2019年04月06日更新
Windows10の初期設定方法!初回セットアップでアカウント作成しよう!
Windows10の初期設定(セットアップ)の方法や、Microsoftアカウントの作成方法を説明します。またWindows10の初期設定をした後におすすめの設定やリカバリーメディアの作成方法も詳しく解説します。Windows10のPCを使いこなしましょう。
目次
- 1Windows10のパソコンを初期設定(セットアップ)しよう!
- ・初期設定(セットアップ)とは
- ・初期設定の手順
- 2Windows10でMicrosoftアカウントを作成しよう
- ・Microsoftアカウントを作成する
- ・Officeを取得する
- 3Windows10の初期設定後はリカバリーメディアを作成しよう
- ・リカバリーメディアとは?
- ・リカバリーメディアの作成手順
- 4Windows10の初期設定後にしてほしいおすすめの設定
- ・デスクトップにアイコンを設置する
- ・高速スタートアップを無効にする
- ・プライバシーの設定をする
- ・クラウド候補機能を有効にする
- ・復元ポイントの作成を有効にする
- ・ストレージセンサーを設定する
- 5Windows10のパソコンを購入したら初期設定しよう!
Windows10のパソコンを初期設定(セットアップ)しよう!
Windows10は2015年にリリースされ、普及率は50%を超えています。使い勝手の良さからいまだにWindows7を利用している人もいますが、Microsoftは2020年1月にWindows7のサポートを終了するとアナウンスしています。
Windows8や8.1は使い勝手が大きく異なるため、ほとんどのWindows7ユーザーはWindows10に切り替えるでしょう。Windows10の初期設定はこれまでのWindowsOSの初期設定とは手順が異なるので、Windows10の初期設定について解説します。
初期設定(セットアップ)とは
Windowsの初期設定(セットアップ)とは、PCが起動してOfficeソフトを使える状態にすることです。これまでのWindowsであれば、ユーザーの名前とパスワードを作成するだけで初期設定が完了していました。
Windows10ではそれらに加えてMicrosoftアカウントを作成・ログインして、OfficeをMicrosoftアカウントに登録・ダウンロードしなければなりません。
初期設定の手順
購入したばかりのパソコンを起動すると、地域・キーボードレイアウトの設定画面が表示されます。地域は日本、キーボードレイアウトはMicrosoft IMEにしてそれぞれ「はい」をクリックしてください。無線でPCを接続している場合は、この後にルーターのSSIDとパスワードを入力してください。
その次はMicrosoftアカウントの作成画面が表示されますが、作成には時間がかかるため、まずは左下の「オフラインアカウント」を選択し、「代わりにMicrosoftにサインインしますか?」という問いに「いいえ」を選択してください。
次にユーザー名とパスワードを入力します。そのあとAIアシスタントのCortanaを使用するかどうか設定します。パソコンに余計な動作をさせたくないなら「いいえ」をクリックしてください。最後にデバイスのプライバシー設定を確認して「同意」をクリックします。
初期設定(セットアップ)が終わると「こんにちは」と表示され、少し待っているとデスクトップ画面が表示されます。
Windows10でMicrosoftアカウントを作成しよう
Officeを使用する方はMicrosoftアカウントの作成が必要です。Windows10の初期設定が終わった後にMicrosoftアカウントの作成やOfficeのインストールを行いましょう。
Microsoftアカウントを作成する
まずは左下の「Windows」マークをクリックし、「アカウントマーク」から「アカウント設定の変更」をクリックしてください。
ユーザーの情報画面が表示されるので、「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」をクリックしてください。次の画面で「作成」をクリックすると、Microsoftアカウントを作成できます。
まずは登録するメールアドレスを入力し、パスワードを設定してください。Microsoftアカウントのパスワードを忘れると新しくOfficeを購入しなければならない可能性もあるので、必ずパスワードを控えてください。
次にアカウント情報の利用許可やキャンペーンプランの受け取りを設定します。そのあとWindowsパスワードを入力する画面が表示されますが、ここでは何も入力せずに「次へ」をクリックしてください。
PINコードの作成
PINコードを設定します。PINコードはパスワードの代わりに使用するため、パソコンの起動時などに必要です。必ず控えておきましょう。
