Windows10の初期設定(セットアップ)の方法や、Microsoftアカウントの作成方法を説明します。またWindows10の初期設定をした後におすすめの設定やリカバリーメディアの作成方法も詳しく解説します。Windows10のPCを使いこなしましょう。
Windows10は2015年にリリースされ、普及率は50%を超えています。使い勝手の良さからいまだにWindows7を利用している人もいますが、Microsoftは2020年1月にWindows7のサポートを終了するとアナウンスしています。
Windows8や8.1は使い勝手が大きく異なるため、ほとんどのWindows7ユーザーはWindows10に切り替えるでしょう。Windows10の初期設定はこれまでのWindowsOSの初期設定とは手順が異なるので、Windows10の初期設定について解説します。
Windowsの初期設定(セットアップ)とは、PCが起動してOfficeソフトを使える状態にすることです。これまでのWindowsであれば、ユーザーの名前とパスワードを作成するだけで初期設定が完了していました。
Windows10ではそれらに加えてMicrosoftアカウントを作成・ログインして、OfficeをMicrosoftアカウントに登録・ダウンロードしなければなりません。
購入したばかりのパソコンを起動すると、地域・キーボードレイアウトの設定画面が表示されます。地域は日本、キーボードレイアウトはMicrosoft IMEにしてそれぞれ「はい」をクリックしてください。無線でPCを接続している場合は、この後にルーターのSSIDとパスワードを入力してください。
その次はMicrosoftアカウントの作成画面が表示されますが、作成には時間がかかるため、まずは左下の「オフラインアカウント」を選択し、「代わりにMicrosoftにサインインしますか?」という問いに「いいえ」を選択してください。
次にユーザー名とパスワードを入力します。そのあとAIアシスタントのCortanaを使用するかどうか設定します。パソコンに余計な動作をさせたくないなら「いいえ」をクリックしてください。最後にデバイスのプライバシー設定を確認して「同意」をクリックします。
初期設定(セットアップ)が終わると「こんにちは」と表示され、少し待っているとデスクトップ画面が表示されます。
Officeを使用する方はMicrosoftアカウントの作成が必要です。Windows10の初期設定が終わった後にMicrosoftアカウントの作成やOfficeのインストールを行いましょう。
まずは左下の「Windows」マークをクリックし、「アカウントマーク」から「アカウント設定の変更」をクリックしてください。
ユーザーの情報画面が表示されるので、「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」をクリックしてください。次の画面で「作成」をクリックすると、Microsoftアカウントを作成できます。
まずは登録するメールアドレスを入力し、パスワードを設定してください。Microsoftアカウントのパスワードを忘れると新しくOfficeを購入しなければならない可能性もあるので、必ずパスワードを控えてください。
次にアカウント情報の利用許可やキャンペーンプランの受け取りを設定します。そのあとWindowsパスワードを入力する画面が表示されますが、ここでは何も入力せずに「次へ」をクリックしてください。
PINコードを設定します。PINコードはパスワードの代わりに使用するため、パソコンの起動時などに必要です。必ず控えておきましょう。
「設定」の「ユーザーの情報」画面に戻ると、Microsoftアカウントに登録したメールアドレスが表示されています。その下の「確認する」をクリックしてください。すると登録したメールアドレスにコードが送られます。コードを入力し、「次へ」をクリックするとMicrosoftアカウントの本人確認が完了します。
Officeのインストールには回線速度にもよりますが、30分ほどかかります。まずはブラウザを開き、検索バーに「office.com/setup」と入力してください。するとOfficeのインストールページが表示されるので、Microsoftアカウントでサインインし、Officeのプロダクトキーを入力してください。するとOfficeがパソコンにダウンロードされます。
Officeのダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルを「実行」または「セットアップ」を選択します。「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という画面が表示されたら「はい」をクリックしてください。「Officeがインストールされました」と表示されたら、Officeを使用できます。
パソコンに不具合が起きた際に役に立つのがリカバリーメディアです。メーカーによって再セットアップディスク・リカバリー作成ツールなどと呼ばれますが、多くのメーカーでは回復ドライブと呼ばれています。昔はメーカー製のパソコンを購入すると付属していましたが、近年では自分で作成しなければなりません。
Windows10の初期設定(セットアップ)ができたら、すぐにでも回復ドライブを作成しましょう。
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