2019年06月20日更新
iPhoneのバッテリーを無料で交換する方法!Apple Care+の保証を使おう!
iPhoneのバッテリーの保ちが悪くなるとバッテリー交換したくなります。iPhoneの新品購入から1年以内ならすべてのiPhoneが無料で、2年目であっても「Apple Care+ for iPhone」に加入していれば無料でバッテリー交換が可能です。
目次
iPhoneのバッテリー(電池)を無料で交換するには?
2019年6月現在、保証外でiPhoneのバッテリーを交換すると、iPhone Xシリーズなら7,800円、その他のiPhoneだと5,400円の費用が必要です。しかし、そのiPhoneが保証対象であれば、バッテリー交換は無料です。保証対象は、新品購入から1年以内であなたに過失がないすべてのiPhoneと、Apple Care+に加入している2年目のiPhoneです。
ただし、どこのiPhoneの修理ショップでも保証期間内であれば無料でバッテリー交換してくれるわけではありません。Apple StoreかApple正規サービスプロバイダに持ち込むか、Appleの修理センターへ配送修理を依頼するかした場合にのみバッテリーの無償交換が受けられます。誤って近くの非公式業者に持ち込まないようにしてください。
AppleCare+の保証対象の場合は2年目でも無償で交換できる
iPhoneを購入するとApple Careとも呼ばれる「Apple製品限定保証」がついてきます。これは1年以内の自然故障にのみ対応している保証です。
一方、購入から30日以内であれば、2年目でも保証がつき、しかもあなたの過失や事故によるiPhoneの破損も低額で修理できる「Apple Care+ for iPhone」に加入できます。Apple Care+に加入することで、通常ならバッテリー交換費用のかかる2年目であっても、無償交換が可能となります。
保証状況を確認する方法
iPhoneの保証状況は、iPhone上で簡単に確認できます。そのためにはまず設定アプリを立ち上げ、「一般」を選択、さらに「情報」をタップします。すると保証期間内であれば、「Apple Care+」もしくは「AppleCare Services」という表示とともに有効期限が表示されます。保証期間が過ぎている場合には、この部分が表示されません。
バッテリーを交換する目安は?
iPhoneのバッテリー交換の予約がやっと取れて、交換してもらってきました!!
— グリちゃん (@gurichan0207) December 1, 2018
76%だったのが100%になりました!!
AppleCare+に入ってたから、無料だったし、画面に付けてるフィルムも付けたままで大丈夫だったし、データも消えなかったので良かった!!
お店の方の対応も印象良かったな〜!!(^o^) pic.twitter.com/cD51fnWEWe
Appleは、公式に500回の充電でiPhoneの劣化が発生すると発表しています。iPhoneユーザーの多くは、1日に1回はバッテリー充電をすると考えられ、およそ1年半でiPhoneのバッテリーは劣化すると考えられます。もしあなたがより頻繁に充電を行うのでしたら、その期限はもっと早まります。通常使用開始から2年弱がiPhoneのバッテリー交換の目安です。
しかし、Appleでのバッテリー交換の可不可は通常バッテリーが新品の80%以下に劣化した場合です。それ以上でも交換してもらえる場合もありますが、頑なに拒否される場合もありますので、iPhoneの「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」をそれぞれタップし、「バッテリーの状態」画面の「最大容量」が何%かを確認してください。
iPhoneのバッテリー(電池)を無料で交換する準備
冒頭で記したように、iPhoneの電池の無償交換を受けるには、Apple StoreかApple正規サービスプロバイダに持ち込むか、Appleの修理センターへ配送修理を依頼する必要があります。
しかし、Apple Store直営店は全国に8店舗、東京・大阪・名古屋・京都・福岡の5都市にしかありません。またApple正規サービスプロバイダも全国100店舗ほどで、多くの県では県庁所在地に1店舗あるのみで、山口・島根・鳥取に至ってはApple正規サービスプロバイダも存在しておらず、持ち込み修理は難しいことが少なくありません。
その場合は配送修理を依頼することになります。通常の配送修理では最低1週間iPhoneが使えなくなりますが、Apple Care+加入者が利用できるエクスプレス交換サービスであれば、自宅で配送された新しい交換品と電池が劣化したiPhoneを交換できるので、iPhoneを使えない期間がゼロで済みます。
