2019年06月04日更新
機種変更時のApple Pay引き継ぎ方法!iPhone/Apple Watchでデータ移行するには?
Apple PayはiPhone使っている方には便利な機能ですが、機種変更時に引き継ぎがうまくいかないケースもあるようです。今回は、Apple Payを機種変更した時でも確実にデータの移行ができるようにするにはどうしたらいいのかをしらべました。
目次
- 1iPhoneの機種変更時に迷わずにApple Payを移行するには
- ・登録しているカードの種類をあらかじめ確認
- ・iPhoneで使えるApple Payの情報はiCloudに保存されている
- 2Apple Payを機種変更後の新iPhoneに引き継ぐ方法
- ・クレジットカードやプリペイドカードは簡単に移行可能
- ・必要に応じて旧iPhoneのカードを削除
- ・iPhoneXだとさらに簡単に移行可能
- ・表示されなかったカードは手動で再登録
- 3Apple PayのSuicaを機種変更した新iPhoneに引き継ぐ方法
- ・Suicaはひとつの端末だけにしか登録できないので注意
- ・まず最初に旧iPhoneからSuicaを削除
- ・新iPhoneにSuicaを登録
- 4機種変更後にiCloudを使ってApple Payを引き継ぐ方法
- 5旧iPhoneでSuicaの削除が行えない場合は
- ・iPhoneのSuica利用ユーザー向け窓口に問い合わせる
- 6Apple PayのSuicaを機種変更後のApple Watchに引き継ぐ方法
- ・新iPhoneとのペアリングのタイミングに注意
- 7Apple Payを機種変更後に引き継ぐときの注意点
- ・同じApple IDでサインイン
- ・スマートEXに登録している場合は登録変更が必要
- ・Suicaの移行手続きをする時間帯に注意
- 8機種変更後の新iPhoneに正しくApple Payを移行しよう
iPhoneの機種変更時に迷わずにApple Payを移行するには
iPhoneに限った事ではありませんが、機種変更時のデータの移行はスマホを使っている方の悩みの一つです。電話帳や写真であれば簡単に移行できますが、Apple Pay等のセキュリティで保護されているデータは慎重に扱わないといけませんので、データの移行も簡単にはできません。
Apple Payのデータを引き継ぐにはiCloudを使ってデータの移行を行う方法がメインとなりますが、「AppleIDをしっかり確認する」等のデータを移行する際の基本を忘れなければ失敗することはありません。もし間違えたとしても修正する方法も後で書いていますので安心して利用できます。
それでも慎重に行えば難しいことはなく、スムーズに新しい機種にデータの移行ができますので、焦らずに確実に作業を行いましょう。もし、Apple Watchを使用している方であればApple Watchの設定も必要となります。今回は後半にApple Watchの設定も解説しています。
登録しているカードの種類をあらかじめ確認
Apple PayはSuica、iD、QUICPayのいわゆる「おサイフケータイ決済」に対応しまいした。クレジットにも対応していますので、スムーズな登録には自分が今どのカードを登録しているのかを確認することが重要です。
使えるクレジットカード、プリペイドカードは
- JCBカード
- イオンカード
- 楽天カード(AMEXブランドは登録不可)
- au(auWALLETクレジットカード、プリペイドも)
- クレディセゾン
- ソフトバンクカード
- オリコカード
- セゾンカード
- TSカード
- dカード(dカードプリペイド含む)
- ビューカード
- 三井住友カード
- NICOSカード
- MUFGカード(VISA、MasterCard)
- DCカード(JAL Visaカードなど)
- ANAカード(VISA、MasterCard、JCB)
- JALカード(JCB)
- エポスカード
- アメリカン・エキスプレス・カード
- ポケットカード(P-Oneカードなど)
- アプラス発行カード(新生アプラスカード)
- ジャックスカード(REXカードや漢方スタイルクラブカード)
- ライフカード
- セディナ発行カード(セディナカードやOMCカードなど)
- Yahoo!JAPANカード
- UCSカード
- Kyash(バーチャルカード)
- J-WESTカード
- JAカード
- メルペイ(バーチャルカード)
- ローソンPontaプラス
等となっています。またApple Payに登録できる枚数はSuicaとクレジットカードは合わせて12枚(Apple Watch Series 3、iPhone 8、iPhone 8 Plus)、それ以前の機種では8枚までとなっています。
iPhoneで使えるApple Payの情報はiCloudに保存されている
