LINE WORKSとは、LINEがリリースを始めたビジネス用のグループウェアです。チャットツールとして定番のLINEの使い方に近く、とても使い勝手の良いビジネスツールとなります。LINE WORKSを使うメリットと、その使い方をご紹介します。
LINE WORKSとは、2017年2月からLINEがリリースしているビジネス用LINEです。機能的にはグループウェアと呼ぶべきシステムで、ビジネスや趣味など、特定のグループ内において情報を共有したり連絡を取り合ったりするのに大変便利なソフトです。
LINE WORKSでは、チャットやメール機能、掲示板やビデオ通話機能、予定表やタスク管理、共有のストレージ等があり、一つのプロジェクトに参加する人達が仕事を共有するのに大変便利です。また、LINE WORKSにはアンケート機能もあることから、様々な情報の収集にも役立ちます。
LINE WORKSを使えば、直接顔を合わせたり、同じ場所にいなくとも仕事の内容を共有したり管理したりすることが出来ます。
LINEと言えば、今ではチャットツールの代表の感があります。実際、公私にわたってLINEを活用している人も多いことでしょう。スマホは苦手だけれど、LINEなら使い方を知っているという話も聞きます。
そんな人達にとって、LINE WORKSのチャットツールは使いやすいでしょう。見た目もLINEの様な感じですから、取っ付きにくいこともないです。
年配でグループウェアに抵抗のある人でも、LINEが入り口なら使い方を含めて意外とスムーズに参加してくれるかもしれません。まずはLINEと基本的に同じ使い方から入門すれば、意外とすんなりとグループウェアを使ってくれるでしょう。
LINE WORKSの便利な点の一つは、多くの基本的な機能がスマホだけで使いこなせる点です。そのため、外出先などでアクセスするのも簡単ですし、いちいちパソコンを立ち上げずとも対処できますから、気がついた時や思いついた時に直ぐに仕事ができるのです。
閃いたり、急に思いついたりと、ビジネスチャンスやアイデアに時間や場所の制約はありません。知りたい時に直ぐ確認する、思いついた時に直ぐ連絡する等々、その場その場で仕事が出来れば、効率は良くなるでしょう。日常の業務の中の無駄な時間を大幅に削減することに繋がります。
LINE WORKSは、パソコン、スマホ、タブレットと、いろいろな端末にソフトやアプリが提供されています。それらのソフトは基本は無料でダウンロードできますから、ユーザー登録が終わればすぐに機能を使うことが出来ます。
ただ、LINE WORKSを使うには組織として登録をしなければなりませんが、コースが幾つにも分かれていますので、自身にあったサービスを選択する必要があります。
LINE WORKSには14種類の便利な機能が用意されています。料金によって使用できるサービスが分かれています。
プランは4種類となります。
フリー | ライト | ベーシック | プレミアム | |
トーク | ○ | ○ | ○ | ○ |
LINE | △ | ○ | ○ | ○ |
ビデオ通話 | △ | ○ | ○ | ○ |
アドレス帳 | ○ | ○ | ○ | ○ |
グループ機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
掲示板 | ○ | ○ | ○ | ○ |
カレンダー | ○ | ○ | ○ | ○ |
タスク管理 | ○ | ○ | ||
アンケート | ○ | ○ | ○ | ○ |
メール | ○(30GB/ユーザー) | ○(無制限/ユーザー) | ||
Drive | ○(30GB/ユーザー) | ○(1TB/ユーザー) | ||
管理 | △ | ○ | ○ | ○ |
アーカイブ | ○ | |||
サポート | ○ | ○ | ○ | |
広告 | ○ | |||
共有ストレージ | 基本容量5GB | 基本容量100GB 1ユーザーあたり1GB追加 |
基本容量1TB 1ユーザーあたり1GB追加 |
基本容量10TB 1ユーザーあたり1GB追加 |
各プランの料金は以下の通りとなります。1ユーザーにつき下記の料金が発生します。
フリー | ライト | ベーシック | プレミアム | |
年契約時 | 無料 | 300円/月 | 500円/月 | 1,000円/月 |
月契約時 | 無料 | 360円/月 | 600円/月 | 1,200円/月 |
LINE WORKSには大きく分けて13の機能がありますが、各プランによって対応する機能に違いがあります。各機能ごとの使い方を紹介していきます。
始めに、LINE WORKSを使う上で基本的な操作である、登録(追加)とトーク、掲示板の使い方を説明します。これらは基本中の基本の使い方となります。無料のプランでも使えますから、LINE WORKSの便利さを試してみることも可能です。
LINE WORKSを始めるにあたっては、まず最初に企業・グループによる登録と、管理者の設定が必要となります。こちらを設定し、その上でユーザーを登録することとなります。
LINE WORKSのアカウントを取得する際にプランを選択します。プランは後から変更することも可能ですが、十分に検討した上で決めましょう。
組織・法人の登録が終わりましたら、まずは登録した人が管理者となります。当然1人しかいませんから、次に参加者を登録します。登録は管理者画面を選ぶと「メンバー」の一覧となります。そこで、画面右上の「+」をクリックすれば「メンバーの追加」画面となります。
使い方は、ここで基本情報として「姓」「名」「ID」を入力します。パスワードは、自動化直接入力を選べます。作成されたデータはメールやLINE等で先方に送りましょう。
また、希望者をLINEやメッセージで募集する使い方もあります。招待者にメッセージを送り、返事が来たら承認をするという作業がありますが、選択して承認するだけなので、面倒はないでしょう。
方法は、メニューを選ぶと「新規メンバー招待」がありますから、それをクリックすると様々な方法で先方に招待用リンクとパスワードを送ることが出来ます。
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