2019年08月05日更新
AndroidからiPhoneへのデータ移行方法!乗り換え・機種変更で引き継ぎするには?
スマホの機種変更でAndroidからiPhoneへ乗り換えをする際に、つまずきがちなのがデータ移行やアプリなどの引き継ぎです。AndroidからiPhoneに乗り換える際のデータ移行やアプリの引き継ぎ方法、また必要な事前準備や注意点を一挙にご紹介します。
目次
- 1AndroidからiPhoneへの乗り換え・機種変更は簡単?
- 2AndroidからiPhoneへ移行する際の注意点
- ・キャリア変更の場合キャリアメールが使えなくなる
- ・おサイフケータイのデータは移行できない
- 3AndroidからiPhoneへ各種データを移行する方法
- ・Move to iOSで基本データを移行
- ・Googleドライブで文書データを移行
- ・Googleアカウントで連絡先を移行
- ・Dropboxで画像データを移行
- ・PCを使ってデータを移行
- 4LINEやゲームアプリはアプリ内での引き継ぎ設定が必要
- ・LINEアカウントの引き継ぎ手順
- ・トーク履歴のバックアップ
- 5AndroidからiPhoneにブックマークを移行する方法
- 6AndroidからiPhoneへのデータ移行方法は様々!事前準備をしっかりしよう!
- ・Androidの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
AndroidからiPhoneへの乗り換え・機種変更は簡単?
以前は、電子マネーが使えないなどの理由で、iPhoneへの機種変更になかなか踏み切れなかったAndroidユーザーが大半でした。しかし、iPhone7以降のiPhoneでは、Felica IDを搭載しApple PayでSuicaや最近はPontaも使えるようになり、Androidから乗り換える利用者が急増しています。
最新機種のiPhone XRでは端末価格が80,000円を超えますが、多くのAndroidユーザーが乗り換えています。そのiPhoneへの機種変更を検討しているAndroidユーザーの多くが直面するのが、スマホ内のデータ移行やアプリなどの引き継ぎです。
AndroidからiPhoneへの乗り換え・機種変更は簡単なのでしょうか。そこで、今回はAndroidからiPhoneへ機種変更する際の注意点や、データ移行、アプリの引き継ぎ方法などをご紹介します。乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
AndroidからiPhoneへ移行する際の注意点
まずお伝えしたいのは、AndroidからiPhoneへ移行する際の注意点です。機種変更してから、知らなかったでは済まされないため、最初におさえておきましょう。
キャリア変更の場合キャリアメールが使えなくなる
AndroidからiPhoneの移行に限りませんが、機種変更の際にキャリアを変更する場合は、キャリアメールが使えなくなります。キャリアとは、携帯電話会社(電気通信事業者)のことで、携帯の3大キャリアといえば、NTTドコモ・ソフトバンクモバイル・au(KDDIグループ)の3社です。
キャリアメールとは、「○○○@docomo.ne.jp」「○○○@softbank.ne.jp」「○○○@ezweb.ne.jp」のように、契約先の携帯電話会社から提供されるメールアドレスとそのメールサービスのことを指します。
例えば、「XXX@docomo.ne.jp」であればドコモユーザーで、ドコモメールを利用できますが、ソフトバンクに変わればドコモで使っていたメールアドレスとドコモメールは使えなくなります。ふだんキャリアメールをよく利用される方は、機種変更後にメールの一斉送信などで、メールアドレス変更を通知する必要があります。
おサイフケータイのデータは移行できない
また、Androidユーザーの多くが利用している「おサイフケータイ」のデータは移行できません。iPhoneにおサイフケータイはありませんが、今ではFelicaが搭載され「Apple Pay」をおサイフケータイのように利用できます。まだApple Payで利用できない電子マネーもありますが、少しずつ利用できる電子マネーやクレジットカードも増えています。
このように便利なApple Payですが、おサイフケータイはAndroid独自のもので、仕組みの違いからそのままiPhoneへデータ移行はできません。そのため、おサイフケータイをよく利用する方は、乗り換え前によく検討しましょう。ただ、Apple Payでも利用できる「Suica」・「iD」(ドコモ同士のみ)・「QUICPay」など一部の電子マネーは、アプリで機種変更手続きができます。
それぞれのアプリで機種変更手続きを正しく行えば、AndroidからiPhoneにアプリをいったん引き継ぎ、その後Apple Payにアプリを追加することで引き継ぎができます。
モバイルSuicaからApple Payに引き継ぐ方法
ここでは、代表的なモバイルSuicaからApple Payに引き継ぐ方法をご紹介します。iPhoneへの乗り換え前にAndroidで「機種変更受付手続き」(Suicaのセンターにデータが預けられる)後、iPhoneでそのSuicaを受け取り、Apple Payに移行したSuicaを追加する、という流れです。
まず、機種変更前のAndroidでモバイルSuicaを起動します(確認事項が表示されたら「同意する」をタップします)。
