2019年04月13日更新
iPhoneの電源が入らない・起動しない対処法!電源がつかない原因も解説!
iPhoneで電源が入らない際や起動しない際、どうしたらいいのかわからなくて困ってしまう方も多くいます。今回はiPhoneで電源が適切に入らない時に行う対処法と、iPhoneで電源が入らない原因まで併せて詳しく解説していきます。
目次
- 1【iPhone】電源が入らない時の原因は?
- ・本体を傷つけたことが原因で電源がつかない場合
- ・本体を傷つけていないのに電源がつかない場合
- 2【iPhone】電源が入らない!バッテリーが原因の対処法
- ・バッテリーが放電状態だったら充電してみる
- ・バッテリーを完全放電にして再充電してみる
- ・バッテリーが寿命の場合もある
- 3【iPhone】電源が入らない!充電機器が原因の対処法
- ・充電ケーブルと充電器と本体USBポートをチェックする
- 4【iPhone】電源が入らない!本体・アプリが原因の対処法
- ・ブラックアウト状態の時は強制終了してみる
- ・本体が熱い時はケースを外して自然に冷やす
- ・リンゴループして起動しない時はセーフモードで起動する
- ・iTunesがあるパソコンからiPhoneを遠隔操作する
- 5【iPhone】修理依頼する前におすすめの初期化設定法
- ・DFUモードによる初期化を行う
- ・強制再起動を行う
- 6【iPhone】まず充電を実施してから対処法を調べてみよう
【iPhone】電源が入らない時の原因は?
お使いのiPhoneがシャットダウンし、通常通りボタンから電源を入れても機能しない場合が稀にあります。そのような時はいったい何が原因なのかということを解説します。電源が入らない原因をシチュエーションごとにまとめましたので、現在iPhoneが起動しないことで悩んでいる方は、以下の項目で紹介する原因について参考にしてみてください。
本体を傷つけたことが原因で電源がつかない場合
まずiPhoneの画面が表示されなくなり、電源を押しても起動しない原因の一つとして考えられるのが本体を傷つけてしまったことです。通常通りのiPhone使用から逸脱した衝撃を与えるなどした場合は、iPhoneの本体にも少なからずのダメージを与えてしまっている可能性があります。iPhoneを傷つけることになる場合は以下のような時です。
落下させてしまった
まずiPhoneでよくあるトラブルがiPhoneの端末を落下させてしまったということです。iPhoneの液晶画面に大きなヒビが入っているのを目撃する方も多くいますが、外にいる際、コンクリート舗装の道路上にiPhoneを落としてしまうと、必ずと言っていいほど本体に影響が出ます。この場合は液晶画面の破損だけでなく電源が入らない原因にもなります。
水没させてしまった
次に考えられるトラブルが、水没です。iPhoneを水の中に落としてしまった場合は最悪の場合iPhoneの機械全体が壊れてしまう恐れがあります。iPhoneの本体内部にまで水が入り込んでしまった場合に電源を入れようとして慌てて通電すると、高確率でショートしてしまい、永遠に電源が入らなくなってしまいます。こちらは致命的なことが多くあります。
本体を傷つけていないのに電源がつかない場合
次に紹介する電源が入らない原因は、iPhoneの本体を傷つけていないのに電源が入らない場合です。こちらはご自身で原因をつかむことが難しい場合が多く、どのようにして対処すればよいのかわからなくなってしまうパターンが頻繁にあります。では、傷つけない場合はどのようなことが原因で電源が起動しないのか1つずつ解説していきます。
バッテリーの問題
ご自身でiPhoneに何らかのダメージを与えていないということであれば、バッテリーが原因ということがまず考えられます。バッテリーは直接見て確認することができませんので原因としてはすぐに判明しにくいものですが、問題を起こす原因になることは頻繁にあります。この場合の対処法は後程説明していきますので、ご覧ください。
充電器セットやUSBポートが機能していない
iPhoneを通常通り充電しているつもりが、実は充電できておらず、放電してしまった場合も1つの原因として考えられます。充電されない原因は充電器セットが問題元だということであれば対処は簡単ですが、USBのケーブル差込口が機能していないということになると、iPhoneの修理が必要になるなど、手間がかかってしまう場合もあります。
iPhoneに修理を依頼する段階になってしまうと、コストや時間がかかってしまう場合がありますのでご自身で試行錯誤を試すよりも早めに相談窓口に依頼をすることもおすすめします。その前には、こちらで紹介する対処法を一通り行ってからでも結構です。
本体かソフトウェアの不具合
iPhoneが起動しないもう一つ厄介な原因としては、ソフトウェアの不具合が想定されます。お使いのiPhoneにOSが適切にインストールされていない場合や、iPhoneの起動するシステムデータが破損してしまっているなど様々な内部的要因が考えられます。こちらは対処は可能ですが、少し難易度が上がってしまいますので、注意が必要になります。
本体が湾曲している
