Gmailの添付ファイルが容量上限で送れない?25MBの容量を超えて送る方法を解説!
普段はあまり気にしないGmailの添付ファイルの容量上限ですが、Gmailには上限があり25MBを超える添付ファイルはそのまま送付することはできません。そこで今日はGmailで容量上限を超えてしまう添付ファイルの送り方を解説します。
目次
Gmailの添付ファイルがサイズオーバーで送れない?
スマホでもPCでも使える便利なGmailですが、他のメールと同様にGmailにも添付ファイルの容量に制限が設けられています。
添付ファイルとは、写真や動画、文書などをメール本文以外にくっつけて送るファイルのことです。この添付ファイルが大きすぎて上限を超えているとメールが送れない、つまり送信エラーとなってしまいます。
Gmailの添付ファイルの容量の上限/制限
なぜ添付ファイルの容量に上限/制限が設けられているかというと、サーバーが容量の大きなメールを処理できずにシステムダウンしてしまったり、メール受信箱の容量を超えてしまう恐れがあるからです。
Gmailの添付ファイルを受信する際の上限
Gmailにも添付ファイルに上限/制限が設けられており、サイズの大きいファイルは添付して送れないようになっています。
Gmailで送信できるファイルサイズは25MBまで
Gmailで設定されている送信できるファイルサイズの上限は25MBまでです。
通常Gmailにファイルを添付する際は、フォルダを開いて添付したいファイルを選択しますが、フォルダ内でのファイルサイズの表示はKBになっています。25MB=25000KBですので、参考にして下さい。
Gmailで受信できるファイルサイズは50MBまで
以前はGmailで受信できるファイルのサイズは送信と同じく25MBまででしたが、2017年3月より50MBまで受信できるようになりました。
つまりGmail同士なら、送信できる添付ファイルの制限が25MBですので、添付ファイルが50MBを超えることはなくすべてのメールの受信が可能になりました。
キャリアのスマホの場合
GmailはPCでもスマホでもアカウントを共有してメールを送受信できますが、キャリアのスマホを使っての送受信には注意が必要です。なぜならキャリアが設定しているメールの送受信の容量サイズが、Gmailが設定している制限よりも小さいからです。
キャリアそれぞれの制限を挙げると、docomoが10MBまで、auが2MBまで、ソフトバンクが2MBまでとなっています。この容量は添付ファイルのサイズだけでなく、メール全体の容量ですので気をつけましょう。
25MB、50MBや10MBと言われてもどのくらいのファイルが相当するのか分かりずらいので、目安としてiPhoneで動画を撮影した場合のサイズを紹介します。
iPhoneの標準カメラアプリで1分間食事風景を撮影すると、動画のサイズは約120MBです。激しく動きのあるスポーツを撮影するとさらにサイズは大きくなり、動画ファイルのサイズは150MBを超えてしまいます。
つまり30秒程度の動画でもGmail添付して送信できるサイズである25MBを優に超えてしまい、送れないことになります。ほんの数秒の動画でも制限を超えることになり、スマホの場合は全くと言っていいほど動画ファイルを添付して送信することは不可能といってよいでしょう。
Gmailの動画など添付ファイルの容量上限を超えて送信する方法
文書ファイルなどを添付する分には容量の上限を超えることはほとんどありませんが、先程のiPhoneの例を紹介したとおり動画ファイルや画素の高い写真などを添付すると容量制限に達してしまう場合があります。
通常1つのファイルサイズが大きすぎる場合、分割圧縮していくつかに分けてメール送信する方法がありますが、Gmailの場合わざわざ圧縮したり分割していくつもメール送信しなくてもよい方法があります。
それがGoogleドライブへ相手に届けたいファイルを保存し、そのリンクURLをメールに添付する方法です。
PCの場合
ますはGoogleドライブに添付したかったけれどサイズが大きすぎて送れないファイルをアップロードします。ファイルは写真でも動画でもどんなファイルでもアップロードが可能です。
Googleドライブへのファイルのアップロード方法は2つあります。
1つ目の方法は"新規"から"ファイルのアップロード"をクリックするとPCのフォルダが開きますので、アップロードさせたいファイルを選択し、"Open"をクリックしてアップロードする方法です。