iPhoneを機種変更した際にApple Pay等のデータの移行をスムーズに行うことができる理由の一つにiCloudにデータが保存されているからと言うことが挙げられます。注意点としては新しいiPhoneとデータを引き継ぐiPhoneに同一のAppleIDを使わなければApple Pay等のデータが移行できない点にあります。
iCloudはiPhoneからログインする他にもwebブラウザから(https://www.icloud.com/)のアドレスでログインすることができます。ログインする場合はAppleID、パスワードを入力してログインします。その後iPhoneを接続してデータをダウンロードすることができます。
Apple Payを機種変更後の新iPhoneに引き継ぐ方法
iPhoneを機種変更すると、いろんなアプリを移行することが多いと思われますが、Apple Payを利用している方は、Apple Payも引き継がなければなりません。しかし、どうやって引き継ぐのか、簡単に行えるのかなど、不安に思っている方もいるでしょう。ここでは、機種変更した際にApple Payを新iPhoneに引き継ぐ方法について説明します。
クレジットカードやプリペイドカードは簡単に移行可能
Apple Payに登録したほとんどのクレジットカードはApple IDを登録した時点で、腎端末に反映されるため簡単に移行できます。しかし、自動的に反映されるのは登録されているSuica以外のクレジットカード4枚までなので4枚を超える分のカードは再登録が必要となります。クレジットカードを引き継ぐ手順は以下の通りです。
新しいiPhoneにApple IDを登録バックアップから復元が完了したらWalletアプリを起動しますが、復元する前に旧端末がiCloudでWalletアプリをバックアップする設定にしていることを確認しましょう。Walletアプリを開いたら「カードの種類」選択画面で「クレジット/プリペイドカード」を選択します。
端末に登録していたカードが最高4枚まで自動登録されます。登録したいカードにチェックを入れ、「続ける」を選択し、1枚ずつ順番にセキュリティコードの入力をしApple Payの登録は完了です。本来であれば、クレジットカードのような重要なものを登録するときはカード番号や有効期限、カード名義など細かい情報も入力する必要があります。
ただし、今回のような時はカード情報が残っている場合は省略できるため、手間がかからず便利になっています。
必要に応じて旧iPhoneのカードを削除
クレジットカードは新iPhoneで再登録した後でも旧iPhoneでの利用が可能のままなので、新iPhoneでのみ利用する場合は、万が一に備えて旧iPhoneのカードのApple Payのデータは削除しておくとよいでしょう。削除するには旧iPhoneでWalletアプリを起動して、それぞれのカードが表示されている画面の「i」アイコンをタップして「カードを削除」します。
端末自体を初期化すればカードはすべて使用できなくなりますので注意が必要です。
iPhoneXだとさらに簡単に移行可能
iPhoneXの場合、さらに簡単にApple Payを引き継ぐことができます。iPhoneXでApple Payを引き継ぐ際に、iCloudでWalletアプリを同期していると引継ぎは簡単になります。新しいiPhoneに初めて電源を入れて設定アシスタント画面が表示されたら、言語設定とキーボード設定の後に「クイックスタート」を使います。
クイックスタートはWi-Fi設定や認証・パスコード設定が簡単に済ませられるため非常に便利です。まずiPhoneXを旧端末に近づけておき、クイックスタートの「続ける」をタップすると「Apple IDを使用します」と表示されて次の画面に進みます。旧端末がiPhoneXを認識すると、旧端末に「新しいiPhoneをカメラに向けてください」と出ます。
丸い枠の中にiPhoneXの画面中央に表示されているイメージ画像が収まるようにセットします。イメージ画像を読み取った後は「旧端末のパスコード」と「Apple IDパスワード」の入力が求められるので、入力してアクティベートを始めます。iPhoneXの設定に移ったら、クレジットカード登録画面に行きまうす。
この設定を行えばこれまでに登録したカードのうち4枚が自動で表示されるので確認します。しかし、この状態ではまだこ決済で使える状態にはなっていないため、使用するカードすべてにチェックを入れて「続ける」をタップし、セキュリティコードを入力します。一枚ずつ入力するとiPhoneXのApple Payに正式に登録したことになります。
ここまで設定した時点から決済に使用できるようになります。その後、それぞれのカード会社から「Apple Payへのカード追加完了メール」が送られてきて引継ぎは完了となります。ちなみにiPhoneXでは、Walletアプリを電源ボタン(再度ボタン)を2回素早く押すことで起動させることができるため、非常に便利です。