モバイルSuicaの最初の画面が開いたら、右上「…その他」をタップし、次の画面で「👤会員メニュー」をタップします。次にログイン画面が表示されたら、「Suicaパスワード」を入力し、「1⃣モバイルSuicaログイン」をタップします。パスワードを忘れてしまったら、「2⃣パスワード再登録」から再設定します。
Suicaに登録した「メールアドレス」と「パスワード」は、iPhoneに移行後、ログイン時に必要になるため、忘れないようにします。iPhoneへの乗り換えでキャリアも変更する場合は、登録メールアドレスも他に利用できるメールアドレスに変更しておきましょう。
会員メニューが開いたら「6⃣携帯情報端末の機種変更」をタップし、次の画面で「1⃣機種変更する」をタップします。
データ処理中の画面が出たら終わるまで数分待ち、「機種変更受付完了」の画面が出たら「1⃣終了する」をタップし、モバイルSuicaの機種変更受付手続きは完了です。続いて機種変更後のiPhoneのSuica受け取り作業に進みます。iPhoneにApp StoreからSuicaアプリをインストールします。
iPhoneにSuicaをインストールしたら起動して、最初の画面で必ず「機種変更」を選びます。ここで「Suica発行」をしてしまうと、元のモバイルSuicaのデータは引き継ぎできないため、注意しましょう。
「機種変更」タップ後、注意事項が表示されるので、必要に応じ利用規約を確認し右上の「次へ」をタップします。
次にこの画面が開いたら、モバイルSuicaで登録していたメールアドレスとパスワードを入力し、右上の「完了」をタップします。入力したメールアドレスとパスワードが合っていればiPhoneへのSuicaの引き継ぎが完了します。
次にApple Payに移行したSuicaを追加します。Apple PayでSuicaを利用するためには、事前にApple ID・パスコードの登録とiCloudでの設定が必要です。詳しくは、下記リンクを参照ください。
iPhoneのホーム画面から「Wallet」アプリ※を起動し、画面右上の「⊕マーク」か画面中央の「カードを追加」をタップします。※Apple Payにクレジットカードやプリペイドカード、電子マネーを追加するのは、このWalletアプリから行います。
開いた画面下の「続ける」をタップし、次の画面(カードの種類の選択画面)で「交通系ICカード」にiPhoneに引き継いだ「Suica」が表示されているため、そこをタップします。※その他のクレジットカードやプリペイドカードを追加する時は、カードの種類で「クレジット/プリペイドカード」をタップします。
次の「カードの追加画面」が開き、モバイルSuicaから移行したSuicaが表示されているのを確認したら(残高で確認)、右上の「次へ」をタップすると、しばらくして画面中央の「カードの追加」の横に✔がつき「お使いのカードがWalletに追加されました」と表示されます。これでiPhoneのSuicaをApple Payに追加完了です。
クレジットカード/プリペイドカードや、他の電子マネーをApple Payに追加する方法もこの流れで行います。詳しくは下記リンク先のAppleのHPで解説があります。
Apple PayにSuicaの追加が完了すると、このような画面になり、自動的に「エクスプレスカードに設定完了」となります。これは、Suicaを駅の改札でリーダーにかざすだけでTouch ID無しでSuicaが使える「エクスプレスカード」に設定された、ということです。セキュリティが気になる方は、iPhoneの設定>WalletとApple Payから設定の変更も可能です。
注意点として、モバイルSuicaやiPhoneのSuicaアプリにて「チャージ」で登録できるクレジットカードはビューカードなど7種類ありますが、Apple PayでSuicaにチャージをする際はVisaやDinersは使えません※。これらのクレジットカードからSuicaにチャージしたい時は、Apple PayからではなくSuicaアプリからチャージするようにしましょう。
※VisaカードはApple Payに登録可能で、店頭で通常のお支払いには利用できますが、Apple PayのSuicaチャージには対応していません。VisaカードをSuicaチャージに利用される方は注意してください。
AndroidからiPhoneへ各種データを移行する方法
次に、AndroidからiPhoneへ端末の各種データを移行する方法についてご紹介します。Appleが公開しているアプリを使う方法、Dropboxなど外部アプリを使う方法、キャリアが変わらなければキャリアの専用アプリを使う方法などあります。
AndroidからiPhoneにデータ移行をするためには、両方の端末が手元にあることが絶対条件になります。機種変更の際に、Androidの端末データをリセット(端末初期化)してしまった後ではデータの取り戻しは不可能なため、Androidのデータが残っている状態で、かつiPhoneも手元にある状態で行いましょう。
Move to iOSで基本データを移行
Appleから公開されているAndroidからiPhoneへ基本データを移行する手段として「Move to iOS」というアプリがあります。キャリア変更にも左右されないため、今回はこの「Move to iOS」で基本データを移行する方法をご紹介します。
移行できるデータは、連絡先、メッセージの履歴、カメラで撮った写真やビデオ、Web のブックマーク、メールアカウント、カレンダーや、無償アプリでGoogle Play(Android版)とApp Store(iOS版)両方で提供されているアプリなどです。移行後にApp Storeで同じアプリをiPhoneにダウンロードして利用します。
