2019年06月20日更新
iPhoneの2ファクタ認証の設定/解除方法!IDの2段階認証を無効にできない対処法は?
iPhoneで2ファクタ認証を設定する方法は、iPhoneの「設定」のユーザー名から、「パスワードとセキュリティ」をタップし、「2ファクタ認証を有効にする」をタップします。無効化は「セキュリティ」の「2ファクタ認証を無効にする」から行います。
目次
iPhoneの2ファクタ認証とは?
2ファクタ認証とは、Apple IDの認証を2段階にすることで、不正なアクセスをできなくする認証方法のことです。
2018年9月から、2ファクタ認証は、Apple IDを守るため必須となっています。iOS10.3以降になります。ここでは、2ファクタ認証がどういったものかと、2ファクタ認証の有効化や解除の方法を記述します。
Apple IDの認証を2段階にすることでセキュリティ強化
新しいiPhoneやiPad、パソコンなどから新規にApple IDにログインする時、すでに使用しているiPhoneやiPad、パソコンなどに、6桁の確認コードが送信されます。
この6桁の確認コードを、新規にApple IDにログインする端末に入力すると、iCloudにアクセスできる様になる仕組みです。
iPhoneでApple IDを調べる方法は、「設定」からユーザー名をクリックし、「iTunes StoreとApp Store」を選択すると、一番上にApple IDが表示されます。
パスワード
Apple IDのパスワードは本人が設定しているものです。もし忘れた場合は、「設定」のユーザー名から、「パスワードとセキュリティ」をクリックし、パスワードの変更をタップしてください。その際パスコードも要求されますので入力してください。
確認コード
確認コードは、新しいiPhoneやiPad、パソコンでApple IDにアクセスすると、使用中のiPhone等のデバイスに送られてきます。
新しいiPhoneやiPad、パソコン等のデバイスから、新たにApple IDにログインしようとすると、下の画面の内容が、新しいiPhoneに送られてきます。「許可する」をクリックしてください。
するとiPhoneに6桁の確認コードが送られてきます。6桁の数字を記憶して、「OK」をクリックします。その数字をiPhoneに入力するという手順です。
iPhoneの2ファクタ認証の確認コード入力画面は以下の画像です。この四角に、6桁の確認コードを入力してください。
iPhoneの2ファクタ認証の設定・解除方法
2ファクタ認証を有効に設定する方法
ここでは、2ファクタ認証の設定と解除する方法を記載します。2ファクタ認証はデフォルトでオンになっています。
有効化されていない2ファクタ認証をオンにするには、「設定」のユーザー名から、「パスワードとセキュリティ」をタップします。
2ファクタ認証が「オフ」になっていることを確認して、「2ファクタ認証を有効にする」をタップします。そして、「続ける」をタップします。サインインした時に、確認コードを受け取る電話番号を入力します。
「次へ」をクリックすると、電話番号に確認コードが届きます。確認コードを入力すると、2ファクタ認証が機能します。
2ファクタ認証を解除する方法
ブラウザで「My Apple ID」と検索します。
Apple IDとパスワードを入力します。下の画面が表示されますので、「許可する」をクリックします。
Apple IDが送信されます。番号を記憶します。「OK」を押して、確認コードを入力します。
ログインしたら、セキュリティをタップします。
「2ファクタ認証を無効にする」をタップします。
テキスト・電話番号から
「続ける」をタップし、「セキュリティ質問」の質問と答えを選択します。「生年月日」と「修復用メールアドレス」に間違いがない事を確認します。「次へ」をタップし、2ファクタ認証が解除されます。
SMS、電話番号から解除するには、確認コード入力画面の下に「確認コードを受信していませんか?」と言う文字がありますので、そこをクリックし、「SMSを送信」または、「他のオプション」を選択してください。
設定画面から
Appleの仕様により、iOS10.3以降のアカウントについて、設定から2ファクタ認証を無効にはできなくなっています。「設定」のユーザー名から、「パスワードとセキュリティ」をクリックし、「2ファクタ認証を無効にする」のタブがあれば無効化できます。
iPhoneの2ファクタ認証を無効にできない対処法
2ファクタ認証を無効にできない?
