2019年09月25日更新
iPhoneの画面録画機能で音声付動画をキャプチャする方法!設定手順を解説!
iPhoneでは、画面録画機能を使ってゲーム実況などの音声付き動画を簡単にキャプチャ保存することが可能です。iPhoneの画面録画機能で音声付き動画をキャプチャ保存する方法や、録音できない時に見直すべき設定などをまとめました。
目次
- 1iPhoneの画面録画で音声付き動画をキャプチャする方法
- ・内部音声のみを録音する場合
- ・外部音声のみを録音する場合
- ・画面録画機能の設定方法とは?
- ・画面録画を開始・終了する方法
- ・録画した動画は写真アプリに保存される
- 2iPhoneの画面録画で内部音声・外部音声のみを録音する方法
- ・内部音声のみ
- ・外部音声のみ
- 3iPhoneの画面録画で音声が入らない原因と対処法
- ・原因
- ・対処法
- ・録画動画が保存されない場合の対処法
- 4iPhoneで音声付き画面録画を行う際の注意点
- ・録画したいアプリ以外のアプリを終了しよう
- ・マナーモードの状態をチェックしよう
- ・録画中にアプリを切り替えないようにしよう
- 5iPhoneの画面録画機能を音声付きで楽しもう!
iPhoneの画面録画で音声付き動画をキャプチャする方法
昔のiPhoneには画面を「静止画」としてキャプチャ保存できるスクリーンショット機能はありましたが、「動画」として保存する録画機能は付属していませんでした。
iPhoneの画面を動画撮影するためには、ミラーリング用ソフトウェアを使ってiPhoneの映像をパソコンなどの他の端末に映し、その画面をキャプチャソフトで録画する必要がありました。
二度手間な上に通信のタイムラグが発生して不安定な画面録画になる可能性が高く、iPhoneユーザーを長年悩ませてきた問題と言えるでしょう。
iOS11の新機能の画面録画を使ってみたけどiPhone単体でこのクオリティは凄いね👍✨✨ pic.twitter.com/Uljs5crWJc
— くうさん (@ug2p_) October 25, 2017
しかしiOS11以降、ついにiPhoneでも画面録画機能を使って音声付き動画をキャプチャ保存できるようになりました。
この機能を活用すれば、ゲーム実況や人気スマホアプリの使い方紹介動画などを簡単に作成することが可能です。
ここでは、iPhoneの画面録画機能で音声付き動画をキャプチャ保存する方法の基本的な流れについて解説していきます。
内部音声のみを録音する場合
iPhoneの画面録画機能では映像をキャプチャするだけでなく、アプリが発する「内部音声のみを録音する方法」、ユーザーの声などの「外部音声も併せて録音する方法」、「内部音声を遮断して外部音声のみを録音する方法」の中から任意のスタイルを自分で選択することが可能です。
ゲームアプリのプレイ時に内部音声のみを録音した場合、キャプチャ保存された動画ファイルにはゲームの音楽や効果音といったiPhone本体から発せられるサウンドしか保存されません。
後で字幕や合成音声などを追加編集して動画サイトにアップロードしたい方におすすめの方法です。
外部音声のみを録音する場合
一方、ゲームアプリのプレイ時に外部音声も併せて録音した場合、動画ファイルに自分の歓声や悲鳴などの音声が重なってリアルタイム保存されます。
アプリを操作しながら自分の言葉で実況・解説したい方におすすめの方法ですが、場合によっては映像と音声にズレが生じることもある点に注意が必要です。
内部音声を完全に遮断した状態で外部音声のみを録音すれば、自分の声のみを際立たせることが出来ます。
画面録画機能の設定方法とは?