※アプリの移行については後で詳しくお伝えします。
事前準備
移行を始める前に事前準備をします。大容量のデータ移行をMove to iOSアプリでインターネット回線を使って行うため、まずAndroidもiPhoneも両方ともWi-Fiに接続します。Androidは上部通知バーを下ろしてWi-FiをON、iPhoneは上から下にスワイプしてコントロールセンターを開きWi-FiをONにします。
まだiPhoneの初期設定をしていない場合は、この後のiPhoneの初期設定の説明を参照ください。
また、大量のデータを移行するには一定の時間がかかり、端末の充電も消費するため、AndroidもiPhoneも電源につないで行います。AndroidでChromeをブラウザとして利用していて、ブックマークも移行したい場合は、AndroidでChromeアプリを最新バージョンにアップデートさせます。下記リンクから「更新」があれば更新しましょう。
Androidで撮影し端末本体やSDカード(Micro SD)に保存された写真や動画、またアプリなどもスムーズに移行させるため、アルバムやアプリなどはすべて閉じておきます。すべてのアプリを終了させる方法は、端末の「タスクボタン」※をタップし、開いているアプリ一覧が表示されたら「全て閉じる/終了する」をタップします。
※タスクボタンは画面下のホームボタンの右横か左横にある四角いボタンを指します。一部の機種はマルチタスクボタンと呼ばれ、「」が縦に重なったようなマークになります。
AndroidにMove to iOSアプリをインストールします。Google Playストアで検索するか、下記リンクからインストールしましょう。
次にiPhoneの初期設定をします。すでに初期設定を済ませてiPhoneの利用を始めている場合は、iPhoneの「設定」アプリを開き、「一般」→「リセット」と進み「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップしiPhoneのデータを削除します。iPhoneのデータ削除をしたくない場合は、Move to iOSは使わず、各種データをそれぞれ手動で移行します。
※詳しくは後の説明を参照ください。
iPhoneの初期設定は、まずiPhoneを起動し「こんにちは」が表示されたら画面を右にスワイプします。次に「使用する言語」→「国または地域を選択」と進み日本を選択します。次にキーボード設定が開いたら、キーボードで使用する言語を選択します。
「クイックスタート」の画面が開いたら、画面下の「手動で設定」をタップし、次に「Wi-Fiネットワークを選択」でWi-FiをONにし、自宅のWi-Fiルーターの「SSID」をタップし、パスワード入力画面が開いたらWi-Fiルーターに割り当てられた「暗号化キー(パスワード)」を入力し「接続」します。
※ご自宅のWi-FiルーターのSSIDと暗号化キー(パスワード)はプロバイダーからの通知(資料)やルーター本体に記載されています。
次に「Face ID」を設定します※。画面下の「続ける」をタップし画面の説明に沿って進んで設定します。後で設定したい場合は、最下部の「”設定”であとで設定」をタップします。次の画面で「パスコードを作成」します。このパスコードは再起動後などのロック画面の解除に必須の番号なので必ず設定します。忘れない数字を設定するか、不安ならメモします。
※機種によっては指紋認証やTouch IDの設定になります。その場合も画面の説明に沿って設定します。
この画面まで進んだらいったんストップします。ここまで進めば、事前準備は完了です。
移行方法
次に、AndroidからiPhoneへの基本データの移行方法をご紹介します。まずAndroidで先ほどインストールしたMove to iOSアプリを起動します。Google PlayストアのMove to iOSアプリのページがまだ開いていたら「開く」をタップします。
「iOSに移行」の画面が開いたら「続ける」をタップします。次の「コードを検索」画面で右上の「次へ」をタップします。
次に、先ほど初期設定を進めていったんストップしていたiPhoneの「Appとデータ」画面を開き、「Androidからデータを移行」をタップします。
するとiPhoneで「Androidから移行」画面が開き6桁~10桁の「コード」が表示されるため、Androidの「コードを入力」画面にiPhoneに表示された同じコードを入力します。
しばらくすると、Androidで「データを転送」画面が開くため、iPhoneに移行したいデータに「✔」を入れ、右上の「次へ」をタップします。データ転送中のバーが表示されるので、転送が終わるまでAndroidもiPhoneもそのままにして待ちます。Androidで「転送が完了しました」と表示されたら、データ転送の完了です。
※Move to iOSで移行できないWebなどからダウンロードした画像や動画、音楽データや文書ファイル、LINEなど各種アプリの引き継ぎ作業などをすべて終えたら、Androidは必要に応じて端末初期化します。
Androidからデータの転送が完了すると、iPhoneで「Apple ID」の設定が開くため、「パスワードをお忘れかApple IDをお持ちでない場合」をタップしApple IDを設定します。Apple IDはApp StoreやApple PayなどAppleが提供するサービスを利用する際に必要なため、ここで設定しましょう。
作成したApple IDとパスワードは忘れないように管理しましょう。すぐにiPhoneを利用したい場合は「”設定”であとで設定」をタップします。その他、iCloudやSiriなど必要に応じて設定し、「iPhoneへようこそ」が表示されたらiPhoneの初期設定の完了です。
