OneNoteとEvernoteのどちらを使ったらいいのか迷っている人もいるでしょう。OneNoteもEvernoteもそれぞれ有料版と無料版がありますが、比較してみるとそれぞれどのようなメリットデメリットがあるのか、この記事では見ていきましょう。
クラウド型のノートアプリで最も有名なものとはEvernoteでしょう。しかし、Evernoteの無料版で利用できる範囲がとても狭くなってしまったことから、OneNoteへ乗り換えを検討する人が増えています。また、これからクラウド型ノートアプリを利用しようと考えている人の中には、OneNoteとEvernoteのどちらにしたらいいのか迷っている人もいます。
そこで、この記事ではOneNoteとEvernoteを比較してみました。どちらにも無料版と有料版があり、それぞれにメリットデメリットがありますが、比較してみるとどのような違いがあるのか見ていきましょう。
OneNoteとはMicrosoftが提供しているノートアプリです。WordやExcelと同じようにMicrosoft Officeの中に同梱されているソフトの一つですが、Windows10ではMicrosoft OfficeをインストールしていなくてもOneNoteがインストールされていることがあります。
OneNoteはノートブック(ファイル)とセクションとページに分かれています。1枚のページはExcelと同じように無限に広げることができるので、アイデアや図表を延々と広げていくことが可能です。一つのノートブックの中にセクションを作り、そのセクションの中に実際に書き込むページを何ページでも作ることができます。
OneNoteでは複数の関連する内容のデータを一つのノートブックにまとめることで、データをわかりやすく整理することができます。
Evernoteとはどのようなアプリかというと、やはりOneNoteと同じようにメモを作っていくことができるアプリです。文字だけではなく、図表や動画、位置情報の記録もできます。一つのアカウントの中に、いくつもフォルダを作ることができて、同じアカウントで仕事からプライベートまでEvernote一つで管理することができます。
ノートアプリというよりも、OneNoteと比較するとEvernoteは情報の貯蔵庫といった方がいいかもしれません。さまざまなファイルやデータをEvernote一つで管理することが可能です。
OneNoteとEvernoteを比較して、どちらにしたらいいのか悩んでいる人というのは、どちらがより容量を使えるのか、ということで悩んでいます。まずはOneNoteとEvernoteの容量を、無料プランと有料プランで比較してみましょう。
OneNote | Evernote | |
無料プラン | OneDrive全体で5GBまで | 月間アップロード容量60MBまで |
有料プラン | OneDrive全体で 100GB 月額170円 1TB 月額1,274円 |
プレミアムプランの月間アップロード容量10GBまで月額600円 法人向けプランの月間アップロード容量20GB+1ユーザーごとに2GB月額1,100円 |
OneNoteとEvernoteではそもそも容量の概念が全く違います。OneNoteはMicrosoftのクラウドサービスのOneDriveの中の一つのアプリなので、OneDrive全体のストレージ容量で計算します。一方で、Evernoteにはストレージ容量という概念がありません。
Evernoteでは月間にアップロードできる容量が決まっています。特にストレージ容量の上限というのはありません。その違いがあるという点は頭に入れておきましょう。
無料プランの容量を比較してみると、OneNoteの無料プランはOneDrive全体で5GBになっています。こちらはWordやExcel、PowerPoint等のクラウド版を利用していたり、写真をアップロードしていればすぐに一杯になってしまう容量です。
一方で、Evernoteで月間にアップロードできる容量は無料版では60MBまでとなっています。テキストのメモなら十分に利用できる容量ですが、画像や動画をアップロードしたらあっという間に足りなくなる容量です。
有料プランはOneNoteがOneDrive全体で100GBと1TBのプランが、Evernoteが10GBまでと20GB+ユーザー1人につき2GB のプランがあります。個人で利用するのなら、どちらも容量が小さい方のプランで十分に利用できるだけの容量を利用できます。
OneNoteとEvernoteのメリットとデメリットを比較してみてみましょう。
まずはOneNoteのメリットとデメリットです。
まずは端末の台数に制限がない点はEvernoteと比較した時のOneNoteのメリットです。無料プランでも何台でも同じアカウントで利用できるので、チームでの利用や、個人でスマホとタブレット、会社のPC、家のPCとそれぞれの場面での使い分けができます。
また、手書き入力ができるデバイスからであれば、OneNoteは手書きができる点もメリットと言えます。ちょっとしたメモを手書きで入れられるのは、スマホやタブレットからならとても便利なことです。
あまりOneNoteのデメリットはないのですが、唯一デメリットと言える点は、Windowsの端末以外では使いにくいところがある、という点がデメリットとして挙げられます。モバイル端末だとどうしてもiPhoneやiPad、Androidの方が使っている人が多いのですが、Windowsでないと制限されることが多くなり、使いにくいという声があります。
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