iPhoneの画面録画機能を使用するためには、いくつかのセットアップ作業が必要です。iPhoneの画面録画機能の事前準備について見ていきましょう。
iOS11にアップデートしよう
iPhoneの画面録画機能を使うためには、端末のOSをiOS11以上にしておく必要があります。もしも自分のiPhoneのOSがiOS10以前なら、OSを最新版にアップデートしましょう。
- 「設定」アプリを起動する
- 「一般」を選択して「ソフトウェア・アップデート」をタップする
- 「ダウンロードとインストール」をタップし、画面の指示に従ってiOSのアップデートを完了させる
コントロールセンターの設定を変更しよう
iPhoneのOSがiOS11以上になっても、初期設定のままでは画面録画機能で音声付き動画をキャプチャ保存することは出来ません。コントロールセンターの設定を変更して、画面録画機能のスイッチを表示させる必要があります。
- 「設定」アプリを起動する
- 「コントロールセンター」をタップする
- 「コントロールをカスタマイズ」をタップする
- 「コントロールを追加」リストの下の方にある「画面収録」の「+」アイコンをタップする
コントロールセンターの「含める」リストに「画面収録」が追加されていることを確認しましょう。
本体にホームボタンがある機種のiPhoneの場合は画面の下から上にスワイプ、ホームボタンが無い機種のiPhoneの場合は画面の上から下にスワイプして、コントロールセンターを表示してください。
コントロールセンターの中に二重丸のアイコン(画面収録アイコン)が追加されていれば準備完了です。
画面録画を開始・終了する方法
コントロールセンターの「画面収録」アイコンをタップすると、ボタン上に「3、2、1」のカウントダウンが表示された後に「ピン!」という音が鳴り、iPhoneの画面録画がスタートします。
なお、iPhoneの画面録画機能は、コントロールセンターの画面までそのままキャプチャ保存してしまいます。動画ファイルに余計な映像を含ませたくない場合は、カウントダウン中にコントロールセンターを引っ込めましょう。
録画機能が作動している間は、iPhoneの画面の上に赤いステータスバーが表示されます。
赤いステータスバーが表示されていなければ録画されていないということなので、キャプチャ時にはしっかり確認しておきましょう。
録画した動画は写真アプリに保存される
iPhoneの画面録画機能は、以下の3つの方法でキャプチャをストップさせることが出来ます。
- 画面上部の赤いステータスバーをタップして「画面収録を停止しますか?」というアラートの「停止」をタップする(アラート画面はキャプチャ保存されないので最もおすすめな方法)
- コントロールセンターを引っ張り出して「画面収録」アイコンをもう一度タップする(コントロールセンターの画面もキャプチャ保存されてしまうため、あまりおすすめ出来ない方法)
- iPhoneの電源ボタンを1回押して画面録画機能を強制的に終了させる(アプリの使用中に画面上部の赤いステータスバーが隠れてしまう場合はこの方法がおすすめ)
画面録画機能を停止させると、通知欄に「画面収録ビデオを”写真”に保存済み」というメッセージが表示されます。
自動的に動画ファイルが作成され、キャプチャデータがmp4形式で「写真」アプリのカメラロール内に保存されます。
動画アルバムから再生しよう
iPhoneの画面録画機能でキャプチャ保存した動画ファイルは、写真アプリの「動画」アルバムにて確認することが出来ます。iPhoneのカメラアプリで撮影した動画ファイルと同様、サムネイルをタップするだけで再生可能です。
画面録画が終わったら、正常にキャプチャ保存されているかチェックしましょう。
iPhoneの画面録画で内部音声・外部音声のみを録音する方法
iPhoneの画面録画機能では、キャプチャ時にマイク使用の有無を自分で決定することが出来ます。iPhoneのマイクを利用すれば、自分の声も同時に録音することが可能です。
内部音声のみ録音する方法、外部音声も併せて録音する方法、内部音声を遮断して外部音声のみを録音する方法、それぞれのやり方を順番に解説していきます。
内部音声のみ
内部音声のみ録音したい場合は、iPhoneのマイク機能をオフにします。画面録画機能のマイクオーディオをオフにする方法を見ていきましょう。
コントロールセンターを表示しよう