Androidで使っていたアプリでApp Storeでも提供されているものがあれば、App Storeからダウンロードできます。App Storeを利用するためにはApple IDが必要です。初期設定でApple IDの作成をスキップした方は、「設定」からApple IDを設定しましょう。
Googleドライブで文書データを移行
次にMove to iOSで移行できない文書データを移行します。オススメのツールがGoogle PlayでもApp Storeでも提供されている「Googleドライブ」アプリです。Googleドライブとは、オンライン上にデータを保管できるクラウドストレージのひとつで、無料版で最大15GB まで利用できます。
ここでは、Googleドライブで文書データを移行する方法をご紹介します。Googleドライブで移行できる文書データは、PDFファイル(○○.pdf)やテキストファイル(○○.txt)などです。端末本体(内部ストレージ)や外部「SDカード」のドキュメント(document)フォルダなどに保存されています。
Googleドライブアプリが無ければGoogle Playで検索するか、下記リンクよりインストールしてください。
移行方法
早速、Googleドライブでの文書ファイルの移行方法をご案内します。まずWi-FiをONにし、AndroidにインストールしたGoogleドライブアプリを起動します。
Googleドライブを起動すると「マイドライブ」というページが開きます。右下の「⊕マーク」から必要に応じて「フォルダ」を作成し、分かりやすい名前をつけて「OK」をタップします。次に移行したい文書ファイルを画面右下の「⊕マーク」からアップロードします。
端末本体(内部ストレージ)からアップロードする場合は、⊕マーク→上向き矢印「⇧アップロード」→画面右上の縦3つの点→「内部ストレージを表示」→画面左上の横3本線→ご利用のAndroidの機種名(SO-03Kなど)と進み、移行したいファイルが保存されているフォルダ名を選びます。
フォルダを開いたら、移行したい文書ファイルを1つ長押しし、✔がついたら続いて他のファイルを軽くタップしていき複数選択します。移行したいファイルにすべて✔がついたら、画面右上の「開く」をタップし、アップロード中のバーが消えたらアップロードの完了です。
次にiPhoneを起動し、Wi-FiをONにし、App Storeから、また上記リンクからGoogleドライブをインストールして開きます。先ほど作成した移行用のフォルダを開き、1つ目のファイルを長押しし「✔」がついたら、他のファイルを続いてタップし複数選択します。
すべて選択し終わったら、「⇩ダウンロード」をタップし、端末にダウンロードします。ダウンロードが完了したら文書ファイルの移行完了です。移行作業には、文書ファイルが多いほど時間がかかるため、移行したいファイルが多数あれば時間に余裕を持って行いましょう。
Googleアカウントで連絡先を移行
次にご紹介するのは、端末の連絡先(電話帳の連絡先データ)の移行方法です。機種変更の際にキャリアが変わる場合など、Move to iOSでうまく連絡先が移行できない時は、Googleアカウントで連絡先を移行します。
Androidでは、一部機種を除き、Google Playからアプリのインストール/更新や、Chrome、Googleフォトなど、各種サービスをGoogleアカウント(Gmailアドレス)を利用して行います。スマホでGmailを利用している方はGoogleアカウントをお持ちのため、この方法で移行できます。
また、連絡先を移行する際に、Googleアカウントにログインするため「Gmailアドレス」と「パスワード」が必要です。パスワードが分からない場合は、端末の「設定」→Google→Googleアカウント(Gmailアドレス)→「Googleアカウントを管理」→「セキュリティ」から「パスワード」をタップして変更/再設定しましょう。
移行方法
移行方法をお伝えする前に、Googleアカウントで連絡先を移行するためには、AndroidでGoogleアカウントの「アカウントの同期」がONになっている必要があります。同期状況を確認するためには、Androidで「設定」を開きます。
同期とは、端末内のデータの状態をウェブ上のストレージ(サーバー)に同じ状態で預けてバックアップをとることを言います。同期がONになっていないと、Googleのサーバー上にAndroidの連絡先情報が何も無い状態になるため、連絡先の移行ができません。
Androidで、設定アプリか通知バーを下ろして右上の歯車マークから「設定」を開きます。機種により仕様が変わりますが、「設定」→「クラウドとアカウント」または「アカウント」→「アカウント」または「Google」→と進み、連絡先を同期したいGoogleアカウント(Gmailアドレス)(機種により「アカウントと同期」)をタップします。
「アカウントを同期」画面が開いたら、「連絡先」の横の「○ボタン」が点灯していなければ連絡先が同期されていないため、○をタップして点灯させます。最終同期日時が表示されたら、連絡先の同期の完了です。次にiPhoneへ連絡先を移行します。
iPhoneの「設定」アプリを開き、「パスワードとアカウント」→「アカウントを追加」と進みます。
次の画面で「Google」を選び、開いた「Googleログイン画面」で「メールアドレス」にAndroidで同期したGoogleアカウントのGmailアドレスを入力し、「次へ」をタップします。
