2019年10月12日更新
iPhoneの画面割れの修理の値段は?機種別・サービス別に一覧表で確認!
iPhoneの画面割れの修理に対する値段の相場はいくらなのか。Appleストアや正規サービスプロバイダ、キャリア、非正規店のどこに頼むかや、機種、補償サービスなどによる値段の違いを比較しながら、最適なiPhoneの画面割れの修理方法について解説します。
目次
- 1iPhoneの画面割れの修理依頼先別料金やメリット・デメリット
- ・【画面割れ】修理依頼先別・値段相場一覧
- ・Apple Store(アップルストア)の修理
- ・Apple正規サービスプロバイダの修理
- ・キャリアショップ(ドコモ・au・ソフトバンク)の修理の値段
- ・総務省認定登録修理業者の修理
- ・(非正規の)修理店の修理
- 2【iPhone画面割れ】機種別修理値段の目安
- 3iPhoneの画面割れを修理補償を利用しよう:Appleや正規サービスプロバイダ
- ・Appleストア・正規サービスプロバイダで補償利用の有無
- 4iPhoneの画面割れを修理補償を利用しよう:キャリアの保証
- ・キャリア別の補償サービスを利用した値段
- 5iPhoneの画面が割れて修理せずに使い続けるのは可能?
- ・使い続けるか修理に出すか値段からの決断
- ・場合によっては買い替えたほうが安く済むことも
- 6iPhoneの画面が割れた時の修理に出す前の準備
- ・修理前にデータをバックアップする
- ・Apple IDのパスワードを確認しておく
- ・ペアリングしているものは解除する
- ・SIMカードやスマホケースは外しておく
- ・直接持ち込む場合は本人確認書類が必要なことも
- ・配送修理の場合はアクティベーションロックの無効を忘れずに
- 7iPhoneの画面割れ修理は機種別・サービス別に値段を確認しよう
iPhoneの画面割れの修理依頼先別料金やメリット・デメリット
iPhoneの修理依頼で最も多いのが「画面のひび割れ」です。そのまま使い続けると割れたガラスの破片で指を切ったり、本体内部に影響が及んだ場合はより深刻な状況に陥ります。なにより画面が見づらく使いにくいので、早く修理すべきです。しかし、iPhoneの画面割れの修理サービスは複数あり、その違いもわかりにくいので、どこに修理を依頼すればいいのか迷うところです。
iPhoneの画面割れ修理の依頼先としては、Apple Store直営店、Apple正規サービスプロバイダ、大手キャリア、総務省認定登録修理業者、非正規の修理業者などがあります。それぞれの業者での修理にかかる値段の相場やメリット・デメリットについて、以下に詳しくみていきます。
【画面割れ】修理依頼先別・値段相場一覧
iPhoneの画面割れの修理の値段は、どこに依頼するか、どの機種を使用しているか、AppleCare+に加入しているかどうか、画面割れの度合いなどによって、その修理値段は変わってきます。以下に、その概要を比較しておきます。
修理依頼先 | Apple Care+に加入 | Apple Care+に非加入 |
---|---|---|
Apple Store | 3,400円 | 13,800円〜35,800円 |
正規サービスプロバイダ | 3,400円 | 13,800円~35,800円 |
キャリアショップ | 各社独自の補償サービス 加入でAppleCare+と同程度 |
13,800円~35,800円 |
総務省認定登録修理業者 非正規の修理業者 |
- | 数千円~3万円程度 |
Apple Store(アップルストア)の修理
Apple Store(アップルストア)でのiPhoneの修理には、「持ち込み修理」と「配送修理」の2とおりの方法があります。持ち込み修理の予約は「Apple サポート」アプリからが便利ですが、配送修理の依頼はブラウザページから行います。以下に、その修理の依頼方法を詳しくみていきます。
Appleストアに持ち込んで依頼する
Apple Storeへ持ち込んで修理する場合、可能な限り当日中に修理してもらえます。「Apple Care+ for iPhone」に加入していて、近くに該当の店舗があるのであれは、割安でスピーディーに修理できるので、「持ち込み修理」がオススメです。ただし、予約なしで行くと数時間待たされる可能性があることなどを考慮して、Apple Storeへ持ち込む前にあらかじめGenius Barの予約をしておきましょう。
宅配で修理を依頼する
近くに持ち込める店舗がない場合は、Appleリペアセンターへ配送して修理を依頼します。その場合、集荷・到着を含めて、修理には7〜10営業日以上かかります。店舗への持ち込み修理では代替機が借りられる場合もありますが、配送修理の場合は代替機についての明記がありません。予備のスマホを持っていない場合は代替機を借りることができない可能性が高いので、その間不便さを感じることになります。
Apple正規サービスプロバイダの修理
Apple Storeは全国に9店舗しかありません。そのため、Apple Storeが近くにない方は、Appleが公認している正規サービスプロバイダで修理を受けることになります。正規サービスプロバイダはAppleの認可修理店なので、一般の修理店とは違いApple純正の部品を使用することができるメリットもあります。
Apple正規サービスプロバイダには、
- カメラのキタムラ
- ビックカメラグループ
- クイックガレージ
- AND market