端末にホームボタンがある機種のiPhoneの場合は画面の下から上にスワイプ、ホームボタンが無い機種のiPhoneの場合は画面の上から下にスワイプして、コントロールセンターを表示してください。
二重丸アイコン(画面収録アイコン)が表示されていることを確認しましょう。
長押しを利用してマイクオーディオをオフに
二重丸アイコン(画面収録アイコン)を長押しすると、キャプチャ設定のカスタマイズ画面に切り替わります。
一番下の「マイク」アイコンをタップすると、マイクオーディオのオン・オフ切り替えが可能です。マイクをオフにして収録を開始すれば、内部音声のみが録音されます。
外部音声のみ
外部音声も併せて録音したい場合は、iPhoneのマイク機能をオンにします。画面録画機能のマイクオーディオをオンにする方法を見ていきましょう。
マイクオーディオをオンに
ホームボタンがあるiPhoneの場合は画面の下から上にスワイプ、ホームボタンが無いiPhoneの場合は画面の上から下にスワイプして、コントロールセンターを表示してください。
二重丸アイコン(画面収録アイコン)を長押しすると、キャプチャ設定のカスタマイズ画面に切り替わります。
一番下の「マイク」アイコンをタップすると、マイクオーディオのオン・オフ切り替えが可能です。マイクをオンにして収録を開始すれば、外部音声も録音されます。
マナーモードに設定しよう
iPhone本体の音量をミュートにしても、内部音声は画面録画時にキャプチャ保存されます。
内部音声を消して外部音声のみ録音したい場合は、iPhoneをマナーモードに設定しましょう。マナーモードで録画機能を作動させれば、アプリのサウンドが録音されなくなります。
iPhone本体の左側面に配置されているサイレントスイッチを背面側に切り替えてください。サイレントスイッチ内側のオレンジ色のパーツが露出したら、マナーモード設定完了です。
通知音も消したいならおやすみモードに設定しよう
マナーモードを設定すればアプリの音は消せますが、スマホの操作音や通知音は録音されてしまいます。自分の意図しない内部音声も完全に消し去りたい場合は、iPhoneを「おやすみモード」に切り替えましょう。
- 「設定」アプリを起動する
- 「おやすみモード」をタップする
- 「おやすみモード」をオンにする(「通知」は「常に知らせない」にしておく)
iPhoneの画面録画で音声が入らない原因と対処法
コントロールセンターで画面収録アイコンを長押ししてマイクオーディオの設定を行っているにもかかわらず、何故か画面録画機能で音声付き動画を正常にキャプチャ保存できない場合があります。
iPhoneの画面録画機能で内部(または外部)音声が入らない原因とその対処方法について見ていきましょう。
原因
画面録画機能で音声が入らない場合、録画対象アプリの仕様あるいは録画のやり方に問題がある可能性が考えられます。
以下の原因に該当するものがないか、一つずつチェックしてください。
ミラーリングを行っている
iOS11以降、iPhoneの画面をパソコンやテレビなどの他のデバイスに映す「画面ミラーリング」機能のボタンがコントロールセンターにデフォルト表示されるようになりました。
iPhoneで画面ミラーリングを使用していると、画面録画機能が自動的に無効になります。うっかり画面ミラーリングアイコンをタップしていないかチェックし、もしも画面ミラーリングがオンになっていたらオフに戻しましょう。
ちなみに、ミラーリング先のデバイスでキャプチャソフトを使ってiPhoneの映像を録画することは可能です。
画面録画禁止のアプリを利用している
iPhoneの画面録画機能は、ホーム画面やアプリ使用時の画面など様々な映像を音声付き動画としてキャプチャ保存できる便利なサービスです。
しかし、中にはiPhoneの画面録画機能を使用できない設定になっているアプリやWebサイトがあります。
例えば新作のゲームアプリの場合、人気ゲーム実況者が音声付きで全コンテンツをインターネット配信してしまったら、ゲームの売り上げに影響する大問題になります。こうした著作権侵害を防ぐため、iPhoneの画面録画機能が禁止されているケースもあるのです。
著作権侵害防止機能付きのアプリでは利用不可
ゲームアプリだけでなく、NetflixやAmazonプライムビデオなどの動画ストリーミングサービスも、著作権侵害防止のためにiPhoneの画面録画機能をブロックしています。これは法律上の問題なので、コピーガードが設定されているアプリ・サービスをキャプチャ保存することは諦めなければなりません。