次に「パスワード」を入力し、「次へ」をタップすると、iPhoneの「Gmail」画面が開くので、「連絡先」横の「○ボタン」をタップし点灯させ、右上の「保存」をタップしてGoogleアカウントの追加を確定させます。念のため、連絡先アプリを開いて、Androidから連絡先が無事に移行できているか確認しましょう。
これで、Googleアカウントで連絡先を移行できました。上の例で見て分かるように、同じGoogleアカウントでメール(Gmail)やGoogleカレンダーなども移行できます。必要に応じて同期の確認・移行しましょう。
Dropboxで画像データを移行
次に、Move to iOSで移行できない画像データ(ダウンロードした画像など)の移行方法です。ご紹介するのは、「Dropbox(ドロップボックス)」アプリで画像データを移行する方法です。Dropboxもクラウドストレージの一種で、同じアカウント(メールアドレス)で管理するため、OSが異なり端末が変わっても安心してデータを保管・共有できます。
無料版で2GBまでの容量を使えますが、移行したいデータが2GBを超える場合は、Googleドライブを使うか、PCとスマホに接続できるUSBケーブルなどの環境があればPCで移行します。Dropboxをオススメする理由のひとつに、端末間で画像データなどを移行する際に、撮影日時が変わらない点があります。
移行方法
では、早速Dropboxでの画像データの移行方法をご案内します。まずAndroidでDropboxをインストールします。Google Playで検索するか、下記リンクからインストールしてください。インストールできたら「開く」で進みます。
すでにDropboxを利用している場合は、Dropboxを起動して登録後の説明までスキップしてください。
Dropboxの登録画面が開くので、「登録」またはGoogleアカウントを利用していれば「GOOGLEでログイン」をタップします。次の登録画面(登録をタップした場合)で、氏名・メールアドレス・パスワードを入れて「アカウントを作成」を選びます。※メールアドレスがGmailの場合は「GOOGLEでログイン」で進みます。
GOOGLEでログインを選ぶと、この確認画面が開くので、Gmailアドレスを確認し右下の「許可」をタップします。次のプラン選択画面で、最下部の「BASICで続行(2GB)」を選びます。※この時「30日間無料トライアル」を選ぶと、保存容量が1TB(テラバイト)までの大容量版を利用できますが、30日を過ぎると有料になるため注意しましょう。
Androidで無事に登録が完了したら(Dropboxを起動したら)端末内のダウンロード画像データをDropboxにアップロードします。まずWi-FiをONにし、画面右下の「⊕ボタン」から「⇧ファイルのアップロード」を選び、左上の横3本線から移行したい画像が保存されたフォルダを開きます。
Move to iOSで移行できない画像データは、カメラで撮影していない画像、つまりWebやアプリなどからダウンロードした画像になるため、「ダウンロード/Download」フォルダや「LINE」フォルダなどアプリの名前がついたフォルダに保存されています。SDカードも利用していたら、SDカード内のファイルもアップロードできます。
画像一覧が表示されたら、移行する画像を選びます。一部のみ移行する場合は、1枚目を長押しし✔がついたら続けて画像をタップし✔をつけていきます。フォルダ内すべての画像を選択する場合は、右上の縦3つの点から「すべて選択」をタップすると、すべての画像に✔がつきます。
画像選択し終わったら右上の「開く」をタップすると、Dropboxへアップロードが始まります。バーが表示され、すべてアップロードが完了するまでそのまま待ちます。移行元のフォルダが複数あればこれを繰り返し作業します。アップロードが完了したらAndroidでの作業は終了です。
移行したい画像が多数ある場合は、Wi-Fiに接続して時間に余裕をもって行いましょう。
次にiPhoneでDropboxをインストールします。App Storeで検索するか、上記リンクからDropboxをインストールしましょう。インストールが終わったらDropboxを開き、Androidで登録したアカウントを開くために「メールアドレス」と「パスワード」を入力し「ログイン」をタップします。
または、AndroidでGOOGLEアカウントでログインした場合は、「GOOGLEでログイン」からログインします。新しくアカウントを作成もできますが、Androidで登録したアカウントにログインしないと、画像データの移行ができないため、必ず同じメールアドレスとパスワードでログインするようにしてください。
そのままDropboxからiPhoneへ画像データをダウンロードもできますが、iPhoneではiOS11以降であれば、「ファイル」というアプリを使って、さまざまなアプリやクラウドストレージで管理する画像などのファイルを表示・保存・他のアプリへ共有などの操作ができます。今回はこの「ファイル」を使った共有方法をお伝えします。
iPhoneのホーム画面からフォルダの形📁をした「ファイル」を開きます。タブから「📁ブラウズ」を選び(①)、右上の「編集」をタップします(②)。
「場所」の一覧に表示された「Dropbox」横の「○ボタン」をタップして点灯させ(①)、右上の「完了」をタップします(②)。すると「ブラウズ」タブの場所にDropboxが表示されたので、Dropboxを選びます。
ファイルアプリでは、この操作でブラウズで表示させたいアプリやクラウドストレージを追加すれば、ブラウズの場所で見たいものを選べばわざわざ各アプリを起動せずに各種操作ができます。
