LINEビジネスコネクトとは?利用料金や仕組みと法人での事例を紹介!

LINEユーザーと企業の顧客DBをAPIを使って繋げるビジネスツール「LINEビジネスコネクト」とはどんなサービスなのでしょうか。現在は「LINE公式アカウント」に統合されている「LINEビジネスコネクト」の特徴と仕組みや費用、また事例などをご紹介します。

目次

  1. 1法人向けサービスLINEビジネスコネクトとは
  2. LINEビジネスコネクトは企業の要望から生まれた!
  3. LINEビジネスコネクトには種類がある
  4. Official Web Appも連携可能
  5. 2LINEビジネスコネクトを利用してできることや選ぶ理由
  6. 顧客毎に合わせたコミュニケーション
  7. ユーザーに合わせたセグメント配信
  8. ポイントカードや会員証をデジタルに
  9. 購入者へのサポート
  10. 3LINEビジネスコネクト料金の仕組み・費用目安
  11. 4LINEビジネスコネクトを導入している企業の活用例
  12. クロネコヤマト
  13. ZOZOTOWN
  14. ドミノ・ピザ
  15. その他の導入事例
  16. 5LINEビジネスコネクトで丁寧なサービス提供を!
  17. LINEの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!

法人向けサービスLINEビジネスコネクトとは

2011年からサービスを開始した人気SNSアプリ「LINE」は、今やMAU(月間有効利用者数)が7,600万人超にものぼる勢いでユーザー数を伸ばしています。そして、法人向けLINEアカウントのサービスである「LINEビジネスコネクト」がいま注目されています。

「LINEビジネスコネクト」とは、そのLINEと企業のシステムをLINEが提供するMessaging API(Application Programming Interface)という仕組みを使って連携させることで、LINEユーザーの属性や嗜好などにあわせた1to1のパーソナルメッセージや双方向のサポートなどができる機能です。

「LINEビジネスコネクト」は、他2つの法人向けアカウントである「LINEカスタマーコネクト」と「LINEポイントコネクト」2018年に統合され、「LINE公式アカウント」のすべてのアカウントで利用できるように変更されています現在は「LINE Account Connect」として名称も一新されています。

LINE Account Connect

また、LINE公式アカウントより低コストで法人向けアカウントが作成できる「LINE@」についても、2019年春に他の法人向けアカウントである「LINEビジネスコネクト」・「LINEカスタマーコネクト」とサービス統合し、「LINE公式アカウント」として生まれ変わることが発表されています。

LINE@サービス統合

今回は、このLINEビジネスコネクトとは実際どのようなサービスなのか、その仕組みや料金、事例なども含め具体的にご紹介していきます。圧倒的なリーチ力を誇るLINEを利用して、効果的なビジネス運用につなげるため、ぜひこの機会に参考にしてください。

LINEビジネスコネクトは企業の要望から生まれた!

現在MAU(Monthly Active User)が7,600万人を超えるユーザー数をほこるLINEは、2012年に法人向けアカウントである「LINE公式アカウント」をリリースしました。原稿のLINE公式アカウントとは違い、従来のLINE公式アカウントは、企業とコラボした【無料スタンプ】から「友だち登録」してもらうことで、一気にユーザーを獲得できるメリットがありました

しかし、無料スタンプだけ目的で登録したユーザーには、企業からの一斉送信メッセージをブロックされたり、すぐに登録解除されたりするデメリットもありました。そこで、「個別のユーザーに対しもっとパーソナルなメッセージを送りたい」という企業の要望が増え、この【LINEビジネスコネクト】が生まれたのです。

LINEビジネスコネクトには種類がある

この「LINEビジネスコネクト」とは、2つの種類があり、1つは【アカウント】としての意味が、もう1つは「拡張機能」が使える【機能】としての意味があります。

アカウント

1つ目の【アカウント】としての「LINEビジネスコネクト」とは、その名のとおり「LINEビジネスコネクト」機能が使えるLINEの法人向け「アカウント」という意味になります。その特徴は、次の3つがあります。