表示されなかったカードは手動で再登録
旧iPhoneで5枚以上のカードを登録していた場合は引き継ぐ先の新しいiPhoneのには登録されていないカードがあるため、カードの新規登録と同じように改めてカメラで画像を読み取り、再登録が必要となります。SMS認証の場合はメッセージを受信すると自動的にWalletアプリに認証コードが入力されるため、登録が簡単です。
Apple PayのSuicaを機種変更した新iPhoneに引き継ぐ方法
Apple Payで使える電子マネーの中で日常的にSuicaを利用している方は多いと思われます。Suicaは電車やバスを利用する方には非常に便利なもので、スマホをそのまま端末にタッチすれば使用できます。Suicaは日常的に利用することが多いため、新iPhoneにした後すぐに使用したいという場合も多いでしょう。
以下では機種変更をした際にSuicaを機種変更したiPhoneに引き継ぐ方法について説明します。チェックする手順は多いのですが、難しい事はありませんのでゆっくり慎重に行いましょう。
Suicaはひとつの端末だけにしか登録できないので注意
Suicaは同じものを絶対に複製できない仕組みになっており、一つの端末だけにしか登録できないため注意が必要です。そのため、機種変更をした際、新iPhoneに引き継ぐ方法として最も簡単な方法は、これまで使っていた旧端末のSuicaを削除することです。Suicaは性質上、他のSuicaと料金をまとめることができません。
ただしApple PayでSuicaを使う際には一つのApple Payアカウントに複数のSuicaを登録することができます。どちらのSuicaかわからなくならないように違う名前を付けて混乱しないように使い分けましょう。
まず最初に旧iPhoneからSuicaを削除
Suicaを新iPhoneに移行するには、まず最初に旧iPhoneからSuicaを削除しましょう。最初に削除しなければ、最悪Suicaの残高が消えてしまったり、復活させるのに労力を要したり、面倒なことも多いようです。削除といっても、すべてのデータが削除されるわけではなく、Suicaに入金しているお金や各種データが消えてしまうわけではありません。
Suicaを旧iPhoneから削除する方法は4つあります。1つ目は旧iPhoneでSuicaを手動で削除する方法です。手早くSuicaの引き継ぎだけを行いたい場合はこの方法が簡単でおススメです。Walletアプリを起動して、Suicaを選択し、右下の〇で囲まれた「i」をタップし、次の「情報」タブをスクロールし下部にある「カードを削除」をタップします。
確認を求められるので再度「削除」をタップし確定します。これで削除は完了です。2つ目は、旧iPhoneでiCloudからサインアウトする方法です。「設定」アプリから「ユーザー名」、「サインアウト」の順に選択し、Apple IDのパスワードを入力し、「オフにする」をタップすればiCloudからサインアウトできます。
以上の手順でApple Payに追加されていたSuicaとすべてのクレジットカードがApple Payから削除されます。ちなみに、Suicaの情報はApple IDに紐づけされているため、Apple IDがあることで簡単に削除できます。
3つ目は、新iPhoneを使って旧iPhoneのApple Payを削除する方法です。旧iPhoneが手元にない場合でも新iPhoneの「設定」アプリから旧iPhoneのApple Payを削除できます。「設定」アプリ、「ユーザー名」、画面下部の旧iPhoneのデバイス情報の順で選択し、「デバイス情報」画面で「すべてのカードを削除」をタップし、これで旧iPhoneからSuicaを含むカードがすべて削除されます。
4つ目はiCloud.comを使って旧iPhoneのApple Payを削除する方法です。まずブラウザでiCloud.comにログインし、「設定」をクリックすると自分のApple IDと紐づけられているデバイスの一覧が表示されるので、Apple Payを削除したい旧iPhoneを選択します。Apple Payの項目にある「すべてを削除」をクリックすれば、Suicaやその他のクレジットカードが旧iPhoneから削除されます。
新iPhoneにSuicaを登録
旧iPhoneからSuicaを削除したら、続いて新iPhoneにSuicaを登録します。手順は以下の通りです。まずWalletアプリを開き、「カードを追加」または右上の「+」ボタンをタップし、次に表示される案内画面で「続ける」をタップし、カードの種類でSuicaを選択します。「カードを追加」で該当するSuicaをタップします。