そのままDropboxを開いてAndroidでアップロードした画像の表示・保存・転送・共有など各種操作もできます。iPhoneに画像をダウンロードしたい場合は、まずWi-FiをONにし、画像を選択し□に↑マークの「共有ボタン」→「画像を保存」から保存先をiPhoneに指定すればOKです。これで画像データの移行が完了しました。
Dropboxでは、登録したメールアドレスとパスワードでスマホだけでなくiPadやPCなど他の端末でも画像や文書ファイルなども共有でき、他の家族や友人にも、相手の端末のOSにも左右されず、自分のDropboxのフォルダを共有することも可能です。iPhoneでのDropboxの各種操作については、下記リンクを参照ください。
PCを使ってデータを移行
ここでは、PCを使ってデータを移行する方法をご紹介します。この場合、PCはもちろんですが、AndroidをPCに接続できる「データ転送用USBケーブル」や、SDカードを使う場合はSDカードスロットのあるPCか、SDカードリーダーなどPCにSDカードを接続する環境などが必要です。
キャリアが変わらなければ、例えばドコモのドコピーなど、ショップのデータ移行ツールを利用する方法もありますが、データ移行用のCD/DVDはお客様自身で用意し、操作も自分でやらなければなりません。また、データ移行ツールがないショップもあるため、事前にショップに確認が必要です。
USBケーブルの中にはデータ転送ができないケーブルもあるので注意しましょう。データ転送用USBケーブルもSDカードリーダーも、どちらも1,000円ほどで入手できるので、自宅にPC環境があり、自分でデータを管理したい場合はPCを使ってデータ移行できます。
移行方法
環境が整ったらPCでデータを移行します。移行方法ですが、まずPCがWindowsであれば、Windows版「iTunes」をダウンロードします。AppleのHPか、下記リンクからダウンロードしてください。iTunesとは、iPhoneなどiOS端末の音楽・映画・アプリ・画像などのダウンロードや共有などができるサービスで、Windows・Macともに利用できます。
iTunesもiPhoneで利用する際にApple IDが必要なため、先ほどiPhoneの初期設定で作成したApple IDを使ってログインしましょう。
次にAndroidのデータをPCにコピーします。データ転送用USBケーブルでAndroidをPCに接続するか、SDカードの「マウントを解除」して端末の電源を切り、SDカードを端末から抜いてPCのSDカードスロットに入れるか、SDカードリーダーでPCにつなぎます。上のようにPCにAndroidが表示されたらOKです。
SDカードのマウント解除とは、PCの外付けHDを外す時と同様に、SDカードを端末から抜く際に、SDカード内に保存されたデータが破損しないように、AndroidとSDカードの接続を安全に解除するための操作のことです。
Androidの「設定」→「ストレージ」→「外部ストレージ」または「SDカード」を選択し、「SDカードのマウント解除」をタップして「マウント解除されました」と表示されたらOKです。また、SDカードを抜く際は、必ず端末の電源を切って注意して抜いてください。SDカードの抜き方が分からなければ、キャリアのサポートかショップを頼りましょう。
次に、PCのエクスプローラー(接続すると自動的に起動する)内のAndroid(端末名)をクリックし、移行したいデータがあるフォルダを選択し、PCにコピーします。画像の場合は、「DCIM」・「Pictures」・「Download」やその他アプリからダウンロードしていれば、「LINE」などアプリの名前のフォルダに保存されています。
分かりやすいように、デスクトップなどにフォルダを作り、そのフォルダにコピーしましょう。また、この時に「移動」ではなく必ず「コピー」で行います。理由としては、「移動」中に通信環境や、PC電源が突然落ちるなどの影響で、端末内のデータが紛失する可能性があるためです。
すべてコピーが完了したら、次にiPhoneとPCの操作に移ります。
iPhoneをPCに接続する前に、iTunesの事前設定をします。iTunesを起動して、左上の「窓▼マーク」からWindowsなら「設定」をMacなら「環境設定」をクリックします。
設定が開いたら、上の「デバイス」クリックし、「Mac、iPhoneおよびiPadに自動的に同期しない」に✔を入れ下の「OK」をクリックします。この事前設定をしないと、iPhoneに移行した他のデータが無くなってしまう可能性があるため、必ず行いましょう。
iPhoneの付属の接続ケーブル(購入時についてくる充電用ケーブルのこと)でiPhoneをPCに接続し、iTunesを起動して左上にiPhoneが読み込まれるのを確認します。必要に応じてオプションを選択し、適用します。
次に、移行したいデータの種類を左側メニューで選択し、iPhoneに同期して移行します。この例では、画像を同期するため、左側メニューから「写真」を選択し、「写真を同期」に✔を入れ、「写真の同期元」を先ほどAndroidからコピーした指定のフォルダに選択しています。
文書ファイルや音楽データなども、同じ操作でiPhoneに同期して移行します。
最後に、画面下の「適用」をクリックし、iPhoneへの同期が完了するまで待ちます。同期が完了したら、データ移行の完了です。
LINEやゲームアプリはアプリ内での引き継ぎ設定が必要