修理にかかる値段は各サービスプロバイダの店舗によって若干の違いはありますが、「Apple Care+ for iPhone」の保証サービスを受けることができます。また、Apple Storeと同じように、正規サービスプロバイダをAppleのサポートページから検索して、修理の予約をすることができます。
キャリアショップ(ドコモ・au・ソフトバンク)の修理の値段
docomo、au、SoftBankの3大キャリアで契約しているiPhoneは、各キャリアの一部店舗で修理が可能です。各キャリア独自の補償サービスに加入していれば、AppleCare+ for iPhoneとほぼ同等の料金で破損した画面の修理が可能です。預かり修理となった場合、代替機は貸してもらえますが機種の選択はできません。
docomo
2019年10月現在、iPhoneの来店修理が可能なiPhoneリペアコーナーのあるドコモの店舗は以下の2ヶ所です。
- ドコモショップ丸の内店(東京都千代田区)
- ドコモスマートフォンラウンジ名古屋(愛知県名古屋市)
au
2019年10月現在、iPhoneの来店修理が可能なauの店舗は以下の6ヶ所です。
- au SHINJUKU(東京・新宿)
- au みなとみらい(神奈川・横浜)
- au OSAKA(大阪・梅田)
- au SENDAI(宮城・仙台)
- au NAGOYA(名古屋・栄)
- au FUKUOKA(福岡・天神)
SoftBank
2019年10月現在、iPhoneの来店修理が可能なソフトバンクの店舗は以下の4ヶ所です。
- ソフトバンク銀座
- ソフトバンク表参道
- ソフトバンク名古屋
- ソフトバンクグランフロント大阪
総務省認定登録修理業者の修理
2015年に総務省は「登録修理業者制度」を制定しました。電波法で定める登録の基準に適合している場合、総務大臣の登録を受けることを可能とする制度です。2019年10月現在、62社が登録されています。国が定める厳しい基準をクリアした業者として認定された業者なので、安心して修理サービスを受けることができます。
(非正規の)修理店の修理
いわゆる「町の修理店」といわれるような、Appleストアや正規サービスプロバイダ、大手キャリア以外でも修理を受け付けている店舗があります。割安で修理することができ、待ち時間も最短数十分というメリットがある反面、店舗によって修理技術に差があるので注意が必要です。以下に、そのメリットとデメリットを詳しくみていきます。
メリット:修理時間が短く値段も安い
iPhoneの画面割れの修理はAppleストアや正規サービスプロバイダ、大手キャリアに持ち込むのがベストですが、店舗数が少なかったり、混雑していたりします。しかし、非正規店での修理は正規店に比べて修理金額が安い傾向にあり、その場で短時間に修理してもらえます。また、店舗数も多いので、すぐに修理に出せるメリットもあります。
デメリット:修理後メーカー保証が受けられなくなる
非正規店では、iPhoneの修理パーツに純正品をアップルから買うことはできません。そのため、純正品と同等のディスプレイ部品や互換パーツを使うことで修理費用を安く抑えることになります。しかし、純正品を使っていないので保証対象外として扱われ、その後は正規のサポートやメーカー保証を受けられなくなる可能性があります。
【iPhone画面割れ】機種別修理値段の目安
iPhoneの画面割れのAppleストアでの修理値段は、AppleCare+に加入している場合は機種に関係なく一律3,400円です。AppleCare+に加入していない場合の機種別の修理値段の目安は以下のとおりです。
機種 | 画面割れの修理 | その他の修理 |
iPhone XS Max, iPhone 11 Pro Max | 35,800円 | 64,800円 |
iPhone XS, iPhone X, iPhone 11 Pro | 30,400円 | 59,800円 |
iPhone XR, iPhone 11 | 21,800円 | 43,800円 |
iPhone 8 Plus | 18,400円 | 43,800円 |
iPhone 7 Plus | 18,400円 | 37,800円 |
iPhone 8,iPhone 7 | 16,400円 | 34,800円 |
iPhone 6s Plus | 18,400円 | 35,800円 |
iPhone 6s | 16,400円 | 32,800円 |
iPhone 6 Plus | 16,400円 | 35,800円 |
iPhone 6 | 13,800円 | 32,800円 |
iPhone SE,iPhone 5s,iPhone 5c | 13,800円 | 29,400円 |
iPhoneの画面割れを修理補償を利用しよう:Appleや正規サービスプロバイダ
AppleCare+ for iPhoneに加入すると、Appleストアや正規サービスプロバイダでは画面割れは1回につき3,400円、そのほかの損傷は1回につき11,800円の料金で2回まで修理することができます。ただ、AppleCare+の購入料金は12,800円~22,800円と決して安くありません。しかし、修理への補償を受けるには、AppleCare+への加入は大きなメリットがあります。
Appleストア・正規サービスプロバイダで補償利用の有無