持ち込み・配送共通
持ち込み修理であれ、配送修理であれ、どちらの場合も電池交換を依頼する前にいくつかやっておくべきことがあります。
iPhoneのバックアップ
まずiPhoneのデータや設定をバックアップします。これを行わないと、元のiPhoneの内容や設定が失われてしまいます。ただし、Apple Watchをペアリングしていて、かつ配送修理をする場合は、Apple Watchとのペアリングを解消してからバックアップをとってください。先にバックアップをとると二度手間になります。
下のリンク先の記事を参考にiCloudやiTunesにバックアップをとってください。また、アプリによってはアプリ内でのバックアップが必要な場合もありますので気をつけてください。詳しくは以下のリンク先の記事を参考にしてください。
配送のみ
持ち込み修理の場合は最低限バックアップさえとってあればその場でなんとかなりますが、配送修理の場合は以下の下準備が必要です。これができていないと最悪バッテリー交換ができずに送り返されてきたり、ほかの修理費用が発生したりしかねませんので、注意してください。
ペアリングの解除
Apple Watchを併用している場合には、ペアリングを解除します。ペアリングを解除していないと、バッテリー交換から戻ったiPhoneとのペアリング時に、これまでのApple Watchのデータが消えてしまいます。
ペアリングを解除しておくとiPhone側にApple Watchのバックアップが作られますので、そのあとでiPhoneのバックアップを作成することで、iPhoneとApple Watchの両方のバックアップが手元に残ります。
iPhoneを探す・iMessageの無効化
この次の項目でiPhoneを初期化しますが、そのためには「iPhoneを探す」と「iMessage」を無効化しておく必要があります。
「iMessage」を無効化するには、設定アプリを立ち上げ、「メッセージ」をタップして「iMessage」の項目をオフにします。同様に「iPhoneを探す」をオフにするには、設定アプリを立ち上げ、「アカウント名」をタップして、「iCloud」を選び、「iPhoneを探す」がオンであればそれを選択し、パスワードを入力して「オフにする」をタップします。
iPhoneの初期化
続いてiPhone全体を初期化します。設定アプリを立ち上げ、「一般」をタップして、「リセット」を選び、「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。するとポップアップウインドウが表示されますので、iPhoneのパスコードとApple IDのパスワードを入力します。
SIMカード・付属品を外す
iPhoneからSIMカードを抜き取り、ケースや画面保護フィルムなどの付属品を取り外します。配送修理にはiPhone本体のみが必要なので、これらの付属品はiPhoneのケーブルや充電器などと一緒に保存しておきます。
iPhoneのバッテリーを無料で交換する方法【店舗へ持ち込み】
Appleの公式サービスを利用してバッテリー交換する場合には、Appleの公式アプリであるAppleサポートを利用して予約や配送修理を依頼するのが便利です。以下のリンクよりダウンロードしておいてください。
App Storeや正規代理店に持ち込んで交換する手順
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに持ち込み修理をするには、まずバッテリー交換の予約をしてから、予約の日時に園場所に向かう必要があります。
バッテリー交換の予約をする
持ち込み修理の予約の際には、まずAppleサポートアプリを立ち上げ、画面下の「サポート」タブを選び、バッテリー交換する対象のiPhoneを選択します。そして「バッテリーと充電」の項目をタップします。
そののち「バッテリー交換」を選び、「持ち込み修理」の欄の「正規サービスプロバイダの拠点を探す」をタップします。
すると近い順にApple StoreかApple正規サービスプロバイダが並びますので、予約可能日時も見比べてお店を選びます。そうすると予約可能な日時が表示されますので、あなたの都合の良い日時を選んで予約してください。
予約が完了したら、持ち込み修理に向かう前に、Apple IDとそのパスワードを確認して記憶、もしくはメモっておき、購入時のレシートがあればレシートと、パスポートや運転免許証といった本人確認書類を用意します。