Move to iOSやその他クラウドストレージでも移行できないのが、LINEやゲームなどのアプリ内のデータです。LINEやゲームアプリは、電話番号などでアカウントを管理しており、登録情報は運営会社のサーバーに預けられ、そのサーバーにインターネット回線でアクセスして各種サービスを利用しているためです。
そのため、LINEやゲームアプリは、機種変更の際にアプリでの引き継ぎ設定が必要です。今回は、その中でも利用者が非常に多いLINEの引き継ぎをご紹介します。ゲームアプリについては、各アプリの設定やヘルプを参考に引き継ぎ設定しましょう。
LINEアカウントの引き継ぎ手順
早速、LINEアカウントの引き継ぎ手順をご紹介します。LINEのアカウント引き継ぎには、メールアドレスで引き継ぐ方法、Facebook連携をして引き継ぐ方法、現在は新しい方法として電話番号で引き継ぐ方法があります。今回は、LINEバージョンに左右されない、最初の2つの方法をご案内します。
LINEの公式ブログより、2019年2月25日更新の情報で、LINEバージョン9.2以上で新しい方法で、電話番号でLINEアカウントが引き継げるようになりました。LINEバージョンが9.2以上で、パスワード設定がされていれば(電話番号が変わる場合はメールアドレス設定も必要)電話番号で引き継げます。詳細は下記リンクを参照ください。
また、Android4.4未満・iOS10未満の端末では近日中に新規登録・引き継ぎサービスの提供を終了するとあります。LINEのバージョン、またはAndroidのOSバージョンが古い場合は、それぞれアップデートして行いましょう。
メールアドレスで引き継ぐ場合
最も一般的な、メールアドレスで引き継ぐ場合からご紹介します。この場合は、メールアドレスとパスワード両方の事前登録が必須です。電話番号で引き継ぐ場合も、パスワードは必須のため、必ずメールアドレスだけでなく、パスワードも合わせて登録しましょう。
今回は、電話番号が変わらない場合の引き継ぎ方法をご紹介しますが、電話番号が変わる場合は先ほどのリンク先のLINEヘルプから「異なる電話番号でアカウントを引き継ぐ場合」を参照ください。
AndroidでLINEを起動し、「友だち」タブ右上の歯車から「設定」を開きます。次に「アカウント」をタップし、「メールアドレス」と「パスワード」をそれぞれ登録します。登録するメールアドレスは、基本的にどのメールアドレスでも構いませんが、iPhoneに引き継いだ後も利用できるメールアドレスの登録をオススメします。
登録するメールアドレスは、半角英数字と一部の記号は利用できますが、「[email protected]」のように、@直前に「.」がつくとメール認証ができず、引き継ぎできない場合があるため、そのようなメールアドレスや、特殊文字を使うメールアドレスも避けてください。
次に、LINEのアカウント引き継ぎ設定をします。再び、LINEの「設定」を開き、「アカウント引き継ぎ」を選び、「アカウントを引き継ぐ」横の「○ボタン」をタップし点灯させます。36時間のカウントダウンがスタートし、36時間以内にiPhoneでLINEを引き継ぎます。
万一、36時間を超えてしまった場合は、再度AndroidのLINEでアカウント引き継ぎボタンをONにして引き継ぎます。
次にiPhoneでLINEをインストールします。App Storeで検索するか、上記リンクからインストールしてください。インストールされたらLINEを開き、必ず「ログイン」を選びます。誤って「新規登録」してしまうと、Androidで利用していたLINEアカウントは削除され、引き継ぎできないため注意しましょう。
「ログイン」を選択後の画面で、登録した「メールアドレス」と「パスワード」を入れ、画面下の「確認」をタップします。別の端末で利用しているLINEの情報が削除される、という確認画面が出たら「OK」で進み※、「電話番号」を入れ「次へ」と進み、SMSで届いた認証番号で認証を済ませれば、LINEアカウントの引き継ぎは完了です。
※iPhoneにLINEアカウントを引き継ぐと、AndroidからLINEの情報は削除され利用できなくなります。LINEは、1つの電話番号で1つのアカウントのみ作れるためです。これは正常な動作なので、安心して行ってください。
Facebookで引き継ぐ場合
次に、Facebookで引き継ぐ手順をご案内します。LINEで「Facebook連携」をしておけば、メールアドレスや電話番号を使わなくても、LINEへの登録や引き継ぎができます。まず、AndroidでLINEを起動し、「設定」から「アカウント」を開き、「Facebook」の横の「連携する」をタップします。
ここが「連携解除」となっていればFacebook連携ができているため、「アカウントの引き継ぎ設定」へ進みます。
Facebookを利用している場合としていない場合とで表示が違いますが、「Facebookのアプリでログイン」するか、Facebookに登録したメールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」すると(無事にログインできれば)、LINEのアカウント設定ページに戻り、Facebookが「連携解除」と変わっていたら、Facebook連携完了です。
Facebookのログインで必要なメールアドレスとパスワードは、iPhoneで引き継ぐ際に必要なため、念のため確認しておきましょう。次にLINEの「設定」→「アカウント引き継ぎ」で「アカウントを引き継ぐ」をONにして、iPhoneの操作に移ります。
次に、iPhoneにLINEをインストールして開いたら、必ず「ログイン」をタップします。次に、画面下部の「Facebookでログイン」をタップ→「Facebookアプリでログイン」またはFacebookに登録した「メールアドレス」と「パスワード」を入れ「ログイン」をタップします。