この他にもiPhoneの本体が起動しない原因として、端末自体が変形してしまっているため、液晶に影響が発生し、適切に電源がつかないことが考えられます。この場合はiPhoneの湾曲を自力で戻すことは危険です。一番良い対処法としてはiPhoneを修理に出すか、新しいiPhone端末に機種変更することが好ましいと考えられます。
【iPhone】電源が入らない!バッテリーが原因の対処法
先ほど紹介した原因の1つである、バッテリーが原因で起動しない場合の対処法についてここからは解説していきます。バッテリーがどの程度トラブルを抱えているのかを見てチェックすることはできませんので、様々な対処法を試してみてから考えましょう。下記で紹介する対処法で、電源が入らない問題が解決できる場合があります。
バッテリーが放電状態だったら充電してみる
バッテリーは、iPhoneの使用状況や充電の具合によってトラブルや不具合が発生することが考えられます。iPhoneの電源が入らない以上、お使いのiPhoneのバッテリーはどの程度まで充電されているのかを把握することができません。電源が切れる直前にバッテリー残量を覚えていたとしても、起動しないまま放電が過度に進む場合もあります。
iPhoneの電源が入らない原因としてバッテリーが原因と考えられる場合は、バッテリーの充電によってコンディションを確かめてみましょう。iPhoneが完全に放電してしまっている状態では、物理的にiPhoneを動かすことはできませんので充電する必要があります。iPhoneがしっかりと充電ができるACアダプタを用意して充電をしてみましょう。
30分以上1時間未満で充電してみる
バッテリーが完全に放電してしまっている場合には、まずは画面がつかないままでiPhoneの充電を行ってください。充電用のケーブルに接続し、ある程度iPhoneのバッテリーが充電されるまで待機する必要がありますので、しばらく待機してください。充電時間が経過するまでは、iPhoneの端末で無理に動作を行わないようにしてください。
完全に放電してしまったている場合でもiPhoneの充電はフルに行う必要はありません。iPhoneを充電ケーブルに接続し、30分以上1時間未満程充電しましょう。過充電やバッテリーの加熱で問題が発生してしまうおそれも考えられますので、適度にiPhoneが使用できる程度のバッテリーが充電されればそれで大丈夫です。時間経過で解決する場合があります。
バッテリーを完全放電にして再充電してみる
iPhoneを落下させたわけでもなく、水没させたわけでもない方で、特に損傷が見られないにもかかわらず電源がつかない場合は、バッテリーの過充電が原因となる場合も十分に考えられます。この場合はバッテリーの電気を充電せずにゼロにすることから始めましょう。つまりiPhoneを完全に放電させてしまうということです。
iPhoneのバッテリーを完全に放電させるには、iPhoneをそのまま放置させる必要があります。放置している段階ではなにも操作せずに待機してください。最後に使えたときのバッテリーを覚えていれば放電時間が予想できますが、バッテリー残量を覚えていない場合は、一日以上放置するなどして完全に放電をしてしまいましょう。
iPhoneの放電が完了したと思えるタイミングで結構ですので、再び充電ケーブルを接続させて充電を開始してください。一度バッテリーを完全放電した上で充電し直すという方法は、バッテリーの不具合を改善してくれる場合があります。充電もある程度バッテリーがチャージされるまでは、待機しましょう。この一連の対処には時間がかかってしまいます。
バッテリーが寿命の場合もある
バッテリーに問題があるあどうかは、上記の対処を行うことで把握することが可能です。放電をさせてから充電をするという方法を試した後、それでもiPhoneが起動しない場合には、端末の内部にあるバッテリーが寿命を迎えてしまったと考えてください。確実ではありませんが、可能性は非常に高いと思ってください。
バッテリーが寿命を迎えてしまった場合は、iPhoneのバッテリーを新しいものに交換することで起動しない問題が解決されます。しかし、iPhoneからバッテリーに交換するには、メーカーに修理を依頼するなど少し手間に感じてしまうこともあります。使用してまもなくこの問題が起きたときは、初期不良の可能性もあるので相談することをおすすめします。
Apple Careという補償サービスに加入をしていることでバッテリーが寿命を迎えた場合に交換をしてくれるという仕組みがあります。加入をしていないとバッテリーの金額を支払うことで交換をすることになります。ネット通販では、自分で交換できるツールが販売されていることがあります。いずれかの方法でiPhoneのバッテリーを交換します。
【iPhone】電源が入らない!充電機器が原因の対処法
上記では、iPhoneの電源が入らない時にバッテリーに不具合を起こしている時の原因と、ご自身でできる範囲の対処法まで解説してきました。バッテリーの不具合ではない場合は、別の原因を考える必要があります。ここからは、iPhoneの電源が入らないのが、充電機器が原因の場合の対処法について解説していきます。
