Qi対応iPhoneをワイヤレス充電するのは便利?メリットデメリットを解説!

Qi対応のiPhoneのワイヤレス充電にはどんなメリットがあるのを説召します。ただしワイヤレス充電はデメリットもいくつかあるので注意してください。またQi規格に対応したワイヤレス充電器もご紹介しますので、Qi対応のiPhoneをより便利に使いこなしてください。

Qi対応iPhoneをワイヤレス充電するのは便利?メリットデメリットを解説!のイメージ

目次

  1. 1Qi対応iPhoneをワイヤレス充電するメリット
  2. ケーブルなどの消耗がない
  3. 置くだけで充電ができて便利!
  4. 充電のし忘れを防げる
  5. 充電しながらイヤフォンで音楽が聞ける
  6. 2Qi対応iPhoneをワイヤレス充電するデメリット
  7. ワイヤレス充電パッドを電源につなぐ必要がある
  8. 充電速度・急速充電が有線に比べて遅い
  9. 充電中の操作がしにくい
  10. 3Qi対応iPhoneをワイヤレス充電する注意点
  11. 置く場所によっては充電できない
  12. ケースによっては充電できない
  13. 4Qi対応iPhoneに使えるおすすめワイヤレス充電
  14. Anker PowerWaveの「パッド型ワイヤレス充電」
  15. Anker PowerWaveの「スタンド型ワイヤレス充電器」
  16. エレコムの「ワイヤレス充電器スタンドタイプ」
  17. 5Qi対応iPhoneで状況に応じて優先とワイヤレス充電を使い分けよう

Qi対応iPhoneをワイヤレス充電するメリット

Qi規格のロゴ

Qiとはワイヤレス給電の国際標準規格のことで、iPhone8以降のiPhoneに備わっている便利な機能です。iPhone以外でも、GALAXYやNexusなどの最新機種ならQiに対応しています。QiでiPhoneを充電すると、従来のケーブルで充電するのに比べてどんなメリットがあるのでしょうか。

ケーブルなどの消耗がない

LightningケーブルをiPhoneに挿して充電すると、何度も使っているうちに端子部分が消耗し、iPhoneの端子部分が壊れてしまう場合があります。またLightningケーブルを雑に扱うと断線したり、黄ばんだりして使えなくなることもあります。QiならLightningケーブルも端子も使わないので、経年劣化の問題から逃れられます

置くだけで充電ができて便利!

Qi対応の充電パッドの上にiPhoneを置くだけですぐに充電できるのでとても便利です。あまり便利さを感じられない方もいるでしょうが、日々使っていると「Lightningケーブルを挿して置く」という行為が「置く」だけになる便利さを体感できます。

充電のし忘れを防げる

LightningケーブルでiPhoneを充電する場合、ケーブルの挿入が面倒で充電を後でやろうと思って忘れてしまい、肝心な時にiPhoneが使えないといった状況になることがあります。しかしQi対応iPhoneなら充電パッドに置くだけで充電できるため、結果的に充電のし忘れを防げます。ものぐさな人にとってワイヤレス充電はかなり重宝しそうです。

充電しながらイヤフォンで音楽が聞ける

ケーブルでiPhoneを充電すると、iPhoneに音楽をたくさん入れていてPCでの作業中などに音楽を聴きたいと思ったとき、Lightning端子を充電ケーブルに使っていて有線イヤフォンが使えません。これではLightning端子のイヤフォンを購入しても少し不便です。

しかしQi対応のiPhoneであれば、充電パッドにiPhoneを置きながらLightning端子にイヤフォンのケーブルを挿して音楽を聴けます。別途iPhoneに対応しているコネクタを用意しなくてもいいので便利です。

Qi対応iPhoneをワイヤレス充電するデメリット

ここまでQi対応iPhoneをワイヤレス充電するメリットをお伝えしましたが、もちろんワイヤレス充電にもデメリットがないわけではありません。せっかくワイヤレス充電器を買ったのに結局使わなくなった、ということがないようにワイヤレス充電器を買う前にデメリットにも目を通しておいてください。

ワイヤレス充電パッドを電源につなぐ必要がある

ワイヤレス充電といってもiPhoneと充電パッドがワイヤレスなだけで、充電パッドはUSBケーブルでACアダプターにつなぎ、ACアダプターはコンセントに接続しなければなりません。つまり充電パッド自体はケーブルレスではなく、机の上に充電パッドを置くため、有線で充電するとき以上に場所を取ります。

常に充電パッドが机の上にあると邪魔な人は、収納スペースを作るか有線でiPhoneを充電してください。

充電速度・急速充電が有線に比べて遅い

ワイヤレス充電は優先に比べて充電速度が遅く、かなりの時間を要します。バッテリーが完全に切れた状態でワイヤレス充電をすると、100%になるまでに3時間半から5時間ほどかかります。ワイヤレス充電はお風呂に入っているときや寝ているときなど、ある程度まとまった時間があるときに使うべきです。