カードが追加されるまでに多少時間がかかることがありますが、カードが追加されたら「次へ」をタップし完了です。これでSuicaが新iPhoneに登録されます。Suicaは1枚を複数台のiPhoneに登録することはできませんが1台のiPhoneに複数のSuicaを登録することはできます。2枚目以降の追加方法も1枚目と同じとなっています。
2枚目以降の追加でもアプリで右上の「+」をタップしてSuicaを追加できますが、この際に1枚目と同じなめになったり、どっちが1枚目か迷わない様に名前をつける様に注意しましょう。
機種変更後にiCloudを使ってApple Payを引き継ぐ方法
機種変更後にiCloudを使ってApple Payを引き継ぐには、まずパソコンなどWebブラウザでネットに接続できるものでiCloudに接続します。Apple IDとパスワードを入力してログインすると設定画面に移動できます。あらかじめiCloud でWalletアプリを同期していると引継ぎも簡単にできます。
旧iPhoneでSuicaの削除が行えない場合は
旧iPhoneが手元にない、または手元にあるが操作ができないという場合にはSuicaの削除が行えません。壊れてしまってSuicaを削除しないまま新iPhoneと交換せざるを得ない状況になることもあるでしょう。正確には非常に手間がかかりますが、できないわけではありませんので安心してください。
どうしても削除をして引き継ぎをしなければいけないこともあると思われますので、そういった場合は以下の方法で削除を行います。しかしどうしても削除をして引き継ぎをしなければいけないこともあります。そういった場合は以下の方法で削除を行います。
iPhoneのSuica利用ユーザー向け窓口に問い合わせる
旧iPhoneでSuicaの削除が行えない場合、iPhoneのSuica利用ユーザー向けの窓口に電話します。コールセンターに電話をしても繋がるには時間がかかる場合もあるため、受付は年中無休ではありますが、午前10時から午後19時までとなっているため、繋がりにくいことも考えて余裕をもって電話しましょう。電話がつながり、旧iPhoneが手元になくSuicaを削除できない状態であること伝えます。
Suica登録時に入力した電話番号や名前などで登録者かどうかなどを本人確認されます。本人確認が終わるとコールセンターがデータを強制的に移行し、新iPhoneでの再登録は翌日のサーバーメンテナンス終了後の朝5時以降にできる状態になるということを伝えられます。データの移行はそこまで待つ必要があります。
また、手元に旧iPhoneがない場合はパソコンやiPadなどを使ってiCloud.comにApple IDでログインし、設定画面を開いてアカウントからSuicaの情報を削除しておきましょう。
Apple PayのSuicaを機種変更後のApple Watchに引き継ぐ方法
Apple Watchは2016年に発売されたもので、Apple Watch にSuicaを登録して腕時計として手首につけておけば、定期やiPhoneのように取り出すことなく改札を通れて非常に便利です。最近ではiPhoneではなくApple WatchでSuicaを利用している方も増えているようです。
Suicaを機種変更後のApple Watchに引き継ぐ方法にはきちんとした手順があるため、ここで確認しながら慌てずゆっくりと引継ぎを行いましょう。以下ではApple WatchのiPhoneとのペアリングについて解説します。データの以降を行った場合はApple Watchの設定を行う必要があります。
新iPhoneとのペアリングのタイミングに注意
Apple Watchと新iPhoneとのペアリングのタイミングには注意が必要です。機種変更をした場合は、旧iPhoneとのペアリングを解除してから新iPhoneとペアリングしなければなりません。ペアリング解除を行うと、Apple Watchが出荷時の設定に復元され、またApple Watchのバックアップがペアリングを解除した旧iPhoneに自動的に作成されます。
旧iPhoneからSuicaを削除してから新iPhoneとペアリングを
ここで特に注意すべきなのが、「旧iPhoneとApple Watchのペアリングを解除する前に必ずSuicaを削除しておく必要がある」ということです。新iPhoneのApple PayにSuicaを登録するには、旧iPhoneからSuicaを削除してから新iPhoneとApple Watchのペアリングを行いましょう。
Suicaを削除しても残高やデータは消えることはなく、情報はサーバーに保存されて新iPhoneに引き継いだ後にデータが丸ごと復元されます。削除する方法は、旧iPhoneでWalletアプリを起動し、「WalletとApple Pay」を開いたら「Suica」を選択し「・・・」から「情報」を選択します。
「このカードを削除」と出てくるので、ここをタップすれば削除完了です。続いて、新iPhoneで初期設定やバックアップの復元を済ませたらApple Watchアプリを起動し「ペアリングを開始」をタップすればペアリングができます。
