2019年06月20日更新
iPhoneバッテリーの交換時期の目安!電池寿命(劣化・最大容量)の診断方法を解説!
iPhoneの使用を続けると、バッテリーの減りの速さを感じるでしょう。それはiPhoneバッテリーの劣化が原因です。今回は、寿命や劣化の目安を説明します。さらに交換タイミングの目安も紹介します。バッテリー交換を考えている場合は、ぜひ参考にしてください。
目次
iPhoneのバッテリーを交換する目安は?
iPhoneユーザーのみなさんは、iPhoneをかなりの時間使用しているのではないでしょうか。iPhoneを使い続けていくと、新品のころは感じなかったバッテリーの減りが、早い状態になっているのを感じるでしょう。ここでは、iPhoneのバッテリー寿命やバッテリー交換時期の目安を説明します。
電池の寿命
公式AppleはiPhoneバッテリーの寿命時期を、3年間と発表しています。しかしiPhoneバッテリーの寿命は、どのくらい充電したかで決まります。たくさんすればするほど、バッテリーの寿命は早くなります。
交換時期の目安は約2年
公式Appleは、500回の充電でiPhoneの劣化が発生すると発表しています。おそらく多くのiPhoneユーザーが、1日に最低1回はバッテリー充電をするでしょう。そうすると、1年で365回のバッテリー充電となります。1年半ほどでiPhoneバッテリーの劣化が起こる可能性があります。
しかし現代のiPhoneユーザーは、もっと頻繁にバッテリー充電を行うでしょう。その場合は、1年半より早く劣化が発生します。1年程でiPhoneバッテリーの劣化が開始するため、使用開始から2年あたりがiPhoneバッテリー交換時期の目安でしょう。
iPhoneのバッテリーを交換する目安かどうか診断する方法
つづいて、自身のiPhoneのバッテリーの状態を確認する方法を紹介します。バッテリー状態を確認することで、iPhoneバッテリー交換時期の目安になります。
iPhoneで電池の寿命の状態を確認する
最初に、iPhoneデバイスを使用して電池の寿命状態を確認してみましょう。電池の寿命を見ることで、iPhone電池の交換時期の目安にもなります。
最大容量
iPhoneでバッテリーの寿命状態を最大容量により確認する場合は、設定>バッテリー>バッテリーの状態を選択しましょう。そうすると下の画像のように、最大容量が表示されます。iPhoneは充電を500回繰り返しても、最大容量80%を保つように作られています。しかしこの最大容量が80%以下になると、iPhoneバッテリーの交換時期の目安となります。
ピークパフォーマンス性能
iPhoneのピークパフォーマンス性能とは、バッテリー状態の劣化などによる突然のシャットダウンを防ぐ機能です。このピークパフォーマンス機能が機能している場合は、iPhoneのシャットダウンが予測されると一部のiPhone機能が制御されます。例えば、スピーカーのボリュームが小さくなるやアプリを開くのに若干時間がかかることがあげられます。
上の画像のような文言の場合は、iPhoneが突然のシャットダウンの恐れがなく、正常に作動しています。この文言の内容で、現在のiPhoneの状態を診断できます。
Appleサポートで電池の寿命を診断する
Appleサポートにより、電池の寿命や容量を診断してもらうことも可能です。インターネットで「Appleサポートへお問合せ」と検索し、サポートセンターのページを開きます。その次にAppleサポートに問い合せる>iPhone>バッテリーと充電>バッテリーに関する質問/トラブルシューティング>今すぐアドバイザーと話がしたいを選びましょう。
上の画像のように、シリアル番号の入力を求められます。自身のiPhoneのシリアル番号は、設定>一般>情報で確認できます。
アプリで電池の寿命を診断する
「Battery Life」は、iPhoneバッテリーの劣化や寿命を診断できるアプリとして非常に人気でした。しかしiOS12以降は、アプリがiPhoneのバッテリー状態を読み取れなくなりました。残念ながら、アプリが再度iPhoneバッテリー状態と連動するのを待ちましょう。しかし劣化・寿命の診断以外にもお役立ち機能は満載です。
このように現在の充電残量から、どのくらいの時間iPhoneが起動可能かを示してくれます。
iPhoneのバッテリーを交換せず使い続けたらどうなる?