なお、YouTubeやニコニコ動画のようなユーザー投稿型動画サイトの場合、iPhoneの画面録画機能で音声付き動画をキャプチャ保存することは可能です。しかしこれも著作権の観点的にグレーな行為なので、無断転載目的で悪用するのはやめましょう。
機能制限
iOS12で追加された新機能・スクリーンタイムの設定でコンテンツ制限がかかっていると、iPhoneで画面録画機能を利用することが出来ません。スクリーンタイムの設定を見直してみてください。
- 「設定」アプリを起動する
- 「スクリーンタイム」をタップする
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップする
- 「コンテンツ制限」をタップする
- 「画面収録」が「許可しない」になっている場合は「許可」に変更する
対処法
iPhoneの画面録画機能で内部音声(または外部音声)が入らない場合、適切な対処法を実行すれば事態は改善します。
iPhoneの画面録画機能で音声付き動画を正常にキャプチャ保存できない場合の対策を見ていきましょう。
低電力モードを終了する
iOS9から、iPhoneのバッテリー消費を節約する「低電力モード」が搭載されるようになりました。低電力モードをオンにすると電池が長持ちしますが、CPU使用率が制限されて肝心のiPhoneの機能が低下することになります。
iPhoneの画面録画機能は多くのマシンパワーを消耗するため、低電力モード時に使用すると正常にキャプチャ保存されない可能性が高いです。以下の手順で、低電力モードをオフにしましょう。
- 「設定」アプリを起動する
- 「バッテリー」をタップする
- 「低電力モード」をオフにする
全てのアプリを終了する
バックグラウンドで複数のアプリを起動している場合、iPhoneのバックグラウンド更新サービスによって画面録画機能が阻害されてしまう可能性があります。
以下の手順で、不要なアプリを全て終了してから画面録画機能を実行してください。
ホームボタンが無い機種 |
|
---|---|
ホームボタンがある機種 |
|
アプリ以外の操作をしない
すでに述べたように、iPhoneの画面録画機能は多大なマシンパワーを必要とします。
画面録画機能を使用している最中には、CPUエネルギーを録音やキャプチャに集中させる必要があります。無駄なアプリの起動・切り替えを行わないようにしましょう。
アプリの起動後に録画を開始する
iPhoneの画面録画機能を作動させた後で撮影対象のアプリを起動すると、通信が不安定になって音声が途切れる原因になります。
安定したキャプチャ保存を実現するためには、撮影対象のアプリを起動した後で画面録画機能をオンにすることが大切です。
マナーモードを終了する
日常的に電車やバスなどの交通機関を利用している方の中には、普段からiPhoneをマナーモードに固定している方が少なくありません。
iPhoneがマナーモードになっていると、画面録画機能をオンにした時に内部音声が動画ファイルに含まれなくなります。
もしもアプリの効果音などの内部音声が録音されない場合は、マナーモードを解除してください。また、コントロールセンターの画面収録アイコンを長押しして、マイクオーディオの設定もチェックしておきましょう。
アプリ・サイトが録画可能かを事前に確認する
iPhoneの画面録画機能を使う前には、録画対象のコンテンツがキャプチャ保存可能かどうか必ず短時間のテストを行ってください。
多くの動画配信サービスには、著作権侵害防止のためにコピーガードがかけられています。また、ゲームアプリの中にも、「画面収録」アイコンを長押ししてマイクオーディオをオンにしても、内部音声・外部音声が同時録音されないものがあります。
これはシステムの仕様の問題なので、ユーザー側にはどうすることも出来ません。長時間の録画作業が無駄にならないよう、事前確認を怠らないようにしましょう。
無料ソフトVideoProcを使う手も
どうしてもiPhoneの標準搭載機能で正常に画面録画を行えない場合は、フリーソフトで代用するという方法もあります。中国のソフトウェアメーカー・Digiartyが開発した「VideoProc」という動画キャプチャ・編集ソフトを使えば、最短ワンタップでiPhoneの画面を動画ファイルとして録画することが可能です。