以前は、My Apple IDの管理画面に、2段階の認証を設定する「2ファクタ認証を無効にする」の欄があり、そこから2ファクタ認証を解除できました。
現在、2ファクタ認証は、デフォルトで有効の設定になっています。iOS10.3以降無効にすることはできなくなっています。
アップデート後の2週間以内なら無効にできる!
iOSを最近アップデートした方は、2週間以内であれば、2段階のセキュリティ、2ファクタ認証を解除できます。
2ファクタ認証を無効に設定する方法
以前は、「My Apple ID」からセキュリティに進むと、「2ファクタ認証を無効にする」のタブがあり、2ファクタ認証の解除は簡単にできました。現在は2ファクタ認証の無効化はできなくなっています。
2ファクタ認証を無効にする注意点
Appleは、Apple IDに関連付けられた情報のセキュリティを守るため、2段階の認証を利用した2ファクタ認証を推奨しています。パスワードだけでは情報が流出する恐れがあるため、高レベルのセキュリティが求められています。
2ファクタ認証を無効にすると、パスワードとセキュリティ質問のみでアカウントが守られている状態になります。パスワードは他のサイトでも利用している確率が高く、流出しやすくなっています。情報を守るため、2ファクタ認証は必要視されています。
2段階の認証を利用した2ファクタ認証を無効にする場合は、プライバシーを守る様、自分で工夫する必要があります。通常の使用に置いては、2ファクタ認証を利用しておいた方がいい選択と言えます。無効化する時は注意が必要です。
iPhoneの2ファクタ認証の注意点
Apple ID・パスワードを覚えておく
Apple ID、パスワードを覚えておく事は重要です。簡単でなく、記憶に残るキーワードにしてください。自分の誕生日や名前、電話番号にすることは控えてください。また、Apple ID、パスワードを他のサイトで使用しないことも有効です。
すべてをメモに残すのは避けてください。もしメモを残すとしても、一部を隠す様な形にしてください。パスワードがもし漏れても、2段階の認証をしておけば、アカウントが悪用されません。
全てのデバイスでパスコードを使用する
iPhoneを利用する際、パスコードを設定している方は多いです。iPadやパソコンでもパスコードを使用してください。パスコードは類推できるものにしないでください。簡単に壁を突破されては意味がありません。
パスコードは「設定」の「Touch IDとパスコード」を選択し、「パスコードをオンにする」から設定できます。任意の6桁を入力してください。その際、「Apple IDパスワード」の入力をうながされたら、パスワードも入力してください。
常に最新の情報に更新する
iPhoneの「設定」アプリに赤い丸が付いて、アップデートの通知が来ます。邪魔くさがらず、iOSは常に最新にアップデートしてください。セキュリティの抜けに、修正を加えて更新されていますので、セキュリティがアップします。
iPhone利用者の8割が、最新のiOSにアップデートしているとも言われており、iPhone利用者の間でiOSは機能して広がっています。
2019年現在で、最新のiOSは、バージョン12.1.4です。バージョンを確認するには、「設定」の「一般」タブから、「情報」タブをタップしてください。バージョンの欄に書かれた数字が、現在使用しているiPhoneのiOSのバージョンです。
iPhoneの紛失・盗難に気をつける
もちろんですが、iPhoneの紛失、盗難にも気を付けてください。iPhoneは個人情報の塊です。iPhoneは高く売れる事から、盗難被害もあります。クレジットカードの情報などが流出すれば、悪用されてしまいます。iPhoneのアカウントが漏れればすべての情報にアクセスされます。
iPhoneの2ファクタ認証を設定してセキュリティ強化しよう!
iPhoneはセキュリティが強固だと言われています。厳しい審査を通ったiOSのアプリしかダウンロードできなくしているためです。しかし、一部には抜け道も存在するようで、実際ウィルスに感染したデータもあります。
パスコードやTouch IDは非常に強固だと言われていますが、万全を期すために、自分でできることはやっておいて損はないです。
2ファクタ認証は、iPhoneを使う上で欠かせないセキュリティシステムになっています。不正アクセスがあれば、iPhoneに確認コードが送信され、それを入力しなければアクセスできません。ぜひ、有効活用してください。