2019年03月06日更新
Googleアカウントの完全削除方法!ID消去でデータがどうなるかも解説!
Googleアカウントは簡単に作成できますが、実は削除するには事前の確認とひと手間がかかります。今回はGoogleアカウントの完全削除方法をご紹介していくとともに、GoogleアカウントのIDの消去で、データがどうなるかも解説していきます。
目次
- 1Googleアカウントは簡単に削除できるの?
- 2【注意!】Googleアカウントを完全に削除するとどうなる?
- ・Googleが提供するコンテンツの利用が不可に!
- ・Gmailは削除前は特に要注意!
- ・削除すると購入したアプリも使えない
- ・同じIDは一度消去すると二度と使えない
- ・Chromeの保存データも削除される
- ・Android端末利用者への注意点
- 3Googleアカウントを完全に削除する方法は?
- ・Googleアカウントを削除する方法
- 4Googleアカウントを復元させる方法
- ・一定期間内であれば復活させることも!
- ・Googleアカウントを復活させる方法
- ・日数が経過すると復元できない
- 5Googleアカウントが削除できない原因は?
- ・スマホ端末のアカウント関連情報を削除する方法
- ・「この変更は管理者によって許可されていません」と表示される
- ・開発者サービスの「更新データの削除」で解決
- 6Googleアカウントは削除すると戻せないので慎重に!
Googleアカウントは簡単に削除できるの?
Googleの提供するGメールやGoogle検索エンジンが私たちの生活に欠かせないものになっている今日では、誰もがGoogleのアカウントを持つようになりました。Googleのアカウントを作成することで、Googleが提供している様々なサービスを、大抵の場合無料で受けることができる大変便利なものです。
GoogleアカウントIDの作成も大変簡易的なため、気軽に誰でもGoogleアカウントを作成することができます。一方、Googleアカウントを作ったことはあるが、実際に削除したことがあるというユーザーの方はあまり聞かないのではないでしょうか。GoogleアカウントIDは、作成するのは簡単ですが、完全に削除するには実は少々面倒な点があるのです。
今回は、Googleアカウントの完全削除方法と、Googleアカウントを完全に削除する際にどんな点に気を付けなければならないのかをご紹介していきます。
【注意!】Googleアカウントを完全に削除するとどうなる?
GoogleアカウントIDを安易に消去してしまったばかりに、重要なサービスが利用できなくなってしまった、というトラブルを避けるために、Googleアカウントを消去する前に、GoogleアカウントIDを消去することで利用できなくなるサービスや機能を確認しておきましょう。
GoogleアカウントIDを消去すること、利用できなくなるサービスが、想像以上にたくさんあるということを理解したうえでGoogleアカウントIDを完全消去するようにしましょう。
Googleが提供するコンテンツの利用が不可に!
GoogleアカウントIDで利用していたGメール(過去にやり取りがあったメールの内容も同様に消去されます)、Googlカレンダー機能、アプリの購入の際に利用するGoogle PlayなどのGooglが提供するコンテンツが、GooglアカウントIDを消去してしまうことで利用できなくなります。
過去にやり取りをして保存されているメールの履歴や内容、Google Playでアプリを購入した履歴などはもちろん、すべてのデータが一気に削除されてしまうため、もしGoogleアカウント削除前にデータを保存しておく必要があれば、データを他の場所に移すといった手続きを取る必要があります。
GoogleアカウントIDを完全に消去するということは、皆さんこれまで利用していきた様々なコンテンツやアプリにログインができなり、サービスを利用できなくなってしまう可能性が大変高いです。
アカウントにログインできないばかりに、例えばネットで注文した商品についての問い合わせができない、月額利用料を払っているアプリのサービスが全く受けることができないという大変不便なことが起こりかねません。
Gmailは削除前は特に要注意!