VideoProcはiOSの全てのバージョンに対応しており、内部音声・外部音声の同時録音が可能。編集した動画ファイルをSNSにアップロードできる機能も実装しており、配信者にとって大変魅力的です。
ちなみにVideoProcには、無料で試用できる体験版と有料の製品版があります。両者には以下の表のような違いがあり、高度な録画・編集を行いたいなら製品版を購入することをおすすめします。
体験版(無料) | 製品版 | |
---|---|---|
画面録画機能 | 〇 (ただし画面上に「VideoProc」の透かしが入る) |
〇 (透かし無し) |
録画ファイルの結合・変換 | 冒頭の5分間しか変換できない制限あり | 制限なし |
高性能編集ツールの利用 | × | 〇 |
高速変換 | × | 〇 |
最新バージョンへのアップグレード・サポート | × | 〇 |
VideoProc
— 🍟Lポテは飲み物🍟 (@autumn11march) September 15, 2019
このソフト使いやすかったです📹
製品版には、以下の3種類のライセンスタイプがあります。自分の用途に合わせて最適な商品を選択しましょう。
- 年間更新ライセンス:税抜3,680円(PC1台/1年間限定)
- 永久ライセンス:税抜4,980円(PC1台/永久)
- 家庭ライセンス:税抜6,680円(PC2~5台/永久)
VideoProcのダウンロード・インストール手順
ここでは、無料版のVideoProcのダウンロード・インストール手順を解説していきます。
まずは以下のリンクにアクセスし、「無料ダウンロード」をクリックしてVideoProcのインストーラをダウンロードしてください。
セットアップファイルをダブルクリックすると、VideoProcのインストールウィザードが立ち上がります。
「同意する」にチェックを入れ、必要に応じて「カスタマインストール」をクリックしてインストール先を変更してください。(必要なければデフォルトのままでOK。)
インストールボタンをクリックすると、インストールがスタートします。
VideoProcのインストールが完了するまで気長にお待ちください。
「今すぐ起動」をクリックすると、VideoProcが起動します。
体験版を使用している場合、製品版の購入を勧めるメッセージが表示されます。興味が無い場合は、右上の×ボタンを押してウィンドウを閉じてください。
USB-LightningケーブルでパソコンとiPhoneを接続し、iPhone側のロックを解除して「信頼」をタップしましょう。
メイン画面の「録画」をクリックすると、レコーダー機能が起動します。
録画方式の中から「iPhone」を選択すると、VideoProcのウィンドウにiPhoneの画面が表示されます。
右下の「REC」ボタンをクリックすれば画面録画スタート。「STOP」をクリックすると録画が終了し、指定した出力先にキャプチャ動画が作成・保存されます。
なお、VideoProcのiPhone画面録画機能は、Mac版のみに実装されている機能です。Windows版はPCのディスプレイの録画機能には対応していますが、iPhoneの画面を直接キャプチャ保存することは出来ません。
「LonelyScreen」や「AirServer」等のミラーリングソフトを併用して、iPhoneの画面をWindows PCのディスプレイに表示させてからキャプチャを行いましょう。
録画動画が保存されない場合の対処法
iPhoneの画面録画機能を利用した際、音声どころか動画ファイルそのものが見当たらない場合があります。
録画動画が保存されない原因とその対処方法について見ていきましょう。
保存先を確認する
コントロールセンターの画面で「画面収録」アイコンを長押しすると、マイクオーディオのオン・オフだけでなく、キャプチャ保存した動画ファイルの保存先も設定することが出来ます。
その際、間違って別のアプリを指定すると、iPhoneの「写真」アプリではない場所に動画ファイルが保存されることになります。
動画ファイルが見当たらない時は、もう一度コントロールセンターを開いて「画面収録」アイコンを長押しし、動画の保存先の設定を確認してみてください。
ビデオフォルダを見てみる
キャプチャ保存したデータがiPhoneの「写真」アプリのトップ画面に見当たらない場合は、「ビデオ」フォルダに保存されている可能性があります。
「写真」アプリ内を隅々までじっくり探してみてください。
