2019年11月09日更新
AndroidからiPhoneに写真を送る方法!画像データの移行・転送方法を紹介!
AndroidからiPhoneに写真を送るときにはどのような操作をすればいいのでしょうか。同じ種類のスマホなら簡単に送れますが、AndroidとiPhoneとOSの種類が違う場合のAndroidから写真を送る方法についてこの記事では詳しく解説します。
目次
- 1AndroidからiPhoneへ写真データを移行する方法【Move to iOS】
- ・Move to iOSはApple製の専用アプリ
- ・Move to iOSを使って画像を転送する手順
- 2AndroidからiPhoneへ写真データを転送する方法【PCを使う】
- ・Androidの写真や画像をPCへコピーする手順
- ・iTunesでピクチャーフォルダをiPhoneに同期
- 3AndroidからiPhoneへ写真データを転送する方法【Googleフォトを使う】
- ・Androidから写真を送る手順
- ・iPhoneからGoogleフォトの写真を見る手順
- 4AndroidからiPhoneへ写真データを転送する方法【Dropboxを使う】
- ・写真を転送する前の準備
- ・Androidから写真を転送する手順
- ・iPhoneへダウンロードする手順
- 5AndroidからiPhoneへ写真データを転送する方法【USBメモリを使う】
- ・AndroidにもiPhoneにも使えるUSBメモリを使う
- 6AndroidからiPhoneへ写真を転送してみよう!
AndroidからiPhoneへ写真データを移行する方法【Move to iOS】
AndroidスマホからiPhoneへ機種変更するときに、写真を含めたデータを移行する方法にはMove to iOSというアプリを使う方法があります。まずはMove to iOSを使って、AndroidからiPhoneへデータを移す方法についてみていきましょう。
Move to iOSはApple製の専用アプリ
Move to iOSというアプリはGoogle Playストアで手に入れることができるAndroid用のアプリですが、実はApple社が作っているアプリになります。このアプリを使えばケーブルを使ってPCを介することなく、写真だけなどのデータをiPhoneへ簡単に移行することができるので、機種変更をする人はぜひ利用してみましょう。
Move to iOSを使って画像を転送する手順
Move to iOSを使ってAndroidからiPhoneへ写真などのデータを移行する手順についてみていきましょう。
Android側の操作
まずはAndroidスマホがWi-Fiに接続していることを確認します。Androidを電源に接続しておき、Google PlayストアでMove to iOSを見つけてスマホにインストールします。
インストールされたMove to iOSを開いて画面を進んでいきます。利用規約への同意を求められたら同意をタップして「コードを検索」の画面まで行きます。「コードを検索」が出てきたら、いったんiPhoneへの操作へ移ります。iPhoneの初期設定でAndroidに移行するためのコードが表示されたら、表示されたコードをこちらの画面へ入力します。
iPhone側の操作
まずはiPhoneがWi-Fiと電源に接続しているか確認します。
Move to iOSを使ってAndroidからiPhoneに写真などのデータを移行できるのは、新しいiPhoneか完全にリセットして初期化されたiPhoneのみです。すでにデータが入っていて使っているiPhoneにはMove to iOSを使った写真の移行はできません。もしも、写真データだけをAndroidから移行したいという場合には他の方法を使いましょう。
初期化されたiPhoneの設定を進めていくと、「Appとデータ」の画面で「Androidからデータを移行」という選択肢があります。こちらをタップします。
するとiPhone上にコードが6桁もしくは10桁で表示されます。
このコードをAndroidに入力します。するとAndroidでiPhoneへ転送するコンテンツを選ぶことができます。写真や画像のデータはAndroidにプリインストールされているカメラで撮影した写真のみMove to iOSを使ってiPhoneに移行できます。
移行するデータを選んで「次へ」をタップすると、AndroidからiPhoneへのデータの移行が始まります。なお、Androidの方で完了の表示が出ても、iPhoneの方で完了するまで、両方とも操作せずにそのままにしておきましょう。
AndroidからiPhoneへ写真データを転送する方法【PCを使う】
