ラクマでは、トラブルが起こったり、トラブルに巻き込まれることがあります。ラクマで遭遇しやすいトラブルには、どんなトラブルなのか、出品・購入時それぞれのトラブルの内容を解説します。またそれぞれの内容に応じた、対策法もお伝えします。
メルカリに次ぐ知名度とユーザー数を持つ、フリマアプリのラクマ。しかし、ラクマはメルカリよりもトラブルが多いという声もあります。この記事では、ラクマでトラブルが多い理由と、よくありがちなトラブル、そのトラブル対策について解説します。
ラクマでトラブルが多い理由は、ラクマは楽天公式が販売する場ではないため、運営が介入しない方針のためです。メルカリはフリマアプリが事業の主体であるため、かなりしっかりとした対策が取られています。しかし、ラクマを運営している楽天は、プロのショップが出店している楽天市場が別にあります。
楽天の公式な販売の場は楽天市場で、ラクマは一般ユーザーに自由に取引できる場を提供している、という立場です。
楽天としては、一般ユーザーに対して休みの日に公園などで開かれる、フリーマーケットスペースと同じ場所を提供している立場でしかありません。フリーマーケットでは責任の所在はかなり曖昧で、トラブルが起きても原則的に当事者で解決しなくてはいけません。
ラクマも、トラブルが起きても当事者で解決してくださいといったスタンスを取っています。基本的に、運営は不介入だと思って利用しましょう。
街中で開催されているフリーマーケットでは、出品者にも購入者にもしっかりとしたマナーが求められます。出品者は格安で販売するための場所の提供、集客をしてもらえる代わりに、お客を騙せば出入り禁止になってしまいます。
購入者側にも、格安で掘り出し物を見つけられる機械ではあっても、強引な値引き交渉などは控えるマナーが求められます。フリマアプリのラクマでも、よけいなトラブルを起こさないよう、出品者側も購入者側も、お互い様の精神でマナーある利用が求められています。
値下げ交渉を行い出品者に値段を下げてもらったのに、横取りされてしまうトラブルは、ラクマでよく起こります。ラクマでは値下げ交渉などに関係なく、早い者勝ちです。値下げ交渉に成功したら、出品者が値段を買えるのを見逃さないよう、素早く購入手続きを完了するしか対策はありません。
購入した商品とは違う商品が届くトラブルも、ラクマではよく起こりがちです。これには2つ理由が考えられ、出品者がただ単純に発送ミスをした場合と、意図的だった場合です。発送ミスだった場合は、出品者に申し出て返品か交換をお願いしましょう。
もしも返品にも交換にも応じてもらえない場合は、評価のボタンを押さず、ラクマの運営側に相談してみましょう。評価ボタンを押さなければ、支払った代金は運営側から出品者へ支払いされません。商品の写真を送って、出品ページと違うことをアピールした上で、対処をお願いしましょう。
代金を支払ったのに商品を発送してもらえないトラブルも、ラクマではよくあります。この場合は、一定の日数がたっても商品が発送されなければ、ラクマのアプリから取引キャンセル申請ができます。運営側で調べて、出品者の側に不備があると認められれば、支払った金額が返金されます。
不良品が届いた場合は、絶対に受け取り評価を行ってはいけません。評価を行わずに、取引画面から出品者に届いた商品が不良品だった旨を伝え、交換・返品をしてもらうようにお願いします。相手が応じない場合は、運営側に連絡してみましょう。
最初は不介入といわれてしまいますが、何度も連絡を行うことで、返金に応じてもらえます。この場合にも、証拠となる写真や動画を必ず残しておくようにしましょう。
正規商品であると謳っておきながら、偽物が届いた場合は、受け取り評価をせず、出品者に連絡を取ってみましょう。しかし、わかっていて偽物を送ってくる相手なので、届いた時点で連絡が取れなくなることも少なくありません。
その場合には「ラクマあんしん補償」を申請します。ラクマあんしん補償とは、偽ブランド品を売りつけられた購入者を守るために、ラクマが用意している補償制度です。条件が合えば、ラクマから返金してもらえます。
商品が発送されたのに、輸送トラブルで届かないトラブルは、ラクマに限らずネット通販やメルカリでもよく起こります。この場合は、まずは出品者に連絡を取ってみましょう。ただし、出品者が補償付きの発送方法を選んでいれば、補償を受けたうえで返金してもらえます。しかし、補償なしの場合は、出品者にも非がないためトラブルになりがちです。
どうしても出品者との話し合いがうまく進まない場合は、運営側に連絡をして、対処をお願いしてみましょう。また、高額商品を購入する際は、補償付きの発送方法を選んでいる出品者を選ぶことをおすすめします。
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