2019年05月29日更新
iPhoneを売る前にやっておくべき6つのこと!売却・譲渡前の準備まとめ!
iPhoneを売るときや譲渡するときには、何もせずに使っていたまま売却してはいけません。売る前には準備しなくてはいけないことがあります。この記事ではiPhoneを売る前にやっておくべき初期化などの準備や注意点について詳しくお伝えします。
目次
- 1iPhoneを売る前に準備するべきことに注意!
- ・iPhoneをそのまま譲渡や売却してはいけない理由
- 2iPhoneを売る前にやっておく準備【契約の確認】
- ・ネットワーク利用制限が掛かっているiPhoneは売れない
- ・確認方法
- 3iPhoneを売る前にやっておく準備【データのバックアップ】
- ・iPhoneを最新版にアップデートしてからバックアップ
- ・iCloudもしくはiTunesにバックアップ
- 4iPhoneを売る前にやっておく準備【ログアウトして初期化】
- ・個人情報を削除する前にiCloudからログアウト
- ・Apple Watchなどのペアリングを外す
- ・iPhoneを初期化してデータを消去
- 5iPhoneを売る前にやっておく準備【その他にやっておくべきこと】
- ・SIMカードを抜く
- ・付属品を確認する
- ・iPhoneをきれいにする
- 6iPhoneを売る前にはしっかりと準備しよう!
iPhoneを売る前に準備するべきことに注意!
使わなくなったiPhoneを中古スマホの買取業者に売ったり、知り合いに譲渡したりする人もいます。しかし、自分が使っていたiPhoneをそのまま売ることは危険です。絶対にiPhoneをそのまま売ったり譲渡したりしてはいけません。
iPhoneを売る前には準備するべきことがあることに注意しましょう。この記事ではiPhoneを売る前にやるべき準備や注意点について詳しく解説します。
iPhoneをそのまま譲渡や売却してはいけない理由
使わなくなったものをリサイクルショップなどに持っていく人もいるでしょう。ブックオフなどの中古リサイクル店でもiPhoneの買取を行ってくれるので、とても便利です。しかし、ちゃんと準備をせずに売却や譲渡をしてはいけません。iPhoneを自分が使っていたそのままの状態で売却や譲渡をしてはいけないのには次のような理由があります。
個人情報が詰まったデータが他の人に渡ってしまう
iPhoneには、あなたの個人情報がたっぷりと詰まっています。Apple IDにはあなたのクレジットカード情報などの支払い情報が入っています。連絡先のアプリには知人や通人、取引先の名前や住所、電話番号、メールアドレスなどがたっぷりと入っています。
中のデータを消去せずに売ってしまった場合には、ECサイトやショッピングアプリや課金されるアプリからログアウトしていなければ、そのままそのiPhoneを使ってあなたの支払い情報で支払いができてしまいます。
売る前に個人情報や支払い情報などのこれらのデータをiPhoneから消去しておかないと、悪用されて後からとんでもないトラブルに見舞われる可能性があります。必ず売る前の準備に注意して、しっかりとやるべき準備をしてからiPhoneの売却をしましょう。
Apple Watchなどの周辺機器を他の人が使える状態に
Apple Watchなどの周辺機器をそのiPhoneで使える状態で、iPhoneを売却したり譲渡したりすると、あなたのApple Watchを他の誰かがiPhoneから操作できる状態のままになってしまいます。周辺機器のペアリングを解除しない状態でiPhoneの売却や譲渡をしたら、後々何らかのトラブルになる可能性があるので注意が必要です。
iPhoneを売る前にやっておく準備【契約の確認】
それではここからiPhoneを売る前にやっておくべき準備について詳しく見ていきましょう。iPhoneを売る前にやっておくべき準備には契約状況の確認があります。ただ初期化すれば売れる、というわけではなく、契約状況によっては売れないこともあるので注意しましょう。
ネットワーク利用制限が掛かっているiPhoneは売れない
売却したり譲渡したりした後は、新しい持ち主が自分のSIMカードを入れてそのiPhoneを使うでしょう。ところが、前に使っていた人の契約状況や利用状況にトラブルがあり、iPhoneの端末にネットワーク利用制限が掛かっている場合には、新しい持ち主はそのiPhoneにSIMカードを入れても使うことができません。