iPhoneバッテリーの容量の見方を紹介した後は、実際に劣化したバッテリーを交換せずに、使用を続けた場合の状況をせつめいします。
バッテリーの劣化による不具合
iPhoneのバッテリーが劣化した際に、最もユーザーが感じるのはバッテリー残量の減りの速さでしょう。バッテリー満タンにしても、一気にバッテリー残量が半分以下になることもあるようです。場合によっては、50%でシャットダウンが発生したり、30%で充電切れになる可能性もあります。
充電しても全くバッテリー残量が増えないこともありうるでしょう。ちなみに最大容量が目安の80%以上あっても、バッテリーの不具合が発生する場合もあります。このようにバッテリー異常を感じたら、早めにバッテリー交換や修理をするのをオススメします。
バッテリーの膨張による本体への影響
バッテリーが原因で、iPhoneの膨張を招く場合もあります。この現象はバッテリーのリチウム電池と関係があり、充電のしすぎや高温な場所に放置などがあげられます。間違った使い方により、熱に敏感なリチウム電池が膨らむ結果に至る可能性があります。万が一膨張した場合は、発火する場合もあるので、速やかにバッテリーを交換や修理依頼をしましょう。
iPhoneのバッテリー修理・交換方法
最後に、iPhoneバッテリーの修理と交換方法を紹介します。
バッテリーを交換する方法
バッテリーを交換する場合には、店舗に直接持ち込むか運送業者を利用して、自宅で交換する方法があります。
店舗に持ち込み
先ほど紹介したAppleサポートにて、バッテリーの状態を診断する方法と同様に、Appleサポートセンターのページを開きましょう。
そして最初のパージで、修理に出すを選択します。その後は、バッテリーと充電のバッテリーに関する質問/トラブルシューティングまで選びましょう。その次に今回は、「持ち込み修理」をタップします。Appleアカウントへのログイン画面が表示されるので、アカウント名とパスワードを入力しましょう。
そうすると実際の持ち込み希望店舗の選択画面に切り替わります。希望の店舗と日時を入力して、バッテリー交換の予約は完了です。今回はバッテリーの項目で予約しましたが、他の項目でも交換や修理は可能です。
配送で交換する
バッテリー交換する際に配送を希望する場合は、配送修理を選択します。配送先の入力や支払いの確認をし、配送修理依頼を出しましょう。
店舗への持ちこみと配送業者利用の両方に共通で、バッテリー交換前に行う作業があります。まず、交換前に必ずiPhoneのバックアップを取りましょう。「iPhoneを探す」機能がOFFになっている必要もあります。また各ソフトウェアのアップデートも推奨されています。
バッテリーを無料で交換できるケース
通常バッテリー交換は、iPhone8以前のモデルは5400円、X以降のモデルは7800円費用がかかります。しかし、iPhoneではバッテリー交換を無料で受けられる場合があります。ここでは、無料交換の条件を紹介します。
Apple Care+の保証期間内
iPhoneを新規で購入する際に、Apple Care+に加入するかどうか決められます。このApple Care+は加入から2年間有効です。この有効期間内であれば、バッテリー交換を無料で受けられます。期間内かの確認は、設定>一般>情報からできます。シリアル番号の表示ページと同じです。
auスマートパス
auスマートパス会員は、会員特典の「修理代金サポート」を受けられます。バッテリー交換やその他修理に費用が発生した場合は、所定の用紙を記入しましょう。後ほど銀行口座に交換・修理にかかった費用が振り込まれます。
一部のiPhone 6s
一部のiPhone6sでは、突然のシャットダウンが発生するとの障害の報告が上がっています。この障害に該当するiPhone6sユーザーは、無料バッテリー交換のサービスを受けられます。
自身のiPhone6sが障害による無料バッテリー交換に当てはまるかどうかは、以下Apple公式ページにシリアル番号を入力することで分かります。https://www.apple.com/jp/support/iphone6s-unexpectedshutdown/
iPhoneのバッテリーの交換の目安をチェックしよう!
自身のスマートフォンのバッテリーの減りが早いなど、不具合を感じると快適に過ごせなくなります。バッテリーの劣化は、このような不快感をユーザーに与えるのみならず、バッテリー膨張による発火の恐れなど重大なケースにつながる場合もあります。
iPhoneユーザーの場合は、店舗や運送業者を利用して簡単にバッテリー交換できます。不具合を感じたら早期にバッテリー交換をし、iPhoneを安全に使いましょう。