iPhoneの充電機器といえば、充電に使用するケーブルかiPhoneに接続するUSB端子、そしてiPhoneのケーブル差込口が挙げられます。これらのいずれかに不具合が生じてしまえば充電はうまくいきません。それぞれできる対処法は異なりますので、1つずつチェックしていきましょう。部分によってはご自身で対処不可能な場合があります。
充電ケーブルと充電器と本体USBポートをチェックする
ご自身でできる対処法の1つとして、充電機器のケーブル、もしくはコンセントと一体となっている充電器と、USBポートをチェックしていきましょう。確認する項目はiPhone端末本体の画面と、本体のUSBポートのコネクタ、そして充電ケーブルが適切に使えるもの、もしくは純正のものかということの他にも意外な確認ポイントがあります。
意外なチェックポイントというのは、iPhoneを充電しているシチュエーションです。充電している場所がイレギュラーな場所である場合には、適切にiPhoneが充電されずにつかないというリスクも生じますので注意が必要です。もしご自身の充電がうまくいかない場合は、充電の場所にも気を付けて行うようにしてください。
充電中の表示がiPhone画面に出ているか
iPhoneがつかない場合に最初に確認したい箇所は、充電中のiPhoneの画面が表示されるかどうかということです。iPhoneがブラックアウトしてつかない際でもしばらく充電器に繋いで時間を置くことで正常に復活する可能性があります。iPhoneの画面が完全につかない場合は充電自体に問題があるだけでなく、他にも想定されます。
また、充電の画面が表示されても、充電が正常に行われているかも合わせてチェックしてください。充電のケーブルにもよりますが、充電のスピードが異常に遅いだけで、実際のところは充電がしっかりできているという場合もあります。先ほど記載しましたように、30分程の時間をおいてから充電状況を再確認して起動するか試しましょう。
本体USBポートのコネクタに汚れがないか
次にiPhoneで確認しておくべき項目は、iPhone本体のUSBポートのコネクタに汚れがないかということです。USBポートのコネクタというのは、Lightningケーブルを差し込む部分のことを言います。このコネクタ部分は、通常では開いていますのでゴミがたまりやすい場所になります。この部分を確認したことがない方はこちらをチェックします。
iPhoneのUSBコネクタにゴミが付着してしまうと、そのゴミや汚れのせいで電気が通らなくなってしまうことが考えられます。この状態ではiPhoneのUSBコネクタに繋いだつもりでも充電できずにいるため、つかない状態になってしまうということです。コネクタが汚れるのを防ぐには、この部分に装着するキャップが販売されていますので使用してください。
充電器と充電ケーブルは純正品または相当品か
iPhoneが充電されずにつかない場合に次に確認する項目は、充電器と充電ケーブルは何を使用しているかということです。充電器と充電ケーブルはAppleの純正品を使用することを強くおすすめします。もし純正のiPhone充電器、充電ケーブルが用意できない場合にはApple純正品以外でも、それ相当のスペックを誇るケーブルを用意してください。
店頭では、純正ものよりもはるかにリーズナブルな価格で販売されているLightningケーブルが多く見られます。これらを購入して充電に使うことも結構ですが、思うように充電が行えずに異常に時間が経ってしまうことがありますので、メインで使うのには向いていません。極力正規品のLightningケーブルを購入して使ってください。
また、純正品でなくてもそれ相当のスペックと記載しましたが、具体的に言うと、充電の速度や充電で流す電流の量が同じレベルだということです。商品のスペックをチェックして純正レベルにできるだけ近いものを購入することがポイントです。
PCや車や新幹線で充電していないか
iPhoneが適切に充電できずにつかない場合には、充電する場所を変えてみることも1つの対処法です。iPhoneをPCのUSBポートで充電を行っている場合は、コンセントに接続した充電を行うように充電方法を変更してください。PCでiPhoneを充電していると、通信も同時に行われてしまう場合がありますので、充電がすすまないことがあります。
また、最近では列車の中でもiPhoneを充電することが可能なことがあります。新幹線でも充電できるような設備がありますが、こちらの設備を利用した充電をしていた場合は安定した充電ができていないか、充電の速度が異常に遅いためバッテリーが持たなくなってしまうことも十分に考えられます。コンセントも外れやすくなっていますので注意が必要です。
また車に搭載されているシガーソケット部分からUSBポートに変換して充電できるようにしている場合も同じく安定的な充電が行えないことがあります。充電しているつもりでも正規品でのコンセントからの充電ではない為、スピードが圧倒的に遅く電源が落ちてしまい、つかない状態になってしまうリスクがありますのでコンセントに切り替えましょう。
充電元の電源コンセントは正常か