コストがかかる携帯会社各社が提供するキャリアメールよりも、無料で利用できるGメールをネットショッピングなどの登録メールアドレス、オンラインバンキングの登録メール、または仕事関係のメールとして利用されているユーザーの方が多くいらっしゃいます。Googleアカウントを削除した場合、メールアドレスも使用することができなくなります。重要な情報を受信している可能性がある場合は、必ずアカウント削除前にメールアドレスの変更を行いましょう。
また、各ネットのサイトのログインIDとしてGメールを利用している場合は、Googleアカウント削除と同時に、そのサイトにログインできなくなる可能性もあるため、事前に登録を変更する必要があります。
削除すると購入したアプリも使えない
GoogleアカウントIDを削除してしまうと、削除したGoogleアカウントにて購入したアプリも使えなくなります。様々なアプリを活用して生活に役立てている方が多いため、この注意点は要チェック項目です。
特にAndroid端末などでは、Google Playストアを通してアプリやゲームを購入することがあります。削除したいGoogleアカウントで購入した各種アプリ、映画、ゲーム、そして音楽すべてが使えなくなります。また、月額利用料を定期購入しているアプリも、すべてが削除される事になるので、大いに注意が必要です。
同じIDは一度消去すると二度と使えない
Googleアカウントを削除すると、削除したアカウントのアカウント名は二度と使うことができなくなります。
削除したGoogleアカウント名を見慣れているユーザーにとって、新しいアカウント名を再度覚えなおすのは大変面倒です。様々なWeb上のアカウントにログインする際、以前はすんなり入力できていたアカウント名も、新しいアカウント名を思い出すための時間が必要になってくるかもしれません。
様々なアカウント名を使用してしまうことで、アカウントログインの際に求められるアカウント名の入力の際に「アカウント名が異なります」という表示が出てしまい、ログインするだけで相当な時間とストレスがかかってしまいます。そのため、アカウント名を複数持つことや、複数作成することはあまりおすすめできません。
Chromeの保存データも削除される
Googleアカウントを削除すると、Googleアカウントを利用して使用していたGoogle Chromeに保存していた情報もすべて削除されてしまうので注意が必要です。
Chromeにブックマーク登録していたサイトや、過去の閲覧履歴といったすべての情報が白紙に戻ってしまいます。
せっかく時間をかけて見つけたお気に入りのページがなくなってしまう、再度お気に入りのWebページをお気に入りに登録しなおさなければならない、それもお気に入りのページがたくさんあった場合などは悲惨で、再度すべてページを検索にかけ、お気に入りとして一から登録しなければなりません。この作業は大変時間がかかる上、過去に一度行っているはずの作業なので、二度手間という嫌な気持ちになってしまいます。
お気に入りの登録ページがたくさんある場合は、事前に他の検索エンジンにお気に入り登録のデータを移動しておきましょう。
Android端末利用者への注意点
Android端末のスマホを利用しているユーザーの方への注意点があります。Googleアカウントを削除すると、Android端末とのGoogleアカウント関連付けのみならず、Googleアカウント自体を削除しようとした場合、これまでにGoogle Playストアで入手、または購入したアプリ、ゲーム、映画、そして音楽などすべてのデータ情報が消えてしまいます。せっかくお金を払って購入したデータや、時間をかけて育ててきたゲームのデータ、好きな音楽のデータが消えてしまうのは、大変もったいないことです。
また、アカウント情報がない場合、アプリ、ゲーム、音楽や映画を新たに入手することができなくなります。また、データの更新なども行えなくなります。音楽、映画、書籍等はもちろんのこと、Googleアカウントで購入したデータそのものがすべて削除される事になるので、二度と同じデータを復元、利用できなくなってしまいます。削除したアカウントでGoogleドライブを利用していた場合、ドライブの利用もできなくなるため、端末で撮影した写真やダウンロードファイルなども同時に削除されてしまいます。。
Googleアカウントを完全に削除する方法は?