iPhoneを購入したときにAppleCare+ for iPhoneに加入しているかどうかによって、Appleストアや正規サービスプロバイダでの修理料金は大きく変わってきます。また、画面割れの修理か、それ以外の修理かによってもAppleCare+ for iPhoneの補償を利用するお得感は変わってきます。以下でその違いを詳しくみていきます。
【AppleCare+ for iPhone】に加入している場合
AppleCare+ for iPhoneの補償を利用して修理する場合の料金は、機種にかかわらず画面割れの修理が一律3,400円、そのほかの修理が一律11,800円です。
【AppleCare+ for iPhone】に非加入の場合
AppleCare+ for iPhoneに非加入の場合、画面割れの修理にかかる料金は前述のとおり、機種によって13,800円~35,800円かかります。そのほかの修理の料金は29,400円~64,800円です。
iPhoneの画面割れを修理補償を利用しよう:キャリアの保証
docomoやau、SoftBankの各キャリアでも、iPhoneの修理に関する独自の補償サービスが提供されています。以下で、各キャリアのサービスの詳細についてみていきます。
キャリア別の補償サービスを利用した値段
各キャリアで独自に定めている補償サービスは、
- docomo・・・ケータイ補償サービス
- au・・・auスマートパス、またはAppleCare+ & au端末サポート
- SoftBank・・・あんしん保証パック with AppleCare Services
ドコモ【ケータイ補償サービス for iPhone & iPad】
ケータイ補償サービス for iPhone & iPad(2019年6月1日よりケータイ補償サービスへ名称統一)の月額利用料金は500円~1000円です。機種別の月額利用料金は以下のとおりです。
機種 | 月額料金 |
iPhone XS iPhone XS Max iPhone X |
1,000円 |
iPhone 8 iPhone 8 Plus iPhone 7 iPhone 7 Plus iPhone 6s iPhone 6s Plus |
750円 |
iPhone SE iPhone 6 iPhone 6 Plus iPhone 5s iPhone 5c |
500円 |
iPhoneは「修理代金の一部サポート」の対象外となるので、交換対応のみです。iPhone購入から14日以内の加入で、画面割れを含め、故障・水濡れ・盗難・紛失などのトラブルに対し、7,500円~11,000円のサービス料で、年2回までリフレッシュ品との交換が可能です。ただし、電話機の交換となるので、あらかじめデータのバックアップを取る必要もあります。
au【auスマートパス】【AppleCare+ & au端末サポート】
auのスマートパス(月額372円)に加入しているなら、「iPhone/iPad修理代金サポート」を利用することで修理代金のうち最大10,000円(税込)が2年間に2回まで返金されます。また、auスマートパスプレミアム会員(月額499円)であれば、「故障紛失サポート with AppleCare Services」と併用することで、最大11,800円相当のWALLET ポイントが4年間に4回まで付与されます。
「故障紛失サポート with AppleCare Services」の月額利用料は以下のとおりです。
機種 | 月額料金 |
iPhone 11 Pro,iPhone 11 Pro Max,iPhone XS,iPhone XS Max,iPhone X | 1,190円 |
iPhone 11,iPhone XR,iPhone 8 Plus,iPhone 7 Plus,iPhone 6s Plus | 890円 |
iPhone 8,iPhone 7,iPhone 6s | 790円 |
iPhone SE | 707円 |
「AppleCare+ & au端末サポート」に加入すると、Apple社の正規サービスである「AppleCare+」が受けられます。また、通常「AppleCare+」は2年間で保証期間が終了しますが、auがさらに2年間同等のサービスを提供するので、合計4年間安心して使うことができます。さらに紛失・盗難の際は、電話一本で新品同等品を受取ることができる補償がセットになっています。
「AppleCare+ & au端末サポート」の月額利用料は以下のとおりです。
機種 | 月額料金 |
iPhone X | 1,190円 |
iPhone 8 Plus,iPhone 7 Plus,iPhone 6s Plus,iPhone 6 Plus | 890円 |
iPhone 8,iPhone 7,iPhone 6s,iPhone 6 | 790円 |
iPhone SE | 707円 |
ソフトバンク【あんしん保証パック with AppleCare Services】
「あんしん保証パック with AppleCare Services」では、「AppleCare+」同等の負担額で修理することができることに加え、ソフトバンクオリジナルのサポートを受けることができます。なお、あんしん保証パック with AppleCare Servicesの月額利用料金は以下のとおりです。
機種 | 月額料金 |
iPhone 11 Pro,iPhone 11 Pro Max,iPhone XS,iPhone XS Max,iPhone X | 1,190円 |
その他の iPhone | 890円 |
iPhoneの画面が割れて修理せずに使い続けるのは可能?