2つ目のファイルのアップロード方法はフォルダからファイルをドロップする方法です。フォルダからファイルをそのまま「ここにファイルをドロップ」までドロップします。
ファイルを選択しGoogleドライブへアップロードさせると、上の画僧のような表示がされます。どちらの方法でもアップロード中から完了までの表示は変わりません。
メールに添付送信できなかったサイズの大きい動画がGoogleドライブにアップロードされました。
続いてそのファイルを1回クリックします。そうすると上部にアイコンが現れますので、左から2番目の"+人型"をクリックします。
"+人型"をクリックすると、ウィンドウが開きます。まず、共有するファイル(添付して送りたかったファイル)を選択し、次に共有したい人(本来添付ファイルとして送信したかった愛艇)のメールアドレスを入力、コメントが必要なら「メモを追加」欄にテキストを入力し、"送信"をクリックするとGoogleドライブにアップロードされたファイルのリンクURLが添付されたメールが送信されます。
特定の人にのみファイルを共有する方法は以上です。他にも不特定多数に共有できる方法もあります。不特定多数にしておくと、数人にファイルを送信したかった場合にわざわざ共有した人の蘭にそれぞれのメールアドレスを入力しなくてもよいので便利です。
Googleドライブにファイルをアップロードするまでは紹介した方法と変わりません。ファイルのアップロードが終わったら、そのファイルを1回クリックし、上の表示されたアイコンの一番左にあるクリップマークの"共有"をクリックします。
選択したファイルが共有オンとなり、リンクのURLが表示されます。このURLをメールにコピペして送信すると、URLを知っている人はすべてアップロードされたファイルにアクセスすることができます。
Googleには、事前にGoogleドライブにファイルをアップロードしなくても、添付ファイルの容量を超えた場合、自動でGoogleドライブにファイルを保存し、リンクURLがメールに添付される機能があります。
Gmailで添付ファイルの容量を超えると、自動でGoogleドライブにファイルがアップロードされ、そのリンクが作成されます。
1つのGmailの中に、添付されたファイルとGoogleドライブにアップロードされリンクURLが貼られたものとが一緒になっています。上の画像では、jpgファイルなど緑枠で囲まれたファイルがメールに添付されているファイル、赤枠で囲まれた動画がGoogleドライブにアップロードされているファイルとなります。
この方法は送信する側にはGoogleドライブにアップロードする手間が省けて楽です。ですが、メールを受信する人の負担を考えると、Googleドライブ内にフォルダを作成し、添付したいファイルをフォルダ内にまとめ、そのフォルダへのリンクURLを貼り付けた方が良い場合もあります。受信する相手によって使い分けましょう。
スマホの場合
Gmailを使用していれば、スマホでもGoogleドライブが使用できます。送信したいファイルをGoogleドライブへアップロードしておき、そのリンクURLを相手に送信するという方法をとることになりますので、PCとやり方は同じです。
スマホのGoogleドライブを開き"+"、続いて"アップロード"をタップするとフォルダが開きますのでアップロードしたいファイルを選択します。以降の操作はPCと同じです。
Gmailにはメールの保存容量の制限がある
Gmailには送受信の制限以外に保存容量にも制限が設けられており、保存容量をほぼ使ってしまっているとGmailの送受信に影響が出てしまいます。
容量が大きいメールがあるとメールを送れないときがある
Gmailの保存容量は15GBです。ただし、この15GBはGmailだけでなく、GoogleドライブとGoogleフォトを合わせた総合計での容量となります。
今送ろうとしているメールの添付ファイルが小さくても、過去に受信したGmailの中にサイズの大きいファイルが添付されているメールが残っていると、Googleアカウントのメモリを圧迫しているためにメールが送れない事があります。
例えばスマホやPCのメモリが少なくなっているとスマホやPC自体の動作が鈍くなりアプリの作動に支障をきたしてしまうのと同じ現象だと考えて下さい。
つまり、受信したメールにサイズの大きいファイルが添付されていたら、ファイルをGoogleドライブ以外のフォルダに保存し、Gmail(Googleアカウント内)の空き容量を確保しておくことが大事ということです。