ここまで、Googleアカウントを削除することで発生する注意点をご紹介してきました。日頃からGoogleのコンテンツを利用しているユーザーの方、そしてAndroid端末を利用しているユーザーの方にとっては、どれも無くなっては困るようなデータでした。
削除する際の注意点も確認し、それでも今使っているGoogleアカウントを削除したいというユーザーの方のために、Googleアカウントを観戦に削除する方法をこれからご紹介していきます。
Googleアカウントを削除する方法
早速ご紹介していく手順に従って、Googleアカウントを完全に削除していきましょう。Googleアカウントを完全に削除するには、パソコン、スマホどちらを使っても削除の手続きを行うことができます。
Googleにログインする
まず、パソコンかスマホでブラウザを立ち上げ、削除したいアカウントでGoogleにログインしましょう。スマホを使ってGoogleアカウントを削除したい場合には、Google Chromeを利用した方がスムーズに削除の手続きを行うことができます。iPhoneユーザーの方は、Googleアカウントを削除する前にChromeアプリをインストールしておくことをおすすめします。
今回はパソコンを使ってのGoogleアカウントを完全に削除してみます。
アカウント設定を選択する
Googleにログインできたら、Googleの検索画面右上の方に表示される「アカウント」の画像をクリックし、「アカウント」の項目をクリックします。下の図の赤枠で囲まれている箇所がアイコン表示される場所です。
「アカウントやサービスの削除」を選択する
アカウントをクリックすると、Googleアカウントの各種設定画面に移動します。この画面では、Googleアカウントに登録する個人情報の設定や変更、セキュリティ管理の強化、Googleアカウントを使っての支払いに関する設定等を行うことができます。
Googleアカウントを削除するには、画面左側に表示される「データをカスタマイズ」をクリックし、「データのダウンロード、削除、プランの作成」という画面を表示させましょう。
次に、「サービスやアカウントの削除」をクリックしましょう。
「Googleアカウントとデータを削除」を選択する
次の画面で、Googleが提供するサービスの停止を行う「Googleサービスを削除」と、Googleアカウントを完全に削除する「Googleアカウントの削除」などの選択肢が表示されます。アカウントを削除したい場合は、「Googleアカウントの削除」をクリックしましょう。
パスワードの入力する
「Googleアカウントの削除」をクリックすると、パスワードの入力を求められます。削除したいGoogleアカウントのパスワードを入力していきます。パスワードを入力するこの画面で、本当に今のアカウントが削除したいアカウントで間違いないかをしっかり再度確認しておきましょう。
警告文を確認しチェックボタンにチェック
Googleアカウントのパスワードを入力すると、下の図のような警告文が表示されます。
「よくお読みください。重要な情報が含まれています。」と大きく書かれた画面が表示されるので、削除する前にしっかりと内容をよく読み、規約の2つのチェックボックスにチェックを入れていきます。
「アカウントを削除」を選択する
最後に「アカウントを削除」をクリックしてGoogleアカウントの完全削除の手続きは完了です。
Googleアカウントを復元させる方法
Googleアカウントを削除した後になって、やっぱり今すぐに復元したいという場合も少なからずあります。Googleアカウントの復元で困っている方向けに、Googleアカウントを復元できる期間や方法をご紹介していきます。
Googleアカウントを復元するには、時間との勝負となります。Googleアカウントを復元したいと思った場合は、迷わずに、すぐに行動に移しましょう。
一定期間内であれば復活させることも!
Googleアカウントを復元するには、時間との勝負です。Googleアカウントの削除を実行して一定時間が経ってしまうと、Googleアカウントを復元することが不可能になってしまいます。
この「一定期間」というあいまいな表記に関してですが、Google側でも明確に「何時間以内に」という時間の指定はできないようです。そのため、Googleアカウントを復元したい場合は、復元したいと思ったその時からすぐに手続きを始めなければなりません。アカウントの復元と同時に、削除したデータももう一度復元できる可能性もありますので、希望を捨てずに復元の手続きをしてみましょう。
Googleアカウントを復活させる方法
早速、Googleアカウントを復元させるための手順をご紹介していきます。Googleアカウントを復元させるためには、Google Cheomeなどのブラウザを使って「Googleアカウントサポート」を開きます。
復元したいGoogleアカウントのログイン用メールアドレスを入力し、「次へ」をクリックしましょう。
削除されたアカウントを復元する場合、「このアカウントは削除されました。」という表示と同時に「アカウントの復旧を試す」というリンクが表示されるので、「アカウントの復旧を試す」をクリックしましょう。
「アカウントの復旧を試す」をクリックすると「覚えている最後のパスワードを入力して下さい」と表示されるので、削除したGoogleアカウントで最後に使っていたパスワードを入力していきます。入力したら「次へ」をクリックしましょう。
入力されたパスワードが正しければ、これで削除されたGoogleアカウントの復元手続きは完了しました。Googleアカウントの復元が成功すれば、画面に「成功」の文字が表示されます。成功の表示を確認し、「次へ」をクリックします。
日数が経過すると復元できない
Googleアカウントを削除してから約2~3週間以内であれば復元できる可能性が残っていますが、先にご紹介したGoogleアカウント復元の手順通りに進めたが「Google アカウントが見つかりませんでした。もう一度お試しください。」と表示された場合には、日数の経過により、削除したGoogleアカウントは復元できなくなっています。
「Google アカウントが見つかりませんでした。もう一度お試しください。」と表示された場合は、残念ながら、一度削除したGoogleアカウントアカウントの復旧は不可能です。もう一度最初からアカウントを作り直しましょう。
Googleアカウントが削除できない原因は?