Facebookアプリでログインをタップ後に「”Facebook”で開きますか?」と確認が出たら「OK」で進みます。
無事にFacebookにログインできたら、LINEの画面に戻り、「既にこのアカウントを利用している端末があります」と表示されるため、「削除して認証する」をタップして進みます。これは、別の端末(この場合Android)でLINEアカウントを利用しているため、その別の端末からLINEアカウントを削除する操作です。
LINEは、1つの電話番号で1つのLINEアカウントのみ利用できるため、この確認が出ます。「削除して認証する」を選び、無事に認証が終わったらLINEアカウントの引き継ぎが完了です。こちらもiPhoneにアカウント引き継ぎが終わると、AndroidからLINEの情報が削除され、利用できなくなりますが正常な動作です。
操作の途中で電話番号の登録画面が表示されたら、今後のアカウント引き継ぎや復元の際に便利なため、電話番号も登録するようにしましょう。
トーク履歴のバックアップ
ここまで、AndroidからiPhoneへのLINEアカウントの引き継ぎ方法をお伝えしてきましたが、LINEアプリは、OSが異なる機種変更では、トーク履歴やコイン残高、ポイントは引き継ぎができません。ただし、AndroidのLINEでトーク履歴を「テキストでバックアップ」しておけば、iPhoneで画像やスタンプ以外のやり取りの確認はできます。
iPhoneに乗り換えた後に、LINEのアカウントは引き継ぎできても、トーク履歴は復元ができません(トークの形で戻せない)が、「Keep」などに保存した「テキスト形式」のトーク履歴をファイルで確認は可能です。具体的なトーク履歴のバックアップ方法は、下記リンク先の記事の、「6.LINEのバックアップを異なるOSでとる場合」を参照ください。
また、その他のLINE MUSICなどLINE関連アプリの引き継ぎについて、LINEの公式ブログに記事があるため、下記リンクから参照ください。ただし、OSが異なる機種変更ではコインやポイントは引き継げないため、注意しましょう。
AndroidからiPhoneにブックマークを移行する方法
最後に、AndroidからiPhoneにブックマークを移行する方法をご紹介します。さまざまなブラウザがありますが、Androidに標準装備される「Chrome(クローム)」は人気で、ブックマークも簡単なため、今回はChromeのブックマークを移行する方法をお伝えします。
AndroidからiPhoneにブックマークを移行するためには、PCで操作する必要があります。PC環境がない場合は、次のAndroidでの設定を確認したうえでPCがある時にブックマークを移行しましょう。
まず、AndroidでChromeが「同期」できているか確認します。Androidの「設定」→「アカウント」→「Google」で同期したいGoogleアカウント(Gmail)を選択→「アカウントの同期」を開き、「Chromeを同期」がONになっていなければ、「○ボタン」をタップしてONにします。
AndroidでChromeが同期されていなければ、この次の操作をしてもiPhoneへブックマークは移行できないため、必ず確認しましょう。
PCで操作する前に、iPhoneでApple IDを設定します。iPhoneの初期設定で作成していればPC操作に進んでください。iPhoneへのブックマークの移行には、「iCloud(アイクラウド)」というクラウドストレージを利用しますが、そのiCloudで共有するため(ログインするため)に、Apple IDが必要です。
WindowsのPCをご利用の方は、上記リンクからWindow版iCloudをダウンロードしてください。iCloudを起動し、Apple IDでログインします。iCloudにログインしたら、「ブックマーク」に✔を入れ、横の「オプション」を開きます。
ブックマークのオプションが開いたら、「Chrome」に✔を入れ「OK」をクリックします。「ブックマークをiCloudに統合しますか?」とメッセージが表示されたら、「統合」を選びます。プラグインの説明が出たら、案内通りに進み、プラグインが無事に追加されたらブックマークの統合が完了します。
最後に、iPhoneで「設定」を開き、「iCloud」をタップし「Safari」横の○ボタンをタップしONにします。Safariとは、iPhoneなどiOS端末で利用されるブラウザアプリです。この設定が完了すると、AndroidのChromeで利用していたブックマークがSafariに移行(同期)されます。
今回利用したクラウドストレージのiCloudは、iPhoneなどiOSの端末でよく使われます。無料版で5GBまで開放されていますが、ブックマークだけでなく、その他データ移行・共有にも利用できます。
AndroidからiPhoneへのデータ移行方法は様々!事前準備をしっかりしよう!
このように、AndroidからiPhoneへのデータ移行方法は様々な方法があり、それぞれ事前に確認する事項や注意点もあります。特に、長くAndroidスマホを利用していれば、それだけ移行したいデータの量も大きくなります。データ容量やフォルダの数などによっては、数時間~半日以上と移行作業や事前準備に時間もかかります。
また、PCでの移行など用意するべき環境も必要です。今回ご紹介したポイントをもとに、事前準備をしっかりして、スムーズにAndroidからiPhoneへのデータ移行を実現しましょう。