iPhoneの空き容量をチェックする
iPhoneの空き容量が少なすぎると、動画ファイルが正常に作成・保存されません。ストレージ容量が不足している場合は、不要なアプリ・写真・動画ファイル等を削除・移動させてから画面録画機能をオンにしてください。
- 「設定」アプリを起動する
- 「一般」をタップする
- 「iPhoneストレージ」をタップする
録画時間が長引くほどmp4ファイルのデータサイズも肥大化します。出来れば1~2GB以上の空き容量は確保しておきましょう。
iPhoneで音声付き画面録画を行う際の注意点
iPhoneの画面録画は初心者でも使いこなせるシンプルな機能ですが、使用時に予期せぬエラーが発生することが珍しくありません。iPhoneで画面録画を行う際の注意点について解説していきます。
録画したいアプリ以外のアプリを終了しよう
年々高性能化が進んでいるとはいえ、モバイル端末であるiPhoneの性能はパソコンに比べると若干劣ります。
動画キャプチャはマシンパワーを消耗する作業なので、録画したい対象アプリ以外のアプリは全て終了しておきましょう。CPUやメモリにかかる負担を少しでも減らすように心がけてください。
マナーモードの状態をチェックしよう
画面録画機能をオンにする前には、必ず録音設定を確認しておきましょう。もしも外部音声が録音されていなかったら、せっかくの迫真の実況・解説が全て無駄になってしまいます。
コントロールセンターで「画面収録」アイコンを長押しし、マイクオーディオのオン・オフをチェックしてください。また、iPhoneがいつの間にかマナーモードになっていないか、本体側面部のサイレントスイッチも確認しておきましょう。
録画中にアプリを切り替えないようにしよう
iPhoneの画面録画機能でゲーム実況動画やアプリの使い方解説動画を作りたい場合は、1回の録画につき一つのアプリのみを取り扱うべきです。
画面録画中に複数のアプリを起動したり切り替えたりすると、デバイスに過度な負担がかかってキャプチャ保存に失敗する原因になります。無駄な作業は極力慎みましょう。
メモリに十分な空き容量を
動画ファイルの作成・保存には、多くのメモリを必要とします。スペックの低い旧機種のiPhoneで画面録画機能を利用する場合、長時間のキャプチャは避けた方が賢明です。
メモリが足りない場合は録画中にアプリが落ちることも
画面録画機能を使用している最中に、突然アプリが強制終了してしまうことがあります。これもスペック不足が原因である可能性が高いので、他のアプリを終了する、不要なファイルを削除するなどの対処方法を実行しましょう。
また、iPhoneを長時間連続使用している場合は、録画前に一度iPhoneを再起動してメモリを解放しておくのもおすすめです。
iPhone X 以降の場合 |
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iPhone 8 以前の場合 |
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iPhoneの画面録画機能を音声付きで楽しもう!
今回は、iPhoneの画面録画機能で音声付き動画をキャプチャ保存する方法や注意点などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
- iPhoneのOSをiOS11以上にアップデートすれば、iPhoneの画面を動画ファイルとしてキャプチャできるようになる(mp4ファイルが「写真」アプリのカメラロール内に保存される)
- 「設定」アプリの「コントロールセンター」から「画面収録」アイコンを追加すると、コントロールセンター上で画面録画機能を開始できる
- コントロールセンターの「画面収録」アイコンを長押ししてマイクのオン・オフを切り替えると、外部音声録音の有無をカスタマイズ可能
- iPhoneをマナーモードやおやすみモードにすることで内部音声をカットできる
- iPhoneの画面録画機能を使えないアプリ・Webサイトもあるので、正常にキャプチャできない場合は無料キャプチャソフト(およびミラーリングソフト)を使うと良い
音声付きの画面録画機能は非常に便利なので、iPhoneでゲーム実況を楽しみたい時にはぜひ活用してみてください。その際には、コントロールセンターの「画面収録」アイコンを長押ししてマイクをオンにすることをお忘れなく。