2019年05月13日更新
Microsoft Accessとは?データベース作成ソフトを使ってできることは?
「Microsoft Access」とはどういったソフトなのか、また「Microsoft Access」の具体的な使い方や利用方法、活用方法を紹介していきます。便利な「Microsoft Access」を活用すれば簡単にデータベースを作成することができます。
目次
Microsoftの「Access」とは?
本記事冒頭の本章ではMicrosoftのAccessについて詳しく解説していきます。Microsoft Accessは、プライベートでMicrosoftを利用している人にとっては、あまり馴染みのないソフトウェアではないでしょうか。Microsoft Accessをうまく活用することで、データベースの管理が圧倒的に簡単になります。
MicrosoftのAccessはデータベース管理アプリシステム
Microsoft の「Access」とは、Microsoft社がWindowsユーザー向けに販売している「データベース作成ソフト」です。「Office Proffecional」に標準搭載されているソフトウェアアプリケーションで、Microsoft Accessのソフトウェア単体でもMicrosoftホームページで販売されています。
データベースといえばExcelが代表的なソフトウェアですが、Microsoft AccessとExcelの大きな違いは、アプリケーションソフト内でデータベースを開発・カスタマイズできるという点です。
Microsoft Accessにインストールされているテンプレートも利用できます。簡単なデータベースの作成から、高度なデータベースにも適しているアプリケーションソフトであると言えます。
データベースとは?
そもそも、データベースとはいったい何なのでしょうか?普段プライベートでWindowsを利用する上で、データベースを利用する頻度がそこまで多くないので、ピンと来る人が少なくありません。ここでは「データベース」について紹介していきます。
「データベース」でできることは、「大量のデータ」を蓄積・保存・活用です。例えば、Amazonで大量の商品を販売する時に、商品名や商品コード、売値、仕入れ先など様々な情報を入力し、必要な情報だけの抽出や、商品管理にも利用できます。
応用方法次第では、様々な場面で利用される「データベース」ですが、この「データベース」を作成する上で、おすすめしたいソフトが「Microsoft Access」となります。
「Excel」と「Access」の違いとは?できることの違いについて
前の章では「Microsoft Access」の特徴を述べましたが、具体的な「Excel」ソフトウェア・アプリケーションとの違いがうまく分からなかった人が多いでしょう。本章では、「Excel」との違いや、「Microsoft Access」を利用するメリットについて詳しく解説していきます。
まず結論から先に述べると、「Excel」と「Access」はまったく異なるソフトウェア・アプリケーションです。Excelでできることと「Access」でできることは、一部重複していますが、あくまでもAccessは「データベース管理ソフト」で、Excelは「表計算ソフト」となります。
Accessでできることとメリットとは
Microsoft Accessでできることを詳しく解説していきます。本章で紹介するMicrosoft Accessでできることを把握しておけば、Excelとの違いが明確化します。また、大量の顧客管理や物品管理をする人にとっても、Microsoft Accessは重要なツールです。Microsoft Accessについて詳しい認識を持っておきましょう。
|
|
|
大量のデータを保存・蓄積できる
Microsoft Accessの大きな特徴は大量のデータを保存・蓄積できる点です。Microsoft Excelでは、1つのワークシートに最大で「104万8,576行」までデータを入力・保存・蓄積ができますが、Microsoft Accessの場合は最大で2GB保存データ量の上限はありますが、保存できる行の上限はありません。
保存したデータを様々な形で利用できる
Microsoft Accessのもう一つの大きな特徴は、入力・保存・蓄積したデータを様々な方法で抽出し取り出すことができます。Excelにはない機能で、膨大なデータベースから必要なデータをすぐに取り出せるのが、Microsoft Accessを利用する大きなメリットの1つとなります。
また、データを取り出すときにも、数値などの情報を集計、複数のテーブルと合算・結合してデータを抽出することや、抽出したデータを様々な形式でプリントできるので、ビジネスでも活用することが可能です。帳票・ラベル・リスト形式など印刷のレイアウトの変更も自由自在です。
データベースを開発することでさらに便利に活用できる
最後に紹介するMicrosoft Accessの大きな特徴は、データベースシステムを開発できるという点です。そこまで大きくないデータベースであれば、Microsoft Accessに搭載されている基本的な機能を活用することで簡単に開発可能です。また、高度なデータベースシステムの開発も可能な「Access VBA」という機能も搭載されています。
本格的な「在庫管理データベースシステム」や「顧客管理データベースシステム」には、知識と技術が必要です。しかし、専門的なデータベースシステムを開発したいという人にとっても、Microsoft Accessはおすすめできるアプリケーション・ソフトウェアであると言えます。
「Access」を利用できるMicrosoftエディションとは
続いて本章ではMicrosoft Accessが利用できるMicrosoftのエディションを紹介していきます。Microsoftのエディションによっては、Microsoft Accessが標準搭載されていないものもあるので、これからOfficeを購入する人は参考にしてみてください。
Microsoftエディション | 価格 |
---|---|
Office 365 Solo | 12,744円(税別価格)/年 1,274円(税別価格)/月 |
Office 365 Business | 900円(税別価格)/月(年間契約) 1,080円(税別価格)/月(月契約) |
Office 365 Business Premium | 1,360円(税別価格)/月(年間契約) 1,630円(税別価格)/月(月契約) |
Microsoft Access 2019 | 14,800(税別価格) ライセンスコード・またはパッケージ版 |
Access利用上の注意点
Microsoft Accessのデータベースファイルをネットワーク共有する場合は、動作が不安定になることがあります。社内やチームでMicrosoft Accessを共有する場合は「Microsoft SQL サーバー」を利用することをおすすめします。
また、異なるMicrosoft Accessのバージョンを利用しているユーザー同士で、データベースの編集・管理をする場合も、動作が不安定になることがあるので注意してください。
Access単体購入はこちらから
AmazonでMicrosoft Access単体の購入は下記のリンク先にアクセスしてください。
Microsoft公式ページからでMicrosoft Access単体の購入は下記のリンク先にアクセスしてください。
MicrosoftのAccessを活用してみてよう!
本記事ではデータベース管理に便利な、Microsoft Accessの特徴や価格について紹介しました。ビジネス上でもプライベートでも活用方法は様々です。本記事を参考にMicrosoft Accessを使って、便利なデータベースを開発してみてください。