AndroidからiPhoneへ写真データを転送する方法には、PCを介して写真や画像を送る方法もあります。こちらではPCを使って写真や画像を送る方法を見ていきましょう。
Androidの写真や画像をPCへコピーする手順
まずはAndroidの写真や画像をPCへコピーする手順を見ていきましょう。
スマホをPCへ接続してフォルダを表示する
AndroidスマホをPCへUSBケーブルを使って接続します。するとスマホをどのように接続するのか表示されるので、「メディアデバイスMTP」を選択します。
PCの方でエクスプローラーを開いて左サイドバーから「PC」を開きます。するとAndroidスマホの端末名が表示されるのでそちらをクリックします。
筆者はスマホの写真や画像データをSDカードに保存するようにしているので、SDカードを開きます。内部ストレージに保存している人は内部ストレージを開きましょう。カメラで撮影した写真は「DCIM」に、カメラアプリなどで加工して保存したり、Webやアプリからダウンロードした画像は「Picture」に保存されていることが一般的です。
その他に、「SNOW」や「LINE」などアプリから保存した写真や画像はアプリごとのフォルダに入っていることもあります。
iPhoneに転送したい写真や画像が保存されているフォルダを開いて、転送する写真を選びます。
PCのピクチャーフォルダに写真をコピー
AndroidスマホからiPhoneへ移行する写真を選んだら、PCの「ピクチャー」のフォルダへコピーします。
iTunesでピクチャーフォルダをiPhoneに同期
次にPCにiPhoneをライトニングケーブルで接続してiTunesを立ち上げます。iTunesの左上にあるiPhoneのマークをクリックしてiPhoneの設定画面を開きます。左サイドバーから「写真」をクリックします。「写真を同期」にチェックを入れて、写真のコピー元を「ピクチャ」にします。
下の「適用」をクリックするとピクチャフォルダがiPhoneと同期して、AndroidからPCのピクチャフォルダにコピーした写真や画像がiPhoneに送られます。
AndroidからiPhoneへ写真データを転送する方法【Googleフォトを使う】
AndroidスマホからiPhoneへ写真や画像だけを転送したいときには、Googleフォトを使って送るという方法もあります。GoogleフォトとはGoogleのストレージサービスのGoogleドライブの中にある写真や動画を保存しておけるオンライン上のアルバムです。「高画質」で保存することで、容量無制限で利用することができます。
Androidから写真を送る手順
AndroidスマホにはGoogleフォトがプリインストールされていますが、クラウド上へ共有する設定にしていないとiPhoneに送ることはできません。Androidへ保存した写真を自動的にGoogleフォトで共有する設定にしていない場合には、iPhoneへ送る写真を選んでクラウドへ同期しましょう。
Googleフォトのアプリを開きます。Googleフォトの中ではなく、他のフォルダに写真が入っている場合にはトップ画面の上の「≡」をタップします。
「デバイスのフォルダ」をタップします。
するとAndroidの中で写真が保存されているフォルダが表示されます。こちらからiPhoneに送りたい写真が入っているフォルダを選んで開きます。「バックアップと同期」をオンにすると、Googleドライブに写真がアップロードされて同期されます。
iPhoneからGoogleフォトの写真を見る手順
Googleフォトにアップロードされた写真をiPhoneで見る方法についてみていきましょう。
アプリのインストール
まずはAppストアでGoogleフォトのアプリを入手してiPhoneにインストールします。
Androidと同じGoogleアカウントでログイン
GoogleアカウントをiPhoneで利用していない場合には、Googleフォトを開くとログイン画面が出てきます。Googleフォトに写真をアップロードしたGoogleアカウントと同じアカウントでログインしましょう。GmailなどでそのGoogleアカウントをすでにiPhoneでも利用している場合には、アカウントを選ぶだけでログインできます。
同じアカウントでログインすると、同期されている写真をそのままGoogleフォトで見ることができます。
iPhoneに保存したい写真はダウンロードして保存
この状態ではGoogleフォトではクラウド上に同期されている写真をiPhoneから見ることができるだけの状態です。iPhone本体には保存されていません。iPhoneに写真のデータを転送したい場合には、転送したい写真をGoogleフォトからダウンロードして保存する必要があります。
写真をダウンロードして保存する方法は、保存したい写真をタップして表示します。右上の「…」をタップします。
