2019年04月13日更新
iPhoneの保証は必要?AppleCare+とキャリア保証を料金と保証内容で比較!
iPhoneユーザーの皆さんはiPhoneの保証についてご存知でしょうか?iPhoneには2種類の保証制度があります。この記事では、iPhoneの保証の必要性、そしてAppleCare+とキャリア保証の料金と保証内容の比較についてご紹介していきます。
目次
- 1iPhoneの保証は必要か?
- ・iPhone購入時のアップルの製品保証
- ・保証に未加入であれば修理代全額負担
- 2iPhoneのAppleCare+とキャリア保証の料金比較
- ・保証料金比較
- 3AppleCare+の保証内容
- ・AppleCare+の保証内容
- ・AppleCare+メリットとデメリット
- 4キャリア別の保証内容
- ・auの保証内容
- ・Softbankの保証内容
- ・docomoの保証内容
- ・ワイモバイルの保証内容
- ・キャリア別のメリットとデメリット
- 5iPhoneの保証に入った場合の修理代比較
- ・液晶画面が割れた場合の修理代比較
- ・iPhooneの機種によりお得かが変わる
- ・iPhoneの保証に入りメリットのある人
- 6iPhoneの保証に入るかを検討してみよう
iPhoneの保証は必要か?
iPhoneユーザーの皆さんは、お使いのiPhoneに万が一があったときのためのiPhone保証に加入していますか?iPhoneは非常に繊細な機器のため、雨にぬらして水没させてしまったり、高いところから落として破損してしまったりした場合は、大切なデータや写真がすべて消えてしまうという場合があります。
現在、iPhoneには「AppleCare+」と「キャリア保証」の2種類の保証制度があります。この記事では、iPhoneの保証の必要性、そしてAppleCare+とキャリア保証の保証料金とそれぞれの保証内容の比較をご紹介していきます。まずはじめに、iPhoneの保証は必要かについてご説明していきます。
iPhone購入時のアップルの製品保証
実は、iPhoneには、購入時についてくる保証というものがあります。これを「アップルの製品保証」といい、補償内容は以下のようなものです。
- アップル製品購入後、90日間の無償電話サポート
- アップル製品購入後、1年間のハードウェア製品限定保証
追加のオプションで製品保証に入ることなく、iPhoneを購入するだけでこれらの保証がついてきます。ハードウェア製品限定保証は、あくまでも「自然故障」が対象であるため、端末を落としてしまった場合や水没させてしまった場合などは残念ながら保証の対象外となります。
保障内容にある「無償電話サポート」では、製品の基本的な設定、製品の起動手順、アプリなどのインストール方法、製品同士の接続に関するサポート、製品の組み立て方、ソフトウェアのインストール方法などに関するサポートを90日間無制限で、専門のオペレーターから電話で受けられます。
保証に未加入であれば修理代全額負担
iPhone購入時のアップルの製品保証が終了した後に追加の保証に入っていない場合、iPhoneの修理代金は全額負担となります。破損や故障の状態の程度にもよりますが、修理代がトータルで数万円に上る場合もあります。iPhoneは決して安く手に入るものではないため、簡単に新しい端末に変えるのは容易ではありません。
全額負担はiPhoneユーザーにとって、とんだ出費となることは間違いありません。iPhoneを壊さないように大切に使うことが何より大事ですが、万が一のことを考えると、やはりiPhone購入時のアップルの製品保証の期間が切れた後も、何かしらの保証に加入しておくべきです。
iPhoneのAppleCare+とキャリア保証の料金比較
次に、iPhoneの「AppleCare+」と「キャリア保証」の保証料金比較についてご紹介していきます。
iPhoneを購入して契約をする場合、au、Softbank、docomoといったショップの方から「AppleCare+とキャリア保証のどちらに加入されますか?」と聞かれることが多く、契約の段階ではいまいち保証の内容、メリット、デメリットに関する説明を聞いてもよくわからないため、とりあえずキャリア保証に加入しているユーザーの方が多いとされています。まずはじめに、「AppleCare+」と「キャリア保証」の料金を比較していきます。
保証料金比較
まずは「AppleCare+」の月額料金、保証料金について見ていきましょう。
- 月額料金:24,624円(月額換算1,026円)
- 画面割れ:3,672円
- その他破損:12,744円
AppleCare+の月額料金は、基本的には上記の金額を一括で支払うことになります。また、iPhoneの画面割れや保証範囲外の破損の修理の場合は、上記の料金が別途かかるようになっています。
次に、「docomo」「au」「softbank」といった、大手通信会社が提供しているキャリア保証の月額料金、保証料金について見ていきましょう。
提供会社 | docomo | au | Softbank |
月額料金 | 810円 | 1,285円 | 1,252円 |
その他負担 | 特になし | ・画面割れ:3,672円 ・その他破損:12,744円 |
・画面割れ 3,672円 ・その他損傷 12,744円 |
各大手通信会社が提供しているキャリア保証の場合は、月額料金は毎月の端末使用料とまとめて支払うことになります。また、iPhoneの画面割れや保証範囲外の破損の修理の場合は、上記の料金が別途かかるようになっています。
