【Windows】リモートデスクトップで再起動/シャットダウンする方法を解説!

リモートデスクトップ接続先のPCに異常が発生した場合、スタートボタンやコマンドプロンプトを使って接続元PCから再起動・シャットダウン操作を行えます。リモートデスクトップ接続先のPCを再起動・シャットダウンする方法を各Windows OSごとにまとめました。

目次

  1. 1Windowsのリモートデスクトップ接続とは?再起動はできる?
  2. リモートデスクトップとは
  3. リモートデスクトップ接続機能の使い方
  4. 接続中に再起動・シャットダウンをしたい!
  5. 2リモートデスクトップでのクライアントPCの再起動・シャットダウン方法
  6. クライアントPCを再起動・シャットダウンする方法
  7. 切断後もリモートデスクトップ先は動く
  8. 3リモートデスクトップでの接続先PCの再起動・シャットダウン方法
  9. 電源ボタンから操作する
  10. コンテキストメニューから操作する
  11. キー操作で行う
  12. コマンド操作で行う
  13. 4リモートデスクトップを再起動・シャットダウンする時のOS別の違い
  14. Windows10の場合について
  15. Windows 8.1の場合について
  16. Windows 7とWindows Vistaの場合について
  17. Windows XPの場合について
  18. Windows Server 2003・2008・2008 R2の場合について
  19. 5リモートデスクトップでの再起動・シャットダウンの注意点
  20. 起動できなくなる可能性がある
  21. 接続元(クライアント)PCと接続先(ホスト)PCを間違える可能性がある
  22. 6リモートデスクトップでの再起動やシャットダウンは起動方法も考えよう!

Windowsのリモートデスクトップ接続とは?再起動はできる?

Windows PCやMacなどのコンピュータに「リモートデスクトップ(または画面共有)」と呼ばれる機能が搭載されていることを御存知でしょうか?

ここでは、リモートデスクトップの概要について解説していきます。

リモートデスクトップとは

リモートデスクトップとは、インターネット接続を利用して遠隔地にあるPCを手元のPCで操作できる機能のことです。

通常、Windows PCやMacなどのコンピュータを操作する際には、端末の電源を入れた後で、デバイスに接続されているディスプレイを見ながら手元のマウスやキーボードをコントロールします。

しかしリモートデスクトップ機能を利用すると、接続先(ホスト)PCのデスクトップ画面の情報が接続元(クライアント)PCのディスプレイに表示されます。遠隔操作が可能になるため、現地に居る必要がありません。

Windows PCにはリモートデスクトップ機能が標準搭載されており、PC名やユーザーアカウントなどを設定するだけで簡単にリモートデスクトップ接続を行えます。

また、他にも以下のようなリモートデスクトップサービスが有名です。
 

リモートデスクトップサービス名 概要
ARD(Apple Remote Desktop) macOS用のリモートデスクトップソフト。ネットワーク上のMacの監視・ファイル共有などの操作が可能。
Chromeリモートデスクトップ Googleが開発したリモートデスクトップソフト。拡張機能を追加したGoogle Chromeを使ってアプリ制御やファイル共有などの操作が可能。
RealVNC オープンソースのリモートデスクトップソフト・Virtual Network Computingの後継。複数の端末にアクセス可能。
Brynhildr(ブリュンヒルデ) エンジニアのIchiGeki氏が開発した日本製リモートデスクトップソフト。フリーソフトながら、クリップボード共有やマルチモニター等いろいろな機能に対応。
Symantec pcAnywhere シマンテック社が開発したリモートデスクトップソフト。2015年4月に販売終了。

リモートデスクトップ接続機能の使い方

Windows 10のリモートデスクトップ機能を使って別のPCを遠隔操作するためには、接続先(ホスト)PC、接続元(クライアント)PC、両方の端末で以下の設定を行う必要があります
 

接続先(ホスト)PC
  1. 「スタート」→「設定」→「システム」→「リモート デスクトップ」と順番に選択し、「リモート デスクトップを有効にする」をオンにする
  2. 「このPCに接続する方法」に表示される「PC名」をメモする
接続元(クライアント)PC
  1. 「スタート」→「Windowsアクセサリ」→「リモート デスクトップ接続」を選択する
  2. 「コンピューター」に接続先PCの「PC名」を入力し、「接続」をクリックする

なお、Windows 10のエディションが「Windows 10 Home」の場合、そのデバイスはリモートデスクトップ接続の接続先(ホスト)PCとして設定できません。(接続元(クライアント)PCとしては利用可能。)

Windows 10 PCでリモートデスクトップ接続機能をフル活用したい場合は、「Windows 10 エディションのアップグレード方法」のリンクをクリックしてWindows 10 Proにアップグレードしてください。

Windows10がリモートデスクトップ接続できない原因と対処法!認証エラーを確認!
Windows10のリモートデスクトップが接続できないときの対処法について解説します。Win...

接続中に再起動・シャットダウンをしたい!

リモートデスクトップ機能を使用している最中、接続先(ホスト)PCの動作が不安定になって、再起動・シャットダウンを実行したくなることがあります。

はたして、遠隔地のPCをリモートデスクトップ機能で再起動・シャットダウンすることは可能なのでしょうか?

再起動メニューは用意されていない

結論から申し上げますと、リモートデスクトップ機能で接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンさせることは可能です。

しかし、ローカルPCを操作している時と同様の方法では再起動・シャットダウンできない可能性があることに注意が必要です。

例えば接続先(ホスト)PCのOSがWindows 7以前の場合、接続先(ホスト)PCのスタートメニューを展開すると、驚くべきことに「再起動」や「シャットダウン」の項目が見当たりません。

これは、リモートデスクトップ接続中に誤って接続先(ホスト)PCの電源を切ってしまうことを防ぐための仕様です。故障ではないのでご安心ください。

ファイル名を指定してWindowsセキュリティを呼び出す

接続先(ホスト)PCのOSがWindows XP・Vista・7の場合、以下の方法で接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンすることが可能です。
 

  1. 接続先(ホスト)PCのスタートメニューを開いて「Windows セキュリティ」という項目をクリックする
  2. セキュリティダイアログが表示される
  3. メニュー一覧の中から「再起動」または「シャットダウン」を選択する

リモートデスクトップでのクライアントPCの再起動・シャットダウン方法

リモートデスクトップ接続機能を長時間使っているとデバイスに負担をかけるため、接続元(クライアント)PCの動作が不安定になってしまうことが珍しくありません。

ここでは、リモートデスクトップ接続中に接続元(クライアント)PCを再起動・シャットダウンする方法、その注意点について解説していきます。

クライアントPCを再起動・シャットダウンする方法

リモートデスクトップの接続元(クライアント)PCの再起動・シャットダウン方法は、普段PCの電源を落とす時と同じです。

まずは、使用中のアプリを全て閉じてください。保存していないデータがある場合は、HDD等に保存してからアプリを終了しましょう。その際、リモートデスクトップ接続を遮断するのも忘れないようにしてください。

後は、スタートメニューから「再起動」または「シャットダウン」を選択すればOKです。

関連するまとめ

関連するキーワード

この記事のライター
シンタロー
おすすめアプリやWebサービスの使い方など、IT関連の気になるテーマを分かりやすく解説いたします。

人気の記事

新着まとめ