本人確認
「設定」の「ユーザーの情報」画面に戻ると、Microsoftアカウントに登録したメールアドレスが表示されています。その下の「確認する」をクリックしてください。すると登録したメールアドレスにコードが送られます。コードを入力し、「次へ」をクリックするとMicrosoftアカウントの本人確認が完了します。
Officeを取得する
Officeのインストールには回線速度にもよりますが、30分ほどかかります。まずはブラウザを開き、検索バーに「office.com/setup」と入力してください。するとOfficeのインストールページが表示されるので、Microsoftアカウントでサインインし、Officeのプロダクトキーを入力してください。するとOfficeがパソコンにダウンロードされます。
Officeのダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルを「実行」または「セットアップ」を選択します。「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という画面が表示されたら「はい」をクリックしてください。「Officeがインストールされました」と表示されたら、Officeを使用できます。
Windows10の初期設定後はリカバリーメディアを作成しよう
パソコンに不具合が起きた際に役に立つのがリカバリーメディアです。メーカーによって再セットアップディスク・リカバリー作成ツールなどと呼ばれますが、多くのメーカーでは回復ドライブと呼ばれています。昔はメーカー製のパソコンを購入すると付属していましたが、近年では自分で作成しなければなりません。
Windows10の初期設定(セットアップ)ができたら、すぐにでも回復ドライブを作成しましょう。
リカバリーメディアとは?
パソコンのリカバリー領域を他のメディアに記録したものをリカバリーメディアといいます。Windows10の動作がおかしくなったり起動しなくなったりした場合に、このリカバリーメディアを使用すると、Windows10をリカバリーメディアを作成した時点の状態に戻せます。
リカバリーメディアはUSBメモリやCD・DVDで作成できますが、今回は扱いやすいUSBメモリでの作成手順をご紹介します。最低でも16GB以上の容量のUSBメモリを用意してください。32GB以上のUSBメモリであれば確実に使用できます。
リカバリーメディアの作成手順
まずはWindows10の「設定」を開いて、検索バーに「回復」と入力し、「回復ドライブの作成」を選択してください。そのあとユーザーアカウント制御画面が表示されます。「はい」をクリックしてください。
回復ドライブの作成画面が表示されるので、「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックが入っていることを確かめてから「次へ」をクリックします。そのあとはバックアップに使うUSBメモリを選択してください。
USBメモリにメモリの中のデータが完全に削除されると警告されるので、問題がなければ「作成」をクリックしてください。もし残しておきたいデータがあるなら、他のメディアにコピーしてください。最後に「完了」をクリックすれば、回復ドライブの作成は終わります。
ここで紹介したのは一般的なリカバリーメディアの作成方法です。NECや東芝のパソコンの場合は手順が異なるので、マニュアルや公式サイトを確認してください。
Windows10の初期設定後にしてほしいおすすめの設定
Windows10の初期設定(セットアップ)をした後に、Windows10を自分が使いやすいように設定しておけば、より快適にパソコンを使えます。ここでは6つのおすすめの設定を紹介します。また同じWindows10でもWindows Updateによって手順が異なります。ここではWindows10 October 2018 Updateを適用した状態でのやり方をご紹介します。
デスクトップにアイコンを設置する
コントロールパネルは「Windows」キー+「Pause」キーですぐに表示できますが、デスクトップにアイコンを設置しておけば一目でわかるのでおすすめです。デスクトップで右クリックして「個人設定」を選択し、「テーマ」を開いてください。
右側の関連設定にある「デスクトップアイコンの設定」をクリックします。コントロールパネルやネットワークなどにチェックを入れると、デスクトップにアイコンが設置されます。
ショートカットを作成
よく使うアプリをデスクトップに設置しておけば、すぐにそのアプリを開けるのでおすすめです。アプリやファイルのショートカットを作成してデスクトップに表示させたい場合は、「エクスプローラー」もしくは「スタートメニュー」の「すべてのアプリ」から「ドラッグアンドドロップ」すればOKです。