AppleCare+の保証内容
それぞれの保証料金を確認したところで、次にそれぞれの保証内容の詳細についてご紹介していきます。まずは「AppleCare+」の保証内容をご紹介していきます。
AppleCare+の保証内容
AppleCare+に加入すると、どのような保証サービスを受けられるのかをご紹介します。以下の保証サービスが、AppleCare+の保証内容となっています。
- アップルのハードウェア製品限定保証が1年から2年に延長
- アップル製品購入後の無償電話サポートが90日から2年に延長
- iPhoneの画面修理が1回3,400円(税別)※一度の契約につき2回までという限度あり
- 画面以外の修理は1回につき11,800円(税別)※一度の契約につき2回までという限度あり
- Apple専任スペシャリストへのチャット、または電話による優先アクセス権
- エクスプレス交換サービス
AppleCare+メリットとデメリット
次に、AppleCare+のメリットとデメリットを比較していきます。AppleCare+には、以下のようなメリットがあります。
- 各地のAppleストアでiPhoneの修理対応がすぐにできるため、iPhoneの画面割れ、その他周辺部品の交換がその日に受け取りが可能
- また通常は90日間の、Appleの電話サポートが2年に延長されるので、iPhone初心者にとっては安心なサービス
また、AppleCare+には、以下のようなデメリットがあります。
- 保証サポートサービスが2年間のみのため、iPhoneを2年以上使う予定の方には使い勝手が悪い
- 保証料金は一括払いのみで分割払いができない
- iPhoneの紛失や盗難は保証の範囲外
キャリア別の保証内容
次に、キャリアが提供している保証に加入すると、どのような保証サービスを受けられるのかをご紹介します。auの保証内容、Softbankの保証内容、docomoの保証内容、そしてワイモバイルの保証内容に分けてそれぞれの保証内容についてご紹介していきます。
auの保証内容
auの提供している保証サービスは「故障紛失サポート with AppleCare Services」です。この保証サービス内容の主な保証内容は以下のようになっています。
- 月額料金:707円~1,190円(税抜)※使用機種により料金が異なります
- 保証期間:iPhone購入日から4年間
- 保証内容:iPhoneの画面損傷は1回ごとに3,400円(税抜)、その他損傷は1回ごとに11,800円(税抜)で修理受付。4年間で最大4回まで利用が可能。
紛失や盗難時は、一律11,800円(税抜)でリフレッシュ品と端末を交換可能。4年間で最大2回まで利用可能。 - 紛失盗難:対象となります
保証期間が4年間と長くなっていますが、その分月額料金が少し高いです。長くiPhoneを利用する予定のユーザーの方におすすめです。また、iPhoneの修理はアップルストアやアップル正規修理店で行い、紛失や盗難にあった場合は、直接auへの端末交換の申請が必要となります。
Softbankの保証内容
Softbankの提供している保証サービスは「あんしん保証パック with AppleCare Services」です。この保証サービス内容の主な保証内容は以下のようになっています。
- 月額料金:830円または1,160円(税抜)※使用機種により料金が異なります
- 保証期間:契約期間中
- 保証内容:iPhoneの画面損傷は1回ごとに3,400円(税抜)、その他損傷は1回ごとに11,800円(税抜)で修理受付。2年毎に2回まで利用可能。
紛失や盗難時は、一律11,800円(税抜)でリフレッシュ品と端末を交換可能。2年毎に2回まで利用可能。 - 紛失盗難:対象となります
この保証サービスに加入して何年目かで、保証の内容を適用できる店舗が異なるため、事前の注意が必要です。契約して2年間は、アップルストア、アップル正規修理店、各Softbankショップで修理が可能です。契約して3年目以降は、Softbankバンクショップ以外での修理、保証内容の料金での修理ができなくなるので注意が必要です。紛失や盗難にあった場合は、直接Softbankへの端末交換の申請が必要となります。
docomoの保証内容
docomoの保証には、先にご紹介した「AppleCare+」と「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」という2種類の保証があります。「docomoで「AppleCare+」に加入する場合は、利用料金が一括ではなく月額支払になり、iPhoneの購入同時の時のみ、加入の申込みが可能です。
「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」という保証サービスはdocomo独自の保証サービスです。主な保証内容は以下のようになっています。
- 月額料金:500円~750円(税抜)※使用機種により料金が異なります
- 保証期間:iPhone購入日から2年間
- 保証内容:1年間に2回まで11,000円(税抜)でリフレッシュ品と端末交換
- 紛失盗難:対象となります
保証内容にある「リフレッシュ」とは、ユーザーから回収したiPhone端末を修理、外側交換を施し、データを初期化した新品同様の端末です。保証内容が「リフレッシュ品との交換」のため、一度他人が使っていたものを使うのに抵抗があるという人には向きません。また、このリフレッシュ品は補償申請から1~2日ほど到着に時間がかかるため、その間使えなくなります。