1.LINEのビジネスコネクト機能を使える
2.「プロモーションスタンプ」は利用できない
3.「Official Web App」機能が使える


ここで言う「プロモーションスタンプ」とは、「スポンサードスタンプ」のことです。LINE公式アカウントのスタンプショップで無料スタンプとして掲載されるため、ユーザーからアクセスしやすく友だち登録されやすいのですが、LINEビジネスコネクトのアカウントでは、スポンサードスタンプは利用できません

LINEビジネスコネクトアカウントでスタンプを利用したい場合は、企業が独自でランディングぺージを開発すれば、「ダイレクトスタンプ」は利用でき直接ユーザーにPRしていく必要があります。

機能

【機能】としての「LINEビジネスコネクト機能」とは、その中枢をMessaging APIという仕組みがになっています。このMessaging APIを使うことで、企業からの【一斉配信】と違い、【1to1のやり取り】ができるのが強みです。すでに1to1のやり取りができた法人向けアカウントの「LINE@」とは、以下のような違いがあります。
 

  • 特定の複数ユーザーに同時に配信ができる
  • ボットが自動返答してくれる
  • メッセージに個人名(ユーザー名)を差し込みできる 等

「Official Web App」とは、LINEの法人向けアカウントである「LINE公式アカウント」「LINEビジネスコネクト」「LINE@プロライン」でオプションとして利用できる拡張機能です。実は、LINEビジネスコネクトもOfficial Web Appのひとつで、企業のLINEアカウントとユーザーをより効果的につなげるための拡張機能になります。

※現在は、Official Web App自体はサービス終了しており、単独でのサービスになったり、廃止されたり、標準装備になったりとしていますが、詳しくは次でご紹介します。

Official Web Appも連携可能

では、LINEの「Official Web App」機能とは、どんな機能なのでしょうか。これはLINEの法人アカウントにオプションでつけられる4つの拡張機能のことで、その仕組みを使ってユーザーの年齢や性別などの属性や購買傾向などのデータをもとに、個々のユーザーにパーソナライズされた情報を送信できるようになりました。

その4つの拡張機能とはどんな機能なのでしょうか。こちらで具体的にご紹介します。

1.LINEログイン
LINEアカウントの認証情報である登録メールアドレスとパスワードを利用し、連携する企業サービスを利用する際に、ユーザーが同意するだけで新規会員登録のプロセスを省略化できる機能です。

つまり、「LINEログイン」とは、ユーザーのLINEアカウント(ユーザーID)と連携される企業のマイページに登録したアカウント情報を一度紐づけることで、2回目以降は、企業ページに自動ログインできる仕組みです。LINEの企業ページから”友だち登録”して紐づける方法と、企業のサービスページで”LINEログイン”してもらい紐づける方法があります。

※このLINEログインの利用については、以前はOfficial Web Appを提供するパートナー企業に限られていましたが、現在はすべてのベンダーで利用できるようになりました。

2.LINEビジネスコネクト(現:LINE Account Connect)
「LINEビジネスコネクト」とは、LINEのMessaging APIという仕組みを用いて1to1のメッセージを強化したり、ユーザー属性などに沿った双方向のサポートを可能にしたりする機能です。詳しくは次章でご紹介します。

3.プロフィール+(現在はサービス停止)
プロフィール+とは、あらかじめユーザーが氏名や住所などの個人情報を登録しておけば、商品の購入や問合せなど企業のサービスを利用するときに、ユーザーの同意(意志)でそれを呼び出して入力する手間を省略できる機能(ツール)です。

4.LINE決済サービス連携
LINE決済サービス連携とは、LINEの決済サービスである「LINE Pay」やポイントサービス「LINEポイント」、またスタンプカード機能「ショップカード」と連携して決済などができる機能です。

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この記事のライター
rico705
主婦業の傍らで奮闘中。クレカやスマホキャリアのコールセンター、生産管理や秘書などの経験も活かしつつ執筆しています。

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