Linuxのlsコマンドとオプションの使い方!ファイルの一覧表示方法を解説!

Linuxにはlsという、ファイル情報やディレクトリ情報、ファイルのサイズを一覧表示できる、コマンドが用意されています。Linux lsはさらに豊富なオプションがあり、オプションを追加して検索することで、有効にLinuxを活用できます。

目次

  1. 1Linux lsコマンドで何ができる?
  2. lsコマンドとは?
  3. lsコマンドを使うケース
  4. 2Linux lsコマンドでのオプション無しの使用例
  5. ディレクトリを指定
  6. ファイルの指定
  7. 3Linux lsコマンドで使えるオプションの種類
  8. 4Linux lsコマンドで使えるオプションの使用例
  9. 【-a】オプション:すべてを表示する
  10. 【-l】オプション:ファイルを詳細表示する
  11. 【-1】オプション:縦にリストを並べる
  12. 【-r】オプション:反対順に表示する
  13. 【-t】オプション:並べ方を更新時間の順にする
  14. 【-S】オプション:ファイルサイズの大きい順でソートする
  15. 【-X】オプション:拡張子ごとにファイルを表示する
  16. 【-R】オプション:ディレクトリを再帰的内容に表示する
  17. 【--full-time】オプション:詳細なタイムスタンプの表示する
  18. 【-m】オプション:カンマで区切ってファイル名を表示する
  19. 【-h】オプション:読みやすい単位で表示する
  20. 【-k】オプション:単位をキロバイト表示する
  21. 【-i】オプション:i-node番号をファイル名の左に表示する
  22. 【-F】オプション:結果に情報を追加する
  23. 【--help】オプション:参考ヘルプを表示する
  24. Linux lsやオプションに関係するコマンド
  25. file
  26. strings
  27. sum
  28. wc
  29. 5Linux lsコマンドのオプションを上手に使おう

Linux lsコマンドで何ができる?

Linux lsコマンドはファイル一覧を表示するコマンドです。ls単体ではカレントディレクトリのファイルを表示するだけですが、引数(追加条件)やオプションを追加すると、サイズやサイズ順、拡張子順や、更新順など多彩にファイル表示ができます。

lsコマンドとは?

Linux lsコマンドとは、ディレクトリとファイルの情報を入手して、Linuxコンソール画面に表示する為のコマンドです。オプションもLinux lsコマンドには豊富に用意されています。

オプションで、「lsコマンド」に検索条件を追加すると、多彩な情報を閲覧できます。Linux コマンドの中では、もっとも多用される基本的なコマンドのひとつです。

lsコマンドを使うケース

Linux lsコマンドを使用するのは、ディレクトリのファイルを検索するケースや、サイズや読み書き情報、更新情報、アクセス権限などオプションによって多彩な利用法があります。

Linux lsコマンドでのオプション無しの使用例

この章では、Linux lsコマンドでオプション無しの、使用例をあげます。lsコマンド単独でもターゲット(目的の)ディレクトリに移動したり、「/」でパス(道順)を指定したりして、ディレクトリの内容の確認には十分です。

ディレクトリを指定

あるディレクトリの中に、どんなファイルがあるのか、一覧情報を知りたいときは、目的のディレクトリに移動して、「ls」コマンドで表示させる使い方が、一番基本的な使い方です。

[abcd@localhost~]$ cd /temp/qwer
[abcd@localhost~] /temp/qwer$ ls

「$」につづいて半角スペースをあけて「cd」半角あけて/temp/qwerと入力して「Enter」を押すと「qwer」ディレクトリに移動できます、そこで「ls」と入力してEnterキーを押します。

[abcd@localhost~]$ cd /temp/qwer
[abcd@localhost~] /temp/qwer$ ls
sample_01.txt    sample_03.txt    sample_05.txt
sample_02.txt    sample_04.txt

[abcd@localhost~] /temp/qwer$ 

すると上図のように、ファイルの一覧と、このディレクトリにはありませんが、子ディレクトリの一覧が表示されます。「qwer」ディレクトリの中には、sample_01~05の5つの、テキストファイルがあるのが判りました。

次に、移動しないで引数に目的のディレクトリを指定(道順を入力)して、「ls」コマンドでファイルを一覧表示させる使い方をします。※「引数」とは追加条件のことです。

[abcd@localhost~]$ ls /temp/qwer

上のようにコマンドプロンプト「$」に続いて半角あけて直接「ls」を入力して、$␣ls␣/temp/qwerと「パス」でディレクトリを指定します。

[abcd@localhost~]$ ls /temp/qwer
sample_01.txt    sample_03.txt    sample_05.txt
sample_02.txt    sample_04.txt

[abcd@localhost~] $ 

 

結果は、目的のディレクトリに移動して、「ls」コマンドを実行したのと変わりありません。どちらか好きな手順を選択するとよいでしょう。

ファイルの指定

この章の最後に、カレントディレクトリでファイル名を指定して、lsコマンドで指定したファイルが、存在するのか検索してみます。

[abcd@localhost~]$ cd /temp/qwer
[abcd@localhost~] /temp/qwer$ ls sample_01.txt
sample_01.txt

[abcd@localhost~] /temp/qwer$

まずcdコマンドで目的のディレクトリ「qwer」に移動します。そしてカレントディレクトリになった、「qwer」から$␣ls␣sample_01.txtと入力します。すると上の赤字で示されたように、「sample_01.txt」が確かに確認できました。

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この記事のライター
山口 長二
きょうは霜が降りていました冬本番ですね。皆さんがんばりましょう。

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