もう一つやり方があります。「エクスプローラー」から対象のアプリを右クリックして、「送る」から「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択すると、デスクトップにアプリを表示できます。
タスクバーの設定
デスクトップにあまりアイコンを設置したくない方は、タスクバーにアイコンを表示させるのがおすすめです。
「設定」から「個人用設定」を開き、「タスクバー」を選択してください。通知領域項目にある「タスクバーに表示するアイコンを設定する」をクリックすると、表示できるアイコンの一覧が表示されるので、必要なアイコンを「オン」にしましょう。
また、そのほかのアプリをタスクバーに常時表示させたい場合は、対象のアプリを起動してアイコンを右クリックし、「タスクバーにピン留めする」をクリックしてください。タスクバーにピン留めすると、アプリを閉じてもタスクバーにアイコンが表示されています。
高速スタートアップを無効にする
高速スタートアップが有効になっていると、シャットダウンした時にメモリや一時データの状態をHDDやSSDに保存しておき、次にパソコンを起動する際に速くパソコンが立ち上がります。しかしシャットダウンした後にUSBメモリなどを取り外すと一部データが破損するなど、トラブルの原因にもなります。
不具合を減らしたい方は、高速スタートアップを無効にするのがおすすめです。「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」から「電源オプション」を選択します。
「電源ボタンの動作を選択」をクリックして、「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックすると、「シャットダウン設定」を変更できます。「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外して「変更の保存」をクリックしてください。
プライバシーの設定をする
デフォルトではユーザーの情報がMicrosoftへ自動的に送信されます。個人情報を守るために、なるべくMicrosoftに情報を送信されないように設定しましょう。「設定」から「プライバシー」を選択すると、プライバシーに関するすべての設定を行えます。Windowsのアクセス許可やアプリのアクセス許可がありますが、すべての項目をオフにして構いません。
クラウド候補機能を有効にする
Microsoft IMEはクラウド候補機能をオンにすると、予測変換候補をより精密にできます。最近はやっている言葉も候補に表示されるのでおすすめです。なぜかデフォルトだとこの機能はオフになっているので、設定しましょう。「設定」から「キーボード」と検索し、「言語のキーボードとオプションを編集」を選択してください。
下の「日本語」をクリックして「オプション」を開き、「Microsoft IME」をクリックして「オプション」を開いてください。「クラウド候補」をオンにすると、Microsoft IMEを賢くできます。
復元ポイントの作成を有効にする
Windows10の不具合やウイルスによってパソコンがおかしくなった場合は、復元ポイントを作成しておけばWindows10を復元できるのでおすすめです。リカバリーメディアを作成していても、保険として復元ポイントの作成を有効にしておきましょう。
「設定」から「復元」と検索し、「復元ポイントの作成」を選択します。Cドライブの保護が有効であれば問題ありません。無効の場合は「構成」をクリックし、「システムの保護を有効にする」を選択して、ディスク領域の使用量を設定します。3%から5%にしましょう。最後に「OK」をクリックすれば完了です。
ストレージセンサーを設定する
Windows10を長く使用していると、ログファイルや一時ファイルなどが溜まってHDDやSSDの容量を圧迫します。ストレージセンサーを有効にすると、定期的に一時ファイルやゴミ箱に入っているファイルを削除してくれるのでおすすめです。「設定」から「システム」を開き、「ストレージ」項目を開くと、ストレージセンサーの設定ができます。
「空き容量を自動的に増やす方法を変更する」をクリックすると、ストレージセンサーを実行する頻度や削除する一時ファイルの条件を変更できます。
Windows10のパソコンを購入したら初期設定しよう!
Windows10の初期設定(セットアップ)はこれまでのWindowsと比べると少し面倒です。しかしMicrosoftアカウントを1度作成すればOfficeをすぐにダウンロードできます。またWindows10の初期設定(セットアップ)が完了したらすぐにリカバリーメディアを作成するのがおすすめです。
他にもWindows10の細かい設定を最初にしておけば、Windows10の使い勝手が良くなるのでおすすめです。特にコントロールパネルをデスクトップに表示させたり、クラウド候補機能を有効にするととても便利です。