iPadのストレージを圧迫する「その他」を削除して空き容量を増やす方法!

iPadのストレージを見ると写真やビデオ、書類やデータなどの他に「その他」という内容詳細が分からないものがあり、それがiPadのストレージを圧迫する場合があります。今回はこの「その他」とは何か、また「その他」を削除して空き容量を増やす方法などをご紹介します。

目次

  1. 1iPadのストレージを圧迫する「その他」とは
  2. 「その他」に含まれるシステムデータ
  3. ストレージから「その他」を削除する注意点
  4. 「その他」を完全に削除することは不可能
  5. 2iPadのストレージから「その他」を削除する方法1:再起動
  6. iPadの再起動
  7. 3iPadのストレージから「その他」を削除する方法2:データやアプリの削除
  8. 不要なデータを削除する
  9. 不要なアプリを削除する
  10. 4iPadのストレージから「その他」を削除する方法3:初期化
  11. iPadの初期化手順
  12. 5iPadのストレージから「その他」項目を削除し空き容量を増やす!

iPadのストレージを圧迫する「その他」とは

iPadの設定からストレージを確認すると、写真やApp、ビデオなどの他に「その他」という項目がありますが、iPadで確認しようとしても具体的な内容は分かりません。ストレージとは、端末のシステムアプリやデータ、写真/ビデオやダウンロードした各種ファイルやアプリなどが保存される保存領域のことで、言い換えればiPad内の保管庫です。

場合によってはこの「その他」が数ギガ以上あり、iPadのストレージを圧迫していることがあります。ストレージでその分保存容量が失われるため、空き容量が少なくなると新たに写真・ビデオや必要なデータが保存できなかったり、ストレージの空き容量不足のエラーが出たりとiPadの操作に支障が出てしまいます。

iPhone、iPad、iPod touch のストレージを確認する方法 - Apple サポート

Appleサポートによると、端末のストレージの「その他」には、システムファイル、ソフトウェアアップデート、Siriの音声、キャッシュ済みのファイル、ログなど、その他の(他カテゴリに入らない)データが含まれることが分かります。ただし、自分の端末の「その他」に具体的に何が入っているかは残念ながら確認できません。

Windows用のiTunes - Appleサポート

PCがあれば、PCとiPadをLightingケーブルでつなぎ、iTunesで確認するとストレージの空き容量や、コンテンツごとの内容が分かりますが、「その他」だけは占有容量のみで内容は確認できません。PCがWindowsでiTunesを入れていない場合は、リンク先からインストールしてご利用ください。

Appleサポートによると、iTunesでつないだ場合のストレージの「その他」に含まれる内容は、iPadなどiOSデバイス本体の「ストレージ」で表示される「その他」と少し異なります。

iTunesで見る場合の「その他」には、Siriの音声、システムデータ、キャッシュファイルが含まれるとあります。ご覧のとおり、iTunesではキャッシュファイルの扱いが異なるため、端末の設定で見る時と「その他」の容量が違う事もあります。

端末の設定で見る「その他」と全て一致しませんが、システムデータやキャッシュファイル、Siriの音声などが含まれます

キャッシュとは、PCブラウザでたまる「一時ファイル」と同様に、アプリやWebサイトなどで再び同じページに素早くアクセスできるように端末内に残される足跡のようなもので、写真やビデオ、音楽を始めアプリなどを使うたびにストレージに保存されます。

「その他」に含まれるシステムデータ

それでは、「その他」に含まれるシステムデータとはどんなものなのでしょうか。システムデータとは、コンピューターのシステムファイルと同様に、iPadの脳みそであるiOSの動作をつかさどる必須のシステムやそれらシステムが生んだキャッシュやシステム設定などを指します

ストレージから「その他」を削除する注意点

そもそも、キャッシュファイルは操作に不可欠ではなく、システム設定は復元可能なため削除可能です。対して、iOSに不可欠なシステムファイルを削除してしまうと、iPad自体が動かなくなってしまうため注意が必要です

また、端末の設定で見ても、iTunesで見ても、「その他」の詳細を確認できないため、その削除は少々手間がかかります。そればかりか、「その他」の削除を試みても全て削除はできません。ストレージ内の「システム」の削除については下記リンク先の記事を参照ください。

iPhoneストレージの「システム」の容量を減らして空き容量を増やす2つの方法!
iPhoneストレージを確認すると、一番下にシステムという項目があります。このシステム容量が...

「その他」を完全に削除することは不可能

「その他」にはソフトウェアアップデートのデータやキャッシュ、またシステムのキャッシュやログなども含まれ、iPadなどiOSデバイスのストレージ内「その他」を完全に削除することは不可能です

それらが溜まり続けるため、サポートが終了したようなストレージ容量が小さいiPadでは、そのうちストレージが圧迫され最終的には端末の操作ができなくなってしまいます。

もちろん、最近のiPadでは十分な容量があるためそこまで心配は不要ですが、「その他」は何もしなければ溜まり続ける一方なので、対処法を定期的に試すと良いでしょう。

iPadのストレージから「その他」を削除する方法1:再起動

ここからは、早速、iPadのストレージから「その他」を削除する方法を3つご紹介していきます。1つ目の方法は、端末の再起動で時間もかからず最も簡単な方法です。iPadの一時的なエラーを解消する時によく行う再起動ですが、iPadを再起動すると端末のキャッシュファイルを一瞬の操作で削除できます

再起動のメリットは、わずかな時間で手軽に実施できること、またキャッシュ削除のため端末操作に大きな支障は与えず、データ喪失の可能性も無い点ですデメリットはキャッシュが溜まっていないiPadでは再起動しても「その他」の容量は変わらず、ストレージの空き容量を増やすことはない点で、他の要因となるデータを削除しなければなりません。

キャッシュ以外のアプリや写真・書類などファイルの削除・整理はできないためその場合は別途操作が必要です。

iPadの再起動

iPadの再起動は、iPadのバージョンによっても違いますが、端末上部や側面の物理ボタンを操作するか、「設定」からの操作で簡単にできます。

iPhone、iPad、iPod touch を再起動する - Apple サポート

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この記事のライター
rico705
主婦業の傍らで奮闘中。クレカやスマホキャリアのコールセンター、生産管理や秘書などの経験も活かしつつ執筆しています。

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