最後に、Googleアカウントを削除したいのに削除できない場合に考えられる原因をご紹介していきます。
スマホ端末のアカウント関連情報を削除する方法
Android端末でGoogleアカウントを削除したはずが、アカウントが完全に削除されず、登録していたメールアドレス宛にエラー通知が届くといったトラブルがあるようです。
実は、スマホ(Android端末)に登録していたGoogleアカウントやアカウント情報を完全に端末から削除する方法はなく、スマホからWebページを使ってGoogleアカウントを削除すると、「削除されたように」見えます。しかし、それは単純にスマホからログアウトしただけで、実際はGoogleアカウントの情報が残ってしまっています。
つまり、Googleアカウント自体は残し、スマホ(Android端末)に登録されているGoogleアカウントの登録情報を削除する方法という発想になります。
スマホにGoogleアカウントを登録しておくことで、様々なアクセスについて便利になりますが、Gmailなどのアカウント情報に簡単にアクセスできるようになってしまうため、スマホが盗難にあう、落としてしまったといった場合、第三者に重要なアカウント情報を見られるというリスクがあります。
第三者に個人情報がたくさん詰まったアカウント情報を見られるというリスクを避けたいならば、これから紹介する方法で、スマホのGoogleアカウントを削除し、Googleアカウントからスマホはログアウトすることをおすすめします。
早速、お手元にスマホ(Android端末)を準備してください。スマホの「設定」から、「アカウント」を選択します。次に「Google」を選択します。画面右上「3つの点アイコン」をタップし、削除したいGoogleアカウントを選択します。
プルダウンのメニューの中から「アカウント削除」を選択すると、アカウント削除確認画面が表示されるので、「アカウント削除」をタップしましょう。これでスマホ端末のアカウント関連情報の削除が完了しました。
また、お使いの端末が「Galaxy」の場合は、削除方法が少し異なるため、Galaxyの削除方法もご紹介していきます。
まずはGalaxy端末の設定アプリを起動します。「ユーザーとバックアップ」という画面に「アカウント」の項目が表示されるまで、下にスクロールさせていきます。
「アカウント」をタップすると、アカウントの画面が表示されます。「Google」の項目をタップしましょう。すると「同期設定」と表示された画面が表示されます。
次に、削除したいGoogleアカウントを選択します。画面右上の「縦3つの点のアイコン」をタップします。次にメニュー画面が表示されるので、「アカウントを削除」を選択しましょう。アカウント削除に関する表示が画面下に表示されます。「アカウント削除」を選択すると、削除が完了します。
アカウント画面から削除したGoogleアカウントが削除さていたら、皆さんがお使いのGalaxy端末からGoogleアカウント削除の手続きは完了です。
また、少し古いスマートフォンをお使いの場合は、以下の手順に従って削除方法を試してみてください。
スマホ(Android端末)の「設定」から「アカウントと同期」を選択しましょう。次に「Google」を選択すると、Googleアカウント一覧が表示されるので、削除するアカウントをタップしましょう。
タップしたGoogleアカウントの詳細が画面に表示されるので、画面下のアイコンメニュー「三(横三本線アイコン)」をタップしましょう。
表示されたメニューの中から「アカウントを削除」を選択するとポップアップの画面が表示され、アカウントの削除確認の内容が表示されます。アカウントの削除確認の内容をしっかり確認した後、画面下「アカウントを削除」を選択しましょう。これでアカウントの削除は完了です。
「この変更は管理者によって許可されていません」と表示される
「この変更は管理者によって許可されていません」というメッセージが表示され、Googleアカウントが削除できない場合があります。この原因として分かっているのは、「Google Play開発者サービス」をアップグレードしたことにより、この症状が出るようになるということです。
開発者サービスの「更新データの削除」で解決
このトラブルに関しては、「Google Play開発者サービス」の更新データを削除することで解決します。今回はAndroid 7.0での更新データを削除する操作をご紹介します。皆さんがお使いのAndroid端末のバージョンにより、操作方法が多少異なる場合があります。
まずは「設定」をタップし「アプリ」を開きます。「Google Play開発者サービス 」をタップします。
上の図の赤枠で囲まれている「3つの点のアイコン」をタップし「更新データの削除」をタップします。この手順で更新データを削除することで、Googlアカウントを削除できるようになります。
Googleアカウントは削除すると戻せないので慎重に!
GoogleアカウントIDを消去すると利用できなくなるサービスがたくさんある上、時間がある程度たってしまった場合は、消去したGooglアカウントを二度と復元することはできません。
GooglアカウントIDを完全に消去することはあまりおすすめできませんが、どうしても消去したいという場合は、事前準備をしっかり行ったうえで、慎重に消去しましょう。