急速充電に対応しているワイヤレス充電器であればそれよりも速く充電できますが、やはり有線に比べると遅いので、緊急時には有線での充電がおすすめです。

充電中の操作がしにくい

ワイヤレス充電だと、有線で充電するときに比べてiPhoneが使いづらいため、充電しながら頻繁にiPhoneを操作したいときは有線のほうが便利です。ただしワイヤレス充電器によっては、スタンド型にするなど、操作しやすいように工夫されているものもあります。

Qi対応iPhoneをワイヤレス充電する注意点

Qi対応のiPhoneをワイヤレス充電する際、場合によっては充電できないことがあります。以下に充電できない場合と、その対処法を記します。

置く場所によっては充電できない

ワイヤレス充電パッドにiPhoneの充電用コイルの部分を置かないとうまく充電できません。充電用コイルは中央付近に内蔵されているので、背面のAppleのマークの少し下を充電パッドの中央においてください。

少しでもずれると充電できないので、ベッドに置いて寝ると、寝返りを打った際にiPhoneが充電パッドからずれてしまい、充電できていなかったということあります。お子さんが勝手に触ることもあるので、充電器を置く場所には注意が必要です。

ケースによっては充電できない

手帳型ケースなど、分厚いケースを使っているとiPhoneが充電できません。充電器によって、ケースの厚さが3mm以下ならOK、5mm以下ならOKという基準があります。金属が使われているケースも充電できないので、一度自分が使っているiPhoneのケースを確認してください。

また背面にICカードを挟んで充電すると、ICカードの磁気が壊れて使えなくなります。充電する度にケースやICカードを外すと手間がかかるので、ワイヤレス充電にしたい方は普段から薄いケースを使い、ICカードは別の場所に収納しておく必要があります。

Qi対応iPhoneに使えるおすすめワイヤレス充電

AppleはこれまでAirPowerというワイヤレス充電マットの開発を進めてきましたが、2019年3月に開発中止を発表しました。つまりApple純正のワイヤレス充電器はありません。そこで、ここでは他社製のiPhoneでも使えるワイヤレス充電器をご紹介します。

一般的なワイヤレス充電器の出力は5Wですが、製品によってはそれ以上の出力の急速充電に対応しています。少しでも速くiPhoneを充電したい方は、急速充電に対応しているワイヤレス充電器を購入しましょう。ただし、最大10Wの急速充電に対応しているのは、2019年4月現在ではSamsung製のスマホのみです。

Anker PowerWaveの「パッド型ワイヤレス充電」

Anker PowerWave 10 Padは、ワイヤレス充電器としては最もオーソドックスなパッドタイプのワイヤレス充電器です。滑るのを防止するため表面はゴム製です。厚さ5mm以内のケースならつけたままでも充電できます。10W出力の急速充電に対応しているのはSamsungのスマホのみで、iPhoneなどほかのスマホは5W出力のみに対応しています。

またQi認証を取得していて、バッテリーセル保護機能、異物探知機能、温度管理機能を搭載しているので、安心してiPhoneを充電できます。

Anker PowerWaveの「スタンド型ワイヤレス充電器」

Anker  PowerWave 7.5はスタンドタイプなので、充電しながらiPhoneの操作がし易い充電器です。2つの充電コイルを搭載しているため、縦置きでも横置きでも充電できます。Samsung製のスマホは最大10W、iPhoneは最大7.5W、そのほかのスマホは最大5W出力で充電できます。

エレコムの「ワイヤレス充電器スタンドタイプ」

エレコムのワイヤレス充電器(スタンドタイプ)はコイルが可動式で、iPhoneのサイズに合わせてコイルの位置を調整できます。位置決めシールや動作確認LEDがついているので、充電できていなかったという事態を避けられます。スマホの接地面にはラバー素材を使用しているため、滑りづらく、傷もつきにくいため安心です。

アジャスターの取り外しもできるため、iPhoneの操作がし易く、とても便利です。厚さ3mm以下のケースならつけたまま充電可能で、最大5Wで充電できます。

エレコムの「冷却ファン搭載ワイヤレス充電器」

この充電器は冷却ファンを搭載しているためiPhoneの発熱を抑え、充電時間を短縮できます。急速充電に対応しており、Samsung製のスマホは最大9W、iPhoneは最大7.5W、そのほかのスマホは最大5Wで充電できます。厚さ3mm以下のケースならつけたままでも充電できます。ケーブルは100cmなので、コンセントと離れた場所でゆったりと接続できます。

Qi対応iPhoneで状況に応じて優先とワイヤレス充電を使い分けよう

Qi対応のiPhoneなら置くだけで充電できるため、充電し忘れが少なく、ケーブルの消耗もないので、とても便利です。しかし充電速度が遅い、ケースによっては充電できないなどのデメリットもあります。ただし、こうしたデメリットは急速充電対応の充電器やスタンドタイプの充電器の購で緩和可能です。

様々なタイプのワイヤレス充電器が販売されているので、自分の用途に合った充電器を選んでください。非常時には有線、通常時にはワイヤレス充電と充電方法を使い分けると、iPhoneがいっそう便利に使えるようになります。

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この記事のライター
古橋侑