iPhoneには端末ごとに識別番号が割り振られています。識別番号はiPhoneを初期化してもリセットできません。持ち主が代わったとしてもiPhoneの端末がネットワーク利用制限にかかっているものであれば、初期化してデータを消去しても識別番号で次の契約を断られてしまいます。
売却や譲渡をしようとしているiPhoneが次のようなトラブルを抱えていないか売る前に注意してみましょう。
端末代金の支払いが終わっているか
iPhoneの端末代金を分割払いしている場合には、端末代金の支払いが終わっているか確認しておきましょう。ケータイキャリアで月割賦で購入した場合には、スマホの利用料金の明細を見ればわかります。もしも支払いが終わっていない場合には、その分だけ買い取り金額が安くなったり、iPhoneを売る前に残金を一括して支払ったりする必要があります。
携帯料金の支払いが滞っていないか
携帯料金の支払いが滞っているiPhoneもネットワーク利用制限の対象になってしまいます。スマホ料金の支払いはしっかりと行っているかどうか、こちらもスマホ料金の明細表で確認しておきましょう。
不正利用されたことはないか
契約状況に不正な点があった場合や、不正利用されたことがあるiPhoneもネットワーク利用制限の対象になります。身分証を偽って契約したり、犯罪に使われたことがあるiPhoneも調べれば簡単にわかります。
そのようなiPhoneは中古買取店には売却することができません。また、個人間の売買や譲渡しても、次に使いたい人がSIMカードを入れても使えません。
確認方法
ネットワーク利用制限が掛かっているiPhoneかどうか確認する方法は、iPhoneの製造番号を各キャリアが公開している確認サイトに入力することで、調べることができます。製造番号の調べ方は、iPhoneの設定を開いて「一般」>「情報」と進み「IMEI」を見るとわかります。
各キャリアのネットワーク利用制限端末確認サイトは「ネットワーク利用制限 キャリア名」と検索すると出てきます。各社のページで確認してみましょう。
iPhoneを売る前にやっておく準備【データのバックアップ】
iPhoneを売る前にやっておくべき準備には、iPhoneの中に入っているデータのバックアップがあります。iPhoneを売却や譲渡した後で、iPhoneなしで生活するわけではないでしょう。新しいiPhoneを手に入れて使い続けるはずです。
古いiPhoneを売却や譲渡するためには、iPhoneの中のデータを完全に消去する初期化を行います。初期化の前にデータをバックアップしておかないと、連絡先などの大切なデータや、アプリの課金などがすべて消えてしまいます。
iPhoneを最新版にアップデートしてからバックアップ
売却しようとしているiPhoneのiOSが最新版になっていない場合には、最新版にアップデートしてからバックアップしましょう。iPhoneのOSであるiOSはiPhoneのバージョンがある程度古くても、最新版にアップデートできます。
最新版のiOSにアップデートしてからバックアップしないと、バックアップファイルの形式が新しいiPhoneと合わずに、復元できないことがあります。どうせ売却するからアップデートはしない、というのではなく、新しいiPhoneとバックアップデータを合わせるためにも、アップデートしてからバックアップするように注意しましょう。
アップデートはiPhoneの設定を開いて「一般」の「ソフトウエア・アップデート」から確認できます。
iCloudもしくはiTunesにバックアップ
iPhoneを最新の状態にできたら、iTunesかiCloudにバックアップします。バックアップする方法は、こちらの記事で解説しているので、こちらの記事を参考にしてください。
iPhoneを売る前にやっておく準備【ログアウトして初期化】
iPhoneのバックアップができたら、いよいよiPhoneを初期化してすべてのデータを消去します。しかし、いきなり初期化してはいけません。初期化する前に2つの手順を踏みましょう。
個人情報を削除する前にiCloudからログアウト
iPhoneを初期化する前には、まずはiCloudからログアウトしておきましょう。iCloudからログアウトしていないと、端末を初期化してもiCloudからバックアップが復元されてしまい、せっかく消去した個人情報がiPhoneに復活してしまう可能性があります。
iCloudからログアウトする方法は、iPhoneの設定を開いたら一番上のユーザー名が表示されているところをタップしてApple IDを開きます。Apple IDの設定ページの一番下の「サインアウト」をタップしてパスワードを入力したらiCloudからサインアウトできます。