予約日時に店舗でバッテリーを交換する
当日になったら予約した時刻にお店を訪れます。受付やGenius Barで電池の無償交換の予約済みであることを告げ、対応を待ちます。スタッフが接客してくれたら、バッテリーの劣化具合を診てもらった上で改めて電池の無償交換を要求します。そのあと、確認しておいたApple IDのパスワードで「iPhoneを探す」をオフにしてiPhoneを渡します。
iPhoneを渡したら、告げられた時間を待って再びお店を訪れ、iPhoneと引き換えに控えと本人確認書類を見せてiPhoneを受け取ります。このとき、まれに電池の劣化以外の不都合が見つかり、別途修理が必要になる場合がありますので、園可能性を心の隅に置いておいてください。
iPhoneのバッテリーを無料で交換する方法【Appleへ配送】
iPhoneの電池の無償交換を配送修理で依頼する場合も、まずはAppleサポートアプリを使います。
Appleへ配送して交換する手順
バッテリーダメになってAppleに送ったiPhoneが新しくなって帰ってきた!!!! pic.twitter.com/EslkSEI1
— たかくりゅうじ (@Jly0609) February 5, 2013
Appleに配送修理で電池の無償交換を依頼する場合は、まず配送修理の申し込みをした上で、宅配便でiPhoneを送り、1〜2週間ほどでバッテリー交換を終えたiPhoneを受け取ります。この間、代替機は借りられませんので、手許にiPhoneがない状態となります。
一方、Apple Care+に加入していてエクスプレス交換サービスを利用する場合は、まず交換品が宅配便で届きますので、受け取り時に手許のiPhoneを代わりに渡します。もちろんどちらの場合も配送料は無料です。
配送修理の申込をする
昨年、年末駆け込みバッテリー交換に出していたiPhone SEがただいまご帰還❗️
— Shu Ubukata (@ubu369) January 5, 2019
【実録・アポーに送ってバッテリー交換】
12/7 チャット経由で申し込み完了
12/9 ヤマト便で本体回収
《1ヶ月弱放置w》
1/3 アポーより「製品を受領しました」メール着信
1/4 「修理完了」メール
1/5 ヤマト便により帰還 pic.twitter.com/VeOKr1jmsE
配送修理を依頼する場合も、まずAppleサポートアプリを立ち上げ、画面下の「サポート」タブを選び、バッテリー交換する対象のiPhoneを選択します。そして「バッテリーと充電」の項目をタップします。そののち「バッテリー交換」を選び、「持ち込み修理」の下の「ほかのサポートオプション」の項目をタップします。
すると画面下からポップアップメニューが表示されますので「すべて表示」を選択します。そして「今すぐ電話する」か「指定した日時に電話してほしい」、「チャットする」の中から都合の良いものを選び、口頭もしくはチャットで配送修理(Apple Care+に加入していればエクスプレス交換サービス)を依頼します。
配送業者にiPhoneを渡す
通常の配送修理による電池の無償交換であれば翌日、Apple Care+によるエクスプレス交換サービスであれば数日後に宅配便がiPhoneを回収に来ます。配送修理の電池無償交換なら、iPhoneを渡したのち7〜10営業日で電池が無償交換されて戻ってきます。このとき注意しなければいけないのは、7〜10日ではなく7〜10営業日だということです。
土日が挟まれば返送される日付は延びますし、ましてや年末年始やGWを挟むと1か月近く待たされることもあり得ますので気をつけてください。
一方Apple Care+によるエクスプレス交換サービスによる電池無償交換であれば、宅配便で届けられたバッテリーが新品の交換品と交換にバッテリーが劣化したiPhoneを渡します。このとき、iPhoneを渡し忘れるとクレジット枠で確保されていた新品のiPhoneの代金を引き落とされたり、別途iPhoneの送付料金が必要になったりしますので気をつけてください。
iPhoneのバッテリー(電池)を無料で交換しよう!
以上、お伝えした通り、「Apple製品限定保証」の対象であれば1年以内、「Apple Care+ for iPhone」に加入していれば2年目でも、iPhoneのバッテリー交換を、持ち込み修理であれ配送修理であれ、無料で受けられます。
特にApple Care+に加入している場合は、エクスプレス交換サービスで移動ゼロ、待ち時間ゼロで新品バッテリーの搭載されたiPhoneと交換できるので、ほかの電池交換手段ともども、本記事を参考にしてバッテリーを無償交換してください。