ワイモバイルの保証内容
ワイモバイルの保証には、先にご紹介した「AppleCare+」と「故障安心パックプラス」という2種類の保証があります。ワイモバイルで「AppleCare+」に加入する場合は、利用料金が一括ではなく月額支払になります。
「故障安心パックプラス」という保証サービスはワイモバイル独自の保証サービスです。主な保証内容は以下のようになっています。
- 月額料金:690円(税抜)
- 保証期間:契約期間中
- 保証内容:故障時にリフレッシュ品を以下の金額で交換可能
iPhone 6s:12,500円(税抜)
iPhone SE:10,000円(税抜)
iPhone 5s:7,500円(税抜) - 紛失盗難:対象となります※会員価格で再購入
基本的に、ワイモバイルの保証はリフレッシュ品との端末交換です。リフレッシュ品の交換申請の場合は、ワイモバイルショップにサービス適用の申請と、端末交換が必要です。
キャリア別のメリットとデメリット
次に、それぞれのキャリア保証サービスのメリットとデメリットをご紹介していきます。まずはauの保証サービスのメリット、デメリットをご紹介します。auの保証サービスには、以下のようなメリットがあります。
- iPhone Xにも対応した保証サービスとなり、保証範囲が広がった
- AppleCare+と同じサービスが受けれる
- AppleCare+のサポート終了後もauで更に追加2年の保証サポートが受けれる
また、auの保証サービスには、以下のようなデメリットがあります。
- 保証料金が高めに設定されている
次に、Softbankの保証サービスのメリット、デメリットをご紹介します。Softbankの保証サービスには、以下のようなメリットがあります。
- 保証を利用した場合に「Tポイント」が付与される
- AppleCare+と同じサービスが受けれる
- 月額料金はauと比べ、少し安い
また、Softbankの保証サービスには、以下のようなデメリットがあります。
- 保証料金が高めに設定されている
次に、docomoの保証サービスのメリット、デメリットをご紹介します。docomoの保証サービスには、以下のようなメリットがあります。
- 月額料金が750円(税込810円)と安価
- 紛失や盗難にも対応可能
- 契約2年目以降も自動更新されるため、iPhoneの長期利用者には安心
また、docomoの保証サービスには、以下のようなデメリットがあります。
- 画面割れの場合も修理料金が一律11,000円(税込12,744円)がかかる
- データの初期化が行われるため、再度設定が必要
- Appleストアで修理をする場合はdocomo保証の対象外
iPhoneの保証に入った場合の修理代比較
最後に、iPhoneの保証に入った場合の修理代の比較を行っていきます。今回は、iPhoneユーザーが遭遇しやすい「液晶画面が割れた」場合の修理代を、iPhoneの保証に加入している場合と、加入していない場合を比較していきます。
液晶画面が割れた場合の修理代比較
よく街中でiPhoneを使っている人々の手元を見てみると、液晶画面が割れた状態のまま使用している人が多いです。決して使いない状態ではありませんが、見栄えが悪いうえ、液晶画面が更に粉々になり、最悪の場合端末の内部まで破損の被害を受ける場合があります。液晶画面が割れてしまった場合は、可能な限り修理をするようにしましょう。
それでは、iPhoneの液晶画面を修理するには、一回分でいくらかかるのかを、保証加入の場合と、未加入の場合を比較していきましょう。今回は、「iPhone XS Max」「iPhone 8」「iPhone 7」の3機種で比較してみます。
未加入 | 保証加入 | 差額分 | |
iPhone XS Max | 37,400円 | 26,200円 | -14,600円 |
iPhone 8 | 16,800円 | 18,200円 | +1,400円 |
iPhone 7 | 16,800円 | 18,200円 | +1,400円 |
使っている機種にもよりますが、「iPhone XS Max」の場合は14,600円もお得に修理に出せます。iPhone7、iPhone8の場合は、液晶画面の修理の場合は1,400円余分に払うことになってしまいます。
iPhooneの機種によりお得かが変わる
先にご紹介したように、iPhooneの機種により、保証サービスに加入することのお得感が変わってきます。使っている機種によっては、保証加入しない場合よりも、余分にお金を払うことになる場合がありますが、保証の範囲は液晶画面の破損だけではないため、保証加入のメリットは、保証内容全体を俯瞰して検討する必要があります。
iPhoneの保証に入りメリットのある人
ご紹介してきた比較表からすると、iPhoneの保証に入りメリットのある人は、iPhone XSといった、修理代が高くつく機種をお持ちのユーザーの方です。万が一iPhone XS Maxの液晶画面を割ってしまうと、なんと37,400円もの修理費を払わなければなりません。修理代金が高くつくiPhoneを購入した際は、AppleCare+に加入するのがおすすめです。
iPhoneの保証に入るかを検討してみよう
この記事では、iPhoneの保証の必要性、そしてAppleCare+と、au、Softbank、docomoといったキャリア保証の料金と保証内容の比較についてご紹介してきました。保証内容全体を俯瞰し、加入の検討をするようにしましょう。