また、非常に初歩的な確認事項ではありますが、充電元のコンセントに問題が無いかチェックしておくことも忘れずに行いましょう。コンセントは見たところ異常が無い場合でも実は内部で断線をしてしまっているなどが充電の不調をもたらすことがあります。目視では確認できませんのでiPhoneの充電状況から判断するか、別のケーブルで試すことでわかります。
【iPhone】電源が入らない!本体・アプリが原因の対処法
ここまでは、充電機能がしっかり使用できているかで確認する対処法を説明してきました。ご自身で使用しているiPhoneの充電ケーブルや、充電場所をもう一度見直した上で、特に問題が見られないにもかかわらずiPhoneの電源がつかないといった場合、起動しない対処法を解説していきます。iPhoneがつかない場合は諦めずこちらを試してください。
ここからはiPhoneの電源が入らないことが、本体もしくはアプリの原因となる場合の対処法を解説していきます。こちらにも様々な対処方法がありますので、複数の方法で試してみてください。
ブラックアウト状態の時は強制終了してみる
iPhoneを使用している際に画面がブラックアウト状態になってしまうことがあります。これはアプリを使用している最中に起こることが多くあります。これはブラックアウト状態のままフリーズしてしまい、正常にiPhoneの液晶がつかないということです。この場合は強制終了をしてみると起動しないというトラブルから脱却できることがあります。
本体が熱い時はケースを外して自然に冷やす
iPhoneの本体が熱いときは正常にバッテリーが動作しないことがあり、電源が入らないということがあります。この場合iPhoneを冷やすことで対処をしていきましょう。ここで気を付けたいのが急激にiPhoneの端末を冷やそうとしないことです。急激な温度変化で内部で結露してしまい、故障に繋がってしまうリスクが高まります。
リンゴループして起動しない時はセーフモードで起動する
iPhoneの電源が入らない症状で意外に多く見られるのが、リンゴループという現象です。この現象は、iPhoneの電源を入れた時に発生します。Appleのリンゴマークが表示されたまま起動しないというトラブルのことをリンゴトラブルといいます。この際にはセーフモードで起動して対処します。音量の「+」と電源ボタンで起動できます。
セーフモードというのは、パソコンに搭載されているものと似たような仕組みで、iPhoneの必要最低限なアプリやプログラムのみで起動する仕組みのことを言います。なにかアプリでトラブルが発生してiPhoneの電源が入らない状態になった場合にその原因のアプリを起動しない状態でiPhoneを立ち上げることができます。
iTunesがあるパソコンからiPhoneを遠隔操作する
iPhoneの電源がなかなか入らず、iPhoneの画面上での操作ができない時やある画面が表示されるだけでフリーズしてしまうといった場合は、iTunesから遠隔操作でリカバリーをかけてしまうという方法があります。遠隔操作で初期化を行うことにより、iPhoneが以前のように使える状態に復元される可能性があります。
iCloudにある「iPhoneを探す」部分から遠隔操作でお使いのiPhoneの遠隔初期化を行えば、画面上の操作ができなくても初期化できる可能性があります。この場合は、ご自身のApple IDとパスワードを入力することになりますので、入力できるように覚えておく必要があります。
ただし、この方法で初期化に成功した際はデータも全て削除されてしまいますので注意が必要です。操作ができない状態ではバックアップを取ることが困難な場合もありますので、理解した上で初期化を進めるようにしてください。iPhoneの初期化方法は、次の箇所で紹介しますのでチェックしてから行ってください。
【iPhone】修理依頼する前におすすめの初期化設定法
iPhoneに修理依頼を出す前にできることといえば、端末の初期化です。こちらでは、iPhoneの初期化方法を解説していきます。無事初期状態に戻して再び使っていきたいという場合には役に立つ方法ですが、すべての機能が初期状態に戻りますので、その点は理解した上で初期化を行いましょう。DFUモードでの初期化から説明します。
DFUモードによる初期化を行う
DFUモードに入るには、iPhoneをリカバリモードとして、Lightningケーブルを使ってPCと接続します。Apple公式のサイトで世代別にリカバリモードの手順が掲載されていますので、下記リンクから確認してPCと接続させてください。コマンドが世代によって異なるので注意する必要があります。
強制再起動を行う
iPhoneの端末には、強制再起動可能なコマンドが用意されています。iPhone 8から最新機種ではボリュームを上げるボタン、下げるボタンの順に押してから再度ボタンを長押しすることで強制的に再起動を行うことが可能です。端末によって操作方法が異なる場合もあります。
【iPhone】まず充電を実施してから対処法を調べてみよう
iPhoneの電源が入らなくなってしまった時や、ブラックアウト状態のまま操作不能に陥ってしまった場合は、チェックしておきたい項目はたくさんあります。まだ諦めずにこちらで紹介した対処法をチェックした上で修理を検討してみましょう。