Gmailの現在の使用容量を確認・検索する
普段ファイルを添付したメールを頻繁にやりとりしている人は、自分がどれだけGmailの容量を使用しているか確認し、Gmailの整理をしておくことは、いざという時の送信エラーを避けられるために必要な作業です。
Gmail(Googleアカウント)の使用容量の確認方法は2通りあります。
1つ目は、Gmeilの一番下に表示されています。画面をそのまま下までスクロールすると総量=15GBと使用している容量の表示が現れます。
2つ目はGoogleドライブ内での確認です。Googleドライブの場合は画面左下に表示されています。
検索演算子を使用して添付ファイル付きのメールを検索する
Gmail(Googleアカウント)の容量を圧迫している添付ファイルを削除するに、まず添付ファイル付のメールを検索します。このメール検索に「検索演算子」というものを使用する方法があります。この検索演算子を使うことでいちいちスクロールしながら添付ファイル付きメールを目で追いながら探す必要がありません。
また、この検索演算子では添付ファイルの大きさを指定することができます。例えば添付ファイルのサイズが大きい10MB以上のメールを検索する方法をこれから紹介します。
検索演算子を直接入力してファイルが添付されたメールを検索するには、画面の上部にある検索ボックスの「メールを検索」に"has:attachment larger:10mb"または"has:attachment larger_than:10mb"と入力し、"虫眼鏡"マークをクリックします。
直接検索演算子を入力しなくても検索する方法がありますので併せて紹介します。まず、検索ボックスの右端にある"▼"をクリックします。
検索の条件を設定するボックスが開きますので、まず何MBのファイルが添付されているメールを検索するか数字を入力します。次に検索対象の期間をクリックで選択し、最後に左下の「添付ファイルあり」に"✔"を入れて"検索"をクリックします。
自動で検索演算子が表示され、先ほど設定した条件のメールが一覧で表示されます。検索ボックスに直接検索演算子を入力した場合も、この画面が開きます。
検索演算子を直接入力する場合も、条件を設定して検索する場合も、検索できるのは添付ファイルがあるか否かというところまでです。添付ファイルが文書か写真か動画か、といったファイルの内容までは検索はできません。
今回は10MBの添付ファイルの検索・削除方法を紹介しましたが、検索演算子の10を15に変えれば15MB以上のファイルが添付されたメールを検索できます。ただし受信できるのが50MBまでですので、検索条件に50MB以上としてもあまり意味はありません。まずは添付ファイルが10MB以上のメールを削除し、それでもほとんど空き容量が出ない場合は、5MB以上にするなど条件をさげることをお勧めします。
検索したメールを削除する
続いて、検索したメールを削除する方法です。
検索で表示されたメールを選択する際、一つずつクリックしていくのは大変なので、一括で選択します。□の隣にある"▼"をクリックして"すべて"を選択します。
表示されているメールがすべて選択され、✔が入ったら"ゴミ箱マーク"をクリックします。これでメールが受信ボックスからゴミ箱へ移動しました。
Gmailでは、メールをゴミ箱に入れても30日はそのままゴミ箱の中で保管されます。ゴミ箱に入っているメールも容量は使用しているので、ゴミ箱に入れたメールを削除して容量の空きを作ります。
"ゴミ箱"フォルダをクリックしてゴミ箱の中身を表示させたら、"ゴミ箱を今すぐ空にする"をクリックします。
本当にゴミ箱を空にするか確認のメッセージが表示されますので、"OK"をクリックします。
ゴミ箱が空になり、その分容量の空きができました。
メールを削除してGmailの容量を確保しておくには、サイズの大きい添付ファイルがある時だけでなく、普段からこまめに不要なメールはゴミ箱へ入れ、ゴミ箱を空にする作業までを行っておくことをおすすめします。
上限を超えた添付ファイルをGmailで送るときはGoogleドライブなどを使おう!
PCでもスマホでも使えるGmailはGoogleドライブを使用することで容量の上限をクリアでき、さらに使い勝手の良いメールとなります。GmailやGoogleドライブの空き容量に気を配ることを忘れずに、Gmailを使いこなしていきましょう。