「デバイスに保存」をタップすると写真がiPhoneに保存されます。
AndroidからiPhoneへ写真データを転送する方法【Dropboxを使う】
AndroidからiPhoneへ写真のデータを送る方法にはDropboxを利用する方法もあります。Dropboxとはクラウドストレージサービスの1つで、Googleフォトと同じようにクラウドへアップロードしたデータを、同じアカウントでログインした別のデバイスで同期することができます。
写真を転送する前の準備
Dropboxを使ってAndroidからiPhoneへ写真を送るためには、まずは事前の準備が必要です。
Dropboxのインストールとログイン
Dropboxを利用するためにはAndroidとiPhoneへDropboxのアプリをインストールして、アカウントを持っていなければアカウントを作成してログインする必要があります。こちらのリンクからiPhoneとAndroidにそれぞれDropboxをインストールしましょう。
Dropboxのアカウントを持っていなければ作成してログインします。Androidスマホからアカウントを作成するのであれば、Googleアカウントを利用してアカウントを作成してログインすることができます。iPhoneのDropboxでも同じアカウントでログインしておきましょう。
Androidから写真を転送する手順
AndroidスマホからDropboxを使って写真を転送する手順を見ていきましょう。AndroidのDropboxにログインしたらホームの左上の「≡」をタップします。
「写真」をタップします。
Dropboxの写真のフォルダが開くので、右下の「+」をタップします。
するとそのスマホに保存されている写真がすべて表示されます。Dropboxにアップロードする写真を選んで「アップロード」をタップします。
iPhoneへダウンロードする手順
AndroidのDropboxと同じアカウントでiPhoneのDropboxにもログインしていたら、iPhoneのDropboxにAndroidからアップロードされた写真が表示されているはずです。
Dropboxに同期された写真の中からiPhoneに保存したい写真を選んでタップすると、その写真が表示されます。表示された写真を指で長押しします。
すると「カメラロールに保存」が出てきます。こちらをタップすると写真がiPhoneにダウンロードされて保存されます。
AndroidからiPhoneへ写真データを転送する方法【USBメモリを使う】
AndroidからiPhoneへ写真データを転送する方法には、USBメモリを利用する方法があります。通常のPCで利用するUSBメモリではなく、ちょっと特殊なUSBメモリを利用します。USBメモリを利用して写真を送ることができれば、Wi-Fi接続も必要がありません。PCがなくても大丈夫です。
AndroidにもiPhoneにも使えるUSBメモリを使う
USBメモリといえば、通常はPCに接続するためのUSBメモリしか思いつかないと、という人も多いことでしょう。しかし、実はiPhoneでもAndroidでも利用できるUSBメモリというものが販売されています。iPhoneでもAndroidでも利用できるUSBメモリを使えば、Androidの写真をUSBメモリを介して簡単にiPhoneに送ることができます。
AndroidでもiPhoneでも利用できるUSBメモリはIODATAから発売されている「U3-IP2」がおすすめです。こちらのUSBメモリは、PCにもAndroidにもiPhoneにも、すべてのデバイスに接続できるように作られています。
ただ、接続すれば直接フォルダからデータをUSBメモリにコピーできるPCやAndroidと違って、iPhoneのフォルダに接続してデータのやり取りをするためには、専用のアプリが必要になります。その点が少し面倒くさいのと、価格が高いのが難点です。
こちらのUSBメモリは価格コムの最安でも7,000円近くします。iPhoneでも利用できるUSBメモリは他にもありますが、だいたい安くても5,000円前後からになるので、お金はかかります。Wi-Fiを利用したり、PCを利用したりするのとどちらが良いのか考えて選びましょう。
AndroidからiPhoneへ写真を転送してみよう!
この記事ではAndroidからiPhoneへ写真を送る方法についてみてきました。AndroidからiPhoneに機種変更をする人も増えているようですし、iPhoneとAndroidの2台持ち、という人もいることでしょう。写真を送る方法はいくつかあるので、使いやすい方法を選んで利用してみるといいでしょう。
この記事でお伝えした方法は、写真だけではなくて他のデータの転送にも使えるものもあります。覚えておくと何かと役に立つものなので、ぜひ使えるようにしてみてください。