ポケモンGOをプレイしていると、GPSの位置計測がずれるとか、地図上の位置がおかしいとか、最悪の場合は「GPSの信号を探してます」と表示されたまま動かない不具合が発生することがあります。これらポケモンGOで位置が動かないようになる不具合の対処法をお教えします。
ポケモンGOは位置情報ゲームなので、トレーナーが今どこにいるのかというのは非常に重要な情報です。そのためGPSやWi-Fiを使ってトレーナーの現在位置を測定していますが、困ったことに地図上のトレーナーの位置がずれる、トレーナーの位置表示がおかしい、自分は動いているのにトレーナーは動かない、といった不具合が頻繁に発生します。
そこで、冒頭の本章ではこうした地図上でトレーナーの位置とGPSの位置情報がずれる理由と、それによるポケモンGOをプレイする上でのデメリットを説明します。
ポケモンGOでは、主にGPS計測によって現在位置を測定します。二次元では、ふたつの円を交わらせるとふたつの交点が生じますが、同様に三次元では三つの球を交わらせるとふたつの交点ができます。この原理を使って、位置がわかる三つのGPS衛星からの距離を測ることで、ポケモンGOではトレーナーの現在位置を見つけ出しています。
このときのGPSの位置は、GPSから送られてきた信号に記されていますが、GPSからの距離は信号に記された発信時刻と信号の受信時刻との差を電波の速度、つまり光速で割って計算します。つまり、GPSで正確な位置を測定するには、
GPS計測による位置情報は、通常でも地図上の位置が数mずれる可能性があります。ポケモンGOでは、GPSの位置情報がずれることで以下のような不具合やエラーが生じます。
ポケモンGOをプレイしていると、トレーナーが移動しているのに画面上部に「GPSの信号をさがしています」のエラー表示が出たままで、地図上のキャラが動かないことがよくあります。多くの場合は、しばらくするとキャラが突如走り出して、地図上の正しい位置に移動します。
しかし、いつまで経っても「GPSの信号をさがしています」のエラー表示が消えず、キャラの位置がおかしいままだとしたら、以下の対処法を試してください。
「GPSの信号をさがしています」のエラー表示が、いつまでもポケモンGOの画面上から消えない場合、GPSによる位置情報サービス自体がオフになっている可能性があります。その場合の対処法を、iPhoneとAndroidに分けて説明します。
まずiPhoneでの対処法です。最初にホーム画面から「設定」を立ち上げ、「プライバシー」を選択、さらに「位置情報サービス」を確認します。
位置情報サービスがオフ(白色)になっていたらオン(緑色)にしてください。位置情報サービスをオンにした、もしくはオンになっていたら位置情報サービスを利用するアプリの中から「Pokémon GO」をタップし、「このAppの使用中のみ許可」もしくは「常に許可」を選びます。
つづいてAndroidの対処法です。最初にホーム画面から「設定」を立ち上げ、「セキュリティと現在情報」を選択、さらに「位置情報」を確認します。なおAndroidの機種やバージョンによっては「設定」画面から直接「位置情報・GPS」を選べる場合もあります。
位置情報の画面では「位置情報」をON(緑色)にし、モードをタップ、「高精度」を選択します。
冒頭で記したようにGPS計測による位置情報は、通常でもずれるものですが、太陽活動が激しくなったり、周囲の建物や山でGPSの電波が反射したり、電波を掴めるGPS衛星の数が少なかったりすると、ますます誤差が大きくなり、地図上の位置がおかしいことになります。
しかしGPSだけでなく、Wi-Fiやモバイル通信の信号も併用することで、位置情報の精度を高めることが可能です。ポケモンGOでは屋外でWi-Fiを利用する予定がない場合、Wi-Fiを切っておくほうがバッテリーの消耗を抑えられますが、GPSのエラーに対処するのであれば、Wi-Fiをオンにするようにしてください。
1 / 3
続きを読む