iPhoneの代表的なトラブルのひとつに、iPhoneがAppleロゴで再起動を繰り返してしまう『リンゴループ』があります。今回の記事では、この『リンゴループ』の主な原因や対処法、直し方や修理方法などの対処法を詳しく解説します。
まず最初に、iPhoneがAppleマークの『リンゴループ』とは、iPhoneが正常に起動できない場合の事を指します。Appleマークの『リンゴループ』になってしまうには様々な原因がありますが、その中でも代表的な例を解説します。
iPhoneがAppleマークの『リンゴループ』になってしまった際の原因として、『iOSのアップデートの途中』が非常に多くあります。代表的な例としては以下のような場合が原因として多くあります。
アップデートをする環境(Wi-Fiの接続状況や速度)により、所要時間が大幅にに変わる場合があります。またアップデートが進まず、心配で電源を切ったり再起動してしまうと、データがクラッシュ(壊れて)してエラーが発生する原因になります。また長期間アップデートを行なっていないと、既存データの書き換え時にエラーが発生する原因にもなります。
OSのアップデートが正常に完了しなかった場合、心配で強制再起動を何度も試していまいます。しかしこの操作が逆効果になって、Appleマークの『リンゴループ』を引き起こす原因になる場合があります。
iOSアップデートの処理が正常に完了しなかった場合、iOSは自己修復しようと試みる為に長時間かかる場合があります。そこで無理に強制再起動をかけてしまうとデータがクラッシュ(壊れて)しまう原因になります。30分から1時間位は起動するか様子を見ましょう。それでも正常に起動しない場合は強制再起動を試してみましょう。この時可能であれば充電を行ってください。これでバッテリー切れによるシャットダウンを防ぐ事ができます。
Appleマークの『リンゴループ』の後にこの画面になったら、起動ファイルがクラッシュしている可能性があります。起動ファイルとは、iOSがiPhoneを起動させる為のファイルの事です。
Appleマークの『リンゴループ』から改善せず、iPhoneに『iTunesに接続』の画面が表示された場合、iOSのデータがクラッシュしている可能性が高くなります。この画面になった場合、強制再起動を行ってもほぼ普及しません。PCにインストールされた『iTunes』に接続して、iOSの『更新(アップデート)』もしくは『復元(初期化)』が必要になります。この時点で『更新(アップデート)』が実施出来たとしても、データが消失している場合があります。
AppleはiPhoneのiOSにユーザーが手を加える事を認めていません。しかし、iOSのアイコンや壁紙などの設定を自分好みにカスタマイズ(改造)したいというユーザーもいます。『脱獄(Jailbreak)』ツールとは、そんなユーザーの為にiOSをカスタマイズ(改造)するアプリの事です。多数の『脱獄(Jailbreak)』ツールが非公式で存在します。この『脱獄(Jailbreak)』もAppleマークのリンゴループの原因になります。
これは自分好みにiOSをカスタマイズ(改造)できる反面、『脱獄(Jailbreak)』された状態のiPhoneを正規店に持ち込み診断システムでチェックすればエラーが出ます。iOSを元の状態に戻せなければAppleの正規サポートは一切受けられなくなります。最近ではアプリを使うように簡単にiOSをカスタマイズ(改造)する『脱獄(Jailbreak)』ツールが複数存在しますが、自己責任ですので十分注意してください。
続いてiPhoneがAppleマークの『リンゴループ』になってしまった場合に、抜け出す対処法(直し方)を解説します。
iPhoneがAppleマークの『リンゴループ』になってしまった場合の対処法(直し方)は、まず『強制終了(再起動)』を試します。『強制終了(再起動)』とはiPhoneがリンゴループから完全に抜け出せない場合に行う対処法(直し方)です。iPhone本体(ハードウェア)に異常が無く、iOS(ソフトウェア)の異常の場合に有効ですが、クラッシュしているデータや他のデータが消えてしまう場合もあります。iPhoneのモデルによって操作方法が異なります。
iPhone8以降(X・XR・XS・XS Max)のモデルの『強制終了(再起動)』は、すべてのボタンを使用します。
iPhone7シリーズの『強制終了(再起動)』は、『音量−ボタン』と『電源ボタン』をiPhoneが再起動するまで『同時長押し』します。iPhoneが再起動してAppleロゴが表示されたら離します。この時も途中でボタンを放してしまうと『強制終了(再起動)』が失敗してしまいます。
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