次々にリリースされる漫画アプリですが、その安全性を危惧する声も聞かれます。そうした漫画アプリの中に「マンガPark」があります。「マンガPark」は安全な漫画アプリでしょうか。今回は、「マンガPark」が本当に安全な無料の漫画アプリなのか解説します。
現在、無料で漫画を購読できる「漫画アプリ」が数多く登場しています。「漫画アプリ」の売りは、漫画を読むために本屋さんに足を運ばなくても、電子コミックとしてスマホで読むことが可能なことと、たくさんの漫画作品を無料で購読できることです。そんな頼もしい「漫画アプリ」ですが、2017年8月2日に、一風変わった「漫画アプリ」が登場しました。
それが「マンガPark」です。「マンガPark」は出版会社「白泉社」が開発し、リリースしたウェブコミック配信サイトです。「マンガPark」は「白泉社」が運営元であるため、「白泉社」が発行している「花とゆめ」「LaLa」「別冊花とゆめ」「MELODY」「ヤングアニマル」「楽園」と言った人気漫画150品目を配信しています。
また「マンガPark」が他の「漫画アプリ」と比べて特殊だ、と言われる理由は、「漫画アプリ」と言いながら声優ラジオやアイドル動画も配信していることにあります。
「マンガPark」が多くの人気マンガ作品を無料で読めるシステムを持っていること、また声優ラジオやアイドル動画と言った著作権が問題になりそうなサービスも提供しているため、「マンガPark」の安全性や信頼性に首をかしげ、その評判に疑いを持つ人もいます。「マンガPark」は本当に安全で信頼の置ける「漫画アプリ」なのでしょうか。
「マンガPark」の評判や安全性を考える前に、まず「マンガPark」がおすすめ「漫画アプリ」である理由から説明します。おすすめ最大の理由は、無料で読める漫画作品の数が多いことです。冒頭でも言及しましたが、「白泉社」が発行する多くのコミック雑誌から150品目の作品を「マンガPark」は掲載しています。
女性用のコミック雑誌だけでなく、男性用コミック雑誌も扱っている「白泉社」なので、女性向けの漫画作品だけでなく、男性性向け漫画作品も数多く配信しています。「ベルセルク」「3月のライオン」「ふたりエッチ」「藍より青し」と言ったアニメ化された作品も配信されています。
女性向け漫画作品に中には「夏目友人帳」「会長はメイド様!」「パタリロ」「赤髪の白雪姫」「金色のコルダ」と言った作品を読むことができます。様々なジャンルの漫画を配信していますが、「白泉社」が女性向け漫画雑誌を多く発行している背景のため、「恋愛もの」や「感動もの」が多いのも特徴の1つです。
人気作品を含め、数多くの漫画作品を無料で読めるおすすめの漫画アプリ「マンガPark」ですが、その評判の陰に隠れている安全性に関しては問題ないのでしょうか。著作権の問題はクリアしているのでしょうか。不法な漫画配信アプリの可能性はないのでしょうか。結論を言うと、「マンガPark」は安全で評判に裏打ちされた「漫画アプリ」です。
これから「マンガPark」が安全で評判に裏打ちされた「漫画アプリ」だと言える2つの理由を紹介します。まず考えたい1つ目の理由は、「マンガPark」は広告と課金で成り立っていることです。「マンガPark」にはたくさんの広告が掲載されています。それらの広告の掲載を許可することによって、広告主から「掲載料」を請求します。
また「マンガPark」は「リワード広告」を採用しています。「リワード広告」とは、「マンガPark」アプリ内で紹介されているサイトに会員登録したり、ダウンロードしたりして、利用者が報酬を得るシステムのことです。「リワード広告」は利用者、広告主双方に益をもたらし、そのため「マンガPark」運営元はより多くの収益を上げることができます。
こうした広告料があるので、無料での漫画購読サービスを提供できます。
広告収入以外にも、「マンガPark」は課金システムによっても収益を得ています。「マンガPark」は掲載されている漫画作品を無料で8エピソードまで購読できます。それ以上読みたい場合は、「コイン」を購入しなければなりません。この課金システムは「F2P」と呼ばれています。
「Free to Play」の略称です。この「F2P」課金システムも「マンガPark」の収入源となっています。
「マンガPark」が安全で評判に裏打ちされた「漫画アプリ」だと言える2つ目の理由は、出版会社「白泉社」が運営していることです。「白泉社」は、1973年に「集英社」から独立して設立された出版会社です。「集英社」は現在売上高1164億円を計上している出版業界第2位の会社です。
「日本一売れている少女マンガ」のトップ2にランクインしている「ガラスの仮面」は白泉社から出版された作品です。では著作権についてはどうでしょうか。「マンガPark」は、運営元である「白泉社」が出版元になっている漫画作品のみを掲載しています。ですから著作権の問題は発生しません。
他の「漫画アプリ」の中には、運営元の出版会社ではない漫画作品を掲載することがありますが、その場合、著作権料を払い配信しなければなりません。しかし「マンガPark」はその必要がないので、費用を抑えることができ、なおかつ自社の人気漫画作品を配信することもできます。
漫画アプリ「マンガPark」は利用者が無料で掲載されている漫画作品を購読するために「コイン」システムを採用しています。基本的には所有する「コイン」を消費することにより、お気に入りの漫画作品のエピソードを無料で購読します。20コインを使うと1エピソードを無料で読めます。「マンガPark」が提供する「コイン」は3種類あります。
「フリーコイン」「ボーナスコイン」「有料コイン」の3種類です。これからそれぞれの「コイン」の特徴や使い方、また貯め方などを説明します。
「マンガPark」の掲載漫画を購読するために必要な最初の「コイン」は、「フリーコイン」です。基本的にこの「フリーコイン」を使い無料で漫画を購読します。「フリーコイン」は毎日2回自動的に配布されます。朝6時と夜9時の2回です。毎回80コインが配布されます。しかし「フリーコイン」を使わずに貯め続けることはできません。
貯めておける「フリーコイン」の上限は80コインです。ですから「フリーコイン」80枚配布されたら次の配布がある前に全てを使い切れば、1日で8エピソードを無料で購読できることになります。
「マンガPark」の掲載漫画を購読するために必要な別の「コイン」は、「ボーナスコイン」です。「ボーナスコイン」は、「マンガPark」内で紹介されるサイトの登録やCM動画の視聴などによって獲得できます。
「マンガPark」の掲載漫画を購読するために必要な別の「コイン」は、「有料コイン」です。「有料コイン」は、「マンガPark」アプリ内の「マイページ」にある「購入する」から買うことができます。1コイン1円の値段なので、漫画の1エピソード(20ポイント必要)を読むのに20円の料金がかかる計算になります。
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