2019年9月19日(米国時間)にリリースされたiOS13にアップデートすると、iPhoneがWi-Fiに繋がらない、接続が突然切れる等の不具合が発生する可能性があります。iOS13のiPhoneでWi-Fiが不安定になる場合の対処方法をまとめました。
iPhoneをセキュアな状態で使用するためには、常にiOSの設定を最新版にアップデートしておくことが大切です。
しかし、iOS自体の不具合により、アップデート後のiPhoneの動作が逆に不安定になってしまうケースもあります。2019年9月にリリースされたiOS13にアップデート後、多くのiPhoneユーザーが不具合を訴えています。
まずは、iOS13にアップデートしたiPhoneでどのような不具合が発生しているのか見ていきましょう。
最も多い不具合は、ネットワーク面のトラブルです。
iOS13にアップデート後、Wi-Fiに繋がらない、Wi-Fiに接続しているのに突然切断される等データ通信機能に様々な不具合が発生しています。
当初、Wi-Fiが繋がらない不具合は2019年9月20日に発売されたiPhone 11シリーズのデバイスに問題があるのではないかと見られていました。
ところが、SNS上の口コミを見てみると、iPhone X以前のiPhoneにiOS13やiOS13.1.2などのバージョンのiOSをインストールした場合でも、Wi-Fiが繋がらない・切断される不具合が頻発するようです。
日本時間11月19日に、バグ修正を施したiOS13.2.3がAppleからリリースされました。
しかしiOS13.2.3にアップデートしても、iPhoneのWi-Fiやモバイルデータ通信の接続が不安定になる不具合は解消されていません。
数字の「13」が不吉だからというわけではありませんが、最新バージョンのiOS13はiPhoneユーザーの間で非常に評判の悪いiOSになりそうです。特別な理由が無い限り、iOS13へのアップデートを控えた方が良いでしょう。
ただし、iOS13にアップデートしたからといって、必ずしもWi-Fiやモバイルデータ通信接続に不具合が発生するとは限りません。iOS13でも全く問題なくiPhoneを快適に利用出来ているユーザーもいます。
何故Wi-Fiが繋がらない・切断される不具合が起きるのか根本的な原因が判明していない以上、正確な対処方法が分からないのが厄介なところです。
なお、Wi-Fiが繋がらない・切断される不具合が発生した際には、コントロールセンターを表示してWi-Fiの設定を何度かオン・オフ切り替えると一時的に接続状態が改善されることがあるようです。
iOS13のiPhoneのネットワーク接続が不安定になったら、まずはこの対処法を試してみてください。
iPhoneのモデル | iPhoneのコントロールセンターの出し方 |
---|---|
ホームボタンのあるiPhone(iPhone 8以前)の場合 | 画面の下から上に向かってスワイプする |
ホームボタンの無いiPhone(iPhone X以降)の場合 | 画面の右上隅から下に向かってスワイプする |
コントロールセンターからWi-Fi設定をオン・オフ切り替える対処法は、あくまで一時的な対処手段に過ぎません。しばらくすると、またWi-Fiが繋がらない・切断される不具合が再発してしまう可能性が高いです。
ここからは、iOS13のiPhoneがWi-Fiに繋がらない時に有効な対処方法を解説していきます。
一つ目の対処方法は、Wi-Fi設定のリセットです。iPhoneに保存されているWi-Fi設定を一度削除して再登録したら不具合が解消されたという方がいます。
まずはiPhoneの「設定」アプリを起動し、「Wi-Fi」を選択しましょう。
現在接続中のWi-Fiの右端にある「i」アイコンをタップしてください。
「このネットワーク設定を削除」→「解除」をタップすれば、対象のWi-Fi設定をリセットできます。
後は、Wi-Fiの「ネットワークを選択」欄にて先程リセットしたSSIDを選択し、Wi-Fiルーターの裏面などに記載されているパスワードを入力してWi-Fi設定を再登録すればOKです。
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