Windows10で拡張子を一括変更する方法！コマンドプロントでソフト不要！

画像や音楽ファイルなど大量に利用していると、アップロードしたいサイトで対応していないファイル形式でファイルを作ってしまった場合など、ファイル形式を変換しなければならない場合があります。

ファイル形式を変換する方法としては、一般的にフリーソフトを使う方法があります。しかし、フリーソフトを使わなくても、Windowsの標準機能で拡張子の一括変換ができます。この記事では、覚えてしまえば簡単にできる拡張子を一括変換する方法について解説します。

画像のファイルと言っても、jpegやpngやさまざまな形式のファイルがあります。音楽ファイルもmp3やAACファイルなどさまざまなファイル形式があります。端末の種類によっては、手持ちのファイル形式のものが使えないので、変換しなければならない場合があります。

この記事でご紹介する方法なら、複数のファイルの拡張子を一括変換できます。ぜひファイルの一括変換が必要な場合に活用してください。

Windows10で画像などのファイルの拡張子を一括変換する方法を具体的に解説します。ソフトを使わずにファイルの拡張子を一括変換する方法には、Windows10に標準搭載されているコマンドプロンプトを使う方法と、PowerShellを使う方法があります。それぞれの方法を解説します。

コマンドプロンプトもしくはPowerShellを起動する前に、拡張子を一括変換したいファイルを1つのフォルダにまとめておきましょう。

まずはコマンドプロンプトを使って、ファイルの拡張子を一括変換する方法です。

一括変換したい画像を入れたフォルダをエクスプローラーで開きます。エクスプローラーの上に表示されている「ファイル」を開いて「コマンドプロンプトを開く」をクリックします。

すると、コマンドプロンプトが起動して、画像が入っているフォルダのパスが表示されています。フォルダのパスの後に次のように入力してEnterキーを押します。

「ren *.変換前の拡張子 *.変換後の拡張子」

「ren」は「rename(リネーム=名前を変更)」の略です。jpg画像をpng画像に変換したい場合には次のように入力します。

「ren *.jpg *.png」

これで拡張子を一括変換できます。

一括変換したい画像を入れたフォルダをエクスプローラーで開き、「ファイル」から「PowerShellを開く」をクリックします。「管理者として開く」ではない方の「Windows PowerShellを開く」をクリックします。

するとフォルダのパスが入力されたPowerShellが開きます。こちらに次のコマンドを入力して、Enterキーを押して実行します。

「Get-ChildItem -Name | Rename-Item -NewName { $_ -replace “\.変換前の拡張子$”, “.変換後の拡張子”}」

jpg画像をpng画像に変換する場合には次のようになります。
「Get-ChildItem -Name | Rename-Item -NewName { $_ -replace “\.jpg$”, “.png”}」

すると、先ほどまですべてjpg画像だったファイルの拡張子が、pngに変換されます。

この記事では、Windowsでソフトを使わずに拡張子の一括変換をする方法を解説しました。フリーソフトにも、拡張子を一括変換できるものがありますが、ソフトでは対応していないファイル形式があったり、フリーソフトの中にはPCの動作に支障をきたすものもあります。

コマンドプロンプトやPowerShellといったWindows10に標準搭載されている機能を使えれば、それが一番安全で確実なのは言うまでもないでしょう。ぜひ、ご紹介した方法を使いこなせるようにしていきましょう。