iPhoneの初期化手順で「iPhoneを探す」をオフにするようにという説明もありますが、iCloudからサインアウトすれば「iPhoneを探す」も自動的にオフになります。
Apple Watchなどのペアリングを外す
Apple Watchを使っている場合にはペアリングを解除しましょう。Apple Watchのペアリング解除方法はこちらのリンク先の記事を参考にしてください。
また、Apple Watch以外にも、Bluetooth接続でペアリングしている周辺機器があったらすべてペアリング設定を削除しておきます。
iPhoneを初期化してデータを消去
ここまでの設定が全て終わったら、いよいよiPhoneを初期化してすべてのデータを消去します。初期化してデータを消去する手順は次の通りです。まずiPhoneの設定を開いて「一般」>「リセット」と進みます。
「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
すると「iPhoneを消去」と確認画面が出ます。初期化してすべてのコンテンツやデータを消去して大丈夫ならこちらをタップすれば完全にiPhoneが初期化されて、すべてのデータの消去が完了します。
iPhoneを売る前にやっておく準備【その他にやっておくべきこと】
iPhoneを売る前にやっておくべきことには、このほかにもやっておいた方がいいことがあります。この記事の最後にiPhoneを売る前に初期化だけではなくやっておくことをまとめておきます。
SIMカードを抜く
SIMカードというのは、ケータイ電話会社が発行している電話番号や、データ通信に関する情報が入っていて、そのスマホをケータイ電話やデータ通信端末として使えるようにするためのカードです。このSIMカードを抜いておかないと、売却や譲渡した人にあなたの名義の電話番号やデータ通信を使われてしまう可能性があります。
SIMカードを抜く作業はケータイキャリアの販売店で、iPhoneを買い替えるために古い端末を売却するのならお店の方でやってもらえます。しかし、自分で中古端末の買取をしている業者に持ち込む場合や、知り合いに譲渡する場合には自分で抜く必要があります。SIMカードを抜いてから売却するように注意しましょう。
SIMカードを抜くためのSIMピンは購入時に同梱されていたはずです。探してみましょう。SIMカードを抜く方法は、こちらの動画で詳しく解説しているので参考にしてください。
付属品を確認する
iPhoneを売る前にやっておくことには付属品の確認があります。必ずやっておかなくてはいけないこと、というわけではないのですが、中古買取店に査定に出す場合には付属品の有無が査定額に影響してきます。どのくらい影響するかというと、もともとついていた付属品が1つ欠品するごとに1,000円以上の減額になる場合もあります。
本体だけしかない場合には、3,000円から5,000円の減額になることもあるので、できるだけ購入時の付属品は揃えてから査定に出すようにしましょう。iPhoneで必要な付属品は次のものです。
・化粧箱
・説明書
・イヤホン
・ACアダプタ
・ライトニングケーブル
・イヤホンジャックアダプタ(iPhone7以降)
すべては揃えられない、という場合もあるでしょうが、できる限りそろえたほうが高価買取を期待できます。
iPhoneをきれいにする
中古買取店への売却を考えているのなら、iPhoneをクロスなどで磨いてきれいにしておきましょう。中古のiPhoneの査定には見た目がとても重要になります。機能などの状態が同じiPhoneであれば、見た目が薄汚れているものよりも、ピカピカに磨き上げられているiPhoneの方が少しでも高い査定額が付くのは当たり前です。
タッチパネルに指紋がべったりと付いている、というのは論外です。しっかりときれいにして箱に入れるときにも、指紋を付けないように注意しながら入れましょう。
iPhoneを売る前にはしっかりと準備しよう!
この記事ではiPhoneを売る前にやっておくべき準備についてみてきました。現代人に欠かせないアイテムになったスマホは、生活の中で家族よりも一緒にいる時間が長いアイテムだとも言われています。朝起きてから、仕事中も、仕事が終わった後も、寝るときにも自分のすぐそばに置いている、という人も多いことでしょう。
そんなスマホにはあなたの個人情報が山ほど詰まっています。個人情報をリセットせずに手放してしまうことはとても怖いことです。ぜひiPhoneのバックアップを取ったらしっかりと初期化してデータを消去して、安心な状態にしてから手放すように注意しましょう。