バスチケット」というポイントがSuicaに付与されるサービスもあります。このバスチケットはバスの乗車賃に使用できます。

Apple Payに登録したクレジットカードでiPhoneのモバイルSuicaにチャージしたり、iPhoneのモバイルSuicaのチャージを使ってお店で買い物をすると「Suicaポイント」が貯まります。「Suicaポイント」は買い物等に利用できます。

Apple WatchでもモバイルSuicaが使えます。Apple WatchでSuica機能を活用すれば、iPhone以上にアクティブな動きができるのではないでしょうか。ただし、対応機種は「Apple Watch Series 2」以降になります。

次に、モバイルSuica定期のデメリットも確認しておきましょう。モバイルSuica定期を利用する上での注意点を押さえておくことで、モバイルSuica定期の運用上のリスクを回避できます。

モバイルSuica定期を利用する際に気を付けたいのは、有効期限が切れると更新できないという点です。更新の時期を逃して有効期限が切れてしまうと、「Suicaアプリ」から再度新規購入しなくてはいけません。

これは基本的な要点ですが、iPhoneが電気機器である以上、バッテリーが切れると使用できません。リスク対策としてモバイルバッテリーを携帯することをお勧めします。

前述した通り、Apple Payに読み込んだSuicaカードは使えなくなります。現物のSuicaカードとiPhoneのモバイルSuicaの両方が使えると考えていた人は、その点注意が必要です。

高校生以下の学生が「Suicaアプリ」でモバイルSuica通学定期を購入する場合、事前にJRに「モバイルSuica 通学定期券申込書」を郵送しなくてはいけません。申請内容が受理された後iPhoneでモバイルSuicaをダウンロードできるようになります。

こうした手間を考えると、一度駅窓口で現物のSuica定期カードを購入・発行した後、iPhoneの「Wallet」アプリで取り込むという方法の方が、手間をかけずに済みそうです。

従来のSuicaカード定期と比べると、iPhoneのモバイルSuica定期には様々なメリットがあります。モバイルSuica定期メリット・デメリットをよく理解して便利なモバイルSuica定期の機能を有効活用しましょう。iPhoneを取り出せば、改札も支払いも簡単にパスできるという点は、モバイルSuicaの最大の魅力です。