iPhoneの画面は割れているけど操作ができるからといって、そのまま使い続けるにはさまざまなリスクがあります。割れたガラスでケガをすることはもちろん、画面が割れたままで使い続けると破損個所が奥まで広がって内部データが壊れることもあります。また、割れ目からほこりが入ったり浸水したりして、さらに被害を拡大する危険性もあります。
使い続けるか修理に出すか値段からの決断
iPhoneの修理料金が高いのと、修理が完了するまでに時間がかかるので、そのまま使い続けている人が多いのも事実です。しかし、放置しておくと故障がひどくなり最悪データが取り出せなくなります。割れたガラスは修理できても、データを復元することはできないので、なるべく早く修理するべきです。修理日数と料金を比較しながら、どこへ修理を依頼するか決断してください。
場合によっては買い替えたほうが安く済むことも
いまでは、iPhoneやスマートフォンは日常生活の中での通信手段としては欠かせない必需品です。数日手元にiPhoneがないことで不便さを感じたり、なかには利益獲得のチャンスを逃すことになる人がいるかもしれません。また、古いiPhoneだと修理しても再度壊れる可能性もあります。修理料金の高さなどを考えると、場合によっては買い替えたほうが安く済むこともあるので、買い替えを考えるのもひとつの手段です。
iPhoneの画面が割れた時の修理に出す前の準備
iPhoneの画面が割れたとき、修理に出す前には以下の準備を整えておきましょう。特に、データやアプリの一部に不具合が出る可能性もあるので、データのバックアップに関しては修理に出すのがまだ先でも、損傷が進む前に早めに作成しておきましょう。
修理前にデータをバックアップする
Appleストアや正規サービスプロバイダ、大手キャリアでは部品交換時にデータの初期化を行います。非正規店では初期化はされないものの、データ消失時の保証はありません。さらに、単純な画面割れと思っていても、検査すると端末自体を交換しなければならない可能性もあります。そのため、可能なら修理に出す前にはデータをバックアップしておく必要があります。バックアップは、iCloudまたはiTunesを使って作成します。
Apple IDのパスワードを確認しておく
持ち込み修理の場合、修理内容によっては自分自身で「iPhone を探す」をオフにしなければ修理ができないことがあります。その場合、Apple IDのパスワードが必要になるので、事前に確認しておきましょう。
ペアリングしているものは解除する
Apple WatchとペアリングされているiPhoneを修理する場合、ペアリングを解除しておく必要があります。ペアリングを解除するときにApple WatchのデータがiPhoneに自動でバックアップ保存されます。iPhoneが修理から戻ってきたときに、このバックアップを使ってApple Watchを復元します。
SIMカードやスマホケースは外しておく
SIMカードやスマホケース、画面保護フィルムなどを端末から取り外しておきます。
直接持ち込む場合は本人確認書類が必要なことも
持ち込み修理の場合、本人確認が必要な場合があります。運転免許証やパスポートなどの本人確認書類を準備しておきましょう。
配送修理の場合はアクティベーションロックの無効を忘れずに
配送修理の場合、アクティベーションロックがオンのままだと修理ができません。修理するためには、第三者が操作できるようにしなければいけません。そのためには、アクティベーションロックをオフにしておく必要があります。
iPhoneの画面割れ修理は機種別・サービス別に値段を確認しよう
iPhoneの画面割れの修理をAppleや正規サービスプロバイダや大手キャリアで行う場合、補償サービスに入っていなければ非正規店に比べると割高です。また、機種によっても修理料金は変わってきます。そして、非正規店での修理は割安な代わりに、今後は正規のサポートが受けられなくなる可能性もあります。どこで修理を受けるかは、よく検討してから修理を依頼するようにしましょう。
以上をまとめてみると、費用や時間よりも安心して修理を依頼することを優先させたいのであれば、Apple Storeや正規サービスプロバイダでの修理がオススメです。逆に、修理の時間や安さを優先させて修理を依頼したいのであれば非正規店での修理がオススメです。