新しいiPhoneに退避していたSuicaをApple Watchに登録するにはiPhoneのWatchアプリから「WalletとApple Pay」を選択し、「カードを追加」を選択します。カードの種類から「Suica」を選択し追加しましょう。これでペアリングも引継ぎも完了となります。
Apple Payを機種変更後に引き継ぐときの注意点
Apple Payを機種変更後に引き継ぐには、いくつかの注意点があります。ここではその注意点について確認していきましょう。最も注意するポイントは古いiPhoneも引き継ぐ側のiPhoneも「同じAppleIDでサインイン」をする点です。2つのiPhoneを万が一AppleIDを異なったものにしてしまうと修正に手間がかかります。
同じApple IDでサインイン
当然のことと思われるかもしれませんが、新iPhoneも旧iPhoneも、使うApple IDは同じでなければApple Payを引き継ぐことはできません。Apple IDは使用許可証に近いものであるため、Apple IDが異なっていると別の人間であると認識される可能性があります。
もしApple IDを変える必要がある場合は、旧iPhoneで利用していたApple Payを同じように新iPhoneで使いたいなら、新しく設定してクレジットカードを1枚ずつ登録しなければなりません。Suicaも上記で説明したとおりにもう1枚登録しなければなりませんので注意が必要です。
スマートEXに登録している場合は登録変更が必要
スマートEXはJR東海が提供する東海道・山陽新幹線のネット予約サービスでApple Payに登録したSuicaと連携して使うことができます。機種変更をしてSuicaを引き継ぐとSuicaそのものは使えますがSuicaIDが変わってしまい連携しているスマートEXの登録情報が異なることで、新しいIDに更新されるまで予約分をSuicaで支払えないなどの問題が出てきます。
使うためには新しいIDに更新しなければSuicaでのスマートEXの支払いができなくなります。そのため、スマートEXに登録しているSuicaの登録変更が必要となります。手順は以下の通りです。まずスマートEXにログインして「お客様情報の変更・退会」を選択し、ワンタイムパスワードが必要となるので、「メール送信」を選択します。
すると、登録メルアドにメールが送られてくるので、送られてきた数字をコピペなどで入力し「OK」を選択します。「交通系ICカード情報変更」を選択し、Apple PayのSuicaアプリで確認できる「Suica ID番号」を「交通系ICカード情報」に入力して「OK完了」を選択し次の画面で確定します。
ここで注意点としてこの「OK完了」の上にある「登録済みの交通系ICカード情報を削除する」というチェックボックスにチェックを入れないように気を付けましょう。ここでチェックを入れてしまうと、登録している情報が削除されてしまいます。
Suicaの移行手続きをする時間帯に注意
Suicaの移行手続きをする時間帯にも注意が必要となります。Suicaが提供しているサービスには利用可能時間が細かく設定されています。例えば、スマートフォンの機種変更手続きは午前4時から翌日の午前2時までとなっており、午前2時から午前4時までの間は手続きができません。
そのため、機種変更後の手続きは利用可能時間をしっかりと確認した上で行いましょう。ネット決済は24時間利用可能ですが、Suicaの再発行手続きは午前5時から翌日0時50分まで、退会手続きに関しては午前5時から23時45分までと、それぞれ時間が異なっているので注意が必要です。
機種変更後の新iPhoneに正しくApple Payを移行しよう
機種変更した新しいiPhoneにApple Payを引き継ぐには「自分の使っているカードを確認する」「必要であれば旧iPhoneのカード情報を消去する」をまずは行いましょう。自分が登録しているカードの把握、確認を行いiCloudを使ってApple Payの情報を移行する流れになります。iCloudを使ってデータの以降を行う際はiPhoneIDを忘れないように登録します。
通常はiCloudを使用すればiPhone同士でデータの以降はできますが、iCloudの公式サイトからでもデータの移行を行えます。Apple Watchを使っているのであれば、Apple Watchの設定も忘れないように注意が必要です。iPhoneも現在の最新機種のXであれば簡単にデータの以降が可能となっています。
iCloudを使うことによって旧機種からの引き継ぎも簡単に行う事ができ、ますます便利になりました。iPhoneを持っているのにまだApple Payを使っていないのであれば、便利な機能ですのでぜひ使いましょう。これから電子マネーが本格化し、ますますその使用できる範囲が広がることが予想されます。